不定期更新される雑記帳です。 日記メニュー サイトトップ

■2023年09月09日 ギーツとシーカーズと最近見た映画
■2023年08月01日 ザ・ビギニング本予告と漫画大賞
■2023年07月29日 COLOR投票結果とGEMムゲンドラモンとサイトの話
■2023年06月28日 みんなでCOLOR投票プロジェクト!
■2023年06月26日 デジタルモンスター26周年


■2023年09月09日 ギーツとシーカーズと最近見た映画

 もう9月!?
さておき残暑はまだまだ続くらしい。春と秋 どこいっちゃったんだよ

 暑さと言えば、我が家のエアコンには2年ほど前に突然
「使うと自動的に下から水が出てくる」というウォーターサーバーとしての機能が備わって困っていたが、
慌てて掃除とかした甲斐あってか、去年に引き続き今年も今のところ問題なく使えている。その調子で頼むぞ。


仮面ライダーギーツ

 去年の9月24日の日記
>3話からはだんだんとエンジンかかってきた感じもあるし、ぼちぼちと見続けていきたいと思う。
>ダメだと思って見切りをつけても、その後評判が良くなった時にもアマプラから復帰しやすいのがありがたい。


 …とか書いていたのだけど、実はこれを書いた直後にライダーはなんとなく視聴を切ってしまっていた。
ただ、その後もチラホラと「今年は面白いぞ」という評判は聞こえてきたり、
最強フォームであるギーツⅨのデザインがちょっと完璧すぎるだろ…と気になったりはしていたところ、
仲間内からも「見ろよ」と勧められ、過去の日記通りにアマプラで今更ながら追いかけるコトにした。

 その視聴ペースたるや、俺自身としては異様に早く、
8月29日から9月1日にかけて、その間に休みが2日あったおかげもあって、4日間で無事に全49話を完走。
過去に俺が一気見した作品といえば、
クロスアンジュやらウマ娘2期、DYNAZENONなんかは1日で見たコトはあったが、それらはどれも1~2クール。
4クールの作品でも一気に見ようと思えば見れるんだなぁ、というちょっとした成功体験を得た。

 こうも一気見できたというコトは、それだけ熱中できたという意味でもある。
8話くらいの区切りで章分けされていたり、
ちゃんと続きが気になる引きや、徐々に明かされていく設定が継続的に用意されていて、最後まで見やすく楽しめた。

 正直、近年のライダーってもっとテキトーというか、良くも悪くもライブ感ありきなイメージがあったけど、
ギーツに関しては最初から最後まで上手くまとまっていて良い意味で驚かされた。
もちろん、実際には今回も色々と予定変更やらなんやらはあったのだろうけど、それを悪い意味では感じさせない手腕だった。

 怪人との闘いよりもライダーバトルがメインになっているので、
作風としては龍騎や鎧武に近いだろうけど、キャラの方向性は個人的に好きなカブトやビルドに近いものを感じて、それも良かった。

 主役であるギーツがいわゆるオレサマ系キャラでありながらも思いのほか親しみやすいタイプだったり、
たぬきやゾンビの「力を得てしまった一般人」って感じは自分好みでとても良かったし、
序盤からレギュラーとして登場する女性ライダー・ナーゴの活躍っぷりには「バルキリーもこうあるべきだったよな…」となった。
後半は、ナッジスパロウのえげつないトリックスター具合も凄まじかった。

 幸か不幸か、後追い勢故に玩具の方はサッパリ買えていないが、
ギーツは「変身アイテムを登場ライダーがガンガン共有する」という今までにない作風で、
おかげで色んなアイテムが長く出番をもらえたり、あっさり型落ちになったりしない工夫になっていたのも良かった。
今作では玩具の業績が久々にかなり良かったと聞いて、なるほどそりゃそうだろうなと納得。
最初に玩具情報を見た時は困惑するしかなかったアイテムボックスも、本編見たらちょっとほしくなるもん。


 後追いのメリットとして、
「評判が良い時にだけ動ける」「OPやCMなどカットし放題」「続きを待たずに見られる」などはあるが、
やっぱり作品はリアルタイムに乗って、次回を待ちかねたり語らったりしながら見るのが一番なのは間違いない

 というコトで、始まったばかりの新作・仮面ライダーガッチャードはリアタイで追うコトにした。
(どうせいずれ見れなくなるのでここには貼らないが、今ならYouTubeで1話の見逃し配信もやっている)

 正直1話時点だとまぁ…まだよくわかんないけど、1話はメチャ良かったのにあぁなったゼロワンなどの前例も思うと、
まぁぼちぼちとエンジンが暖まっていってくれればそれでいいや。いざとなったら今回もアマプラ配信があるしな!



