不定期更新される雑記帳です。 日記メニュー サイトトップ

┣■2023年05月18日 デジモンCOLOR締め切り直前号
┣■2023年05月04日 デジモンCOLORの隠しデジモン続報
┣■2023年04月22日 デジモンCOLOR新弾と海外版デジモンX2
┣■2023年04月11日 シーカーズとシン・仮面ライダーとグリッドマンユニバース
┣■2023年04月01日 年始とデジモンコンとCOLORと25周年本
┣■2022年12月31日 着る毛布とペンタブ新調
┗■2022年12月21日 ドリーマーズとゴーストゲーム


■2023年05月18日 デジモンCOLOR締め切り直前号
 デジモンCOLORの予約締切は本日23時。これを書いている現在は19時25分なので、もう数時間後に迫っている。
つまりこの日記を見たほとんどの人にとっては手遅れな告知になるワケだが、
まぁ欲しい人はとっくに予約してあるだろう。


 先日のモンモンメモでミレニアモンも正式に公開され、これで隠しの3体はすべてが公開された。
大物だけあってか大トリでの公開となったが、ファン的には一番予想できなくて謎だったのはカオスドラモンだったぞ!

 なんにせよ、ついにミレニアモンが16ドットで育成可能になったという事実はとても嬉しい。
ドットの方も攻撃時にはちゃんとムゲンキャノンが出てきたりして文句なし。あとは実物が届くのを待つばかりだ。


 昨日はデジモンCOLORの開発者インタビューも公開されたので読んでおいた。
低価格と大ボリュームを両立したデジタルモンスターver.20thとの差別化に苦労した話が語られているが、
結局は「原点回帰」と言いつつ値段も高くてボリュームでも負けた仕様でのリリースになってて草。
いやまぁ、ボリュームばかりが凄くて実態はどうしようもないにじゅっすよりは、COLORの方が断然マトモだったからいいけどもさ。

 最後には「今後の展開」について聞かれているがバイタルブレスやシーカーズのコトだけで、
意外と「ペンデュラムCOLOR」についての展望とかは書かれていなかった。
出るのか出ないのかもわからんが、まずはVer.3~5の評判次第、といったところだろうか。


 もしペンデュラムCOLORが出るとして、その暁にはぜひとも実現してほしいコトがある。
それは、「各バージョンのテーマにあった最強格のデジモンを出す」という要素だ。

 ペンデュラムと言えば、少し前に出たペンデュラムZもかなりのデキではあったものの、
あれの個人的な最大の不満として、強さがトップのデジモンがパラディンやアーマゲ、絆だったりと、
「テーマに関係ないただの大物デジモンが共通枠で出ているだけ」という点だった。

 せっかくフィールドごとのテーマを持っているペンデュラムであるならば、
それぞれの特色にあった最強デジモンがほしいと強く思う。
例えばネイチャースピリッツならタイラントカブテリモン、
ディープセイバーズならイージスドラモンといった具合だ(イージスは既にもはや超究極体の格がない説もあるが…)

 最近のギアは進化条件がヌルすぎるのもちょっと物足りないので、
そういった最強枠のデジモンなら、プログレス1のメギドラモンとか、ミニシリーズの超究極体みたいな、
多少クッソ面倒な奴であっても「レアもの感」や「達成感」が感じられていいんじゃないかなあ、とも思う。





■2023年05月04日 デジモンCOLORの隠しデジモン続報
 何やらデジモンCOLORの合体デジモンの情報が公開されたらしい。早速動画を見てみよう。

 上の動画のリンクは、該当のシーンに時間をセットしてある。
というワケで、ムゲンドラモンとダークドラモンの合体によりカオスドラモンの登場が確定した。

……ちょっと待って?


 結局ミレニアモン右のシルエットじゃねーか!

 まぁ、正直ちょっと思ってはいた。
「下に組み合わせの表記があるからって、シルエットもその並びで対応しているとは限らない」って。

 コレとかコレとか、完全に一人踊らされちゃったな。
シルエットだけじゃなくて「組み合わせ」に関してもそうで、
「カオス組とミレニア組はもうそれらの合体があるから他の合体には関与しないはず」なんてのは確かにこっちの決めつけだった。
より多くのデジモンに進化を分け与えるか、一部に偏らせるか、デジモン公式がどっちを選ぶかと言えば、そりゃ後者だったわ。


 しかし、ムゲンドラモンとダークドラモンでカオスドラモン……ねぇ。
いや、俺はムゲンドラモンもダークドラモンもカオスドラモンも好きだけど、
どうも公式がちょくちょくやる「カオスドラモン=超究極体」の扱いがどうにもしっくりこない。

 そりゃカオスドラモンは設定的にムゲンドラモンの改良種ではあるけど、
初期の初期からマメモンとその機械化したメタルマメモンを同じ完全体で出してきてるワケだし、
ていうかなにより、カオスドラモンって初出のプログレスの時点でフツーに究極体だったし…。
彼の代表作であるデジモンネクストでもザンバモンやムルムクスモンと完全に同格だったし…。

 まぁカオスドラモンのドットは良さげだし、潰されたのは「謎のデジモン枠」だったからモーマンタイ。
これでもし潰されたのが「待望のミレニアモン枠」だったら、アタシ爆発しちゃう!(クロウォリリスモン)



 ついでの余談。
最近はデジモンCOLORの登場デジモンを一通り育て終えて、攻略のモチベがプッツンしてしまった。
あとは「バトル」コマンドと「オプション」だけなんだけど、こういう「もうちょいで終わる」所が一番飽きやすいんだな。
流石にVer.3~5が届くまでには仕上げておきたいけど、逆に言えばそれまで急ぐ理由がない。

 そして前回の日記参照で、海外版デジモンX2を買ったコトで、むしろ今はデジモンX熱がアツい。
こちらの攻略ページの作業は再開し、さらに今までノータッチだった「カットイン攻撃」も新たにまとめるコトにした。
 ←こういうの

 なんで今まではカットイン攻撃をまとめてなかったかと言えば、
「あんま種類なくて各デジモンの設定に合わせきれてないし微妙でしょ?」って認識だったんだけど、
改めて調べだしたら思ったより種類が豊富で、完全に俺の早合点だった。ごめんなさいなのだ。

 ついでに全デジモンの攻撃アクションも併記するコトで見栄えがグンと良くなったと思うし、
元々攻略ページはドット並べて長文垂れ流して悦に浸るためにやってるので、これからも気長にやっていきます。
デジモンXだけじゃなくてペンデュラムZ組もプレイし直して全カットイン攻撃を調べ直す予定なので、
たぶん来年に入ってもひたすらチマチマとやってるんじゃないかな。

 これらの攻略ページに関しては、いちいちサイトトップの更新履歴に載せるのもジャマなので、
それなりの量がまとめてできあがったタイミングで「やりました」と記載する予定。

 ちなみにそれら攻略ページの状況はどうなってるのかというと、

・X1→一部デジモンの数値を育成調査中。文章の手直しとカットイン攻撃の追加を予定。
・X2→カラーごとにページを分割、文章の手直し、カットイン及びカットイン攻撃の追加を予定。
・X3→イエロー未所持のため情報に抜けが多いが調査中。そもそも未完成なので、最終的にはX1・2同様に仕上げる。
・ペンZ→カットイン攻撃の追加だけ予定。それに伴うコメントのちょっとした追加はあるかも。

 って感じ。
まぁ、急いでやるコトでもないのでのんびりとやって、
こればっかやってても飽きられるので、ちゃんと誤植図鑑とかコラムとかデジモン部とかもやります。タブンネ。





■2023年04月22日 デジモンCOLOR新弾と海外版デジモンX2
 デジタルモンスターCOLOR Ver.3~5の続報が来た。続報というか、もう詳細が出て予約が始まっている。
「Ver.3以降も計画中」なのは2月24日発売の25周年本で語られていたコトなので、思ったよりも展開が早い。

