デジモンクロスウォーズ デジモンクロスフィギュアシリーズ
09 スパロウモン (ジェットスパロウ シャウトモンX5 シャウトモンX5B)
だから滅ぼしちゃダメだつってんだろ!
2010年11月20日発売
定価2625円
公式サイト
今回はクロスフィギュア3体同時発売の内の1体であるスパロウモンをレビュー。
ブイモンのデジメモリと説明書が付属する。
≪スパロウモン≫

通称「新ラティアs…いや、新規のデジモン。こいつもまた箱から紹介を引用。
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スパロウモン 鳥型
必殺技:クラッシュブーム ウィングエッジ ランダムレーザー
音もなく高速で飛翔する空戦に特化したデジモン。スピードだけでなく小回りも利き、急激な旋回を
苦もなくやってのける機動性を持つ。高速で絶え間なく軌道を変化させながらすれ違いざまに敵を
翼で斬る「ウィングエッジ」は、高度な飛行テクニックがあっての事だ。両手に持つ銃は、ベルゼブモ
ンの持つ「ベレンヘーナ」と同じ名工が作った兄弟銃で「サナオリア」という二挺一組の拳銃である。
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この戦闘機入ったデザインでただの「鳥型」を名乗るのは無理があると思うが、驚いたのはガンスミスの設定が生きていたこと。
ガンスミスは紹介文に出ている「名工」のことで、ベルゼブモンの「ベレンヘーナ」のほか、
アスタモンの銃「オーロサルモン」も作った人物(?)であるらしい。
…まあこんな設定が生きていたところで何にもなりゃーしないし、どうでもいいか。
こいつは元々「トワイライト」のデジモンで、「滅ぼしていい?」ばっかり言うよく分からないキャラだったが、
色々あってクロスハートでジェットスクランダーとして生きる道を選ぶことになる模様。
さて、俺はベルゼブモンのレビューの時に「スパロウモンの顔はよほどヒドくなるんじゃ…」と書いていたが、
現物はまぁ、決して良くはないがクロスフィギュアにしては無難な感じになっている。
洗脳済みみたいな目をしているが、これはクロスハートにムリヤリ合体要員にされたことの表れだな。
しかし、常人の発想を斜め下に越えないと気が済まないらしいのがこのクロスフィギュアシリーズで、
今回のスパロウモンもまた、顔がまだマシだった反動か、犠牲になったものがある。
恐ろしいことに、なんとこいつは玩具としてのほぼ全ての要素が残念。
例えば可動については

これだけ。
デザイン的に動かせられる場所が少ないのは仕方ないとしても、これはあまりにもションボリ。
本当に「翼になるためだけ」にデザインされたんだろうが、同じく合体要員でありながら
単体でまとまっているメイルバードラモンやデッドリーアックスモンに比べて、やっつけ感が凄まじい。
造形もひどく、「銃を持っているグローブをはめた手」なんか、まるで溶解液を浴びたかのように無残だ。
「動かない」「造形がショボい」と既にかなりのハンデを背負っているが、まだまだこんなものではない。

