不定期更新される雑記帳です。 日記メニュー サイトトップ

┣■2020年09月26日 クロスウォーズと世代設定
┣■2020年08月01日 クロニクルXとペンデュラムZ
┣■2020年07月16日 コロナ禍とラスエボとリアライズ復帰
┣■2020年02月08日 サイト障害と2020年デジモンプロジェクトとアドベンチャー:と空へ
┣■2020年01月21日 Vジャンプ3月特大号
┗■2020年01月05日 新年の挨拶とメダロットSとメダロット5大阪大会


■2020年09月26日 クロスウォーズと世代設定


 全世界に性癖をバラ撒かれる太一かわいそう。

 思えば太一、小学生の頃から自分の名前がスーパーの魚の切り身にされたりネットで中継されたり、
中学生でも幼少時のおねしょピースを晒されたり、高校生の頃はtri.だったりと、何かと晒され体質なんだな。
 アドコロの太一が妙に無感情で口数が少ないのも、
余計なコトをやらかして晒されたくないという、前世やら別世界やらの記憶から来ているのかもしれない(そうなの?)



 さておき、時はもう9月の末となりました。
いやあ、今年の夏はほんと一瞬だったなぁ…。結局帰省もできなかったし、イベントも潰れるしでろくに遊べなかった。
思い返しても、7月にデジモンショップ行ったのと、8月末にけーいちとスーパー銭湯行ったくらいだ。
今もコロナの影響で色んな店が潰れてて恐ろしいけど、上にも書いたよく行くスーパー銭湯「みうら湯」は思ったより賑わってて安心した。


こんな世の中だからか、実家が色々送ってくれた。ボンカレーはどう作ってもうまいのだ。





 ところで、先月出たPS4/SWITCH用ソフト「キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONSが評判ですね。
俺自身はキャプテン翼どころかサッカーもよく知らないんだけど、なんでもキャプ翼の家庭用ゲームが出るのは10年ぶりにもなるらしいし、
それだけ間をあけて出た新作ゲームが面白いともなれば、ファンの人も嬉しいだろうなあ。

 …なんで急にそんな話をするのかと言えば、このゲーム、プロデューサーがサヴァイブをつくってるはずの都築克明氏なんすよ…。
インタビューでもとても熱心に原作やゲームに向かっている都築Pの姿で圧倒されると同時に、
「…え?こんなにコッチに気合入れてるなら、じゃあその間サヴァイブは…?」という不安がうまれるつらさ。

 実際のところ、どういう流れや状況で都築Pがキャプ翼を担当するコトになったのかは分からない。
同時進行でこっちが先に仕上がったのか、サヴァイブは休止中なのか、Pはハブモンに任せるか、誰かと交代したのか、はたまた……。

 前回書いた日記の後には都築Pの件以外にも、海外サイトでは「2020年発売予定ソフト」からサヴァイブが消えたり、
つい最近バンナムが配信した新作ゲーム情報でもサヴァイブの姿はなかったり、Vジャンプでもずっと記事がなかったりと、かなり怪しい状況。

 別に再延期なのだとしたらそれは仕方ないし、コロナで世間がどこも大変なのはみんな分かりきってるから許される空気もあるだろう。
だのに未だに「何も告知がない」という不誠実な事実が、あまりにも不安だ。



 さて、前回の続で今回のメインはフィギュアやカードについて……書くつもりだったのだけど、
急に予想外なニュースが飛び込んできたので、今回はそっちをメインに触れようと思う。


 い…今更!?

 クロスウォーズて、2010年の6月頃からスタートだから実にもう10年以上前だぞ!?
確かにクロスウォーズは「なんか世代と属性がない」というワケ分からん設定が迷走を極めた作品だったが、今更!?

 先に結論というか俺の見解を言っておけば、
この改変によって今後クロスウォーズのデジモンたちに出番が増えてくれるなら、それは間違いなくいいコトだろう。
俺は「クロスウォーズ」という作品に対してはまぁ…思う所もだいぶあるけど、良い所はあるし、好きなデジモンだって少なくない。
クロウォ(に限らないが)のように冷遇されているデジモンへの公式待遇が変わってくれるのなら、それは朗報だ。


 …が、どうしても今回の件で不安になってしまうというファンは、俺以外にも少なくないだろう。
どれもこれもデジモン公式に信頼というものがないのがいけないワケだが、
改めて、今回の改編の気になる点について触れておきたい。


 まずは、というか一番気になるポイントは、今更クロウォデジモンに世代を追加する必要があるのかだ。 
確かに、クロスウォーズにおける「世代や属性がない」という設定はかなりの失敗だった。
なにしろ、以前からのデジモンファンにとっては大変ショッキングな改変であるくせに、
別にクロスウォーズという作品を面白くするためにまったく貢献していないと言っていい。

 この設定を受けて、コミカライズを担当した中島先生は「既存ファンにとっては受け入れ難い新設定」であるコトを見事に理解し、
それでいてクロスウォーズが掲げたこの設定と向き合って、「進化のないデジタルワールド」を創りあげた。
単行本2巻に収録されている第10話のダスクモンのセリフ

「一度ある姿に生まれついたデジモンがその性質を大きく変えることはない!!
 みなその分を守り限られた可能性の中で死んでいく…それがデジモンというものだっ!!!」


 は、元々のデジモンを知っているファンにとっても「クロスウォーズの世界」を象徴する台詞として印象づいているだろう。


 …まぁ、こんな設定を持ち出してきた責任者であるアニメ版はと言えば、
「時間はかかるけど進化という概念は別にあるよ」という想定外にどっちつかずな着地を見せたり、
なんかしれっとモブのチョコモンがロップモンに進化してるという信じられない描写をねじ込んできたせいで、
じゃあ最初からこんなクソ設定使うなや!」としか言いようのない醜態を晒していたのだけど。


 よく「世代をなくしたコトによるメリット」としてファン側から挙げられるのは

・デジクロスによる細かな強化段階を既存の進化に当てはめずに済む
・世代にとらわれずデジモンを自由に登場させられる

 の2点だろう。しかしハッキリ言ってどっちもそんなコトはなく、擁護としてはムリがある。

 まず根本的にクロスウォーズという作品がバカなのが、
「シャウトモンたちのようなデジクロスに関わる新デジモン」だけでなく、
世界そのものから世代設定をなくした」ところであるコトを再認識してもらいたい。

 例えば、シャウトモンたちだけが世代設定を持っていなかった場合、
それであればつまり、アーマー体やハイブリッド体と同じように見るコトができていた。
ぶっちゃけその2つも設定的には失敗なので、そこから学んで「もう余計な世代の概念は増やさないよ」となってほしかった所だが、
02やフロンティアをも超越する大失敗設定を採用してしまったのがクロスウォーズだ。
 
 「世代=進化段階」は、既存ファンだけでなく新規ファンにとっても分かりやすい強さの目安となる要素だった。
「完全体だから強い」「成熟期なのに強い」といった度合いを明確にして、さらにいえば作劇のやりやすさにもなる要素だ。
これを潰してしまっては、そこに残るのはただの「味気無さ」と「分かりにくさ」だけだ。

 世代を残していた方が、「シャウトモンX3では成熟期と互角だったが、シャウトモンX4ならば完全体にも勝てる!」
といった感じで、結局クロスウォーズというかデジクロスの描写的にも、そっちの方が圧倒的にラクなはずなのだ。
決して、ウケ狙い感覚で気軽に消していい設定ではなかったのに…。本当に理解できない。


 そして後者の「世代にとらわずにデジモンを自由に登場させられる」という点。
これなんかは本格的にどうしようもなくて、提唱するだけバカ丸出しになる珍説だ。

 「人気キャラは究極体などの上位デジモンに固まっているので、その上位デジモンを早めに出せればいい」
…といった具合で聞いたコトがあるが、いやだから世代がなくなったら究極体はもう究極体じゃないだろ。

 別に、強いデジモンを出したいなら強いまま出せばいいのに、
「本当は大して強くないハリボテです」なんてクソ設定を添えられては、盛り上がるモノも盛り上がらない。


 しかもクロスウォーズ、「本来なら強いはずのデジモンがクソみたいな扱い」という描写がとにかく多い。
ネプトゥーンモン、リヴァイアモン、グランクワガーモン部隊、ガイオウモン、グランディスクワガーモン、ファンロンモン…。
リリスモンの部下として登場するルーチェモンやら、同様にアポロモンのモブ部下と化したマルスモンやら。
「もはやネタにしなきゃやってらんねぇ」とファンを嘆かせたデジモンが、無駄に印象的なので困る。

 じゃあ逆に、本来なら弱いデジモンが強く、魅力的に描かれたかと言えば、そんなモンは全然なかった。
強いて言えば、DSの「超クロスウォーズ」では幹部クラスの強キャラとして登場するララモンがいて面白かったが、
アニメでは「何故か地位は高い」デジモンはいても、それに納得できるようなデジモンは皆無だった。ムシャモン、テメェだよ。

 結局の所、昔からのファンにとっては無駄な混乱を招くだけだったし、
世代段階は基本的にデザインにも直結しているので、新規ファンにとっても絵的に違和感のある構図ばかりがつくられてしまった。


 別に、話を面白くしたり、キャラの印象を良くするための改変はいくらやってくれてもいいが、
クロスウォーズの改変は、とにかく「良さ」につながってくれない。
なんでかと言えば、マトモに考えてないからとしか言いようがない。
マトモに考えた結果キャラクターの魅力を下げようとしているのなら、それはそれで大問題だ。


 …想像以上に思う所がありすぎたので長くなってしまったが、
とにかく、クロスウォーズが急に世代設定をなくしてきたのはただただ「悪手」の一言だった。

 …が、既存デジモンはともかく、クロスウォーズで新登場したデジモンにとって、
その「世代がない」というのは逆にこれからも個性として活かしてほしかったのが俺の正直なところだ。
「わざわざ世代がないデジモンを産んだ責任」を投げ捨てて、
今更になって「はいフツーに世代つけました!」と言われても、あまり素直に喜べない。


 例えば、旧デジモンカードに収録されたクロスウォーズのデジモンは
「世代は持っていないが、ロストポイントは◯◯として計算する」といった具合でデ・リーパーのような扱いを受けていたし、
ゲームやギアに登場した際には、「とりあえず枠には収まっているけど、設定されたワケではない」と、
ふわふわしてはいるが、元の「世代がない」という設定を壊さない程度には、それとなく参戦している。

 「属性フリー」とかいうジャンケンの法則を乱すクソみたいな概念も、 
ゲームによっては「属性の相性を受けない」という一つの個性になり得るように、
「世代:なし」というのも、クロスウォーズデジモンの個性として残してほしかった思いがある。
というか、今更になって設定をつけられてもきっと脳が素直に受け付けないんだよなぁ。

クロスウォーズ当時「いや今更世代なしとかムリやろ…」
クロスウォーズ10周年「いや今更世代つけるとかムリやろ…」

 何も成長していない10年でしたね…。


 当然、アニメ主役デジモンにとっての最盛期は、出番やグッズが精力的に供給される「アニメ展開中」に他ならない。
ならばこの先、クロスウォーズデジモンがクロスウォーズ放映中より輝くコトはないと断言してもいいだろう。