デジモンシーカーズ

 ギーツを一気に完走した勢いで、これまた途中で止まっていたシーカーズの一気見も決行した。
具体的には、1-8あたりで止まっていたところを、最新回の2-11まで追いついた。2日くらいかかったかな。

 久々に読んだ感想としては…以前日記でも書いたとおり、やはり「読み辛さ」はある。
ライターが代わりでもしない限り急には改善されないであろう部分なのでそりゃそうだが、
相変わらず文章の区切り方や、視点の移り変わり、漢字の使い方、謎に多用される擬音など、ヘンな所はすぐ目につく。
キャラクター視点と神視点が区別しきれてない、いかにも素人感のあるミスも気になってしまう。

 ただ、肝心のお話の方が確実に面白くなっているのを感じられた。
デジタルワールドの描写や、新たに登場した登場人物や、徐々に明かされるエイジの過去など、
ちゃんとストーリーとして盛り上がる部分もあるし、先が気になるつくりにもなっている。

 特に、エイジと再会した旧友・レオンとのエピソードは、
今までただおちゃらけてるだけの雰囲気だったエイジのキャラクターを深く掘り下げるものになっている。

 個人的には、SoCの幹部であるマーヴィンさんが一番好きなキャラだ。
優秀なエンジニアというコトで頼りにもなるし、気さくな先輩でもある。しかもパートナーはメガドラモンと来た。
特に、エイジにピンチを救ってもらってからの、エイジに心から感謝しているのが分かる様はほっこりする。

 まぁ、男キャラが魅力的な一方で女キャラはなんか…なんかアレなのは気になるが、
とにかく主役であるエイジは段々と好きになってきたし、ルガモンとの行く末もどうなるのかが楽しみだ。

 ……が、まさに最新話である2-11で、「アイツ」が出てきてしまったというのが…。
いやまぁ、「アイツが出てくる」というのを仲間内で聞いたから、
どうなっちゃうのか自分の目で確かめるべく一気見に至った理由のひとつにもなっているのだけど、
マジで、こいつが出てきちゃったせいで、今後シーカーズがどうなるのかは期待3割不安7割くらいになってしまった。


 …というワケで、「せっかく盛り上がってきたシーカーズは今後まじでどうなってしまうのか!」
というタイミングなので、俺同様に「シーカーズねぇ…まぁその内読もうとは思ってるけど」くらいの人は
今の内にパパパッと追いついてリアタイ参加組になるのをオススメします。俺もやったんだからさ。


 それはそれとして、改めて気になったのは「公式のシーカーズの宣伝する気のなさ」だ。
デジモンとしては主流ではない小説媒体、しかも完全な地続き連続ドラマでそりゃまぁ訴求力には期待できないけども、
それにしたって毎週更新して、朗読動画もつけて、毎回一枚絵も描き下ろしてもらっているのだから、
それを宣伝する広報ももっとちゃんとやるべきなのでは?とやきもきしてしまう。  例えばこれが最新回の告知ツイートだけど、これを見て「へぇ、見てなかったけど今からシーカーズ見てみよ!」ってなるか…?
最低限、あらすじ紹介だったり、見所紹介だったりと内容についてとっかかれる部分が一切なく、
ただ多言語に対応しているだけの虚無を毎週垂れ流しているだけなのが凄く引っかかる。
 ましてや、最新回で登場したアイツなんかまさに客寄せパンダの極致みたいなキャラなのに…。

 ていうか、シーカーズ自体も「これ、マジでプレバン限定止まりのバイタルブレスのためだけにやってるの?」と思うと
どうにも企画全体が努力の方向音痴感にあふれている気もする…。


 ここからは、少し遡って8月19日に見てきた映画のハナシ。

トランスフォーマー ビースト覚醒(8月4日公開)

 気付けば何作もあって割と混乱してくる実写版トランスフォーマーの最新作。
俺は前作?の「バンブルビー」はタイミングを逃して見ていないのだけど、
今作は「実写版1作目に続く、新たな3部作の内の1作目」というまたなんかややこしいポジションらしい。

 何を隠そう俺はトランスフォーマー的には「ビーストウォーズ」の直撃世代なので、
そういう意味でもまぁ気になっちゃいますよねというコトで見てきた。

 ネタバレに配慮して感想を書こうと…思っていたら更新をチンタラしてる内にもう公開から1ヵ月以上経ってたわ。
まぁ一応伏せて書こうかなとも思ったけど、別に伏せるほど詳細に書けないコトに気付いたのでふんわり書きます。


 個人的には、今作は実写版トランスフォーマーの中でも一番好きと言える内容だった。

 まぁ主人公であるノアがTFたちに合流するまでが長いのはチト気になったけども、
そのノアに加えて、なんといっても今作の相棒枠であるミラージュがいいキャラだった。



気に入ったので、せっかくだから久々にTF玩具の「覚醒チェンジ ミラージュ」も買った。
定価1600円と安価なシリーズだが、変形はちゃんとしてるし左腕を銃に換装できたりで中々満足。

 名前がミラージュというコトは初代TFでの「リジェ」に当たるキャラなのだろうけど、
今作のノアとミラージュの関係は、初代TFの「トラックスとラウル」のエピソードを元にしているのはすぐにわかった。

 オプティマスプライムとオプティマスプライマルの共演というのも中々見られない光景だったし、
やっぱ世代としては本家ビースト同様に子安声でカッコよく活躍するゴリラのコンボイが見られたのは嬉しい。
2人で獲物を俺が先に頃すんだと奪い合うシーンは笑ったけどエグいよ!