ハイ来ました!もはやクロスフィギュアシリーズの伝統である要素「異様に小さい」が来ました!!
前後幅は11センチ強、翼の幅は12センチというなんとも可愛らしい手の平サイズであるこの玩具は、
定価2625円という、スパロウモンのキャラに合ったかなり強気な設定にされている。
作品は「ほっとけない」を連呼している割に、バンダイの厳しい審査からはほっとかれまくったんだろうか。
シリーズ内で同じく「2625円」なのはベルゼブモン、サイバードラモン、そしてこのスパロウモンの3体。
サイバードラモンですら、ベルゼブの後だったコトもあって小ささがショックだったのに、
さらに小さいこのカトンボから受ける感情は「ショック」だなんて生易しい言葉では表現できない。
そして2625円ということは、「2310円」のバリスタモンやドルルモンより高い。
この値段で発売された以上、何らかの「この値段にならざるを得ない理由」があったはずだけど、
「こんなクソ玩具を発売までこぎつけるため」に裏ルートでお金がかかったのだとでも思っておこう。
正面と側面から。
鳥型らしい「足」も、飛行機らしい「ランディングギア」もなく、単体では角度をつけるどころか高度を上げて飾ることもできないのは辛い。
唯一の可動が「腕」なのに、手に持ったりスタンドを使いでもしないと全然活かされない。
ところでウィングが「内側を向いて先端が接地してる」のだけど、この設計は合体後に悪影響を及ぼすことになる。
下側。ネジ穴が凄まじいだけでなくデコボコしていて、
スパロウモンは両翼の先と、股間あたりの車輪のように盛り上がった部分での3点で立つようになっている。
尻尾の先には合体用メットがついていて、尻尾先にある穴にはめ込む形でちゃんと保持される。
ただ、すぐ横にある他の尻尾とかに挟まれた狭い場所なので、要領を得るまではメットの取り外しに難儀するかもしれない。
ところで、この玩具は使ってる色は悪くないけど、塗り分けはクロスフィギュアの中でも最底レベル。
そもそもスパロウモンはかなりシンプルな配色で、
他のクロスフィギュアを見ていれば、スパロウモンレベルなら完全再現も可能だと思えるぐらいなのに、
こいつだけ完璧にしちゃいけないとでも判断されたのか、ちゃんとキッチリ手を抜かれている。
「首辺りにある突起の前面だけは緑色が正解」…ってのは細かいしクロスフィギュアに求めるレベルではないけど、
グローブごと軟質素材で成形されて色まで一緒にされた本当は白いはずの腕と、
同じく、側面から見るとちゃんとしてるようで、
下側はすべて白いはずなのに下側パーツが本体ともども黄色で統一されたせいで煽りで見るとヒゲづらの頭部はヒドい。
大体、上の画像をパッと見せられて、これが2625円もするDX級玩具だなんて思えるだろうか?
食玩かガチャポンあたりの何かだと思うのが普通の反応だろう。
しかも、機械系パーツで構成されているのにディテールのショボさはドルルモン並で大味。
ていうかアニメの作画より線が少ないDX級玩具って一体何なんだよ!
羽を伸ばして必殺技「ウィングエッジ」を再現。単体ではこれぐらいしか遊べない。
スパロウモンのショボさはこのシリーズにおいても只事ではない。
増してや、「メタルグレイモン」「ベルゼブモン」「サイバードラモン」そして「ダークナイトモン」と、
段々と質が高いモノが出てきた流れの中でいきなりこんなのが紛れてきたのだからそりゃあ気が滅入る。
既に挙がった「動かない」「造形ショボい」「色手抜き」「高い」ってだけでも本格的に厳しいが、これでもまだ済まない。
≪ジェットスパロウ≫
スパロウモンは「本体」「ウィング」「X5メット」に分離できる。
ウィングの爪状パーツを見て「ブルーフレアと合体してウォーグレイモンになる」と予想した人もいたみたいだが、
実際のところ玩具で分離不能だし、サイズやデザイン的にも厳しいものがあるからそのセンは100%なさそう。

本体の背中には向きの違うジョイントが2つあって、
ウィングの背面側ジョイントで垂直に立てるように接続し直せば、スパロウモンの変形は終わり。(X5メットはつけっぱなし)
ちなみに、この時の立てたウィングは前後逆でも接続可能(寝かせた状態は、干渉の都合で前後逆にできない)。
パーツの接続はしっかりされるものの、
自立に使っていたウィングが上に行ってしまい、すぐ横へ傾いてしまうようになる。
なので、ジェットスパロウをちゃんとした角度で立たせるには腕を下げる必要が出てくる。
唯一の可動ポイントなのに、使い道をこんな情けない用途に限定されてしまった。
そもそもスパロウモンは左右対称デザインなんだから、
ウィングに頼らず最初から本体だけでちゃんと自立できる設計にしていればよかっただけな気がする。