 今回の本体カラーは各バージョンごとに1種類のみ。
Ver.3とVer.4は特別版も合わせれば全4種類あったのでちょっと意外だったが、Ver.5が一張羅しかないのでそれに合わせた都合か。
できればVer.3はクリアカラーが良かったな。でもVer.4がクリアレッドなのは、当時品をクリアブルーで持ってる身としては嬉しい。

 公式でも言っているとおり「Ver.3~5の本体が復刻されるのは今回が初」なのがポイント。
最近出たキーチェーンガチャでも初代は「Ver.2まで」という謎采配だったもんな(ペンデュラムはNSpからZEROまで揃ったのに)

 思えば俺も、アプリ版やら20thやらで一応「初代の全バージョンを遊ぶ」実績自体は解除していたものの、
Ver.5に関しては実機を所持したコトは1回もなかった(友達が持ってたのを触らせてもらったコトはある)ので、そういう意味でもほっとけない。

 というワケでパパパッと購入完了。
合計で2万オーバーか…。7000円のギアをこう何個もポンポンと買うのはキツいけど、
ちゃんと「お金を払ってもいいと思える商品が出る」のはありがたいコトだし…と自分を納得させる。
(ところでこれ、商品名が「デジタルモンスターCOLOR Ver.3~」で統一されてるせいで、
 注文確定直前の商品詳細表示で3つとも全部「Ver.3」って表記されててちょっと心臓に悪かったぞ)




 せっかくなので、注目ポイントである「追加究極体」をメインに各バージョンの内容もチェックしていく。
前回の日記で追加究極体の予想というか希望も書いていたコトだし、それの答え合わせも兼ねようと思う。


デジタルモンスターCOLOR Ver.3
完全体を1体追加
・アンドロモン→ハイアンドロモン(的中 20thと同じ)
・ギロモン→ゴクモン(ハズレ 予想はクレニアムモン)
・エテモン→バンチョーレオモン(ハズレ 予想は20th同様にキングエテモン)

 個人的には、今までVer.3はイマイチ華がないというか、「完全体以上にゴリラやサルが多すぎて良くない」と思っていたのだけど、
その不満を見事に払拭しにかかってくるようなテコ入れがアレコレと盛り込まれてきた。

 まず、しれっとVer.3だけ完全体が1体追加されている。
「これができるなら全バージョンでやれや!」とはメチャクチャ言いたいところだが、置いておこう。
公式ではまだ隠し扱いだが、このシルエットは間違いなくペンデュラムZで登場したキメラモン  だろう。
唯一の追加完全体はどういうルートで進化するようになるのかが気になるし、
そして「わざわざキメラモンが追加される」というコトは…と、否応にも期待が膨らもうというもの。

 そして究極体。ハイアンドロモンのみ20thそのままだが、ギロモンの先にはゴクモンが追加。
どちらも鬼っぽい悪人面だし、斬撃・爆撃の両攻撃が可能というつながり的にも面白い。
バトエボくらいでしかマトモに出番がなかったゴクモンが、ようやく育成ギアデビューというのも感慨深い。
(せっかく鬼鬼したメンバーが増えてもオーガモンとつながっていないのがちょっとモヤるが…)

 そしてキングエテモンは廃位を余儀なくされ、「エテモン→バンチョーレオモン」というミニ3以来久々の謎進化が登場。
個人的にはサルがサルになっても面白くないし、ミニ3のバンチョーレオには思い入れもあるので嬉しいけど、
ここはまぁ、割と反感が出てきそうなポイントでもあるかな。

 個人的には、ここまできたらむしろハイアンドロモンも変えて欲しかった気持ちがある。
特にアンドロモン→ハイアンドロモンの流れなんて特につまらないし、ドットもイマイチだし…。
そもハイアンドロは当初から「ボルトモンでよくない?」感があって、あんま好きな直系じゃなかったのもある。

 ユニモン要素を拾ってスレイプモンだとか、オーガモンの顔を立ててタイタモンだとか、そういうのが良かった。
20thの頃から個人的に思っていたコトだけど、初代シリーズの登場デジモンは基本的に進化の流れがバラバラなのに、
「完全体→究極体」の進化だけ急にカタにはめられても浮いてて面白くないように感じるので、
どっちかというと成熟期メンバーが報われるような進化先の方が嬉しいと思う。でもまぁ、難しいよな、これ。


デジタルモンスターCOLOR Ver.4
・メガドラモン→ダークドラモン(的中 ドットはペンデュラム20th由来)
・ピッコロモン→ブルムロードモン(的中 新規ドット まさか当たるとは…)
・デジタマモン→ガンクゥモン(ハズレ 予想というか希望はデビタマモン)

 まさかの全メンバーとっかえだが、意外と的中率は高かった。
メガドラモン→ダークドラモンは「リ:デジタイズ」でも印象的だった継ぎ接ぎ暗黒竜ルート。
ここでダークドラモンが来るコトで、Ver.3のバンチョーレオモンの意味も確信に変わる。

 ピッコロモンはこれといった進化先がいないので、ブルムロードを「妖精つながり」というコトで予想していたらまさかの的中。
元々デザインのイケメンっぷりは好評だったし、最近はゴスゲで「シャア」で有名な池田秀一ボイスをもらったりもしていたので、
ブルムロードモンの時代が来るのかもしれない。早くコンシューマーゲームも出して。
思えばVer.4は「植物」から始まる割にパルモンで早くも草が途絶える顔ぶれだったのが、ここにきて返り咲いたのも嬉しい。

 デジタマモン→ガンクゥモンはなんだか意外なところ。
ナニモン要素が優先された?デビタマでもないなら別にタイタモンのままでも良かった気がするが、果たして。


デジタルモンスターCOLOR Ver.5
・メタルティラノモン→ムゲンドラモン(ハズレ 20thと同じ 予想ではラストティラノモン)
・ナノモン→ライデンモン(ハズレ 予想はバルバモン ライデンは新規ドット)
・エクスティラノモン→ガイオウモン(ハズレ 20thではピノッキモンで、予想はデスモン ガイオウのドットはX3から)

 ムゲンドラモンは妥当そのものだが、意外なメンバーが加わった。
ナノモンは中々進化先を考えるのが難しいデジモンだったが、ライデンモンなら俺は文句なし。
最近はデジカのおかげでラグナモン系譜が拾われたりと、デジワー3の時代が来ている。かもしれない。

 そして個人的に今回の追加で一番「え?」となったのが、エクスティラノモン→ガイオウモン。いやこの…マジで、何?
確かにガイオウモン自体は極悪ドラゴン集団のVer.5適正が高いデジモンと言えるだろうが、エクスティラノの先…?
まぁピノッキモンよりはいい…いいか?分からんし、ガイオウモン自体は好きだけど……えぇえ??
個人的にはやっぱデスモンだったし、しんもんざえモンみたいに新デジモンでも良かったんじゃないかなぁ。
(フォロワーの言っていた、「ヒュドラモンをビオランテみたいなドットで出す」というのも面白いと思った)


通信限定の隠しキャラ

 Ver.1・2ではフツーにブリッツクーレスがフツーにAlter-Sになるだけでなんも面白くなかった隠し要素だが、 
今回は3バージョン合わせて3体の隠しデジモンが追加され、各バージョンで2体が育成できるようになっている。

 これがその3体の隠しシルエット。
隠しデジモンが誰であるかは追加メンバーからも想像がつくが、まず左は間違いなくカオスモン  だろう。
というか、地味にもうプレバンラボの動画でカオスモンへの合体シーンが公開されていた。

 さらにキメラモンとムゲンドラモンがいるコトからミレニアモンも確定で、それは中央のシルエットにあたるらしい。
いかにも「ムゲンドラを背負ったキメラ」って感じで、俺はてっきり右のシルエットがそうだと思っていたんだけどな。
まぁ中央のもムゲンドラっぽい頭のラインや、ムゲンキャノンらしき部分、ムゲン腕ウィングっぽい部分が分かるので納得。
それにしても、ついにミレニアモンが育成できるのか…感慨深いっつーか、マジでかかったな、時間…。