 ビーストが題材なのに敵はプレダコンじゃなくて、何故かユニクロン率いるテラーコン、
しかもユニクロン本人よりもその部下であるスカージがメインヴィランってのはなんだそれ感もあったけど、
スカージは有能な悪のエリートって感じで「映画単作での敵」としては丁度いいようにも思った。

 映像面の凄さは今更言うまでもなく、
ちゃんと主人公が主人公しつつ人間とTFの交流からストーリー展開も分かりやすく描かれててとても楽しめたけど、
まぁ不満がどこにあるかとなれば「副題はビースト覚醒なのにビースト出番なさすぎ」な所なのは間違いない。

 辛うじてゴリラのコンボイは自軍の2番手エースくらいに活躍しているけれど、
チータス改めチーター(海外名、マジでただのチーターなんだ…)やライノックスが、
ほぼほぼいるだけ参戦なのはビースト世代としては余計に悲しかったんダナ。
ていうか、ミラージュのクッソ美味しいポジションはチーターに譲るべきだったのでは…。

 ビースト組・マキシマルの中だとエアラザーもといエアレイザーの出番は多かったけども、あの扱いは別の意味で悲しかった。
大丈夫って言ったじゃん!全然大丈夫じゃなかったじゃん!


 先述のとおり今作は新たな3部作の1番手というコトで、続編の構想があるらしい。
個人的にはやっぱもっとビースト組を大きく扱ってほしいし、ビーストウォーズⅡやビネオズからもネタを拾ってほしいなぁ。
トリプルダクスとかマグマトロン様とかどうですかね。

 トランスフォーマーは10月から久々にテレビアニメもやるそうなので、
ビースト覚醒をきっかけにまたTFを追いかけるのも一興かもしれない。


君たちはどう生きるか(7月14日公開)

 実に10年ぶりらしい宮崎駿の新作で、「あえてプロモーションを行わない」逆張り戦略も話題になったスタジオジブリ最新作。
ウチは親父がけっこうな駿オタクなので、幼少期からジブリ作品やら未来少年コナンやらを見て育ったワケだが、
俺は「風立ちぬ」を見ずに「コクリコ坂」で止まっていたくらいには割と駿離れが進んでいた。

 しかし、たまたま妹とLINEで「今度ジブリの新作やるね」とハナシを振ったところ、
その後先に見てきた向こうが妙に推してきて、家族とは近々会う予定があったので見とかないと話題が一つ潰れるなと思い、
ビースト覚醒を見てブラブラした後、一緒に見ていた友人・あくせると別れ、単身別の映画館へと乗り込んだ。

 思えば、1日で2つの映画を見るというのもこれでまだ2回目の経験だったが、
「一人で映画を見る」のに至っては、なんと今回が初めてだった。
こんな時に限って映画館のあるラゾーナ川崎が改修工事中で道に迷いかけたりして危うかったが、なんとかセーフ。


 こちらはもう公開から2ヵ月近く経っているし、
既に公式も情報を次々に開示していくフェーズをとっくに迎えているので、感想は普通に書く。


 人を選ぶ作品であるきらいは感じたが、個人的にはけっこう良かった。
なんというか、久々にちゃんと「スタジオジブリを見た!」という充足感があったので、
ナウシカやラピュタ、もののけ姫やハウルが好きだって人なら見といて損はないんじゃないかと思う。

 異世界冒険モノだと軽く聞いてはいたのに、異世界に行くまでが妙に長くて不安になったが、
前半のクソデカ敷地探索パートもそれはそれで面白くて、やっぱ背景美術が凄い作品はそれだけで面白さになる。

 個人的には、「主人公の眞人さんを好きになれるかどうか」が今作を楽しめるかの分かれ目な気がした。
俺は気に入った側で、不幸に遭いながらもタフで、大人びているようで年相応のクソガキ感もあって、いい主人公だと思う。
妙に戦闘力も殺意も高めだったり、頭が切れて行動力もあるので、「こいつならやってくれる」と見てて安心感があった。

 前半パートが異様に長かったのもあって、後半戦に突入してからも
「これちゃんと話をまとめきれるのか…?」というのがけっこう心配になっていが、なんかうまくまとまっていてすごかった。
ただラストはけっこうギリギリな感じで、さらにその後に米津玄師のイイ感じな主題歌が流れてシメなので、
「あっ、これシン・ウルトラマンで見たやつだ!」とひとり思ったりもした。

 今作の魅力は結局のところ、見てはじめて分かる「いかにもなジブリ感に浸れるところ」だと思うので、
ジブリ好きな人は今からでも見るなり、金曜ロードショーを楽しみにするなりしてほしい。



 今回はここまで。
希少な夏の思い出シリーズとして7月にシーパラダイス行ってきたコトも書いておきたいけど、書けるかなぁ。




■2023年08月01日 ザ・ビギニング本予告と漫画大賞
 どうやら7月30日はデジフェスだったらしいが、今年は外人のリークがないから気付かなかった。
そんなこんなで、フェス合わせで色々と新しい情報も公開された。

 まずは10月27日に公開を控えた映画、「デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING」のビジュアルや本予告映像が公開された。
 
 良くも悪くもまぁラスエボと同じノリだな…って具合で、正直あまり感想自体が出てこなかった。
そもそも今作に対しても「せっかく呼んだ新02キャストに慣れる機会になったらいいね」くらいの気持ちでしかない。

 なんか新キャラの立ち位置がほぼ完全にメノアと同じになりかねない空気を感じるけど、どうなるんだろ。
ウッコモン、名前はウンコだし見た目もブサイクパグミジンコって感じで悲惨だけど、映画でちゃんと株が上がるといいな。

 それにしても…スマホをデジヴァイスにするの、もうやめない???
せっかくのパイルドラモン進化バンク再現パートが、そっちに気を取られてテンションが上がりきらなかった。