 つまり、今後「クロスウォーズデジモンの印象を塗り替えるほどの活躍」にはとても期待できないんだけど、
公式はちゃんと責任をとって、今後もクロウォ組を盛り立ててくれるのだろうか…?
如何せん、現在進行形で「やるだけやってる」という虚無展開のデジ民投票が展開中であり、やはり信頼に欠ける。



 とはいえ、別に「新しい世代設定が浸透しないコト」は(「=活躍がない」のでガッカリではあるが)問題にならない。
今不安を感じているファンが恐れているのは、「新しい世代がイメージにそぐわないコト」の方だろう。
 
 例えば、つい最近アニメに登場したアイズモンなんかもそう。
俺は劇中描写や既存のデジモンとの兼ね合いからしても、
分散したスキャッターモードは成長期、集合合体したアイズモンは完全体であってほしかったのに、両方が成熟期にされてしまった。
スキャッター→シェイド→アイズのような進化の流れが組めれば、お互いにデジモンとしての存在価値も補強できたはず。
後発キャラとの組み合わせで新たな付加価値を得られるのも、自由進化が特徴なデジモンの魅力なのに、適わなかった。
 扱い辛い、役割の弱い設定が一度与えられてしまえば、結局は公式からも扱いが敬遠されてしまうだろう。

 少し遡れば、ダスクモンがデジモンX2に成長期として登場していたり、
それこそクロスウォーズのデジモンなら旧デジモンカードにシャウトモンX3が成長期扱いで収録されるコトもあった。

 上の2例は一応「便宜上の仮世代」なので設定にまで傷は達しなかったが、結局「その登場時の違和感」は拭えなかった。
そして明確に設定がつけられてしまうと、もしそれが違和感の生じるモノであった場合、そんな違和感がずっと残るコトになってしまう。

 増してや、「世代なし」という極めて自由な作品にうまれ、その中で活躍を重ねていったクロウォデジモンに対して、
今更になって「特定の世代をつける」のは、識者にとってもけっこう頭を悩ませる課題となるだろう。

 例えば上のは俺の考えるシャウトモンとそのデジクロス体の世代だが、
シャウトモン系に限っても、「X4」「オメガシャウトモン」「シャウトモンDX」など、位置付けに困る段階が沢山ある。


 今までは「世代なし」、あるいは「暫定的な世代」でふわふわと逃げてこれていたのに、
「扱いが良くなるとは限らないのに、クソ設定をつけられるリスクがある」賭けを突然ふっかけられたのが、今回の問題点だ。
いかんせん、設定を付けるのが公式(いや当たり前の話ではあるんだけど…)だってのがなぁ。



 あとどうも、「世代がつけば扱いがよくなる!」と勘違いしてる人がどうにも多く見受けられる。
別に、世代はフツーにあるのに8割くらいのデジモンは飼い殺されてるし、
公式が何故クロウォを冷遇するかと言えば「人気がなくて起用する価値を感じてないから」でしかない。
人気がバッチリあれば既に引っ張りダコになっている。向こうは良くも悪くも商売でやっているコトを忘れてはいけない。


 ていうかクロウォ組にしたって当時から何故かクオーツモンやシェイドモンには世代があったり、
さらに何故かスパーダモンが公式図鑑追加時点で何の説明もなく成長期扱いになってたりしたので、
公式サイドは別に「世代のあるなし」をファンほどは大して重要視してないんじゃねぇかなあ…。
なべけんだって、「ハイブリッドとかクロウォはゲームで出しにくい」と言うハブモンに対して「そうなの?」の名言を残してるし。


 ただ、公式設定として世代が追加されるコトで、「他部門のスタッフにとって扱いやすくなる」のはあるかもしれない。
例えばハブモンはそういう特殊なデジモンはちゃんとした土壌ができあがってから出したいと言ってた(※)し、
今回の件を受けて「じゃあ新作ゲームに出しましょう」という姿勢に持っていきやすくなってくれる可能性はあるだろう。

※:アグニモンやシャウトモンは、ハブモンが一時的にデジモンから離れているネクオダの頃に追加された。

 まあ、その肝心のゲーム部門は現在まったく動きが観測できないんだけどな、ワハハ!


 しっかし、何故10年も経った今更になって、クロウォデジモンに世代設定を追加しようと思ったのだろう。
ざっと考えられる理由としては

・カードに出しやすくするため
・何かしらの新作企画が動いているため
・公式の態勢が変わったため

 あたりだろうか(10周年絡みの可能性はタイミング的にはそうだけど、公式からは言及ないので今は除外)
まず現在展開中のデジモンカードゲームは、デジモンファンの誰もが予想しなかった勢いで人気があるらしく、
この調子でいけばバトスピも見事成し遂げられなかったフロンティアやクロスウォーズの救済にも手が届きそうなほどだ。
「今更、カードに出すくらいで世代設定を付与するほどか?」という気持ちは否めないが
まあつくってる側がその方が都合がいいというのなら、一ファンとしては否定するコトでもないだろう。

 何かしらの新作というのも、媒体が違うだけでカードと同じく「出しやすくするため」という説だ。
例えば「ペンデュラムZ」もその候補の一つ。
あれは登場デジモンの進化図にぽつぽつ空白があいたまま受注が終わり、現在は次の情報待ちという段階だが、
もしかしたら「正式に世代を獲得したクロウォデジモンが参戦」という可能性はけっこうありそうだ。
 …でも「究極体」はいいとして、「究極体?」って枠の方は結局よくわかんないな。正式に世代を獲得したのなら「?」はつかないだろうし。 

 最後の「態勢が変わった」説というのは、
ペンデュラムZから、いわゆる「公式の設定担当」が変わった空気を感じるところからだ。
(断定じゃないのは、兎塚氏やK氏が関わる告知はあったけど、前川氏から交代したかとかはまだ不明なので)
実の所、ここ最近のデジモンギアからは「過去のデジモンに再びスポットを当てよう」というありがたい気概を感じる。
その一環で、クロスウォーズデジモンの待遇改善のために動き出す人がようやく表れたので、
ファンにとっては「今更」としか言いようがないが、この度クロウォデジモンに世代がつくコトになったのでは、という説だ。


 …まあ、どれが正解かは分からないし、もしかしたら全部という可能性もある。

 なんにせよ、人によってはどうしても不安を感じてしまうニュースだろうが、
こうして「クロスウォーズデジモンに手が入る」というのは、滅茶苦茶不安…というか、
本当に世代をつけただけで終わる虚無の可能性もまだだいぶ残ってはいるものの、
どれだけ「今更」であったとしても、「現在」より早いタイミングは存在しない。
「公式が、ついにクロスウォーズをどうにかしようと動いた」点を、なんとか肯定的に受け止めたい。

 「今更クロウォに世代つけられたらアニメの描写めちゃくちゃになるやん」という声もあるが、
別にそれは元から地獄だったろうが!と思うので、そこは俺は別にって感じ。
クロウォの主役デジモンたちなんて、元から「ノリが良い方が勝つんだよ!」って空気出してたし。


 何はともあれ今はまだシュレディンガーのメイクーモン。
いざフタをあけてみれば、「なんだ、意外とマトモじゃん!」となってくれるコトを、
そしてクロスウォーズデジモンが今後もっと活躍してくれるコトを期待したい。

 いやほんと、俺ずっと言ってるけど三元士とかデスジェネラルとかもっと出してほしいから。
メタルグレイモン+サイバーランチャーとかシャウトモンDXとか当然のようにゲームで使わせてほしいから。

 クロウォデジモンに本当に必要なのは、「世代」ではなくて、単純に「活躍」だと思う。
クロウォも10年前のアニメというコトは、クロウォで育った当時子供のファンが育っているというコトでもある。
当時リアルタイムで追いかけていた俺の気持ちはと言えば
本当にXWのファン喜ばせたいならさっさとクロスフィギュアのオメガシャウトモンとジークグレイモン出せよだけど、
そんなあの頃の子供たちの目にも止まるよう、特定の作品ばかりを贔屓しない空気作りの一環になってくれるといいなあ。
 


 あ、ちなみに前回の日記以降ツイッターでもまったく触れてないのでお察しの方ももしかしたらいたかもしれませんが、
プレバンのX3抽選再販はハズレました。まあ、欲しいならちゃんと受注時に買っとけって話だししゃーないね。




■2020年08月01日 クロニクルXとペンデュラムZ


 草。

 単に黄色い恐竜の子供ってだけなら古くからGONってキャラもいるしとやかく言う程じゃないけど、
流石にちょっとこの「目」は…ここだけ瞳やらハイライトやら、描き方が具体的なんだよな。まるでお手本があるかのように。

 まー流れてきて面白かったので触れただけの身なので、別に何かを求めてるワケじゃないです。
むしろ、ツイート内にリンクがあるクラファンがけっこう残念な結果っぽい方が気になるかな…。

 

 さて、今日のデジモン界隈はいわゆるハチイチで、今年はコロナの影響でデジフェスも配信の形で開催される日ですが、
今回はそれらとは特に関係なく育成ギアの話です。


デジモンX3 アートブックVer.X


段ボールがデカすぎる

 これも3月中ごろの話題。
X2は登場デジモンが俺好みすぎたのでなんの迷いもなく両カラーを即予約したけど、
X3はなんかこれといったテーマも見えてこず、新Xデジモンにもイマイチ惹かれず、
上位デジモンも新鮮味のないロイヤルナイツで埋まっていたりでどうも食指が伸びなかったので、
好きな水棲デジモンが多めで、本体カラーも好みなブルーの方だけを半ば惰性で購入。


 内容についてはいつものデジモンXなんで特に言うコトはなし。X2の頃よりもさらに画面が見やすくなった気はする。
バッテリーに何かしら欠陥を抱えているのか、買ってすぐにテスト電池が死んだのもお約束。
そしてダイソーで3個入り100円のボタン電池だとマトモに動かず、2個で100円のだとまぁ動くというのも同様。
なんだろうな、動作に強いエネルギーを必要とするからあまりにショボい電池だとダメってコトなんかな。

 そしてこれを書いている現在、攻略ページの更新がピタリと止まっているコトからもお察しですが、既に飽きております。
一応、7割くらいのデジモンは育てたあたりで、モチベーションがなくなっちゃった。
睡眠時間が短いせいで、仕事中に家で寝かせて放置もできないしなあ(マトモにやってる頃は休憩時間に時計操作で睡眠を延長してた)

 デジモンウェブ公式もX2以降の分は全然攻略情報を更新しないし、
攻略ページにリンクを貼ってる海外の攻略サイト制作者の人もなんか投げ出しちゃったみたいで、うーん…。

 ところでデジモンウェブ、実は未だにペンデュラム20thのジエスモンXの攻略だけ出してないんだけど、絶対忘れてるよね。
(ジョグレスで進化する超究極体まとめは出していたが、ジエスXはバトル勝利で進化するのでハブられた)