 そして残る1体が…………分からない! 誰こいつ。
今回登場する究極体の面々を改めて見ても、ここからの組み合わせでできあがる合体究極体が思い当たらない。
カオス・ミレニア組とは別にVer.4とVer.5の組み合わせというコトなら、
ブルムロード、ガンクゥ、ライデン、ガイオウの4体しかいないワケで、マジでどうにも見当がつかない。

 つまり恐らくは、「合体究極体じゃないけどムリヤリそういう扱いにしている」か、「新デジモン」なのだろう。
前者ならば、ジエスモンGXやガイオウモン厳刀ノ型などが候補にあがるが、
このドットのずんぐりしたシルエットとはイマイチ結びつかないし、その全貌にもあまり期待ができない。

 もしかすると、最初に「右こそがミレニアモンだ」と見えたのが案外ハズレでもなくて、
ミレニアモンとさらに何かを組みあわせてズィードミレニアモンになったりなんかするのでは…とも考えたけど、
そしたらミレニアモンが育成できるはずの「Ver.3」が候補に入ってないのはおかしいし、無いか…。


(2023/04/25 画像追加)


 答えは分からないが、まぁ発売前から隠し要素が全部バレてる方がおかしいのだし、発売を楽しみに待とう。



 こうして3つのバージョンをおさらいすると、どれもいい感じの追加デジモンをもらったんじゃないかと思う。
Ver.1・2はどうにも20thっつーかAlter-Sありきすぎて面白くなかったし、
単純に「直近とは違うデジモンを育てられる」方が嬉しいから、今回の3バージョンに関してはかなりの好印象。

 自分は脳死で3つとも買ったので無縁の悩みだけど、「あえて1つだけ買うなら」を考えるとけっこう悩まされる。
追加要素が豊富で生まれ変わったかのようなVer.3は気になるし、
元々登場キャラのバランスが良くてより洗練されたVer.4の完成度はやはり高いと思うし、
ここはやっぱりただでさえ本体がレアな上に登場デジモンも希少なやつばかりのVer.5は捨てがたいし…。

 今回の予約開始に合わせて「格付けレビュー」にもデジモンCOLORを追加しておいたので、
どれを買おうか、ていうかデジモンカラー自体どうしようか悩んでいる人は参考にしたりしなかったりしてほしい。


 うーん、どうせなら合体究極体も拝んでおきたいし、やっぱ「一つだけ買う」って選択肢は微妙かな。
ただ、自分は昔からの16ドットフリークだし、攻略サイトも作ったりしてねっとり遊べるからいいけども、
この値段、この内容を「みんなも3つ買おうぜ!」とまでは、やっぱ言い辛いラインなんだよなぁ…。
過去の20thやデジXみたいに「内容の重複部分が多すぎる」こたないけど、ボリュームそのものがちょっとね…。

 ちなみに今回のデジモンカラーの予約締切は5月18日までだけど、
確か前回はちょっと早めに終わっていた気もするので、悩んでいる人はお早めに。



◆デジモンX2海外版

 これは時流とか関係なく、個人的なお買い物の話。
「もうすぐカラーは一通り育て終わるし、そろそろデジモンXを再開したいな。X3の海外版は出たかな?」
と調べてみたものの全然音沙汰がなく、代わりに目についたX2を勢いで買っちゃった。

 「ディノレクスモンが育てられるギアなんてなんぼあってもいいですからね」という気持ちもあったし、
海外版は国内版より液晶の見えやすさが改善されているので、その比較がしておきたいのもあった。
(ちなみにX2は国内版もX1から見えやすさが改善されてるので、海外版との差は特に感じられなかった)

 俺が前にX1海外版を買った時は19ドルだったのにX2はなんか12ドルくらいにまで値下がりしてて、
送料を含めても3100円くらいでお安く買えてしまったので驚いた。
到着までも1週間ちょっとしかかからなかったし、国内のプレバンで買うよりよほどお手軽だ。
(なお海外版の購入方法については、デジモンX攻略ページに肝心な部分以外は書いてあるので、参考にどうぞ)


違うんだよ母ちゃん!

 かくして、我が家にはデジモンXシリーズが6つあるコトになった。
左上から国内版X1ホワイト、海外版X1パープル(中身は国内ブラックに相当)
国内版のX2のレッド・パープルに、左下が海外版X2メタリックグレー(内容はパープル相当)、そして国内版X3ブルー。

 あとはX3イエロー相当のやつが手に入れば晴れてコンプリート…なんだけど、これがどうにも中々出てこない。
海外はペンデュラムZすらまだ手付かずのままバイタルブレスは始まっていたりしてどうにもグダグダだが、
このどさくさに紛れて海外版X3が出ないまま終わる可能性もゼロではないだろうから、ちょっと心配だ。

 ちなみにこの海外版デジモンX2には販売に至るまでにちょっとしたゴタゴタがあり、
というのも、海外の公式が「もうすぐX2出るぞー」とPVまで流し始めた段階で、本体カラーと中身が入れ替わっているガバが発覚。
公式の宣材はすべてウソをついているコトになり、そこからなんとか色々あってから修正はされたものの、どうにも大変だったらしい。

 そんなこんなで「海外版X2は中身が入れ替わっている」という情報は耳に挟んでいたので、
ちゃんと目当てのディノレクスモンがいるパープル側を正しく買えるのかは中々に不安だった。

 まぁ、その点に関してはお馴染み海外たらこっち兄貴、もといhumulos氏がまとめてくれているので、
ちゃんと情報通りにメタリックグレーを買って、既にインプモンXにまで進化してほっと一安心。

 正直、どっちかというとレッド相当のメタリックネイビーの方が色は好みだったけども、
メタリックグレーもいざ実物を見てみると中々いい色だし、ちょっとレアな海外版というコトで気に入っている。


 デジモンカラーを触ってから改めてデジモンXをプレイしてみると、
兎にも角にも、画面の見やすさに関してはマジでデジモンカラーの方が圧倒的に断然良かったのを思い知らされてしまう。
例えるなら、ニンテンドーDSからゲームボーイにまで遡るくらいの時代逆行感がある。

 ただ、ゲーム内容に関しては正直デジモンXの方が好きだな…とも思ってしまった。
X2の登場メンバーが俺得すぎるのもあるけど、新鮮味あふれる新規ドットばかりで構成されているし、ボリュームも十分。
トレーニングは快適だし、特殊アイテムやレベル要素、イベントなどでゲーム的な「奥行き」が全然違う。

 個人的に育成ギアは「ペンデュラムエックス」「デジヴァイスバースト」「ペンデュラムZ」が3トップで、
デジモンXもペンデュラムZとほぼ同レベルの完成度ではあると思っている(完全体以降の進化がちょっと煩雑なのが難点)

 レビューにも書いたけど、デジモンカラーは「なんでそこから再スタートしたの…」って内容だったから、
いつか今までの歴代ギアすべてのいいトコどりをしたような、最強のシリーズが始まってくれるといいなぁ。





■2023年04月11日 シーカーズとシン・仮面ライダーとグリッドマンユニバース

 4月3日。
デジモンの新たなプロジェクト、「デジモンシーカーズ」が始まった。
メディアミックスタイトルなので、俳優を使った↑の短編実写映像や、内容が連動するバイタルブレスの発売も控えているが、
そのおおよその内容は公式サイトにて連載中の「ノベル」が本体だと言える。

 デジモンシーカーズ(デジモンウェブ公式)

 最初の1週間は毎日更新が行われていて、昨日の更新から「今後は週一更新」へと切り替わっている。
そんなワケで、内容がある程度出揃うのを待っていて、今回ようやくその所感をひとまず出す時がきた。
いつもならツイッターでその都度触れているところだったが、
そうすると日記にする気力が削がれる更新が3か月後になるのがいつものオチだったので、今回はあえて控えた。


 で、その温めておいたシーカーズの感想は………とにかく文章がヘタクソ

 悲しいけれどこれが第一、いや、現時点でも続くシーカーズの印象だ。
シナリオとしての面白さではなくて、純粋に「文章としてのレベル」が問題。
むしろシナリオはちゃんと面白そうなのに、文章がヒドくて常時デバフがかかっていて無残だ。
あんな大人向け感漂うトレーラーとビジュアル出しておいて、肝心の中身が、これ!?