 元々、既存の製品とは違う「選ばれし子どもたちのための専用ガジェット」ってところにデジヴァイスの大きな魅力があるのに、
それをわざわざ何の特別感もないスマホに同じ役割を持たせてしまおうという狙いがサッパリ分からない。
何が酷いって、ラスエボ同様「既存のデジヴァイスとスマホヴァイスが両方ある」って所で、ならいらねぇだろスマホの方は!
賢ちゃんのD-3の色ミスってるし、製作スタッフ内にもデジヴァイスをめぐってなんらかの派閥があるのだろうか。

 「選ばれなかった存在のために疑似デジヴァイスとしてスマホヴァイスが存在する」とか、
「現実でガチにつくりこんだアプリをちゃんと配信するから」とかそういう背景があればまた話は違ってくるが、
現状は「過去のデジヴァイスだけじゃなく、ついでに手軽なスマホカバーで商売やりたい」くらいの雑さしか感じない。
android民としても嬉しくねぇんだよな~、スマホカバー展開。


 なお、時を同じくして、02を題材にしたBEMEMORYが公開された。


 注目すべきは登場デジモンで、「02のメイン」「02の主な敵」「ウッコモン」「シークレット」のみによる構成。
発売時期的にも、恐らくはこれもザビギニングに合わせた収録内容のハズだが、
そうだとすると意外にもザビギは主役デジモンたちに「マーシフルモード」や「勇気の絆」のような新進化はないのかもしれない。

 唯一のシークレット、新デジモンはウッコモンがいるホークモン側のメモリに1体いるのみなので、
恐らくは主役系の新形態ではなく、ウッコモンの進化形態、あるいは本筋に関係するキーデジモンだろう。

 考えてみれば、無印組と違って02組は究極体解禁も済んでいないので、
ヴァルキリモンやヴァイクモンが正式に登場する、というだけでも別にいいっちゃいいんだな。

 …そう、今回の登場デジモンも、しれっとアルマジモンの究極体はヴァイクモンになっている。
いや、本来ならそれが正解で、おかしいのはゴマモン側にヴァイクモンを与え続けた方なんだが…。

 俺はてっきり
「tri.でゴマモンがヴァイクモンになっちゃったし、その続編でアルマジモンが進化するなら当然別のデジモンだよね?」
と思っていたが、案外、ここで強引にアルマジヴァイクルートを矯正してくる可能性が立ち上がってきた。

 もしそうだとするとなんだかイマイチ納得はしきれないが、
そもそもの間違いは「ゴマモンをヴァイクモンにしたコト」だと思うと、
その過ちを正すには、どこかしらでもう一度帳尻を合わせるためのムチャをやらなければなるまい。

 せっかく本家アルマジモンに再び焦点をあてられる作品で、
「アルマジモンはヴァイクモンに進化するんだ!」という強調ができるのなら、それはきっといいコトなんだ。たぶん。

 見ているか、デジアドPSP、プレバンのデジヴァイス、そしてtri.よ。
あんたらの積み重ねてきた過ちが、いよいよもって清算される未来が来るのかもしれない。
(リデジデコードやアドコロは一応本家デジアドとは直接関係しないのでおいておくとして、
 何故かヴァイクモンを外してスラッシュエンジェモンをあててきたペンデュラムZは一緒に反省してほしい)


 

デジモン漫画大賞
 ザビギPVと同日にこちらも受賞作品が公開された。
ツイッターで中々盛り上がっているようだったので読んでみたら、なるほどどれも非常に面白い。
ファンがつくっただけあって公式作品とは違った視点やセンスが光っていて、むしろこっちの方g…いや。

 とにかく良かったので、せっかくだし各作品について自分の感想をまとめておきたい。
あらすじは公式サイトから引用で、感想はネタバレを普通に含むので折り畳み表示(この機能を使って見たかった)


【準大賞】デジモンブルーム-電子の花は散るか-
 デジモン召喚アプリで、相棒・ララモンとともに生活を送るリラ。ある日、サービス終了の報せが公開され…。

≪感想≫(クリックして展開)
  • 今回の審査で最も高く評価された準大賞作品となるが、テーマは「サ終」で草。
    でも実際のところ、電子生命体であるデジモンがアプリを介して人間と接触する世界観にはリアリティがあるし、
    ならば当然「サービス終了」という別れが訪れる時もあるだろうな…、と、デジモンリアライズを失った今、痛切に感じる。

     「サ終」という現代ならではの分かりやすい終焉で読者を惹きつける導入も、
    かわいい絵柄や合間に挟まれるギャグもとてもキャッチ―で、なるほどこりゃ万人受けするわ…
    と思わせて、なまじ可愛い主人公ちゃんがインフェルモンになってしまう展開や、普通にホラーなオチでインパクトも抜群。
    やめろよ、俺は漫画クロウォでリリスモンがゲコモンにされるくだりも怖かったんだぞ!