スパロウモンの首あたりにある突起を、シャウトモンをスライドさせ足で挟むことでジェットスパロウの完成。
公式設定を見るに、単にシャウトモン用の飛行ユニットなのではなくて、
シャウトモンのマイクとジェットスパロウのスピーカーによるサウンド攻撃形態をとってる感じなのかな。
玩具を作るとどうしてもできてしまう「ネジ穴」をスピーカーに見立てるデザインは秀逸だけど、
玩具担当のバカにネジ穴をただ放置しただけじゃそれはネジ穴にしか見えないってコトも教えてやるべきだったね。
玩具だとシャウトモンの立つ位置が前すぎてキマらないし、
それ以前に「足で挟み込む」なんていうショボい接続のせいで、全然固定されない。
手に持ってブ~ンと飛ばして遊ぶべき玩具なのに「パーツがすぐバラける」ってのは問題だ。
単体では補えないプレイバリューを合体でカバーしようとする姿勢は素晴らしいけども、
こんなクソみたいな合体でどう遊べばいいのかは分からない。
また、ジェットスパロウ時にはシャウトモンにマイクを持たせるよう指示があるが、
シャウトモンセットとの合体を想定してるくせに、スターモンズがモロに余るのもやる気を感じない。
(手に武器として持てるX2は優秀だが、ドルルモンの頭部すら余るドルルキャノンの方がスパロウより問題ある気はする)
一応、余剰をなくそうとシャウトモンにマイクとスターソードの両方を持たせることはできる。
…が、片方を持たせることすら厄介なのに、それを「両手持ち」かつ「不安定なスパロウの上に乗せる」のはもはや苦行の域。
それとどうせなら、ジェットスパロウ時のマイクは画像右のようにX5メットを使う設定でも良かった気がする。
「X5メットをマイクに装着する」ような場面ってこの時ぐらいなんだし、折角ちゃんとくっつくんだから勿体ない。
兎に角、ジェットスパロウはスパロウモン同様に色々とひどい。
玩具を揃えられない子に対する配慮は親切でステキなものだけど、
もし本当に「シャウトモンセットとスパロウモンしか持ってない」なんて子がいたら可哀そうすぎる。
≪シャウトモンX5≫
スパロウモンの本領発揮。
スパロウモンを捕まえて、X4の強化パーツにすべく無理矢理バラしてやろう。
まずスパロウモン本体下腹部の持ち手を起こし、
それをX4拳の穴に、同時に窪みの中の凸を腕のネジ穴に揃えてはめ込むことで腕ごと固定。

(左)ウィングのドラモンキラーみたいな爪部分を引き出し、先っちょのツマミを引いて展開させる。
(右)ウィングを背中のジョイントに接続。
ついにバリスタモンのこのジョイントが使われる時が来た。
このジョイントは食玩版にもあるけど、果たして食玩版スパロウは出るかな?

そしてメットを新しいものへと交換すれば…

シャウトモンX5!!!!!