———◆———


 特に、最初の最初であるチャプター1-1は苦行だった。
半端にクセのある文体、やたら混ざる子供っぽい擬音、よく分からない説明、何故かマトモに変換されない漢字…とにかく目が滑る。
文章を読んでも内容が中々頭に入ってこない。挿絵が豊富に用意されているのが本当にありがたく感じた。

 後半に入り、今作の主人公であるエイジがついに喋りだしてからも、
「えっ、こいつこんなに砕けたキャラなの…?」と、初対面からいきなり面食らった。

 まだどんな人物かも知らないのだからいきなり文句を言うのも筋違いだろうが、
それにしたって「こんなノリで喋らせていいものなのか?」という疑念がずっと離れなかった。

 キャラの感情の浮き沈みが情緒不安定すぎて狂っているし、
思いついた爆笑ギャグを隙あらば挟んでウケを狙おうという魂胆が透けて見える。
ダメ創作にありがちな、「キャラの視点と神の視点を区別できていない」点がどうにも目立っている。

 これも、せめて文章ではなく漫画やアニメ、あるいは実写ドラマであれば
「どういう表情や声色で喋るのか」という情報が加わって、もっと素直に受け止められただろうか…?
いや、同じ内容なら、下手したら文字で見る以上にキツかったかもしれない。


 それでもなんとか読み進めていくと、幸いチャプター1-4あたりからは段々と面白く感じられるようになってきた。
ちゃんと「エイジがどういう人となりなのか」が徐々に明かされたり、
デジ対などの別グループで動いているキャラクターが現れたりと、先が気になる要素も出てきた。
デジモンファンなら「おお」となるようなワードや設定が拾われたりと、嬉しいところもあった。

 個人的には、教授からデジモンリンカー(クソダサいし普通に「バイタルブレス」で良かったんじゃ…)を託されて、
思いがけぬ最新ギアのプレゼントにはしゃぐエイジなんかは、商品の販促としても良いシーンだったと思う。


 ふぅ、最初は不安だったたけどこれからは楽しめそうだな!
……と思っていたら、チャプター7あたりからまたダレてきて「はよ話進めろや!」感が出てきてしまった。

 こうなると、サッパリ改善されない(というかもう完成してるだろうから諦めるしかない)文章の雑さが再び気になってしまう。
マジでお願いだから、せめて漢字の変換くらいは普通にやってほしい。

>「おれって……ティラノモンとか、あるていど、みんながつかってるデジモンしかさわってこなかったんですよね」

 とか驚異の漢字変換ゼロ%でビビったし、

>>エイジはすなおな気もちを答えた。

 なんて、漢字の使い方がハンパなせいで逆に読み辛くなったりしてるしで、いちいち読むのに無駄なストレスがかかる。

 どうしてこうもヘンに漢字を使わない箇所が多いのだろう。
あえてひらがなのままやカタカナにして読みやすくしたり調子を変える表現は確かにあるが、そういう様子ではない。

 子供向けに気を遣っているのか? デジモンファンの識字率を低く見積もっているのか?
いや、別に一定レベル以上の漢字を全て控えているワケでもないし、
ネットワーク関連などの専門用語に全然説明をつけていないあたり、そういう「配慮」ではないだろう。
むしろ、「質す(ただす)」などのそこまで馴染みのない変換を平気で使っている。
単に「書いてる人の匙加減」以上の意味はないとしか思えない。

———◆———


 この漢字謎変換問題や、途中から急に目立ち始めたセリフ前後の改行なくなって見辛い問題などは、
公式がノベル更新と同時に公開している「朗読動画」ならば気にせずに済む。

 小説媒体だとノレないって人も少なくないだろうし、これは気の利いたサービスだと思う。
まぁ、俺はそっちはお試しでチャプター1を見ただけで、後は見ていないけれども。
(個人的に小説の良いところは「自分の目で、自分のペースで文字を頭の中にぶちこんで想像しながら楽しめる」点だと思っている。
 さらにせっかくなら、音楽すらかけず一人で黙々と読むのが一番物語に浸れて好み)



 シーカーズの文体が全体的にいびつなのは、「朗読劇で読むのを前提にしているから」とか、
「他言語に翻訳したローカライズを前提にしているから」みたいな説もファンの間で唱えられているが、
別に「朗読に使われる物語や、世界で愛される作品は文章がヘタなのが当然」みたいな風潮は聞いたコトもない。
「朗読ならマシ」「他言語ならマシ」な可能性はあるが、別に意図してこうしているワケではないだろう。


 「読むのが苦痛」というのは、言うまでもなく小説においては致命的な難点だ。
今回、シーカーズが数あるメディア媒体の中から「ノベル形式」を選んだからには、
内容の面白さよりも優先する勢いで「読みやすさ」は確約しておいてほしい要素だった。

 ていうか、小説でやるからには「小説ならでは」の魅力を押し出してくれないと困るが、
どうにも「漫画や映像を用意するよりは文字の方がラクだから」以上の理由がなさそうで残念だ。

 個人的には、「地の文をエイジによる一人称にする」だけでもだいぶ良くなったんじゃないかと思う。
現状、何故かふざけなくていい所までふざけてるのが読んでて気になるので、
それらをすべてエイジに押し付ければ「そういうヤツだから」で済ませられる。
小説はキャラの内面描写に強いので、より主人公らしく深掘りするコトだってできたはずだ。


 趣味でも字書きをやっていた人なら、「ええい俺に貸せ!」とコントローラーを奪いたくなる出来だと思う。
かくいう俺もなんだか打ち切られて久しい自作のデジモン小説をいじくりまわしたい欲が出てきたし、
ファンの創作意欲を刺激する…という点では良いコンテンツなのかもしれない。



 そんなこんなで、シーカーズに対しては現状だと正直「tri.1章を見たあと」くらいの期待感しかない。
別に元々楽しみにしていたワケでもなかったからショックってほどでもないけど、ちょっと辛い。

 シーカーズも商売的にはバイタルブレスがメインになるワケだし、
タダで読ませてやる文章なんてこんなモンでいいだろ、ってスタンスなんだろうか。
流石にクロニクルエックスよりはちゃんと読めるのでマシにはなっているが…。

 シーカーズの概要を知った当初は「ガッツリ小説やるなら紙の本も出して」と思ってたけど、
この内容で続くんなら、「やめておいた方がいいでしょうね…」とすっかり落ち着いてしまった。

 まぁ文体はアレだけど面白いと思える部分はちゃんとあるし、
エイジくんには幸せになってほしい気持ちはあるので、どうかこの先面白くハネてほしい。


 あと仲間内で「ルガモンの究極体はどうなる?」って話してた時に
俺は「アルファモンが使う大砲に変形する」って書いちゃったけど、こういう予想はシッカリ外れてほしい。






 さらに遡るコト、3月25日。
久々に友達4人で映画館に集まって、「シン・仮面ライダー」と、「グリッドマンユニバース」を見てきた。

 思えば、俺の人生で「1日で映画を2本見る」のは初めてのコトだった気がする。
どう予定を組んだものかと少し考えたが、
「朝に1本見て、昼ご飯を食べながら感想会して、いくらか散策してから夕方に2本目を見る」プランに落ち着いた。
流石に「1本目を見終わった瞬間に2本目に続ける」という猪計画にならなくてよかった。