     作者の人はセイバ推しとのコトで、ララモンをメインに据えているのもそこからなのだろうが、
    ラストの「愛するパートナーのためにデジタルワールド側に残る」という選択も、アニキを彷彿とさせるところがある。


  • 【佳作】二十年侍(はたとせざむらい)
     幼少期に育てていたコテモンと二人で暮らす武直。ある夜、武直は初めてコテモン以外のデジモンに遭遇する。

    ≪感想≫(クリックして展開)
  • さながら短編映画のように美しくまとまった1作。
    剣道少年とコテモンという組み合わせがメイン…と思いきや成長して社会人となってからの時間軸が主なのが意外。
    主人公に元々デジモンの知識があるのでハナシが早いし、成長してからもパートナーとの関係が続いているコトで
    「デジモンとの日常」が当たり前のように続いていた積み重ねを感じさせるのが良い。

     中盤から空気が一転し、日常が壊されてしまう不穏さとミスリードを織り交ぜつつも、
    最終的には2人の絆を確かめ合ってパートナーがクッソかっこよく進化して事態を解決して大団円!
    という読後感の良さが非常に素晴らしい。

     「ヤバそうな敵も沢山出てきたが、果たしてコテモンは何に進化するんだ?」と期待させてからの、
    ワープ進化でクレニアムモン!があまりにも完璧すぎてヤバい。今回の4作でも特に好きなシーン。
    武直との生活や鍛錬が、究極体にまで進化するほどのパワーになっていたのを表現してるのもいいんだ。

     デジモンって基本的には主役が子供で、
    さらに最近だとラスエボとかで「パートナーとの別れ」をテーマにした公式作品が目立っていたけど、
    今作みたいに「大人なってからもパートナーデジモンは最高だぜ!」って作品がもっといてくれた方が、
    ファン層の年齢的にも嬉しいんじゃねーかなぁ、って思う。

     なお、作者の人はどうやらツイッターはやっていない?ようだったけど、
    画力も構成もあまりにもプロすぎるので、別名義で活動している方なのかもしれない。


  • 【佳作】デジタルモンスター CHILDREN:CODE
     「ガラケー」とデジモンを使ったハッキングに熱中する子どもたち。ヒナタは念願の「ガラケー」を入手し…。

    ≪感想≫(クリックして展開)
  • 最近では公式でもお馴染みとなった「ハッカーツール」としてのデジモンを題材とした作品だが、
    今作では、デジモンとしては定番の「小学生主人公」と「ハッカー要素」を組み合わせて、
    デジモンをちょっとした悪事に使ってしまう「悪ガキ主人公たち」としているのがユニーク。

     この設定、個人的にはけっこうなエポックメイキングだと思っていて、
    如何せんハッカー系作品は主人公も年齢高めで話の内容も小難しくなりがちだが、
    「小学生がイタズラに使う」という、いい意味での低次元さはかなりとっつきやすい。

     子供はこういう「あえて悪いコトをしちゃう作品」に惹かれるものだし、
    今後、デジモンを幅広い年齢層に向けて展開していくのなら、かなりの可能性を感じる作品だった。

     あえて現代主流のスマホではなく「ガラケーじゃないとデジモンが扱えない」という独特な設定も、
    デジヴァイスのような神秘の類ではなく、現実的な観点からの「ちょっとした特別なギア」足りえる絶妙さ。
    スマホにガジェット感はないけども、ガラケーならその点バッチリなのも相性がいい。
    かなり古いゲームのようなユルいドット絵風イラストも味があって好きだ。

     まだ「レベルⅣですら希少な存在」であるという未熟な世界観や、
    BACK、CRACK、JACK、HACKからなる「CKコマンド」も少年マンガしてて面白かったけれど、
    作品の終わりが謎を多く残して「第一部・完」的な感じだったのはちょっと残念。

     ところで、公式サイトの紹介では登場デジモンがエレキモンとグレイモン(原種)になっているが、
    「これどう見てもグレイモン(青)じゃないか?」とツイートしたら作者ご自身からいいねが飛んできて笑った。
    悪ガキのカズマらしくダークサイド版を従えているのもミソなんだから、早く直してあげてほしい。


  • 【佳作】DIGIMON VARIANTS
     ある理由でデジモン育成をやめた元チャンピオン・ダイゴ。ある日ダイゴは、傷ついたトイアグモンを助ける。

    ≪感想≫(クリックして展開)
  • VARIANTS、つまりは変異体というコトで、「亜種」に主軸を置いた実にファンならではの視点が光る作品。
    まさに主役系デジモンの王道たるアグモン系と共に主人公が活躍してしまったばっかりに、
    「非主役系」「色違い亜種」のデジモンが人々に忌避されてしまうコトになった…という、実に皮肉な世界観。

     言うまでもなく自分たちのいる現実にも当てはまる構図であり、
    これを公式が佳作として選んだのは良いけども、ちゃんとダイゴのように罪の意識があるのだろうか…。

     今回選ばれた4作の中でも、個人的には特に心に響いた作品だ。
    長らくデジモンファンをやってるような人になら大体ブッ刺さるんじゃないかと思う。
    俺がずっと望んでいる「競技路線」の世界観であるのも嬉しいし、
    「望まれなかった亜種デジモン」をテーマに、ここまで上手くまとめあげているのは見事と言う他ない。
    終盤、トイアグモンがついに果たす進化も、「そう来たか!」と膝を打つ素晴らしさだった。
    (ていうか公式は紹介デジモンでスカルグレイモン出してんじゃねーよ!)

