◆バンダイ公式 [デジタルシリーズ] デジモンペンデュラム ネイチャースピリッツ(集英社)
発売日:1998年12月8日
シリーズ第一弾。「デジモン研究所」に所属する4人のキャラクターが登場。
全てのキャラクターイラストは全身図がフルカラーで収録されている。
キャラとはあまり関係ないが、何故かこの本は登場デジモンの並び順がメチャクチャ。
属性の並び方もウィルス→ワクチン→データだし、トリケラモンよりピッコロモンが前だったりする。
この本には、Vジャンプで「メカッピキポチ丸」などを連載していた菊池晃弘氏のイラストも掲載されているが、キャラに名前がないので割愛。
|
|
【デジモン研究所】
デジモンの生態を研究しているぞ!
デジモンの生態を探るためにつくられた機関。
博士と右の3人の他にも、たくさんの研究員が働いている
本からそのまま抜粋したのでレイアウトの都合でアレですが、
このページ的には「左の3人」です。
しかしまぁなんというか、色々とスゴい機関だ。
研究員もやたらコスプレしまくるし、「機関」だけあって金もあるのだろう。
折角だし、こういうキャラや世界観を使ってコロコロやボンボン辺りで
コミカライズとかそーいうのがあれば良かったのにと思う。
(当時、コロコロやボンボンにもデジモン玩具の紹介ページはあったのです)
|
 |
ペン=デュラム博士
世界的にも有名な、デジモンを研究する科学者だ。
デジモン史上初の博士キャラ。
科学者キャラ自体はVer.Sで一足早く登場していたので危なかった。
上の集合イラストでは隠れていて気付かなかったが、
頭の1本毛にリボンまでつけていてかなりアホっぽい。
これは恐らく、博士が研究所内で「ナニモン」とあだ名をつけられ、
それを気に病んでなんとか印象を変えたかったのだが、
「大切な毛を切りたくない」との葛藤の末の苦肉の策だったのだろう。
不似合なバイザーも、涙を隠すための仮面だと推測される。
曲がりなりにも博士なのでデジモンについては詳しいようだが、
本に書かれた研究(=攻略情報)は研究員の3人がメインなので、影が薄い。
(イラストも、集合絵と左の2枚しかない)
博士の髪少ない…いや、数少ない出番に注目してみると、
3人に研究を丸投げしたりレポートにダメ出しをしているばかりで、
博士本人には本当にデジモンの知識があるのか疑わしい点が目立つ。
ただ「名前がおあつらえ向きだから」と研究所にスカウトされたお飾りの可能性がある。
|
 |
出児瓦 文次郎(でじがわら もんじろう)
デジモン研究に体当たりで取り組む、熱血男児。
デジモン史上初の胸に7つの傷を持つキャラ。
名前も見た目も暑苦しいが、こういうコテコテの熱血キャラってデジモンでは貴重だ。
名前もそうだがファッションもデジモンを強く意識していて、
半裸、傷跡、外国っぽさ(=アメコミ)、ボロ布…と、身も心もデジモンに捧げた研究員の鑑。
熱血男児だけあって言動のテンションは高くてウザめだが、研究態度は割とマジメ。
リポートを担当したのは
ゲコモン、トノサマゲコモン、ジャガモン、スターモン、トリケラモンの5体。
研究とは別に、個人的にはトータモンを育成していたようだ。
ペンデュラムアドバイスは
・カエルのうたを大声で歌いながら
・殿様の衣装で扇子を仰ぎながら
・アウトドアスタイルでじゃがいもをすりつぶしながら
・ボクサースタイルでサンドバッグを殴りながら
・本体を持って猛ダッシュしながら …で行った。
ジャガモンを括り付けた棒でジャガイモを潰し、同族殺しを謀るド外道
熱血キャラの御多分に漏れずモノ(リポート用紙)の扱いはガサツだが、
デジモンの名前を写植でなく手書きで行う姿勢は日本企業にはウケそう(適当)。
実験③は一体何をやったのか
|
 |
マリナ=ジョグレット
ちょっとドジだけど、研究には一生懸命な女の子。
デジモン史上初のドジッ娘。しかし特筆するほどドジ描写はない。
名前はジョグレスをもじっているが、ジョグレス機能について彼女は特に言及していない。
(尚、1回だけ「マリア」と誤しょ…呼ばれていたが、マリアと言えば聖母を指す言葉。
こう見えて彼女は研究所の中では一目を置かれる存在なのかもしれない…?)
機能紹介やデジモン紹介では一番槍を務めるコトが多く、研究熱心な印象。
特に、序盤の「ペンデュラムするってどういうこと?」という問いに対する
ペンデュラムするということは、「本体を振る」っていう意味なの。
ペンデュラムはモンスターをやる気にさせてるんだよ。
簡単に言えば応援してるってことかな。
という解答にはなんだか納得させられた。なるほどなぁ。
確かに、攻撃4回目の時にABCボタンを同時押しするよりは応援っぽいものな。
(初代デジモンの頃に流行った「勝つためのジンクス」)
この「3-6」が年齢の唯一の手がかり 小3はないとして、中3か高3か判断しかねる
リポートを担当したのは
オタマモン、テントモン、トータモン、ゴツモン、ピッコロモンの5体。
個人的にもピッコロモンを育成していた。
ペンデュラムアドバイスは
・カエル型水着を着て泳ぐマネをしながら
・「テントモン=10トモンだから」と謎ダジャレを披露しながら
・文次郎と共に、運動会の応援団のように応援しながら
・自ら考案した、手を上げたり下げたりする「ゴツモン踊り」をしながら
・実験が上手くいかずヤケになって手をバタバタ動かしながら …で行った。
やたら「10(テン)」を推してくるが、「テントモンの最小メガヒット回数は8なんだよ」と伝え辛い
|
 |
二階堂 振一郎(にかいどう しんいちろう)
クールで頭が良く、みんなのリーダー的存在だ。
デジモン史上初のメガネクールガイ。
なんとなくだが、ナイフの上だろうが歩きそうというか、
許せない現在(いま)を全て噛み砕きそうなオーラを強く感じる。
ノートパソコンを携えているので、光子郎やミレイの先輩とも言えるだろう。
リーダー的存在だけあって、集めたデータやリポートは一番しっかりしている。
特に確証はないが、他の2人より1~2まわりは年上でもおかしくない。
しかしリポートでデジモンの名前を間違える
リポートを担当したのは
クワガーモン、オオクワモン、カブテリモン、アトラーカブテリモン、モノクロモンの5体。
研究以外で個人的にデジモンを育成していたかは不明。
ペンデュラムアドバイスは
・バーテンダーの恰好でカクテルのようにシェイクしながら
・「クワガタが羽ばたくように」と微妙にイメージし辛い例えを出しながら
・ジャケットを着て、フェンシングの剣に本体を結んで突きながら
・王様スタイルでなんかノホホンとしながら
・寝起きのだらけた格好で歯ブラシに本体を添えながら …で行った。
カッコいい!……のかな?
|