 想像以上に周りの友達がX3を買ってなかったので、このままだと通信限定のジエスモンGXとかも拝めそうにない。
どうせ攻略ページつくるコトを考えたら、多少の不満は飲み込んででもイエローも買っとくべきだったな~、
とか思ってたらタイミングよくデジモンX2、X3、アートブックXの抽選販売が始まったので、
せっかくだしX3のイエローを応募してみた。まぁハズれてもそれはそれでいいや。
一応、どっちにしろ攻略ページはちょくちょく進めて完成を目指すつもりなので、長い目でお付き合いください。
あのページ、攻略っつーよりは「俺が登場デジモンについて勉強して紹介する」ってのが主な目的でもあるし。

 ちなみにデジモンX、最近の育成ギアとしてはかなり遊びやすい方なので、気になってる人はチャレンジしてみてもいいかも。


 一方アートブックX。

 包装をとくと、いきなり誤植訂正が羅列された特典ペーパー付きというなんも嬉しくないサプライズ。
このサイトを見てるような人たちなら予想もつくかと思われますが、この訂正表以外にも誤植はありました

 アートブックとしては今までと大体同じようなつくり…だけど、むしろレベルは下がってるかも。
最初のアートブックにはあった「掲載サイズが小さい画像は一部を拡大して併記する」っていう工夫は復活しなかったし、
今回はペンデュラムエックスの登場デジモンとヴァイスドットがまとめてあるくらいで、開発インタビューの類はなし。
せっかくXデジモンが題材なんだから、「X進化のデザインは何を意識したか」とかインタビューで聞いてほしかったんだけどな。

 なので、悪い意味で期待していた無断転載の類もない。
中国海賊メーカーのオメガモンXフィギュアとか、黒塗りになったX-MENに期待してたんだけどな。あっても困るけど。


 一部のデジモンには初期案や別イラスト、設定画なんかも添えてあるものの、
結局3冊も出してきて、未だにそういうイラストが「端っこに小さく載せてあるだけ」というクソ仕様なのは相変わらず。
Xデジモンは旧カードゲームで別イラストが描かれていたデジモンもけっこう多いのに、全然載っていない。

 これ、「アートブック」なんでしょ?
みんなお金出してデジモンの絵を見たがってるのに、なんでマトモに見られるようにしてくれないのか。
「デザイン」と「手抜き」をはき違えたような余白の多さも健在で、
「どうしてマトモな出版社が出してくれないんだろう」と、本棚にアートブックが増える度に悲しさが増していく。


 公式図鑑ばりのクソ解像度のせいでマトモに見られないのはさておき、デザインの没案には面白いものも多く、
「X進化ってなんだよ…」とイラストレーターの方々も悪戦苦闘していたのが窺える。

 興味深かったのが、初期のウォーグレイモンXは、現在ほどアレンジを効かせたデザインになっていなかったコト。
 ↑のこの、ペンデュラムエックスの冊子漫画に登場していた半端なアレンジのウォーグレイモンXは、
「漫画を担当した森山兄貴がマトモな資料をもらえなかったから」こうなったのだと思っていたけど、
より正確には「資料は渡されていたけど、決定稿じゃなかったのでズレが生じた」ってコトだったのだなあ。

 Xデジモンのヴァイスドット
特にペンデュラムX1時代は原種と大差ないのが多いのも、開発時期を加味してそういった背景があるのだと思う。
ガイオウモンのドットがモロにウォーグレイXなのも、「当初はブラックウォグレXの予定だったから」っていうずれ込みなんだろう。
(それはそれとして「ドットでの差別化を諦めただけ」って感じのも多い気はするが…)

 写真は貼らないけど、アルティメットブラキモンの亡霊じみた初期案にはちょっとビビった。改めて見たらドットもそれっぽいわ。


 今回のアートブックXで一番の目玉は、書き下ろし小説「CHRONICLE X:THE LAST EPISODE」だろう。
クロニクルエックスと言えば、公式サイトでも読める公式怪文書で、
その精神的苦痛はtri.やリアライズ1部に匹敵する危険な存在として知られるアレだが、あれの完結編が一足先に読める、というものだった。

 その実たるや、ウェブ版のそれはとは根本的に次元が異なり、メッチャフツーに楽しめる読み物に仕上がっていた
しっかりとデジモンクロニクルや今までのシナリオが一度整理されていて、
俺がツイッター上でも散々つっついていた「この世界のナイツはテロリストやぞ(だから善玉扱いはムリだろ)」という部分にまで言及している。

 物語は主人公としてジエスモンX、その師匠であるガンクゥモンX、オグドモンXの力で立ちふさがるルーチェモンXに重点がおかれており、
流石に活躍するキャラクターの数はウォーゲーム並に絞られてしまったが、その分ちゃんと描かれたキャラクターは魅力的だ。

 長さは10ページではあるものの、1ページあたりの文章量は文庫本の2~3倍はある感じなので、けっこうなボリュームがある。
ラストの締め方も爽やかかつリスペクトあふれるもので、まさかここまでマトモなモノが来るとは思わなんだ。
 
 惜しむらくは、最初からこの人に任せておけよというのと、
挿絵が一切なくて悲しいので、森山氏に作画コストだけいやに高いナイツX・魔王Xの集合絵を任せるよりは、
たったの1枚だけでもいいからこっち用の挿絵がほしかったなぁ、というところ。

 商品ページでもアピールされてた森山氏による集合絵、見て最初に出た感想が「すごい」より先に「かわいそう」だったんだよな…。
(絵は上手いけどめっちゃ作画コストが高いコトばかりが伝わって、これがなんのためになるのだろう感がすごかったので)
せっかくいいイラストを描ける人なのに、いつもなべけんの代理みたいな扱いでなかなかうまく使ってもらえなくて悲しい。


 このラストエピソードを担当したのは、巻末クレジットにもある「兎塚クニアキ」氏らしい(本人のツイッターより)
最初のアートブックの頃からスタッフとしてその名が載っていた彼だが、実はかつて自分とも交友があった、ファンサイド側の人物なのだ。
(別に隠してとは言われてない、ていうか改名してからは話してないんだけど、一応昔のハンドルネームは伏せておく)

 ツイッター上でファンに対してクールボーイの詳細について誰か知りませんか?と質問してたりして、
(そういや、結局アートブックペンデュラムにもアートブックXにもクールボーイについてのまとめは載らなかったな…)
「小説やってた人だろうに、アートブックではいったい何をやってるんだろう?」と長いコト疑問だったが、
今回こうしてシッカリと小説を担当し、しかもいいモノまでつくってもらえたのだからそういう意味でも心が晴れやかだ。
 このアートブックXも抽選販売対象に入っているので、興味があってお金に余裕がある人はチェック。


 なお、このラストエピソードに遅れてウェブ版のクロニクルエックス完結を迎えたが……あっちはまぁ、最後まであのままでしたね…。



ペンデュラムZ

 彗星のように現れた育成ギアの新シリーズ。
ガワはデジモンペンデュラムver.20thからの流用で、
内容はほとんどデジモンXと同じという近年のデジモンギアらしい変わり映えのなさではあるが、そのキモは登場デジモンにある。
実に20年以上前、かつてのデジモンペンデュラム以来かもしれない「生態系をテーマにして考案された新デジモン」の登場により、
まさかの良い意味での原点回帰にブッたまげる古参ファンが続出。

 俺自身も情報を見て全部即買するほどだったので、
もっと早く日記でも紹介しておきたかったけど、チンタラしてる内に受注は終わってしまった。
まあサイトトップに50日ほどプレバンへのリンクは貼り続けてたし、最終日の締め切り時間前には在庫もなくなってたしいいか。


 個人的にメチャうれしいのが、ディープセイバーズ、つまり水棲系デジモンに大きなテコ入れが入ったところ。
未だ少なかった魚系や、グソクムシだったりリュウグウノツカイだったりと、魅力的なモチーフも拾われて嬉しいったらない。
マリンキメラモンなんかも、「そうだよ!こういうのがほしかったんだよ!」と手を叩いて喜んでるファンも少なくないだろう。

 バージョンごとに新デジモンの数がバラバラなのは最初どうしてだろうと思ったが、
「ここでその数を揃えたらまた無駄なデジモンが増えるだろ。水系は数が少なかったからその分新種も多いってだけ」
とディスコード内で言われてて目からアイアンスケイルが落ちた。言われてみればそうである。


 新デジモンたち、コンセプトだけでなく設定や技名すらマトモになっているのだから本当に驚きの連続だ。
なにやらこちらにも件の兎塚クニアキ氏が関わっているようで。おいおい兎塚~!やるじゃん~!!
NSoにアヌビモンがいるの職権濫用かな?とか思ったけど、ラブラ系譜は中々拾われるコトなかったし、問題ないな。


 最近更新されたモンモンメモのスタッフインタビューでも
おったまげるほどマトモなスタッフがマトモにデジモンを開発してくれているのが分かって、素直に感動してしまった。 
しかしこのPLEXのKって人、クニアキ兄貴とはまた別の人なんかな。


 デジモンXがベースなら育成ギアとしてもそうヒドくはならんだろうというコトであまり危険視はしてないけど、
懸念点というか、気になるポイントもありはする。

 まず、本体のデザインがダサい。本体色もイマイチパッとしないし、このドット柄はなんだ。
個人的には、成型色はクリアにして、デジモンXみたいに「Z!」とわかりやすくペイントがあるみたいなんでよかったな。

 徐々にゲーム内容について情報が明かされてきている中、
今回のペンデュラムアクションは「進化するほど回数の多さだけが求められる」っぽい、
つまりは連打アクションと同様の処置なのもそれは違わない?と思う。 あのデジモンごとにベスト回数が異なるのが味だったのでは?