     テーマがテーマだけに公式からは出てこない作品(出されてもどのツラすぎて困る)だが、
    令和の世にこのような作品を半公式の場でお目にかかるコトができて、本当に良かったと思う。

  •  これら以外にも「最終候補」となった作品も4つあるのだけど、公式サイトでは公開されておらず、
    それらの公開状況は作者さん自身にゆだねられ、読めたり読めなかったりする様子。
    最終候補に残るくらいだからどんな内容なのかが気になるところだけど、
    応募ルールで「作品の権利は作者にあるけどデジモンの権利はバンダイにあるよ」ってなってるので、微妙に公開し辛い感じなのだろうか。

    ---≪追記 2023/08/13≫

     最終候補の4作について、改めて現時点で分かっているリンクを追加。全体を読めていないのでこちらは特に感想などはなし。

    COLD OPEN デジモンアナザーストーリー  ※pixiv投稿
    デジモンデイブレイカー ※pixiv投稿
    駄菓子屋こがや ※一部のみ
    異界転生ジュウオーガー ※一部のみ
    ---



     そんなこんなで、読んだ作品はどれも素晴らしい作品だと久々にデジモン作品で心を振るわされたが、
    意外にも、最も評価の高かったブルームですら「準大賞」というコトで、今回のコンテストで「大賞」作品は出てこなかった。

     いや、選ばれた4作はちゃんと面白かったから審査はガチでやってるのは分かるんだけど、
    近年の公式作品がクオリティ的にもターゲット的にもよーわからんのを思うと、カッコつかんなって…。

     大賞がなかったってコトは、その副賞だった
    「東映アニメーション、バンダイ、集英社Vジャンプ編集部と一緒に、新たなデジモン漫画を生み出す企画に参加できる権利」
    はどの作者さんにもいかないのかぁ…。
    どの作品にも可能性を感じたし、チルドレンコードの路線とかは正式に公式で広げる価値アリだと思うのにな。

     でもまぁ、公式はこれらの優れた4作を選び抜き、同時に大賞とは認められないほどの審美眼を持っているのなら、
    次はさぞ「流石公式!」と唸らされるようなもっと素晴らしい作品を出しててくれるのだと思うと楽しみですね!





    ■2023年07月29日 COLOR投票結果とGEMムゲンドラモンとサイトの話

     前回の日記で触れた「COLOR投票」の結果が発表された。
    俺が欲しかったのは新色のVer.1クリアイエローと、思い入れのあるVer.2クリア①だったが、
    商品化が決まったのはVer.1がクリア、Ver.2がスモーク。
    …というワケで俺は遠慮なくスルーするので、興味ある人は俺のぶんも8月1日からの情報解禁をチェックしてくれ。

     とはいえ俺だって、最初からこっちの色が出ていたら断然こっちが良かったなぁ。
    Ver.3~5が発表された時に「こんなのがあったなんて」と買い逃してた人もチラホラ見かけたし、
    タイミング的にもシンプルな「再販」としてもちょうどいい感じだと思う。

     「どっちかだけ買おうと思うけど決められない」という人には、俺はVer.2をオススメしておく。
    なんでかって、COLORをやって改めて思ったけどVer.1のトレーニングがクッソ面倒だからだよ!


    G.E.M.シリーズ ムゲンドラモン


     急に発表された、GEMシリーズ完全新作「デジモンワールド版ムゲンドラモン」!
    ………え?デジワー版…?

     確かに赤い眼光はあるし各部のデザインは公式絵版と違っているものの、
    「デジワー版ムゲンドラモン」の大きな特徴「白に近いシルバーカラー」がサッパリ表現されていない。
    むしろ公式絵に近いガンメタカラーなせいで、全然脳が「デジワー版」として認識できないぞ…。

    (これの左上のがデジワー版ムゲンドラモン。画像自体はデジワー2からの引用)

     まぁ、値段もサイズもデカいGEMシリーズなので俺は最初から手を出せない一品ではあるのだけど、
    わざわざ「デジモンワールドファンに向けて、デジモンワールド版に見えないデザインを出す」のが謎すぎて気になる。
    協力になべけんとハブモン呼んだつってるけど、この2人は眼鏡じゃなくてサングラスでもかけながら監修してたのか?
    (以前、なべけんが公式絵準拠の銀アルファモンとゼヴォ準拠の黒アルファモンの違いについて
     「自分としてはどちらも同じ色であるという認識だった」みたいな受け答えをしていたが、
     まさかデジワー版ムゲンドラモンも、ファンには白く見えていても公式側には黒く見えている可能性が…?)


     情報公開と同時にガバガバ誤植もあったのは誤植図鑑で触れるとして、
    とりあえず、「今もハブモンがデジモンに関わっている」のが分かったのは良かったかな。

     いい加減ゲーム新作の情報も欲しいところだが、
    そもそもこのムゲンドラモン自体「どうせならデジフェスで発表すれば?」って感じだけど、
    こいつを通常公開にまわすコトになるくらいの情報量がフェスにはあるのかもしれない。ないかもしれない。

     それにしても、ここ数年でムゲンドラモンの立体物が充実したもんだ。
    「デジモンウォーズ」「ザ・デジモン」「フィギュアライズ」「ダイナモーション」と、
    今まで出たのは一通り揃えていたのだけど、正直俺はダイナモーションで既にけっこう満足している。
    一般発売かつお安いし、ソフビだから雑に飾れるというのが俺の性にあっていてとてもいい。
    流石に成型色はのぺっとしてるけど、この安さでそこそこ大きいムゲンドラモンが手に入るのは破格すぎる。

     メタルグレイモンも良かったし、ダイナモーション、良いシリーズだと思ってたんだけどなぁ…。
    …本当に、「売り方謎すぎて終わったわ」なのが残念でならなかった。


    サイトの話

     ここ最近ずぅっとペンデュラムZ攻略の更新ばかりだったが、ようやくひと段落がついて良かった。
    「デジモンX攻略をやってたはずなのになんで脱線してんだよ」という状況でもあったが、
    「ジョグレスがある」「基本的にクソコメントはそのままでいい」などラクチンチンな要素があって、
    先に片づけられそうだったのでまたもやデジモンX攻略よりもペンZが先に終わる流れになった。