「新規頭部」「腕に新装備」「背中に羽」と正統派のパワーアップを遂げ、ヒロイックさが強調され、主役的カッコ良さはアップ!
…してはいるんだけども、公式絵やアニメと比べるとどうも辛い。
まず左腕についたスパロウモン本体パーツは、装着方法がヒドい。
「スパロウモンがX4の腕にしがみつく」っというのが正しい装着方法だと思うけど、
玩具版はスパロウモンのチンコみたいなジョイントで拳に直接持つ方法にしてしまっている。
X4の手首の具合が悪いのを自覚してるのか、拳だけじゃなくて腕のネジ穴と一緒に保持することで
ちゃんと腕がヘタることなくスパロウモンを持つことができるのはナイス…と思ったけど、そもそも拳で持たせるなよ。
一応アニメのX5合体バンクでは、ちゃんと玩具版を意識してこの持ち手でスパロウモンを保持する演出がある。
しかしよく見たらスパロウモンがつく腕の面が玩具版と180度逆だったり、シーンによっては手で保持していないこともザラ。
まあ普通なら「腕でしっかりと固定されてる」はずの状態なんだから持ち手の意味はないし、アニメ版が正しいだろう。
玩具版は見た目が悪いのは勿論のこと、装着する向きの都合で肘可動が死亡する。
なまじ拳だけでなく腕と接続するようにしちゃったから角度調節もできず、
腕の穴を無視して拳だけで持ってもいいけど、X4の貧弱な手首だけでスパロウモンを支えるのはキツいものがある。
しかも、本来ならスパロウモンの腕あたりで装着できたところを股間あたりでやってしまったから、
その分スパロウモンの体が肩近くまで寄ってきてしまい、肩可動にまで影響する。
それにしてもこの公式合体、開き直ったかのようにスパロウモンの腕をそのままにしているのもほっとけない。
「スパロウの腕を使わずに合体させたぜ!頭いいだろ?」とでも言いたげなスタッフのどや顔が浮かんでくる。
(サイバーランチャーの件は、マジでただの変形間違いだった気がしてきた…)
じゃあ結局このパーツはどうすりゃ良かったのかって、
素直にスパロウの腕でX4にしがみつかせればそれで良かったんだよ!!

これまたムカつくことに、そういう風に設計されてない実際の玩具でも、なんかイケそうな感じなんだよ。
どうせスパロウモンの腕はグチャグチャな造形だったんだし、
最初からちゃんとスパロウ腕で固定するようにしてくれてれば、もっとしっかりした合体ができたのに…。
次は背中のウィング。
「背中に羽がつく」ってのはありきたりな強化だけど、「空を飛べるようになる」のは分かりやすい進化だし、
シルエットに変化がモロに出るから「強くなった!」と見て一発で分かるのが良いところ。
X5にしたって、このスパロウモンのウィングのデザインはかなりカッコイイと思う。

こんなに小さくなけりゃあな!
仮にも途中で追加された羽パーツなのに長さが肩幅と同じぐらいってお前。
スパロウウィングは展開して「12センチから15.5センチ」に伸びるけども、この程度なのであまり大差がない。
しかもこのウィング、向きのせいで肩や武器に隠れて全然目立たない。
肩のバリスタ・ドルル頭とあわせて「X」になることを意識したのだろうが、
普通にⅤ字につけたって「X"5"」の名前にひっかけることもできたんだし、それで良かったよ。
さらに驚いたことに、横から見るとウィングはスパロウモンの時同様に「内側=体側」を向いている。
スタッフはウィングをより見栄え悪く見せることに全力を注ぎすぎだろ!!
羽の向きのせいで小ぢんまりと見えてしまうのは同シリーズのメタルグレイモンもそうだったけど、
あっちはギガデストロイヤー発射時の見栄えを良くするためを思えば、あの向きでも間違いではなかった。
でもX5が羽をこの向きにすることで得られたのは、「見栄えの悪さ」と「肩パーツとの干渉」という欠点のみ。
もはや設計がヘタとかそういう次元じゃなくて、開発スタッフは精神に何か異常があるんじゃないかと心配になってきた。
ところで、スパロウモンの箱には説明書以外にもこんな紙が入っている。
………。
最後に頭部。
こいつの欠点は実に単純明快で分かりやすいぞ!