 そして一番気になるのは、育成ギアそのもののマンネリ。
上でも触れていたが、俺はX3を遊びつくす前に飽きてしまった。流石にコンスタントに似たようなゲームを出しすぎだ。
ゲーム内容が何かガラッと変わるか、目新しい追加要素でもないとそろそろ厳しい段階に入っていると思う。
というか、マジで早くプログレスのステータス要素拾ってくれませんかね…。


 結局受注を締め切るまでに、登場デジモンに伏せられたままのキャラが多いのも気になるところではあった。
追加の新デジモンに関しては文句ないが、登場デジモンのチョイスについては所々ひっかかるところがあったし、
今回のコンセプトらしい、四大竜や四聖獣、十闘士のピックアップも個人的にはジャマな印象が否めない。

 特に、通信限定でアニメの主役系ルートが解放される、
というデジタルモンスターver.20thからの悪習がまだ引き摺られているのも気になる。
いつも思うが、アニメの主役で喜ぶ層って育成ギア的にはライト層になるのだから、
そんな人たちに育成ギアを何個も買わせたり、そもそも進化ルート自体にロックをかけるのは間違った構図だと思う。
ゲームの隠し要素としてチュートリアルを用意するような違和感だ。


 そして02の主役ルートが登場というコトで、無駄な地雷も踏まれてしまった。


 ヴァイクプレシオ問題に関してはコラムやらでじもん!やらでも触れてきたけど、マジで全然状況が好転しないな…。

 例によってゴマモン系譜にヴァイクモン奪われてしまったならまだしも、
今回別にゴマモンいないし、ヴァイクモンは育成ギアで来たコトないしでヴァイクモンをアルマジ系譜に戻すには絶好の機会だったのになぁ。
ていうかアルマジモン系譜、サブマリモンとヴァイクモンのおかげで辛うじて水属性なのに、ヴァイク外してどうすんだ。

 ていうか、スラッシュエンジェモンて。
確かにロスエボでシャッコウ→スラッシュエンジェルートは採用されたコトあるけど、
あれ別にシャッコウモンに進化先を適当にあてがっただけで、「アルマジモン系譜はこれ!」って意図のルートじゃあないだろう。

 そも、ロスエボというかDSデジストは進化先が基本的に1つしかないシステムだったからあちこちで進化がぐちゃぐちゃになってるし、
サイスル以降は進化先が豊富になってズドもシャッコウもヴァイクになれたりで柔軟に対応できてるんだから、
今改めて「アルマジモンの究極体としてスラッシュエンジェを置いてしまった」のはむしろ大きな退化だと思う。
 
 アルマジ系譜に天使要素なんてないし、相方のパタが天使になるのだからアルマジまで天使にするのはやめてほしいんだけど、
どうせ天使にするにしたって、見た目にシャッコウモンとの部分的な類似点が見えるクラヴィスエンジェモンの方がいいのにな。
クラヴィスなら進化ルート的にもフリーだし、急に斬撃属性になるよりは封印の鍵の方がキャラ的にもいい。

 
 ヴァイクプレシオ問題になると毎度出てくる「そもアルマジモンの究極体がヴァイクモンであるコト」の是非を問う人は
せめてカードアリーナの名古屋弁ヴァイクモンの馴染みっぷりを見てから言ってほしい。

 それに、俺は別にズドモン→ヴァイクモンが言われるほどしっくりくる流れだとは思わない。
そりゃ設定的なつながりや海獣要素はあるが、この2体を進化で直結させると、ズドの良さがほとんど失われる物足りない進化に感じる。

 ヴァイクモンのデザインは、やはり当初の配置どおりに
「アルマジモンが色んな経緯を経て辿り着いた果ての一つ(別に理想形ではないが)」であって、単純な「ズドモンの進化」ではないと思う。
まさに「シャッコウモンとズドモンのジョグレス」、だから、アルマジモンの究極体はヴァイクモンでいいんだ。何故それを崩すのか。


 だいたい、究極体が被ってるなんてのはパルモン・ララモン系譜でもあって今なお共存してるコトだし、
同じくペンデュラムZに参戦するワームモン系譜はちゃんと
「クワガーモン系譜とはうまくやってるんで、ウチの究極体は今回もグランクワガーモンです」って感じでスジが通ってるのになあ。
それに今は恥ずかしげもなくデジモンアドベンチャーのリメイクとかやってるのに、
今更「ゴマモンとアルマジモンの究極体が同じなコト」を避けられても、別に印象は良くならないっつーか…。


 もし、本当にのっぴきならない事情があってもうアルマジモンをヴァイクモンにさせられないのだとしても、
それならそれで、アルマジモンのために新しい究極体を用意してあげればよかったのに。
最近もリアライズがヘヴィーレオモンやらミタマモンやらと、主役デジモンのために新しい究極体を追加してる流れあるしね。
雑に他のデジモンの進化系譜から究極体パクってきて負の連鎖を重ねるよりは、新キャラの方が断然いいよ。

 単純に、せっかくのディープセイバーズで水系じゃないデジモンに貴重な枠を潰されたコトも悲しい。
ジャンボガメモンとか、育てたい奴は他にもいるのになぁ。


 我ながら、いつまで同じ話題で愚痴ってるんだというのは自覚しているが、状況が変わらないんだから仕方ない。
むしろ、何故公式がここまでかたくなにヴァイクモンをアルマジモンに渡さないのかの方が疑問だ。
別にアド組としてヴァイクモングッズが充実して売れてるワケでもなし、ゴマモンがヴァイクモンになって良かったコトもないだろうに。
デジアドPSPの進化バンクで竹内姉貴の「ヴァイクモン!!」って声がカッコよかったぐらいしか思いつかないぞ。


 ところで、地味に「プロットモンテイルモンがシルフィーヴァルキリになってる」のもよーわからん所なんだよな。
テイルとパタ系譜にはジョグレスとしての完全体は02で登場しなかったから、そこだけ共用になってるってだけならいいんだけど。


 さて、ペンデュラムZに02主役組が登場するという紹介のあとには、「全6種をそろえるとあのデジモンが…」という臭わせがある。
02キャラが集まる流れからすると、02最強のキャラであるパラディンモードかと思ったが、あいつはもうにじゅっぺにいるんだよな。

 別に02がどうこうじゃなさそうだし、ラスエボから勇気の絆の登場が確定しているのを見ると、
tri.からオメガモンマーシフルモード参戦、と見た方が妥当な感じがする。丁度今、リアライズでも実装されたところだしね。



そうなの?



 そんなこんなで不満もいくつかあるけれど、
新デジモンだけでなく既存デジモンも育成ギアとしては初参戦のキャラが多いので、ペンデュラムZはとても楽しみ。
伏せられたままの「?」デジモンや、しれっと商品化が決定してるウィンドガーディアンズ以降の構成からも目が離せない。

 …しかし、そろそろフツーに店舗で一般発売してほしいな…。


 ああ、そういえば6月26日にはなんかデジタルモンスターVer.REVIVALとかいうのが発表されてたけど…これはスルーします。
いやこれ、ただのにじゅっすやん…。
あれこれ不具合修正して、海外版カラー(実は海外だとイイカンジの色がたくさん出てる)なら買ったかもしれない。

 何やら育成できるデジモンはにじゅっすと同じって書いてるけど、
にじゅっすって各カラー限定やら通信限定もあって数揃えなきゃ育成デジモンを全開放できなかったはずだけど、そこらへんどうなってるんだ?
今回のためにわざわざ中身をいじってるのだとしたら、そこらへんの改善や手間をもっと大々的にアピールするだろうし、
商品説明はどうもそこらへんすっとぼけるような書き方をしてて、怪しいったらありゃしない。
 よりによってなんでペンデュラムZの後に、デジモン記念日にわざわざこんな手抜き臭いのを発表したのかもよくわからない。

 ペンデュラムZ買い逃しちゃったゼッッット!!!という人も、ヤケになってまだ受注受付中のこっちに走るコトはないと思います。







■2020年7月16日 コロナ禍とラスエボとリアライズ復帰

 5ヶ月以上ぶりの日記となりました。
ヘタしたらこのまま二度と書かれず再び日記がバニシングされるところでしたが、なんとか戻ってまいりました。


 世間はすっかり新型コロナウィルスブーム。
前回の日記、2月上旬の時点でもニュースにはなってたけど「中国でなんか変なの出てる」ぐらいの認識だったはずなのに、
世界レベルで舐めプした結果、世界レベルで大ピンチに陥って、わたしたちの地球って思ったよりチョロいんだなぁ、とか思う。

 幸い俺自身はコロナにかかるコトもなく、以前とそれほど変わらない生活ができています。
感染対策で帰宅時の手洗いうがいを徹底した結果、今年の冬はまったく風邪をひかずに済んだのだけはめでたいところ。
今まで手は洗ってたけどうがいは面倒でしてなかったんだよな。効果はてき面なのでこれはコロナが終息しても続けていこう。

 しかしまぁ、ネット廃人かつ出不精な自分でも、こうも窮屈に生活していくのはつらい。マスクも邪魔。
一時のイベントやら放送やらに留まらず、経営やら学校やら、「一度ストップをかけられる厳しさ」がここまでとは。
初めての入学を控えた小学1年生だったり、修学旅行や大きな大会がフイになってしまった人たちも気の毒でならない。


 個人的に厄介なのが、ワケあって少し帰省したいのだけど、こんな状況ではそれが中々適わないところ。
緊急事態宣言は一度解除されて他県への移動も許容されてはいるけど、感染者は再び増加傾向になってしまった現在。
こんな中で自分が長距離移動をしてしまうと、うっかり地元にウィルスをバラ撒いてしまうような予感がしてならない。


 ちなみに「帰省したいワケ」というのは、実は3月の末に、
たびたび写真をアップしていたウチの犬・ポコが、14歳の生涯を終えてしまったと家族から報せが入ったから。
 犬の14歳と言えば、人間に換算すれば70歳ちょっとにまでなるらしい。
去年の8月に帰省した時点で、体に色々な問題を抱えていたからもう永くはないだろうなと覚悟はしていたけど、やはり悲しい。

 正直なところ、もう7年ほど実家を離れて一人暮らしをしているのもあって、まだうまく死を実感できていない。
だから帰って家族とも話して、妹が遺品のポコ毛でつくったらしいアクセサリも受け取りたいのだけど、今はなかなか帰れない。
 ともかく、ポコがいてくれたおかげでウチの家族はだいぶ賑やかに楽しく過ごせていたし、
自分の人生に「愛犬がいた」という逸話がつくのは嬉しいもんだ。 ありがとうポコ。結局俺には懐かなかったけどね。


 こんな流れで宣伝するのもちょっとどうかと思うけど、コロナのせいで潰れた今年のコミケで頒布予定だった、
毎度お馴染みげるもんさん所の新刊「DライブラリーVer.Fで1体だけ描いて参加したので、どうぞよろしく。
偶然にもテーマが犬ってのがね。もちろん、企画はもっと先に動いてたから一切関係ないんだけど。

 現在は通販を受け付けているほか、今後も同人イベントが再会されればそこで頒布する様子
…なんだけど、今年は冬コミもなくなっちゃったし、ほしい人は通販でパパパッと頼んだ方がいいかと思います。



2月の活動

 日記は5ヶ月も空いたけど、コロナのせいで外で遊んだ思い出が2月で止まってんだよなぁ。
とりあえず、その時の分だけちょっと振り返り。 

 2月16日。 
この日はDIGIコレ10の開催日。
といっても俺は例によって一般参加側だし、なんか今回はサークル締め切りが異様に早かったとかでお友達のサークルも少なく、
いつも以上に雑な巡回だけを軽く済ませて、そのまま秋葉原のアニオンカフェへ。



 確か6人くらいで行って、皆フードメニューはバーベキューにしてたんだけど、俺はせっかくなのでちらし寿司に。
まぁ値段は割高だけど、量が物足りない以外は悪くなかった。ブラウニーが美味しかった。

 カフェを後にして、夕方ごろからはいつもげるもん兄貴が大崎で主催しているアフターに参加。
今回は参加メンバーの半分が俺のディスコードメンバーでもあったので、ちょっとした乗っ取り気分。いや別に何もしてないけど。

 この頃、ディスコードメンバーの一人がやたらと「つぶつぶフルーツをすこれ」と推してきていて、
しゃーねぇいっちょ買ったるかと近所を探し回るも全然なくて、ヤケになってアマゾンの通販で10袋セットを買ったところ、
中々に美味しかったのでアフター会場でディスコードメンバーに配りまわって、その布教を手伝ったりした。
ちょっとカタいコーティングがされたハイチューみたいなやつで、数粒を一度に頬張ってカチャコロカチャコロ食べるのがイイカンジ。