     ちなみに現在は気分転換もかねて少し育成ギアから離れているが、
    来月からまたデジモンX攻略を再開したり、これまた途中なデジモンCOLOR攻略にも手を付けていく予定。
    ていうかCOLOR、新作が出るまでそんなに間がないのに、まだVer.3~5のドットなんも用意できてないな。
    COLORのドットは魅力的ではあるけど、こと模写という点においてはただただクソ面倒なのだ…。

     そして「やっぱ攻略ページに攻撃ドットがあると見栄え良いな」という満足感が強まったので、
    とりあえずは初代デジモン、デジモンミニ、デジモンツインあたりもいずれ手を加えたいと思っている。
    それに、過去の攻略ページはまだ画面が狭かったりブラウザもIEを使ってる時につくったものだから、
    今のワイド画面やクローム環境で見ると表がガバガバだったりするし、そこらへんも直したいんだよな…。

     さておき、個人的には楽しいけれど過去作ドットや攻略ばかりいじっていても仕方ないので、
    今後のざっくりした予定としては8月に誤植図鑑、9月~11月にはコラムの普通のやつ、番外編、訂正編を1つずつ、
    そして12月にはもはや何年ぶりだよってくらいクッソ久々にレビューを投稿できたらいいなぁ、という展望。
    そういうのを考えています。考えてはいます。

     なんか知らんけどここ最近ものすごくお絵描き頻度が下がってるのもなんとかしたいが、
    予想外なところから、今、目の前に新たな余計な問題が一つ転がってきてしまっている。
    それはツイッター…いや、Twitter改め


     Xの仕様変更が原因だ。
    ここ最近、Xもといツイッターは悪い意味で色々と話題になっていて、まぁ面倒なので詳しくは割愛するが、
    とにかくここ最近の仕様変更のせいで「ウェブに埋め込むツイート一覧がちゃんと表示されない」事態になってしまった。

     一時はシンプルに「ツイートが表示されない」という状況で、
    そこから少し経つとまたちゃんと表示されるようになったので良かった直ったんだ~、とノンキしていたら実は違って、
    「ツイッターアカウントでログインしているブラウザからは今まで通りに表示されるが、
     ログインしていない環境からだとツイートが最新のものではなく『伸びた順』に表示される」…というコトになっているらしい。

     なので、普通にツイッターを使っている人にとっては
    今も俺のサイトトップの右側は今までどおりに俺の与太ツイートが流れているはずだが、
    ひとたびツイッターを離れた環境からサイトを見ると

     こうなっている。
    恐らくは伸びたツイート、つまり価値のある?ツイートを誇示してアカウントを良く見せてやろうみたいな狙いだと思うが、
    「伸びた順」ってコトは、そうそう並びが動かなくて更新されないじゃん。
    「告知としてウェブに貼り付けるもの」としては全然ふさわしくない仕様じゃん。何してくれてんだよ。
    「伸びた順」っていうソート自体は普通に公式にも表示機能としてあれば嬉しいけどさ…。

     みんながみんなツイッターをやってるワケではない(なんなら今の騒動でやめた人もいるだろうし)のを思うと、
    いつまでもデジモンサイトの右側にデカデカと「私はポケモンとアズレンの落書きがちょっと伸びただけのアカウントです」
    とアピールし続けても恥ずかしいので、そのへん調整して改装しなきゃなぁ、となっている。アズレンもうやってなくて気まずいし…。

     まぁデザイン自体は前からいじりたいと長らく思っていたので、いい機会がきたのだと思っておこう。
    どうにも更新頻度はがた落ちしているサイトだけど、引き続きのんびりとよろしくお願いします。





    ■2023年06月28日 みんなでCOLOR投票プロジェクト!

     Ver.3~5の発送を控えていたデジタルモンスターCOLORだが、
    ここにきてVer.1、Ver.2の新色発売が決定し、そのカラーは投票で決まる。という企画がスタートした。

     既に発売されているVer.1はブラウンとグレー、Ver.2はブラックとホワイトの2色ずつだが、
    さらに初代デジタルモンスターで発売されていた他のカラーに加え、完全新規のカラーも加わった選択肢が用意されている。
    (企画詳細ページでの、各バージョンの上段が当時あったカラーで、下段が新規カラー)

     個人的には、初めてデジモンに触れた思い出の品「Ver.2クリアスケルトン(企画では「クリア①」名義)」はやはり気になる。
    でもどうせなら新しいカラーの方が良い気もするし、特にクリアイエローは
    今まで公式から出た本体色としても目新しいので、こいつもほっとけない。イエローという割に黄緑に見えるのは気になるが…。

     というわけで、一応自分はVer.1のクリアイエロー、さらにVer.2はクリア①とクリアイエローに投票。
    投票対象に制限はなく、Ver.1とVer.2からそれぞれ人気の高かったカラーが1つずつ商品化決定となる。締め切りは7月12日。

     
     正直なところ、俺はこういう「商品化が絡んだ投票」というのは好きではない。
    投票というコトで「ファンの意見を聞く」という体裁はとっているが、実際はもちろん、自分の望みが叶うとは限らない。
    誰かの意見を聞くという事は、誰かの意見を聞かないという事なんだ。
    むしろ、自分の希望が折られるコトでせっかくの新商品にマイナスイメージがつく恐れすらあるだろう。
    公式のやり方がヘタクソなせいで、「投票したファンの手で商品内容がグチャグチャになる」パターンすらあった。