 2本映画を見る場合、どちらを先に見るかというのも重要だ。
どうも前評判を聞いていると「シンライダーは賛否両論」という声がチラホラあったのと、
ユニバースはお祭り映画だから気持ちよく見終えられるだろいうと判断し、ライダー→ユニバースの順番になった。


シン・仮面ライダー

 庵野秀明監督による「シン・シリーズ」の仮面ライダー版となる作品。
公開は3月18日からだったので、自分たちが行ったのは2週目になる。

 すぐ上にも書いたがやたらと賛否両論な評判になっていた今作。
実際、自分のディスコードでも大絶賛する奴もいれば、これはないわと落胆している奴もいた。マジの賛否両論だ。

 「よほどヘンテコな映画なのか?」と身構えて臨んだものの、
個人的にはなんてこともなく、普通に楽しめる仮面ライダーのリブート作品に見えた。

 …が、悪い意味でも「普通」だと思ってしまった。
「シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに続く最シン作!」って気持ちで見ると、正直肩透かし感が否めない。

 まぁ如何せん、既にそれらの前作があるばっかりに
「現代のリアルな世界観であれこれ再定義してちょっと小難しくやるやつ」って作風にもう新鮮味がないのは確か。
さらに俺はテレビ版の初代仮面ライダーを見てないし、今回テイスト強めらしい石ノ森先生の原作漫画版も知らない。
なので、監督渾身のこだわり演出やネタなどを、ほほほぼ一切分からずに見終えたコトになっていたと思う。

 一方で、仮面ライダーシリーズは瞬間瞬間を必死に生きているので、
大人向け路線、グロテスクな描写、改造人間の悲哀、怪人側のドラマ、果ては「初代ライダーのリブート」まで、
今作の大きな特徴となる部分は、大体もう他のライダーが断片的にやっているコトなので、
あんまり「今作ならではの魅力」ってのをそこまで感じられなかったかな、というのも正直な気持ちだった。

 楽しめはしたけど、振り返るとどちらかというと不満が色々出てくる。
「仮面が変形する変身カッコよかったのにちゃんと見れたの最初だけだったな」とか
「流石にトントン拍子で怪人やっつけすぎじゃねーかな」とか「後半のドラマあんまノレなかったな」とか
「一文字めっちゃいいキャラしてるからもっと上手く組み込んでほしかったな」とかとか。
ただ、ラスト30分くらいは俺もずっと尿意オーグと戦っていたので、正しく評価できていない可能性がある。

 一番の不満は、「ちゃんと専用のテーマソングを作ってエンディングで流してほしかった」って所。
自分はシン・ウルトラマンも「終盤ちょっとダレたな」とか「終わり方唐突すぎる」とか思ったりもしたけれど、
最後に流れる「M八七」がとにかく素晴らしくて、「ああ、良い映画見たなあ!!」と感動で殴られるパワーを感じたので、
過去作の流用でなく、シンライダーにもちゃんとシンライダーの良さを引き立てる楽曲を用意してほしかった。



 思えば、エヴァも含めてシン・シリーズは全部見たコトになる。
個人的には、この一連の中ではシン・ゴジラが一番面白かった。
先鋒だから当然一番インパクトもあるのはちょっとズルだけど、
元々の初代ゴジラも映画作品なのでシントラマンやシンライダーよりシナリオ展開に無理がないし、
リアリティ重視の世界観に「敵を倒してくれるヒーロー」が存在しないからこそ、
「人類があんな脅威を倒すにはどうしたらいいんだ」って緊張感が面白さに繋がっていて良かった。
(これは原点である初代ゴジラにもそのまま当てはまる箇所ではあるか)


余談で、自分が行った時の劇場特典は色紙サイズのイラストペーパーだったのだけど、
袋に入ってなくて裸だわ折りたくないし曲がりやすいのにクソデカすぎてカバンにすら入らないわでまぁまぁ難儀した。
(横のディースキャナは一緒に見に来てたあくせるのやつ)





グリッドマンユニバース

 こちらは3月24日公開。
アニメ「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」の2作がクロスオーバーするお祭り映画だ。

 内容はというと、メッチャクチャ良かった

 俺は過去の日記で愚痴ってたくらいにはGRIDMANの最終回に納得ができなかったのだけど、
今回のグリッドマンユニバースは単なる共演作品でなく、両作品の「後日談」も兼ねていて、
その内容が、まさに俺がGRIDMAN最終回を見て抱いていた不満を吹き飛ばしてくれる内容で、とても嬉しかった。

(ちなみにダイナゼノンに関しては日記で触れたかどうか覚えてないのでここにまとめておくと、
 グリッドマン最終回の影響でどーにも気乗りせずリアタイはしなかったが、
 少し遅れてから配信で見始めると、1日で一気に全話を見てしまうくらいにはドハマりした。
 ロボットアニメとしても、ボーイミーツガールのジュブナイルモノとしても、シリーズ2作目としても大好き)


 既に公式から次々と情報解禁はされているのでネタバレに気を遣うほどではないんだけど、
とにかくSSSS.の2作を見た人はいいからさっさと今すぐ劇場で見てこい後悔するぞ、と声を大にして言える素晴らしさだった。
原作の特撮・電光超人グリッドマンを見ていた身としても、嬉しい要素が色々あってよかった。

 GRIDMANに対してDYNAZENONはキレイに終わってたし今更そう求める要素ないな、とか思っていたのに、
ユニバを見て「そうそうこういうのが欲しかったんだありがとうございます!」と感謝感激の嵐だった。
うーん、やっぱヨモギくんめっちゃいい主人公だわ。ガ…レックスさんも凄く良かった。

 主題歌のuni-verseも良すぎた。本編で流れる部分やたらやかましかったのちょっと笑ったけど良かった。


 上映館数が少ないし「興行収入」という点ではそんなにいってないのだけど、
見た人みんな笑顔になってるし、30年前の単発で終わった特撮番組が、今こうまで盛り上がってるのはすごいコトだよなぁ。


特典の色紙。みんな好きキャラなので実質誰でもアタリ。
色紙以降もどんどん魅力的な入場特典がお出しされてるから再鑑賞してぇなあ俺もなあ。








■2023年04月01日 年始とデジモンコンとCOLORと25周年本

 初めての喪中で新年の挨拶が封じられて分かったのは、「日が変わる瞬間まで起きている意味がない」というコトで、
11時半くらいには眠くなったのでもう寝るという、自分の人生の中でも断トツで冷めた年末年始を迎えた。

 新年になってからも、「挨拶はしているが、実は年始の挨拶はしていない」高等テクニックで、ルールは守り抜いた。
こんな半ばゲーム感覚の言葉遊びに意味があるのか?と思いもしたが、
喪中の本懐は「故人の死を悼むコト」だそうで、確かにこの年末年始、常に爺ちゃんのコトは意識し続けていた。
だからまぁ、いいのか。


 喪中でも初詣には行っていいらしいので、今年は予定が合って久々に詣でるコトができた。確か4年ぶりぐらい。
遊びに行く機会も減ってるコトだし、豪勢に浪費してやるぞ!と意気込むも、
食べたのはビッグ串焼き(地鶏・塩こしょう)700円、杵つき餅(あんこ)500円、鮎の塩焼き700円、甘酒100円。
あとは100円の線香買ったり300円のお守りの中身買ったくらいで……量も金額も全然大したコトないな!