 ちなみにディスコメンバーは一応今も募集中なので、 興味ある人は参加者リスト見て判断してからツイッターでDMください。


 2月21日。
そう、ラスエボの日でした。
といっても、見てすぐに感想コラムはアップしてたので、詳しくはそっち参照。

 やっぱ、なんといってもツカミがよかった。開始数分で「…あれ?今回の映画、もしやイケるのでは?」と感激したのをよく覚えている。
ただどうしても、急にわいてきた大人になるとパートナー解消問題は
「今までは問題なかったものの、事情が変わってしまった」とした方が無駄にファンを困惑させずに済んでたと思うし、
勇気と友情の絆がダサいわ戦闘よく分からんわ、最後の太一たちの主張もよく分からんわで後半に不満点が固まってたのは惜しい。
それでも、tri.で瀕死にされてた俺の心すら「中々いいじゃん」って所まで動かしてくれたのは、作品にパワーがあったからだと思う。


 にしてもまぁ、ちょうどコロナへの自粛意識が急激に高まっていた時期だったから、
なんとかギリギリ上映にこぎつけられたのは本当によかったなって思う(舞台挨拶とかは犠牲になっちゃったけど…)
ラスエボの内容を確かめられないままアドコロを見る羽目になってたら、色々と気持ちの整理がついてなかっただろうし。


 2月29日。
この日は劇場版SHIROBAKOを見に。
ラスエボ以上のコロナギリギリ上映だったから、流石に身の危険を感じてシッカリとマスクを付けていった。

 内容はおおむね期待通りで、見たいものをちゃんと見せてもらえた感じ。
しかし最後はポジティブな空気で終わってはいたけど、テレビ本編の後だと思うと結構ショックな変遷も多かったなぁ。
 

 …ところで最近ツイッターの仕様が劣化したせいで、ツイートをサイトに埋め込む時に、
 対象ツイートがリプライだった場合、元ツイートまで強制的にセットになってしまうようだ。(前はリプだけを貼れてた)





 さてさて、5ヶ月もあいてしまった間にはビックリするくらい色々とデジモンの新情報があったのだけど、
それを一気に触れていこうとするとまた更新が半年後とかになりかねないので、ジャンルごとにチビチビと触れていくコトにします。

 とりあえず今回はゲーム部門。一番新情報が少ないからな!


デジモンサヴァイブ

 最後の新情報は4月末に出たこれっきりで、結局発売日すら決まっていない。
公式サイトも同じ日から動いてないし、ハブモンのツイッターもサヴァイブに関して特に動いていない。
サヴァイブに限らず、バンナム系のゲームは他も色々な作品がストップがかかっているようで、なんか思った以上にヤバみを感じる。
 元から開発はかなり難航していたところに、今回のコロナ騒動による悪影響が加わっちゃったんだものな。

 とにもかくにも、出すタイミングを逃しちゃった印象が強い。
ニンテンドースイッチはステイホーム推奨の影響で品薄っぷりが加速しているし、
同じく対応ハードであるPS4に関しては、発売を年末に控えた新ハード・PS5の登場に伴い、ソニーから
「今後発売するPS4ソフトはみんなPS5でも動くように、各開発で互換性つけてね」なんて面倒事も押し付けられてしまった。


 コロナの影響で世界が疲弊している時に、サヴァイブのような雰囲気のゲームがウケるだろうか、というのも気がかりだ。
前に大きな震災があった時もそうだったけど、やはりこういう非常事態には、明るく楽しい作品の方が多数の支持を得やすい。
暗い雰囲気の作品が好きな人でも、「今はそういう気分じゃない」と敬遠してしまう場合もあるだろう。

 今作は展開によっては人死にが出るというし、
偶然「ウィルスで人が死ぬ展開」なんかつくっちゃったりしていて、その修正対応に追われたりしていないかとかも邪推してしまう。

 そも、今作はデジモンアドベンチャーを強く意識した世界観や導入であるのに、
サヴァイブよりも先に「デジモンアドベンチャー:」が始まってしまったり、
サヴァイブの生存をかけたテーマにも合致した生態系を持つ新デジモンがペンデュラムZで追加されたりと、本当に間が悪い。

 あまりに踏んだり蹴ったりで、サヴァイブがサヴァイブできるのかは想像以上に危うい雰囲気だ。
ここまで懸念されつつも、「サヴァイブはデジスト新作までの場繋ぎでつくられる実験作」だったハズなのを思うと…。
なんにせよ、出たらちゃんと飛びついて即買いするんで、スタッフの人たちはがんばってください。


デジモンリアライズ

 予想外にサヴァイブの発売が遠く、デジモンゲーム欲を持て余していた今日この頃。
2周年を迎え、シナリオもシーズン2に入り様々な新キャラや新デジモンの情報が流れてくるリアライズの存在が気にかかるようになっていた。

 ついに「四聖獣実装」というのもそうだし、その進化ルートがtri.4章で描かれたあの顔ぶれだというのだから驚いた。
しかも各四聖獣の成長期にはパートナーとなるテイマーも存在し、疑似tri.前日譚をやるつもりなのかといよいよ興味が強まっていく。

 ちなみに今回実装された四聖獣の進化ルートは

 ・カメモン→ディノヒューモン→オロチモン→シェンウーモン
 ・ムーチョモン→アカトリモン→ヒポグリフォモン→スーツェーモン
 ・エレキモン紫→タスクモン→トリケラモン→チンロンモン
 ・ベアモン→グリズモン→ローダーレオモン→バイフーモン

 完全体はtri.4章で描かれていたが、成長期成熟期はリアライズで初披露。
新規モデルも多く、コカトリモンがいないのにアカトリモン、ペンモンがいないのにムーチョモン実装などの珍現象が起きている。


 しかしリアライズといえば、かつてあんまりなシナリオとあんまりなゲームバランスで俺のプレイ意欲を葬ったtri.以上の強敵。
引き継ぎコードも出さず、自分のつくったクランもそのままにアプリを消し飛ばした過去がある。
(過去の日記を見るに、2018年末にスマホがおかしくなった時についでに削除したようだ)

 今更再開するのもなァ…とは思っていたものの、フォロワーから「今は色々と改善されましたよ」との情報をもらい、
百聞は一見にしかず、本当に良くなったのならいつまでも過去の悪いイメージに囚われているのも良くないなと、再開しました。


6月末に再スタート。引き継ぎなんてねーぜ!

 久々の画面。しかし1年半も間があけば流石に色々と変わっているもので、特にメニューのゴチャつきっぷりには面食らった。

 今回の俺には一つ学びがあった。
最前線を走るのでなく後追いである場合は、シッカリと先人のお世話になった方が色々とラクなもの。
なので今回は攻略wikiをチェックしたり、初心者向け講座を視聴したり、
現役プレイヤーであるフォロワーから知識を授かったりと、独学に頼らずプレイを進めている。…普通だな!

 さておき、色々と親切な要素が追加されて、アイテムなどの入手もだいぶラクになっているようだ。
進化コードがショップのアイテム交換で手に入ったり、激突戦の相手を選べたり、
まあ俺が引退する前がどんなんだったか既にあまり覚えていないが、だいぶ育成の敷居は下がっているように感じた。

 今なら2周年記念というコトで、ガシャが引けるチケットとかも色々もらえてデジモンもけっこう手に入った。
しかし、チュートリアルはいまいちショップなどの有効活用について教えてくれないので、やはり先輩プレイヤーの情報が頼りだ。

 そんなこんなで2週間チョイ、ちょくちょくとプレイを続け…

 現在はこんな感じ。とりあえずのプレイ進行には十分な戦力が揃ったんじゃないか。
カオスモンの進化コードを手に入れるのが面倒で、ショップで2400円ほど課金したので既に無課金の身ではないんだけど。


 で、久々に遊んだ感想としては、意外と以前ほど印象が悪くない。
断じて「面白いーッ!!」ってゲームではないけど、デジモンゲーム欲をチマチマ満たし、日常にデジモン分をプラスするにはいい感じ。

 ストーリーはシーズン2からも始められるようになってるんだけど、
俺はメインキャラが完全体になり始めたくらいでやめちゃったので、その全貌を見届けるべく最初から再履修中。てかまだ7話。
なので、俺が以前愛想を尽かしたあたりの状態異常虚無バランスがどうなっているかはまだ分からないものの、
そこらへんは流石に緩和されたらしいので、早く確かめたいところ。

 ※↑このへんがイヤになって引退


 ただ、当時も滅茶苦茶気になって、久々に復帰してもまったく改善されてなくて驚いたのが「報酬受け取りのテンポの悪さ」。 
普通なら、「報酬条件を満たしましたの表示」「受け取り画面に行って受け取る」の2ステップで済むところを、
リアライズは「報酬条件を満たしました」「報酬を受け取りにいくかどうかの選択」「報酬の選択」「エリスモンからの挨拶」「報酬受け取り完了」
…と、とにかくクッッッソテンポが悪い。ロスエボのテリアモンかお前は。もう条件満たした段階で報酬もってこいや。

 育成要素の面倒くささやガシャの地獄沼っぷりはソシャゲだからしゃーないで流すにしても、
この部分は別にユーザーも開発も得してない糞仕様としか言いようがないのに、2周年経ってもそのまま健在だとは…。
しかもリアライズ、デイリーだけでなくマンスリーやら期間限定やらの報酬も多くて、この煩雑さと付き合う頻度が高いんだよなあ。



 まぁまぁ不満もあるけれど、別に俺は環境トップをとりたいとかの志もなく、
とりあえずはシナリオを読んだり、新デジモンがゲーム中でどう立ち回るかを知りたいだけなので、ぼちぼちと続けていこうかなと思います。
こうして2年続いて今なおユーザーがいる割に全然シナリオへの言及やファンアートがないから、そこらを自分でカバーできるようになりたい。

 今なら2周年記念で色々ボーナスがあるし、興味が出たって人は再開するだけしてみてもいいんじゃないでしょうか。
ピックアップ中のラセンモンアニバーサリーをゲットできれば戦力としてもヤベェらしいし。
 



 せっかくなのでフレンドも募集中。今ならまだ15人くらいは空きあります。
ついでに改めてクランも作ったんだけど、こっちはなんかもう40人埋まっちゃったので、欠員が出たらそん時にツイッターで声かけます。


 ところで、リアライズをちゃんとやり込んでる人ほど公式通りに「デジライズ」と略す傾向があるみたいっすね。
自分的にはリアライズがしっくりくるので、別に拘りがあるワケでもないけど、デジライズと呼べるその日まではリアライズと呼びます。
 



■2020年02月08日 サイト障害と2020年デジモンプロジェクトとアドベンチャー:と空へ

 突然で驚いたなぁ。
いや、仮面ライダーゼロワンが1クール目終わりあたりからずっと迷走してるコトじゃなくて、
このホームページスペースをレンタルしてるサービス、「忍者ツールズ」に大規模な障害が起きたコト。