     でもまぁ、今回のこれは単に本体のカラーリングってだけのハナシだし、
    俺はもうVer.1とVer.2は既に持っていて、同じ中身の本体がもっと欲しいなんて思ってもいなかったので、
    新色がイイ感じなら買うかもしれないし、好みじゃなかったら快くスルーできるので気軽なもんだ。

     ところでデジモンCOLOR、最初の商品予約ページからずっと気になってたんだけど、
    なんでやたらと説明文が「…!」なんだろう。福本伸行作品を今更読み始めた中高生じゃあるまいし。





    ■2023年06月26日 デジタルモンスター26周年

     6月26日は初代デジタルモンスターVer.1の発売日、つまりはデジモンが始まった日。
    というワケで本日でデジタルモンスターシリーズは26周年となりました。おめでとうございます。

     26、つまりフロというコトで今年こそフロンティアからフィギュアライズやアーツ、
    ネクスエッジなどまぁなんでもいいから超越形態やスサノオの立体物が出るコトに期待していきます。


    フロを差し置いてセイバから発売された、フィギュアライズアンプリファイドのシャイングレイモン。
    想像以上に箱がデカくてビビったが、まぁセイバーズのデジモンはデカいもんな。



     記念すべき日というコトで今日は公式からも色々と新情報が公開されたが、
    シーカーズChapter-2の開始、シーカーズ新トレーラーの公開、
    シーカーズ関連の新デジモンの図鑑登録、シーカーズ関連のDimカードの情報…と、見事にシーカーズまみれ。

     自分はシーカーズ本編は未だに1-9で止まりっぱなしなのでチャプター2には触っていないが、
    今回から何故か公開タイミングが深夜0時から昼の12時に切り替わったってハナシだったのに、
    YouTubeの朗読動画の方は設定ミスでもしたのか、フツーに0時に投稿されてた(少し経って非公開→再公開になった)のは面白かった。

     どうせいつかは読むのだし「読まなきゃなあ」とは思っているものの、
    シッカリとシーカーズを追っている周りの数少ないメンバーも「内容は別に…」という反応しか示さないので、やはり乗り気にならない。
    やっぱ作品を「見なきゃ」と思わせてくれるのは「見ている人たちの盛り上がり」なんだよなぁ。

     内容を抜きにしても「こんな展開形式じゃ盛り上がるワケねーだろ」と思っていたら、
    本当に全然盛り上がってないようにしか見えないが、このままズルズルと惰性のように続けていくのだろうか。
    色んなニュースサイトに取り上げてもらってはいるが、気合いが入ってるんだかないんだか分からんプロジェクトだ。



     そして少し前にも告知されていたとおり、
    最強ジャンプで連載していたデジモンドリーマーズはデジモンウェブ内に左s…お引越しとなり、こちらも今日から公開が開始。
    しばらくは過去のエピソードを順番に公開し、連載していた最新エピソードの続きに追いつくのは秋ごろになるらしい。

     「まぁゴスゲも終わったし、最強ジャンプでデジモンを取り上げ続ける必要性もなさげだよな」とは思っていたが、
    よく分からないタイミングで誌面から追い出される形となってしまった。他の掲載作品との兼ね合いだろうか。

     僅かなデジモン分のためだけに対象年齢が違いすぎる最強ジャンプを買うのは苦痛だったのでありがたい話ではあるが、
    気になるのは最強ジャンプどころか集英社の手すら離れて、デジモンウェブの管轄で展開されるようになったという点だ。
    つまり、「単行本の続きが出るかが怪しい」のが非常にひっかかる。

     この先ウェブで全話が無料公開されるとしても、こっちは既に1巻を買ってるんだからなおさら単行本で揃えておきたい。
    それにデジモンウェブのコトだから、いつ謎のリニューアルで過去のコンテンツが吹っ飛ばされるかもわからんし、
    アーカイブとしては全然安心のできる場所ではないという懸念もある。

     ていうか、せっかく最強ジャンプという枷から離れられたのなら、
    もう「それ用につくっていた」ドリーマーズは適当に区切りをつけて終わらせておいて、
    別の作品として再スタートを切っておいた方が良かったと思うのだけど、どうにも色々とハンパな気がする。

     ファンから作品を募って漫画大賞をやった矢先に「雑誌からデジモン漫画が消える」のもだいぶアレだが、
    シーカーズも踏まえると、「デジモンウェブ上に人気コンテンツがほしい」という狙いがあるのかもしれない。



     色々と展開自体はあるもののどうにもノレない、というのが今のデジモンに対する俺の気持ちだけど、
    そう思うと気付けば10月、つまりは4か月後に02 THE BEGINNINGが近づいてきていたのが思っていたよりありがたい。
    ザビギが面白くなるかと言われればまぁ正直よく分からんというか怪しくもあるが、
    ラスエボのスタッフが今の時代に02を題材にどういう作品を持ってくるかは気になるので、けっこう楽しみではある。


     しかしまぁ、マジで早くゲームの新作を出してほしいな、デジモン…。
    現状のカードとフィギュア、ギアもそうだが思い出商法だけで頑張ってるような空気じゃ「現在進行形のIP」としての意味が薄すぎるし、
    ちゃんと「デジモン新時代」を感じさせるパワーと魅力を持った作品がほしいよ。





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