 でもやっぱり出店はいいもんだ。祭りの魅力の95%くらいはここに感じる。
最近は魚を食べる動画とかもけっこう見てたので、塩焼きを食えたのは特に色々と満たされた。

 そんなこんなで平和に正月を過ごせてはいたものの、実はこの頃体に良くない異変が起きていて……というのはまた別の話。



 とりあえず、軽くここ数カ月のデジモンの話。


デジモンコン2023

 いかんせん去年がアレだったので全然見る気はなかったのだけど、
この時はたまたま休みのシフトだったので、せっかくなので仲間内で通話しながら見るコトにした。

 結論から言うと、中々良くて意外だった。去年の反省が活きたんだろうか。
去年のは無駄に6時間あるし内容も虚無だしポケモンデイと被っててミジメだしで最悪オブ最悪だったもんな。

 02ビギニング続報とかデジスト新作とか、そういうみんなが気にしてそうなトピックはなかったけど、
シーカーズの発表とか新情報が盛りだくさんなのは良かった。このノリなら来年も見られる。


 で、新プロジェクトたるシーカーズは4月3日から開始だそうで。
「アニメが終わった後に始まるちょっと対象年齢高めっぽいX抗体のハナシ」と、だいぶクロニクルを連想するものがある。
実写ムービーがいい雰囲気だったから普通に映像作品で見たかったというか、
サイスルハカメモと近いノリだからいっそゲームでも良かったんじゃという気持ちもあるが、とりあえず更新待ち。

 シーカーズでは引き続きバイタルブレスがメインギアとして続投されるそうだけど、
そうなると既にドロップアウトしてる俺はまたしばらくノータッチになっちゃうなぁ。
今でもプレイを続けてる人たちの声を聞くと「アプリが劣化しすぎてヤバい」ってのしか聞こえてないが、大丈夫なんか。


デジタルモンスターCOLOR

 2月18日頃に届いた。現在はぼちぼちとプレイ&攻略ページ制作中。

 感想としては、フルカラー液晶による恩恵が思ったよりもデカいのと、充電池式がけっこう長持ちで便利。
なので「今回の新機軸」自体は大当たり……なんだけども、
如何せん既に何度も育てた初代Ver.1・Ver.2のデジモンが対象で、登場数自体がかなり少ないコトや、
近年のギア展開で徐々に培われていった「技ドット2つ制」「アクション追加」「カットイン」とかの
満足度をより感じられるようなノウハウがリセットされてるので、一長一短な感じ。

 あまり初代から仕様が変わっていないからこそ
「フルカラーになって蘇った初代」というプレイ感がより出ているとも言えるけど、
個人的には各バージョンにあと完全体を3体究極体2体くらい増やしたり、技2つとカットインくらいは入れてほしかった。

 ちなみに、公式によると評判次第では今後Ver.3以降やペンデュラムカラーも検討しているそうだけど、
この1個7000円もするギアを今後も何個も買い支えていくのはちょっとシンドイというか、飽きが凄そう。
デジモンミニみたいに急に途中から収録デジモンが増えてくれれば嬉しいけど、そこにはあまり期待できないか?

 とりあえずVer.5まで出るとして、一番気になるのは追加究極体。20thを振り返ると

アンドロ→ハイアンドロ ギロ→なし エテ→キングエテ
メガドラ→イージスドラ ピッコロ→なし デジタマ→タイタ
メタルティラノ→ムゲンドラ ナノ→なし エクスティラノ→ピノッキ

 って感じで、正直既に追加された進化に不満がある。個人的には

アンドロ→ハイアンドロ ギロ→クレニアム エテ→キングエテ
メガドラ→ダークドラ ピッコロ→ブルムロード デジタマ→デビタマ
メタルティラノ→ラストティラノ ナノ→バルバ エクスティラノ→デス


 とかがいいなぁ。
ペンデュラムの予定があるなら、尚更ペンデュラム組は避けてほしい。2でもうスカルマン出ちゃったけど…。



デジタルモンスター 25th Anniversary Book

 2月24日に発売された25周年記念本。
内容は育成ギアやドットの掲載に特化しているコア向きな感じで、かなりのボリュームがありながら、アニメ要素がほぼゼロなのが異質な感じ。

 デジモンと言えばドットが大好きな俺にとってはかなり嬉しい内容だったし、
ノータッチだったプレバンデジヴァイスとかの収録ドットが掲載されているのもありがたい。

 各ギアの開発スタッフによる裏話や苦労話が聞けるのも嬉しい。
特にペンデュラムプログレスの
「開発段階のラフを資料にアルフォースブイドラモンのドットを打っていたら、その後全然違う決定デザインが来て愕然とした」
というハナシは涙なしには見られない。
(大変気の毒だったけど、なんでその後D-3 15thに至るまでドットを修正しなかったんだろう?)

 かなりの情報量ではあるものの「完全」ではなく、
例えば16ドットでもリバイブサバイブやデジウィンドウ、さらには海外版のドットなどはスルーされてしまっている。
ヴァイスドットでも、かなりレアな限定品であるペンデュラムエックス2.5のアルフォースブイドラモンXも載っていない。
ここらへん、公式でももうデータが残っていなかったりするのだろうか…。
(ところでアルフォースXは一応新規ドットなのに、なんで似てないアルフォースほぼそのままで採用したんだろう?)


 最新のデジタルモンスターCOLORまで拾われていて、
デジモンカラーに公式が商品ページで掲載した以上の隠しデジモンがいないコトが早くも判明したのは悲しかったけど、
資料としても読み物としてもデジモンファンなら抑えておきたい一品なので、買える内に買っておくコトをオススメしたい。



 そんなワケで、えらく久々の日記でした。
更新停滞中にもずっと「日記ではアレを書こう」というのはずっと脳の片隅にはあって、
それでも実際に書くには中々至れなかったりでずっと無駄にグダグダしてて、
いっそもう日記は更新停止しちゃってもいいんじゃないかという気持ちもだいぶあるんだけど、
なんかツイッターとかもこの先いつまで安心して使えるんだろうねとかそういう問題もあったりするし、
なんだかんだでやっぱサイトにこういう近況とか垂れ流せる場所があるのは重宝するだろうなとも思うので、
今後もダラダラと忘れた頃に更新していこうかと思います。





■2022年12月31日 着る毛布とペンタブ新調

 もう2022年も最後の日を迎えてしまった。

 サイトのコトを振り返ってみると、今年は例年以上に更新が少なかったように思う。
特に、今年頭には月イチでコラム更新を目標に据えていたのに、結局2回更新で終わったのが顕著。
せめてあと、ゴッドドラモン神話の追記くらいはやっておくべきだったか。

 しれっと「デジモン部」の更新ペースもズタボロチンになってたりするけど、
コラムとか含め、ネタは色々あるけども、完成までもっていくパワーが…ナイんだなぁ。

 つってもまぁ、個人サイトなんて完全に趣味でやるモノだし、
自分が見ている他の個人サイトもどんどん更新ペースが落ちていたりするし、
ココに関しても「今年も存続して、何かしら更新しただけマシ」くらいに考えている。
…なんかこういうの毎年言ってないか?
 

 リアルの話では、先月に父方のおじいちゃんが亡くなった。
俺が会えたのは、3年ほど前に親戚一同で集まった時が最後だったけど、
なんとなく感じていた「もうこんなに集まるのは最後だろうな」という直感は当たってしまった。

 別に死因はコロナとは直接関係なかったけど、
コロナ渦で窮屈になってる世界の中で去ってしまうのは、じいちゃんに限らず余計に痛ましく感じる。

 思えば、うまれて初めて「喪中」で新年を迎えるんだ。
仕事先では面倒だからいちいち説明して自粛したりしないけど、せめてネット上では喪に服しておきたい。



着る毛布

 冬の防寒具と言えば、やはりエアコンの暖房やストーブなんかが定番だろうが、
「一人暮らしは部屋ごと暖めるより、自分一人を暖めた方が良コスパ」との情報を仕入れていたため、
ウチでは長らく防寒グッズとして「電気毛布」頼りの暮らしをしてきていた。
寝る時は掛布団として被り、普段イスに座っている時にも肩や膝にかけられて、極めて便利だ。

 しかしある日、俺は知る。
電気毛布は「掛布団ではなく、敷布団として使うもの」だというコトを。
(ていうか、電気じゃなくて普通の毛布も敷いた方が暖かくなるらしいコトもつい最近知った)