 といっても既に間がけっこうあいているんだけど、
確か先月の25日あたりから忍者ツールズのサイト(公式をも含む)が全て表示できなくなってしまった。
ここでサイトをやってかれこれ15年以上経つけど、「サイトがまる2日以上表示できない」ってのは初めてだったと思う。

 見ての通りサイト自体は既に復旧しているし(障害が発生してすぐ土日だったってのに運営さんお疲れ様です)
ウェブ表示の復帰から、サイトの更新に使う転送ソフトのサーバー接続が復活したり、
カウンターやらの他のサービスが復活するまではまた時間がかかったけど、現在はシッカリと復帰済み。

 障害そのものは決して良いモノじゃないけど、公式の中の人の頑張り具合がツイッターで追えたり、
同じ忍者ツールズユーザーの人がワラワラと集まってくる様はちょっと楽しかった。これからもお世話になります。

 そういえば、前回の日記があの内容だったので「ついにサイト閉鎖か」と思わせてしまった人もいたみたいだけど、
なにかしらの事情で「急に更新が途絶える」コトはあっても、俺が自らの手でサイトを消すコトはないです。タブンネ。


メダロットS

 イェ~イみんなメダロットSプレイしてる~?
僕はご覧の通り、スマホくんの型が古くてダメでした…。
前々回の日記で「まぁログボ勢くらいにはなれるだろう」とか書いてたのになれてなくてフォースプラント生える。

 スマホゲーム、それも事前登録なんてあんましない人だったから、
「実際のゲームには未対応でも事前登録はとりあえずできちゃう」って知らなかったよ…。

 改めて調べたら俺のスマホくん、もう6年くらい前のモデルみたいだし、
リリース時に気になってチェックしたマギレコやらポケマスも未対応だったのに、
今回は「まぁ大丈夫だろ」と妙に慢心していたのは我ながら浅はかだった。
(その割にその流れでデジモンリアライズはフツーに対応していたのはデジモンファンとしては良かったのかもだけど、
 いかんせんリアライズの内容がアレだったので全然嬉しくない…)


 そんなワケで自分ではプレイできてないんだけど、聞こえてくる評判を見るに中々楽しそうっすね…。
「コンシューマーの新作をスマホでやってる感じ」とか聞くと尚更興味あるーっ!

 まあ俺もauから「お前のスマホ、auVoLTE入ってないクソザコだから2年後にはガラクタになるよ」と脅迫されたので、
いずれは機種チェーーーーーーーーーーーーーーーンジ!!!!!しなきゃいけない定めにはなっているし、
牛歩の俺がいつかちゃんと乗り換えるまで待ってろよ生きてろよ。



みんなで選ぶ! 読みたい“あの”コロコロコミック選挙  これは企画自体ぜんぜん知らなかったんだけど、
ふとタイムラインに流れてきたのでチェックしてみると、なんと「まだコロコロにデジモンの記事が載っていた頃の号」だった。
最近デジモンを知った人にとっては意外かもしれないけど、
昔はデジモンもコロコロコミックやらコミックボンボンにもちゃんと「子供向けコンテンツ」としてページをもっていたのです。
なんなら、デジモンワールドとかVジャンプじゃなくてボンボンにのみ「特別体験版」があったしね。

 さて、この号の時期的には、ちょうどフロンティアが終わりXデジモンが乗り込んできた頃。
中々デジモン的にもマイナーな時期の記事を見られるだけでなく、誤植まで拝むコトができる。
(誤植図鑑には 【画像編】ウォーグレイモン・メタルガルルモン で掲載済み)

 せっかくなので全ページも一通り読んだ。
確かこの頃には俺はもうコロコロは読んでいなかったのだけど、中々新鮮で面白かった。

 ちなみにこの無料公開は1ヶ月限定で、今月の15日までなので注意。
なんかあっさりと右クリックで画像を保存できてしまうので、めぼしいページはいただいておこう。



デジナビ 

 先月24日に公開されたデジモンの情報映像で、今後の展開情報が色々と詰まっている。
俺はリアルタイムではニコニコ生放送で見てたけど、YouTubeがアーカイブを一般公開してくれているのでそっちを掲載。
1時間ある動画だけど、2分15秒~28分23秒あたりのラスエボコーナーは別に見所もないので、とばせば実質約30分で済む。
 しかしニコ生、コメント欄が妙にスレているというか、自分と価値観が近しいのが多くて妙に居心地がよかったな。


2020年デジモンプロジェクトイメージVTR

 デジナビの29分すぎくらいから流れる映像で、
ギアや新カード、歴代ゲーム映像や新デジヴァイスなどが盛り込まれている。

 俺は正直なところ、全然ピンとこなかった。

 映像通りに「デジモンが当たり前のように人間と一緒にいる世界観の新作」が来るのなら俺は嬉しいけど、
(デジモンはバトルも競技扱いのホビー路線でやってほしいとずっと言ってる)
別にそういう新作情報は今の所ないし、少なくとも2020年中にくるコトはないだろう。
ただ「ポケモンGOを参考にしたのかな」とかそういう印象で終わってしまった。

 歴代ゲームの映像を流す一方で、リアライズして目立つデジモンが初代デジアド期の人選ばかりというのも、
「2020年の展開をイメージした映像」であるコトを思い返すと、既に体が胸焼けの準備を始めてしまう。

 ティラノモンの顔つきやら、オメガモンだとポーズからしてもっと分かりやすいが、
これらのモデリングはサイスルのそれをベースにしているので、なら人選にはもっと自由度があったはず。

 せめてアニメの主役はもっと引っ張ってくるべきだし、
なんならドラコモンやハックモン、ズバモンといった節目の記念デジモンだって目立たせてもいいくらいだ。
ここで謎の新デジモンを登場させるというのもアリだろう。

 そも、少なくとも現時点でこの映像を見ているのは「既にデジモンに興味がある人」なのに、
そんな人たちに向けて今一度デジアドまみれの映像を見せたって、大した意味があるとは思えなかった。


この「メタルガルルモンVSエアドラモン」という謎の対戦カードも、
わざわざ「究極体VS成熟期」にして、当然のようにエアドラをカマセにしてしまうのは印象が悪い。
しかもこれ、おそらく「デジタルモンスターVer.20th」からデジモンを召喚しているのだろうが、
左のお姉さんが持つカラーのオリジナル・ブラウンにメタルガルルモンは登場しない



デジモンカードゲーム 公式ツイッター
 
 なんかまた新しくカードをやるらしい。
我がIPのカード展開は、旧カード新規、バトスピコラボ、新カードの3つに分かれ、混沌を極めていた!

 まぁ俺はカード勢ではないので熱心に追いかけるつもりはないけど、
最初に発売される3種のスターターは中々のお手頃価格で攻めてきているので、お布施も兼ねてとりあえずはつまもうと思う。
カードゲームとしての良し悪しは触ってみないコトには分からないけど、
「進化するコトで進化前デジモンのスキルを継承する」っていうルールはちゃんとデジモンの進化が活かされてて好印象。

 しかし、

・ガイアレッド:ウォーグレイモン(ワクチン/究極体)
・コキュートスブルー:メタルガルルモン(データ/究極体)
・ヘブンズイエロー:エンジェモン(ワクチン/成熟期)

 という全然三つ巴になってない看板キャラの選出が…なんともデジモンだな!


 カード自体のデザインはともかく、イラストレーター陣がメチャ豪華なのはほっとけない。 
X抗体で知られるお馴染みのAs'まりあ氏や、近年参入してきたエースである中野牌人氏、
さらには超デジカ大戦あたりから参加しているメカに定評のあるたにめそ氏や、
バトスピやデジモンエンカウンターで美麗なイラストを見せてくれたsasasi氏など、分かる人には分かるメンツが集まっている。


 デジカ公式ツイッターのヘッダーにも使われているsasasi氏担当のこのビジュアルは、
絵としての良さもさることながら、歴代主役に加えてベタモンやらコクワモンやらレオルモンやらドラコモンなど、
幅広い人選で今後の登場デジモンに期待が高まる素晴らしい絵だと思う。


 それはそれとして、個人的にはデジモンと言えばやっぱ「公式絵」の描き方が一番好きなので、
なべけんとか森山氏にも参加してきてほしいんだけど、そこらへんも今後に期待…なんだろうか。
あの良さを出してくれる人なら、別に他の新しい人だって全然いいけどね。


サヴァイブ

 発売前なのに質問募集なんかしたってロクに答えられるワケないだろ!
と思っていたら、デジナビ内での質問解答コーナーもまぁ無難な感じで終わった。
買うのは決まってるしヘンにネタバレとかもしてほしくないので発売日だけ教えてほしいのに今回もまだ未定だった。


リアライズ

 ラスエボコラボイベントで小学生の太一と大輔登場とかこれもうわかんねぇな。
なお、デジナビでのリアライズの紹介はそのまま田村姉貴が担当したので、
ニコ生のコメントの「センデモンは?」で笑った。いましたねそんな人…。
(以前の生放送でリアライズの宣伝にきたスタッフで、同動画内で適当に名前をつけてもらった)


フィギュアライズスタンダードアンプリファイド


 
 祝え!フィギュアライズスタンダードアンプリファイド、新たなデジモンの発売である!

 いやあ良かった良かった。
ウォーグレイモンがほんと予想外に素晴らしいモノで、是非とも続いてほしいと思ってたら意外と早くきたな。
しかもデジナビ内でサフ状態のサンプルがもう出るやいなや、さらに公式から早くも彩色済み宣材写真がどんどん来ている。

 X抗体みたいに二足歩行で来るかな?と思ってたけど、原種どおりに4足歩行だった。
これはこれでネオ・メタルエンパイア版みたいでカッコイイ。どっちもAs'まりあデザインだし。
肩ではなく羽に追従して可動の理に適ったアレンジのミサイルポッドや、後ろ足の赤いブレードパーツがイイカンジ。

 さっそく予約も始まってるので、前回のウォグレみたいに難民になりたくない人は今のうちにゲットなんやぜ。



 ウォーグレイモン、メタルガルルモンときたら次はインペかデュークあたりが来そうな感じがするけど、
たまには「ペンデュラム5つながりです」ってコトでムゲンドラモンとか来てくれないかなぁ。絶対このシリーズと相性いいよ。


デジモンアドベンチャー:

 前回の日記の対象はもちろんコレです。

 きちゃったか~…デジアドリメイク。
うん、俺もデジアドが面白くて大人気なのは当然わかってるし、リメイクもアリだとは思ってたよ。tri.より前なら

 よりによって、「tri.のせいでスタッフに対してなんの信頼もないままラスエボに怯えている」というこの状況で、
さらに別ラインで「デジモンアドベンチャーをリメイクします!」とか言われても、マトモに喜べるワケねぇだろ!
何度も言うけど、角銅兄貴が降板した後だぞ。
本人はアドコロに対しては落ち着いた対応を見せていたけど、ふつうに本心なのか、社交辞令なのかよくわからない。

 せめてラスエボ公開後に、「ラスエボ意外と良かったな」とかで気持ちに余裕のある段階に告知してほしかった。
そもラスエボも「tri.6章公開前日に新プロジェクトが告知される」というクソムーブかましてたけど、そんなところを伝統にするな。


 東映アニメーション的には、デジモンアドベンチャーを「ゲゲゲの鬼太郎」のような、
何度もリメイクして使えるタイトルとしてこれからも育てていきたいのだろう。………今更!?