 となると、電気毛布は布団の上が定位置として固定され、
以前のように身につけると、いちいち布団に再セットする手間が発生するのが面倒になってしまった。

 ならば、これとは別の身にまとう防寒具がほしい。
そこで近年、いやいつからかは知らないが割と名前を聞くようになっていた「着る毛布」に興味が湧いた。
しかし、そう思い立ったタイミングは去年の冬真っ盛り。近所の店ではすっかり在庫がない状態。
別に通販で買ってもよかったのだろうが、せっかくなら現物を見てから買いたい思いがあり、
結局去年の冬は、着る毛布を夢見ながら少し寒い思いをしながら越えるコトになった。


 そして今年の11月くらいからは、
仕事中唐突に「そうだ、俺は着る毛布が欲しかったんだ!」と思い出したり、
家に帰る頃には忘れたりを繰り返す日々を過ごしていた。

 そんなこんなで12月の頭、出かけるついでにようやく記憶を保ったまま近所のニトリに辿り着いた。
去年スッカラカンだった謎の棚はやはり着る毛布コーナーだったようで、今年は在庫がまだちゃんとある状態だった。

 見てみると丈の長さやフードの有無などでぼちぼち種類がある。
フリーサイズのものがメジャーらしかったが、店の中でスマホをいじりつつ情報を仕入れている時に、
「フリーサイズってのは別に誰でも無難に着られるサイズってイミじゃなくて、
 この商品としてはこの1種類のサイズしかないってパターンもあるよ」という割と衝撃の事実を知った。

 んじゃまぁ、どうせなら大きい方がゆったりできていいかなと、
丈は長い方で、フードはなくて、Lサイズのやつを購入。大体3000円ほどで、思ったより安い。
(ちなみに丈短め、フードなし、フリーサイズの一番安いやつが2000円くらい)

 そんなこんなでついに念願のライフオブキルモウフを堪能しているが、確かに暖かい。
しかもモフモフと手触りがいい。
ウチの電気毛布くんは薄くてパサパサなタイプだったので、ようやく毛布らしい毛布がきたと言える。
そして、手触りがいいモフモフが家にあると、いくらか心が充実するコトを知った。


 「敷布団→電気毛布→あったかシーツ→着る毛布→掛布団」の完全防護態勢を獲得し、QOLの上昇を実感する。
電気毛布の出力を最大にして寝ると、暖房などなくとも起きた時に多少汗ばんでいるくらいのポテンシャルがある。
俺は力を得た。これでもし地球に再び氷河期が訪れようとも、俺だけは生き延びるコトができるだろう。


 まぁ、寝落ち寸前状態だと袖を通すのが面倒でただの抱き枕状態で寝てしまうパターンもぼちぼちあるのだけど、
とにかくイイカンジなので、いいですよ、着る毛布。



ペンタブこわれる

 今年あった出来事の中では、個人的には「パソコンを買い替えた」のも大きなビッグニュースだった。
そして、当時の日記で「パソコンだけでなく、実はペンタブの方もだいぶ古い」旨を触れていたが、
フラグが成立したのか、ここにきてペンタブの調子もだいぶ悪くなり、買い替えを余儀なくされてしまった。

 今まで使っていた「Inutos4」は2009年発売のモデルで、
公式サイトも対応ドライバの更新対象から外れていたくらいには時代遅れ。
とはいえ、ドライバ云々ではなく、純粋に機械としてのガタが来てしまったらしい。

 俺のペンタブに起きた不具合は2つあり、まず1つは「スポイトの暴発が起きる」ようになった。
スポイトは「選択した場所の色を瞬時に選択する」、デジタル絵では定番の便利機能だが、
これが暴発してしまうと、いちいち描いた色がグチャグチャになり、その都度訂正にも追われてしまう。

 スポイトは基本的に「右クリック」部分に設定されているので、
ペンがボロくなったせいで右クリック相当のボタンが勝手に動いてしまうようになったのだと思う。
なので、ペンの右クリックに当たる部分を無効にするコトで一応の解決を見た。
…と思ったのだが、まだ何かが暴発してスポイってしまうので、
ペンだけでなくパソコンやペイントソフトの設定もいじって徹底的に右クリックを滅ぼすコトで、ようやくおさまった。

 そもそも俺は左利きなので、左手でペンを持って右手でマウスを操作できるアドバンテージがあった。
なのでペンのショートカットボタンは最初から使っておらず、無効にしようとも特に問題はなかった。


 が、もう一つの不具合。「線が急に掠れる」というのが起きた。  まるでデジタルなのにアナログのようなインク切れが起きているかのような掠れ具合だが、
挙動を確かめていると、「タブレット上の特定の範囲だけ上手く描けない」のがわかった。
紙にボールペンで書き込もうと思ったら、油分で汚れていたせいで全然色が乗らない、みたいな感じか。
恐らくは経年劣化かなんかで、部分的に認識センサーにガタがきてしまったのだろう。

 流石にこちらは右クリック暴発のように解決はできないため、ここで買い替えが決定した。
まぁ、10年以上も使えたのなら大往生の範疇だし、タイミング的にもちょうど良かったのかもしれない。

 これが俺の新たなる翼、『CTL-6100/K0 [Wacom Intuos Medium ベーシック ブラック]』だ!

 まぁ、普通にIntuosの現行モデルにしただけっすね。
「ベーシック/プロ」「スモール/ミディアム」「有線/無線」の違いで6種類?があるようだけど、
別に豪華機能は使わないのでベーシック、サイズは前のモデルに近いミディアム、んで安い有線を選択。
お値段は大体1万5000円ほど。予定外の出費ではあったけど、十分安いと思う。

 最新モデルというコトで、俺が使っていた奴よりもペンタブの筆圧感度が3000倍、
いや4倍くらいに進化しているそうで、どれどれと使ってみた感じは…正直あんまよく分からない。
ていうか、ペンそのもの、描画範囲、タブレット表面の質感も変わってしまったので、
描きやすさ云々を感じるよりも、まだ描き味の違いに慣れていかなくてはならない状態

 ゆうてまぁ、1~2枚落書きした時点でぼちぼち慣れてきた感はあるし、
ここからまた10年くらいは、カリカリと長くお世話になるのだろう。



 では皆さん、よいお年を。





■2022年12月21日 ドリーマーズとゴーストゲーム


 
 祝!!『Figure-rise Standard Amplified シャイングレイモン』発売決定!!

 いやあ突然でびっくらこいた。
特にアンプリファイドなんて、プレバン限定でウォグレのリペなんて出すくらいだから完全に頭の中で蛍の光流れてたぞ。

 さらにたまげたコトに、なんと一般発売ときた。
シャイングレイモンはセイバ当時に超進化シリーズがお流れになってしまったのがファンの間では有名で、
結局国内では食玩やガチャでミニフィギュアが出るだけに終わってしまっていたので、今回のこれは正に快挙だ。

 アンプリファイド特有のメカニカルアレンジもシャインのデザインと相性が良く、
今回追加された「ジオグレイソードの分割→二刀流化」ギミックは本家にも取り入れてほしいくらいキマっている。
(一部では、「スグオレルソードをついに自分から折りやがった」とか言われてて草)

 単純にシャイングレイモンの商品が出るコト自体も喜ばしいし、
「セイバーズから出た」「いつものメンツ以外が増えた」という点もデジモン的には大きな意味を持つだろう。
この調子で、GEMでセイバ名義(苦笑)だったアルフォースブイドラモンも出してくれていいんですよ!

 とりあえず公式にも圧をかけるために、早速通販で予約をキメておいたぞ。




デジモンドリーマーズ


久々に本棚のデジモン漫画が増えた。

 最強ジャンプにて連載中のデジモン漫画で、12月2日にめでたく単行本の1巻が発売された。
なにせ「アプモン学園」の前例があるので、単行本が出るのか不安でしょうがなかったが、ちゃんと出てくれてよかった。
そして発売情報の「1巻」という表記を見た時は、思ったより長くやるんだな…と意外だった。

 ドリーマーズに関しては確か前に日記でも触れていて、正直あまり良い印象はなかった。
しかしながら、単行本を買って改めてまとめて読んでみると、
本誌掲載分における最大の不満点「ボリューム不足」が解消されるコトもあってか、中々楽しめた。

 まぁ、やぶてんが描いているからと「Vテイマー」のノリを期待してしまうと、
良くも悪くもかなり最強ジャンプナイズされてる内容に肩透かしをくらうだろうが、
オリジナルテイマー・リツやパルスモンを主役に据えて、独自のコミック展開があるのはいいコトだと思う。
(途中からパルスモンの名前が「パル」になったのは、パルモンやプチマモン的にどうかと思うが…)

 「進化できない呪い」がかけられた村の出身であるパルは、テイマーを得ても完全な進化が適わない。
なので、体の一部分のみが進化する「部分進化」で敵と戦うのが特徴になっている。

 …のだが、個人的には、Dimカードのインパルスシティのメンバーを思えば、
パルスモンはドルモンのように「複数の進化系譜を持つ成長期」と言えるので、
「不完全な進化」でバルクモンへの完全進化すら焦らされる展開よりは、
「今回はバルクモン」「次はランナモン」「ナマケモン」とか、そんな感じで色んな進化を見せてほしかったかも。
まぁ、もしかしたら超長期連載が予定されていて、不完全ランナモン編とかもやっていくのかもしれんが…。


 しかしそれ以前に最大の懸念点は、「ちゃんと最後まで単行本化してくれるのか」という点に尽きるだろう。
1巻が出たからといって、最後まで単行本化が確約されるとは限らない。
途中から電子書籍のみに切り替わってしまうパターンもあるし、その処置すらなく打ち切られるパターンすらある。

 単行本化の保証がないとなると、今までしていたように「本誌を買ってチェックすべき」…ではあるが、
2ヵ月ほど前、付録カード目当てに近場の最強ジャンプが狩り尽くされていた所で萎えて、買うのをやめてしまった。
Vジャンプもそうだけど、マーージで付録カードありきの複数買いを煽る汚い売り方には良い印象がない。
 現代なら雑誌の方の電子版を買う選択肢もあるが、そもドリーマーズ以外に興味ない雑誌に毎月金を払うのもなぁ…。

 余談だが、これを書いてるタイミングで久々にジャンプBOOKストアを見たらいつの間にかサ終してて、
オマケに新サービスへの引継ぎ期間も終わってて、買ったVテイマーとかが廃棄処分されてて草も生えない。
「集英社直営で買えば人気の訴えになって、紙本の再展開につながるんじゃないか」と思ってたが、
結局Vテイマーの紙本復活はないし、ネクスト以降の電子展開はないし散々だ。
無難に最大手のKindleで買っとけばよかった…。


 デジモン漫画と言えば、今度公式でデジモン漫画を公募する初の試みがあるらしい。
詳細は続報待ちだが、公式漫画なんてそう多くもないのに、アプモン2作とエンコードをハブるガバガバ映像でオイオイとなる。



デジモンゴーストゲーム

 放映中のデジモンアニメ現行作。
どうにも視聴が滞っていたが休みを利用して、43話で止まっていた所から一気に最新の56話にまで追いついた。
 56話と言えば並の1年アニメですらとっくに終わっている話数だが、ゴスゲはまだしばらく続きそうだ。
前作のアドコロが全67話だったのを思うと、今回もそれくらいのボリュームにはなるのだろうか。
 
 見ている感想としては…素直に面白い回もあれば、アドコロと同等に感じる回もあるしで、評価が難しい。
特色もあるし作画も良い時が多いし、歴代でこれが1番好きだという人がいるのも、疑問には思わない。
逆に、拒絶して離れていってしまった人もしゃーないとは思える。
でもまぁ、俺だって1日で一気に14話ぶんも見られたのだから、そう悪いアニメではないんじゃないかと思う。

 ただここまで見てきて、「ゴーストゲームとはこういう作風なんだ」というのが分かってきても、
どうにも惜しいというか、勿体ないところで点数を下げてるんじゃないかという印象は今もある。

 俺が当初不満だった「デジモンを怪異として描写するコトにリソースを割きすぎて他が雑になりがち」な点は、
話数を重ねてくるとそこは上手く処理してる回もあったりしてあまり気にならなくなってきた。

 それよりも、4クール以上もやっているのに、「劇中描写に積み重ねが感じられない」のはキツい。
積み重ねだなんていうとヘンに小難しく感じるがなんてコトはなく、
その最たるものが、「ヒロたちが、周囲で異変が起きてもすぐにデジモンを疑わない」という点だ。

 最近見たところで特に酷かったのは、46話・オウリアモン回だろうか。
ヒロの友人であるコタロウが極端に水を恐れるようになり、
モテるために清潔さを心掛けていた彼が風呂にすら入れない期間が2週間も続いたところで、ようやく話が動きだす。
ホログラムゴースト問題の解決屋として以前に、同じ寮に住む一友人としてどうなのってレベルだ。

 よく「ゴルゴムの仕業だ!」とか「これって妖怪の仕業だよ!」とかの決めつけムーブはネタにされるが、
実際そいつらのせいで騒動が起こるのだし、話をスムーズに進めて内容を充実させるには理想的な反応だ。

 その点、51話・ダークナイトモン回ではついにヒロが真っ先にデジモンを疑って軽く感動すら覚えたが、
結局そうしてくれたのはその回だけで、それ以降はまたしばらく泳がせる調子に戻ってしまった。

 どうにもゴスゲのキャラには成長がないというか、「のびしろがない」のを初期から感じていたが、
実際「キャラを成長させていく意識がない」のは最近インタビューで語られていてひっくり返ってしまった。
「意識せずとも作り手がこなれていくからキャラも自然と成長していく」理屈らしいが、そう上手く転がっているとはとても…。


 それと、販促や話数の枷がユルいせいか、全体的な構成が間延びしているのは切実に感じられる。
1話から失踪してるヒロの親父なんて、結局どのくらいの深刻さで探すべき人物なのか、別にもう放っといていいのかも分からないし、
早くからガンマモンに秘められた秘密として描かれている黒い側面は平気で長い期間放置されるし、
途中から加入してきたエスピモンやリュウダモンの扱いも、かなりハンパなところでフワフワしている。

 話の縦軸がとにかく弱いので、「単発エピソードの面白さ」に比重を置いて見るべき作品になっているが、
各エピソードが良くも悪くも自由にやるせいで大ピンチ回もけっこう頻繁にあったりして、
そのせいで肝心の重要回で訪れる危機も大して際立たなかったりして、なんだかなあとなったりもする。


 そんなこんなで不満点を言いだせばポロポロ出てくるけども、
結局一番イヤなのは、「せっかく新キャラを使った現行作品なのに、商品展開が貧弱すぎるところ」にある。
かろうじてバイタルブレスの展開はあるが、他は低価格帯での展開がチマチマあるだけで物足りない。
せっかくカノーヴァイスモンとかはいいデザインしてるし、
ついに出たシリウスモンだって玩具ギミック前提みたいな腕をしているのに、フィギュアがなんもない。

 こういう所があるせいで、「東映アニメーションのデジモン絶好調!」みたいな一見めでたいニュースを見ても、
バンダイサイドがそのテンションについていってないんじゃなぁ、となってしまう。
セイバ展開に救済が入ったのはめでたいけど、「現行作品が出てない」現実を同時に見せられるとなぁ…。


 とりあえずまぁ、せっかくゴスゲの視聴が追いついたので、
これからはちゃんと毎週追いかけて、いつかくるラストまで見届けたいと思います。
それと、D★トピの杏奈ちゃんの再登場も待ってます。






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