 さておき、「デジタルモンスター」にとって「デジモンアドベンチャー」は原点ではない
そこが、シリーズを追いかけているファンにとっては一番モヤモヤするポイントだと思う。

 ていうか、「太一とアグモンだけ引き継いで、他メンバーは新規」とかなら俺はまだ受け入れやすかったんだけどな…。
ちょうど、アニメのポケモンもテレビとは別の劇場版でやり始めているスタイルね。

 太一はスタート地点で「Vテイマー」というパラレルが存在しているから、太一にはそういう特異点としての要素がある。
まさかパートナーデジモン含めて他の子供もまんまだとは思わなかった。
作品を大事に箱推ししているというよりは、「新しいキャラを考えられない」ってだけのオチな気がする。

 申し訳程度の差別化としてファッションがダサくなってるけど、なんで全員が劣化してるんだよ。
こういう所からも改変力のなさが漂ってきて、ますます不安になってしまう。


 色々言いたいコトはあるが、結局は前回の日記以上に俺の気持ちを表現できる文章はないだろう。

 何はともあれ、個人的に最悪なのが放送時間が仮面ライダーと被っているところだ。

 ウチのテレビは同じ放送時間の番組は複数録画できない。
アドコロは放送局がまたフジテレビに戻ったので、アプモンのような毎話配信に期待できない。
ニチアサのあの時間がいつも休みというワケでもないので、片方をリアタイで見て片方を録画するのも厳しい。

 自分自身がデジモンファンであるコト、
そしてクロウォやアプモンは実況があったおかげで完走できたようなモノだという経験も踏まえると、
アドコロはできるだけは実況したいし、録画も抑えておきたい。

 となると…こいつのために、わざわざTTFCに入ってそっちでゼロワンを見るコトになるのか…。
先に時間帯を変更してきたのはニチアサの方なのでそっちというか局が悪いんだけど、面倒だなぁ。


デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆



 前日譚であるショートムービー第1弾「空へ」が公開されました。
コラボショップで5000円以上お買い上げした人が先行で見れたり、クラファンでもらえる円盤にも入ってるけど、
こいつだけはネットで無料公開されるぞって告知されてたやつね。


 てなワケでサクッと見たけどまぁ…微妙だな!
…いや、ここは「tri.で不安だったけど短編いいな!ラスエボにも期待できそう!」ってなるようなのを持ってくる所じゃない?
なんで「絵が変わっただけで内容もtri.と大差ねーじゃん」ってモンをお出ししてくるの…。
 大体の感想は虎ちゃんと一緒だったので、そっちも見てくれよな!


 しかし今回の短編もそうだけど、空ってどうも良い描き方をしてもらえない印象がある。
以前、ヘッドラインのデジモン人間キャラ投票で、
デジアドキャラの中で空だけやたら人気がないのを見てから、なんとなく気にはなっていた。

 空は「活発なボーイッシュさと女性らしさ」「大人びた母性と年相応の子供らしさ」で構成されて中々バランスが難しいキャラで、
個人的にはデジアド無印、それも特にヴァンデモン編で影ながら他の子どもたちをサポートしていた姿が印象的。
なので端的に言えば「強くて頼りになる女の子」なのが魅力だと思ってた。

 …のだけど、02時点でもう普通にテニス部かつヤマトの彼女ってだけにとどまって、
特にコレと言って頼りになる描写もなく、「ボーイッシュ」と「子供らしさ」が削ぎ落されて魅力も減って、
02に登場する無印キャラの中でも、特につまらない感じになっちゃったなあという感じがあった。

 全体的に精神年齢が下降したtri.においては母性も期待できず、
今回の短編でも、「戦いは男に任せて女はすっこんでろ」といったステレオタイプな扱いに感じてしまう。

 ていうか、「強さを頼られて毎回出動してるので華道に割ける時間がない!」とかならまだしも、
「デジモンに対応しないし華道もうまくいってないけどただの空になりたい!」って、これミミちゃん以上にワガママキャラでは…。
 別に空も完璧超人ではないし何かに悩み躓く話は勿論あっていいけど、この見せ方じゃなくない…?

 あと、パートナーを持った人間は倍々ゲームで増えていっててラスエボ時点でも3万人いると明言されてるんだから、
デジアドの頃より「選ばれし子供である枷」はだいぶ弱まってるはず。
空は自分が選ばれし子供であるコトより、デジモンアドベンチャーの主役をやってしまったコトを恨め。

 
 結局「前日譚」としても大して機能してなくてラスエボへの期待はまったく高まらなかったけど、さてどうなるコトやら。

 ラスエボは先日行われた先行上映に行ってきたフォロワーからの声もチラホラ見てはいるけど、
結局は「自分が楽しめるかどうか」がすべてなので、ちゃんと自分で見て判断したい。


 そしてラスエボと言えば、実は今日ノベル版が発売だったりするのだけど、
先行上映言った組のフォロワーから「映画見てからでいいよ」とアドヴァイスをもらったし、読む時間もないのでそうします。
なので、俺およびふれいびすは上映日までラスエボのネタバレ要素はないのでご安心ください。

 しっかしまぁ、「映画の前日譚です」とかなら素直に手にとれたし、
「映画公開と同時発売です」だったら映画を見てから別媒体で違う楽しみ方もできたろうに、
「映画に先駆けて映画の内容をノベライズ(しかも2種類)」ってのがマジでムカつく。
自分が読まなくても、読んだ人からは当然の権利としてネタバレが流れてくるワケだし。



最近の買い物

 そういえば昔の日記では書いてたなあと、気が向いたのでまたやる。


ダイソー プチブロックシリーズ

 ダイソーに行くたびに地味に気になってたブロックを買ってきた。2018年くらいから展開しているらしい。
けっこうラインナップが豊富だったし、100円でどれほどの質なのだろうと興味をひかれた。


かわいい

 思ったよりブロックが小さいので最初は手こずったけど、2~30分ほどで完成。
ヘンにポロリしたりするコトもなく、100円だからといって安普請なつくりではなかった。
小さいので場所もとらず、インテリアとしてもオシャレなので中々のオススメ。

 公式サイトはないっぽいけど、情報が充実してるファンサイト様があったのでそちらを掲載。

プチブロック 便利リスト
プチブロック 100均のメモ ※2018年のデータ

 まだ組んでないけど、思ったより良かったので追加でクジラも買ってきた(クリアブルーが好き)
戦車とかヘラクレスオオカブトも欲しいんだけど、近所のダイソーには置いてなかったなぁ。

 ブロックなのでもちろんオリジナルのアレンジも可能で、
ちょうどツイッターでもこのブロックを使ってデジモンを組んでいる人を見かけた。すごい。
元々デジモンにはドットの文化もあるので、そういう意味でも相性がよさそう。


デスクトップアーミー(Fate/Grand Order第1弾)

 ちょっと気になってたのでデスクトップアーミーつまんだら、アルトリア先輩が当たった。
3種からのブラインド形式というのはちょっとアレだけど、定価2000円弱でかわいい女の子のフィギュアが手に入るのは良いっすね。

 やっぱ、こういうサイズが小さくて値段もお安くて
オプションもそこそこ豊富みたいなのが一番ありがたいなぁ。デジモンは真逆の方向に行きつつあるけど。

 いつかリナちゃんもフィギュア化する時はこんな感じのシリーズがいいナ(夢見る力こそ僕たちの未来)





■2020年01月21日 Vジャンプ3月特大号

 死ね




■2020年01月05日 新年の挨拶とメダロットSとメダロット5大阪大会

 あけましておめでとうございます。2020年もよろしくお願いします。

 ……2020年!?
俺、2010年の元旦に「2010年だし、トランスフォーマー2010を見よう」と
OP動画を見たハッキリした記憶があるんだけど、あれからもう10年が経ったのか…。
人生は「うまれてから20歳まで」と「その後」とで体感時間が同じ――みたいな話を聞いたコトがあるけど、実際そんな感覚だわ。

 さておき、元より順調に更新頻度も落ちているサイトなので、
特に「今年は◯◯をがんばる!」とかの具体的な目標もなく、とりあえずサイトを続けられたらいいなと意識低い系でがんばります。

 まぁデジモン的に言えば、今年はラスエボやらX3やらサヴァイブやらが控えてるし、
なんらかの新作情報もついてくるだろうから、2019年がまぁまぁ虚無だったのに比べればよくもわるくも話題性はありそう。
更新頻度はさておき、俺もなるたけデジモン的に目玉となるトピックには食いついていきたいです。
 
 そういえばサヴァイブは攻略ページ(の前身となる前情報まとめ)をつくってないなと今更気付いたけど、
正直時間がないし、16ドット要素もなさそうだし、面倒くさいのでパスします。


メダロットS

 気付けば今月23日に配信予定が迫った最新作、メダロットのスマホゲー「メダロットS」の記事が流れてきた。
ツイッターでなくディスコードに貼られたので、「せっかくだし読んでみるか…」と目を通してみたら、妙に心を打たれてしまった。


 うのへえ氏、言われてみれば聞いたコトがある。
上の記事にもある通り、ゲームボーイ時代からメダロットに関わっていた古参スタッフの一人だ。

 記事を読んで色々と腑に落ちるものがあった。
何故イマジニアはメダロットの開発をやめてしまったのか。何故今「スマホでメダロット」なのか。何故変身後に頭が痛むのか。

 特に、「スマホゲームであるコト」に関して。正直俺はこの記事を読むまで否定的でしかなかった。
「あの名作がスマートフォンで甦る!」…というありがちなうたい文句に辟易している人も少なくないだろう。実際は大体甦ってないし。

 けれど、
「イマジニアがモバイルコンテンツメインに移行した」
「当時からうのへえ氏はモバイルでメダロットをやるべきだと訴えていた」
「メダロットの開発が別の会社に移る中、うのへえ氏はイマジニアに残り続けた」
「スマホでメダロットをやる機会が巡ってきた」
「うのへえ氏が再びメダロットに関わるコトになった」
…という流れは、なんだか妙にドラマチックだ。

 記事の内容を読んでみても、開発側が、なんならインタビュー側すらも「ファンの目線」をしっかり持っているのが分かる。
「かつての熱心なファン」だけでなく「ライト層」や「新規層」もちゃんと意識しているのが分かって、とてもいい記事だった。

 こんなものを読んでしまっては、「せめて事前登録くらいやっておこう」と体まで動かされてしまうというもの。
正直、FGOやらアズレンで既に手一杯なので、リリース後にしっかり遊べる自信はないけど、まぁログボ勢くらいにはなれるだろう。

 ゆくゆくはちゃんとコンシューマーで「メダロット10」とかも出してほしいし、ヒットしてくれるといいなあ。
あと、最近出た食玩のメダロット、近所のスーパーにも仕入れてほしいなあ(無関係)


メダロット5 大阪大会の思い出

 せっかくメダロットの話題を出したので、ついでにコレについてもいよいよ語っておこうと思う。


 時は今から遡るコト15年以上前。……15年以上前!?
さておき、当時中学生だった俺は、デジモンというよりはメダロットな人だった。
いや、俺自身は当時でもデジモンの展開の方をよく追っていたと思うけど、
如何せん「02」「テイマーズ」「フロンティア」と、優秀なフィルターを通してリアル友人のデジモン熱が物凄い勢いで奪われていた時期だった。
(内容云々の他にも、単純に何作品も追いかけられるのは一部のファンだけだし、
 俺が当時住んでいた大阪では、デジモンアニメの放送時間がニチアサだったり金曜の夕方だったりと不安定だったのもよくなかった)


 そんな中、俺がメダロットに染まっていったのは、
中学で同じクラスになった友人、イツキ(ハンドルネーム)の影響だった。

 イツキはかなりの長身で、スポーツもスゴいし勉強もできて当然女子にもモテるという超人タイプでありながら、
同時にオタク趣味にも傾倒していて、中学生の頃からギャルゲーやらエロゲーに手を出しているようなヤツだった。
…今思うと、マンガにでも出てくるような濃いキャラだったな、あいつ。

 そんなイツキは小学生の頃から熱心なメダロットファンだったらしく、
ふとしたタイミングで「メダロットなら俺も分かるよ」と接点が生まれ、実は家も近かったのが判明したりで、よくつるむようになった。

 まぁ俺のメダロット歴はというと、確か別の友人から「2」を借りていたのが始まりで、
その後ゲームはぼちぼちプレイしていたものの、大人気だったアニメ版はマトモに見ていなかったり、けっこうなライト層。
とはいえ、フィギュアやらCDやらとコレクションも充実していたイツキの指導もあり、日に日にそこそこ詳しくはなっていった。

 話はどんどん脱線するが、友人・イツキが俺に与えた影響は大きかった。
俺が今も絵を描いているのは当時イツキが俺の描く絵を大層気に入ってくれていたからなのが源流になっているし、
インターネット上でハンドルネームを名乗り、掲示板やサイトで交流をはかるコトすらも、イツキに勧められたからだ。
(当時イツキはメダロットのファンサイトを経営し、俺も名ばかりの副管理人をやっていたりもした)
上の記事にも名前が出てきた「ロボトルパーク」、大変懐かしゅうございます…。

 影響とは違うけど、「同人誌」という概念を初めて教えられたのもイツキからだったな…。
当時は「自分の知らないデジモン漫画が存在する」というコトに、ヒドく驚いたのを覚えている。
(同世代の皆さんも、本屋さんにしれっと並んでいるジャンプ作品やらテイルズやらのアンソロを見たコトがあるでしょう)
でも、わざわざ社長×凡骨のやおい同人なんかも見せてくるんじゃねぇよ!
 (念のため言っておくが別にイツキはコクエン(隠語)ではなく、
  親がいない隙に一緒になってエロサイトを検索して小躍りするような、極めて健全な仲だった)



 さておき、ある日イツキに誘われて、一緒に「メダロット5」の大阪大会に出るコトになった。
「腕に自信があるからテッペンとりにいくぞ!」なんてものではなく、単純に「イベントあるから行こうぜ!」というオタクムーブだ。

 2人で京阪電車に揺られて、会場のある梅田駅まで。
今なお「地下迷宮」と名高い梅田の地下はまさしく迷宮としか言いようがなく、
俺よりシッカリしているイツキのナビがなければ、俺は今もあの迷宮から逃れられない亡者となっていただろう。

 ゲーム会場となっていたのは、梅田地下街にあるゲームショップだ。
特設ステージなどがあるワケではなく、本当にただ「ゲームショップの前に参加者が集まる」というカタチだった。

 会場には、参加者となるメダロッターが10人強、
あとは大会の進行役として、スタッフのお姉さんと、メダロッターにはお馴染みのしらたま氏ご本人が、ゲーム画面そのままの姿で登場した。
 参加者には、イツキとネット上で親交があったイリスさん(HN)の姿もあり、今思うとこれが俺初めてのオフ会でもあった。


 開始時間となり、いくらかの歓談やルール説明が入ったあと、ついに大会が始まった。
…とはいっても、前述の通りみんな「ゲームショップの前に立っている」状態のままスタートだ。
通路が広いので別にジャマになったりはしてなかったけども、「これを公式大会と呼んでいいのか」はちょっと疑問が残る風景ではあった。
 
 大会は、近くにいるメダロッターとの勝ち上がり方式(だったと思う)。
適当に声をかけて、通信ケーブルをつないで立ったまま、いざ尋常にロボトル・ファイト!

 大会の参加者は、自分と同じくらいの年齢層がメインだったと記憶しているが、中には小学校低学年くらいのチビッコや、
本人の趣味なのか子供の代打なのかよく分からない主婦らしき人なんかも混ざっていて、
なんだか本当にゲームに出てくるエンカウントメダロッターのような雰囲気があった。


 メダロット5は、レベルによってメダルが進化し、名前・姿・そして能力が変化していく。 
つまりメダルの名前を見れば、相手のレベルがある程度特定できる仕様だった。

 大会である以上、バトルメンバーは全員最大のレベル100にしておくのが望ましい。
…のだが、俺は割とエンジョイ勢というか、そんな本気で勝ちにいく気概も勝てる自信もなく、「ある程度鍛えはした」止まりだった。

 しかし実際のところ、イツキやイリスさんのようにレベル90や100が当たり前の参加者もいる一方で、
メダルがまだ全く進化していない状態、つまりはレベル20以下らしい新人メダロッターもいたりと様々だった。


 大会がある程度進んだところで、予想外の事態が起きる。
俺が、やり込み具合からしても優勝候補だとニラんでいたイリスさんに、なんか勝ててしまったのだ
実際、会場の空気もイリスさんにあったようで、俺もイリスさんも、イツキはもちろん他の観客やしらたまさん達も驚いていた。

 その後も、なんだかとんとん拍子でそのまま勢いに乗れたようで、意外や意外、気付けば俺が優勝していた
勿論、大会が始まってからは全力で戦ったが、とても優勝するとは思っていなかったので、未だに嬉しさよりも驚きがある。

 何はともあれ、これがメダロット大会大阪チャンピヨンたる俺様の雄姿だ。
参加者は10人くらいで、大阪大会とは言っても全国的に大会があったワケでもないが、肩書は大阪大会チャンピヨンだぜェ!


 せっかくなので、当時の俺が組んでいたアセンも記憶を頼りにまとめておきたい

リーダー(男性型 レックスメダル リーダースキル:かいすう2ばい レベル80くらい?)
 頭:ウメブレイン(ジュラシッキング ブレイク)
 右:イノスパイク(エルヘッド 盾パーツ)
 左:レフトチョッキン(ロゼオマール レーザー  もしかしたらイナオセンの左腕だったかも?)
 脚:バランステール(ジュラッキング 二脚)

2号機(男性型 コーカサスメダル レベル100)
 クロトジル純性

3号機(女性型 カマキリメダル レベル70くらい?)
 頭:レッドフェイス(ナガラジャ レーザー)
 右:ブリリアーマー(ハードネステン ライフル)
 左:ブリリガーダー(ハードネステン ガトリング)
 脚:ヘビウネーリ(ナガラジャ 車両  もしかしたら脚も普通にハードネステンだったかも)

 確かこんな感じだったと思う。
割と最近、大阪大会について呟いた時に「どんな構成でした?」と聞かれて
大体こんな感じだったよと答えたら「強いやつですね」と言ってもらったので、けっこういいセンいってたらしい。

 見ての通りほぼ完全なフルアタ構成なんだけど、それが意外とよかったのかな。
他の人はもっと援護や補助も意識してたからちょっと恥ずかしくなった覚えがあるけど、やはり攻撃は最大の防御…。

 
 まさかの優勝、まさかのダークホースという立ち回りを自分が担い、この大会は今でもとても良い思い出だ。
参加者のみんなも称賛してくれたし、優勝賞品として「メダロッチ」と「メダロッチ用メダル1箱」をいただいた。
アニメタイアップの商品であり、大会時点で発売から1~2年経っていたので、新品でコレだけのモノをもらえたのは豪勢だったと思う。
 
 …ただ、この賞品について、俺は一つの心残りをつくってしまったコトを今でも後悔している。

 参加者の男の子が、俺の抱えるメダルの箱を見て「僕も欲しいなあ」と言いだした。
俺は「それはちょっと…」と困っていると、しらたまさんが「うーん、優勝賞品だからねぇ」と笑いながら俺をフォローしてくれた。

 結局メダルはそのまま俺が持って帰ったのだが…ああ、会場で気付いていればよかった。
そのメダルの入った大きな箱は、中に小さい箱がたくさん入ったもの、つまり「カートン」だったのだ。

 電子玩具のメダロッチは、別売りのメダルに専用のパンチで任意の場所に穴をあけ、
その「穴の開いた場所」によってメダルの種類を認識するという玩具だった。

 つまりメダルとは消耗品であり、
カートンにはニュートラルな状態のメダルセット、要するに「同じ内容の箱」が沢山入っていたのだ。
(メダルの色やら貼り付けるシールシートにはバリエーションがあった、と思う)

 これに気付いていれば、その場で大箱を開封して、その男の子はもちろん、参加者の他の人にだってメダルを配ったのに…。
結局俺はその大量のメダルを遊び切れなかったし、皆にとって「大会の思い出」としてもらってくれていた方がずっと良かった。

 優勝したのは間違いなく俺だったし、客観的に見ればたかが中坊にそこまでの気配りを求めるモノでもないと思うが、
どうにもこうにも、そのヘマをやってしまったのが他でもない自分なので、未だにモヤモヤが残ってしまう。
(帰宅して箱の内容に気付いた後、イツキには何パックかおすそ分けしたが…)


 それはそれとして、大会が終わったあとも暫くは参加者同士やスタッフの方とも会話が弾み、楽しい時間を過ごせた。
イツキがしらたまさんに「ナエさんのコト、本当に好きなんですか?」とか聞いたり、
しらたまさんが会場のゲームショップに置いてたガムを掬うクレーンゲームみたいなのをやって、みんなで見守ってたのをよく覚えている。


 けっこう掠れちゃったけど、しらたまさんのサインをもらったメダロット5のカートリッジは、今でも思い出深い宝物だ。


景品であるメダル箱に入っていたシールを見つけたのでせっかくなので一緒に撮影。
メダロッチ本体やメダルは手元ではなく実家にあるので、残念ながら写真はナシ。


 しらたまさん、スタッフのお姉さん、それにイツキや他の人たちも今はどうしてるんだろう。
今なお続くメダロットシリーズの姿を、どこかで見てくれているのだろうか。

 正月からなんだかノスタルジーに浸ってしまったけれど、ふれいびすはメダロットを応援しています。




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