ただブサイクになっただけ。
先に公式のデザインについて書くと、
「メットの色が白から象牙色に」「ツノの形状が変化」「瞳が赤から緑に」「後頭部がトゲトゲしく」などの変化が大きい。
地味に「バルカンが消滅」したのが残念。あれはオメガモンとは違う個性として残しておいてほしかった。
個人的にX5メットは公式デザイン自体があまり好きでないけども、
(合体バンクではカッコイイけど他のシーンや公式絵だとマスク部分が妙に広くて変。X"5"なのにツノが4本しかない点に拘りを感じない。 など)
何はともあれ、やっとただの「オメガモンもどき」でなくなったのはめでたいね。
…で、玩具版はと言うと
・メット全体がドギツい灰色(スパロウ腕などと同じ軟質素材により作られている)で、浮きまくり
・何故かX3メットよりも目が離れて、デッサンが狂ったみたいになった
・緑色になったはずの瞳は相変わらず赤一色のまま(しかもその赤は頭部成型色に埋もれ気味)
・X5の特徴である、エヴァンゲリオン初号機みたいな目の周りの線模様が当然のようにない
・口元のモシャモシャが致命的にダサい
・後頭部のギザギザが妙に誇張され、成型色と相まってもはや消防士の帽子のように
…一応、期待してたんだよ。
いくらなんでも、新しい頭部が来るならきっと前よりカッコイイのが来るはずだ、って。
まさか「前と同レベル」どころか「前より酷い」のが来るとは、人の可能性に限界はないんだなと思い知った。
それにしてもビックリだ。
スパロウモンによって追加されるパーツはどれも欠陥だらけなんだから。
しかもX4としての悪い部分はそのまんまなので、実質完成度は前より下がっている。
装備が増えたせいでバリスタモンの胴体パーツは下がりがちになっちゃうし、ドルルモンの情けない足だけでは立つのも辛そうだ。
ここまでヒドい玩具が2010年というこの時代に「主役」として売られているんだから只事ではない。
しかし「X5」ということでX4Bより名前の数字もアップしているし、こいつが暫く強化形態として本編で活躍すると思うとうんざりする。
地上戦はX4B、空中戦ならX5と状況に応じて使い分けてくれると嬉しいが、
むしろ今後もX4KやX4Bがメインで、X5はネネとスパロウの気が向いた時だけのホントたまーにだけの登場でも構わないぐらいだ。
それほどまでに、X5に販促期間を設けるのは無駄とすら感じる。
このままではあまりにも救いがないから、少し改良を加えたい。
試してみると、ウィングは上下逆に取り付けることができる。
(でもバリスタモンの足に負担がかかるため、長時間はやらない方が良さげ)

公式や説明書が徹底してスルーしてたので俺もスルーしてたけど、
X3メットはスパロウモンに装着可能。ツノも綺麗に収まるし、X5メットより簡単に取り付けることができる。
だのに、何故か公式はこの点について一切触れず、X3メットを余剰扱いしている。
買った人の大半は自分でコレを試すだろうけど、子供向け商品なんだから「ここにセットできます」というアピールは公式がすべきことだ。
ただでさえメットは小さくて失くしやすいパーツなのに。
スパロウ本体を腕にしっかり装着するには結局のところ拳に持たせるしかないが、
どうせなのでスパロウモンの腕を回し、しがみついてるっぽく見せておく。

そしてクロスフィギュア版スターソードを捨てて、延長した食玩版を使うことで…

新X5の完成。
こうすることで、スパロウモンパーツの装着問題についてはある程度フォローできる。
…が、結局X4の悪い所はほとんどカバーできないので、所詮は焼け石に水って感じ。
この状態だとウィングとバリスタ頭がかなり干渉するようになるのも欠点。
ちなみに、腕は当然のように縮めてある。
X3の頃から相変わらずプロポーションを崩すために腕を伸ばすという誰も笑顔になれない変形指示があるが、
X5になったところで身長は伸びてないのだから、そりゃあ縮めた方がマトモなままに決まっている。
長々と愚痴愚痴書いてきたが、今回はそれぐらいにヒドい。
今までのクロスフィギュアは笑える程度のヒドさだったが、今回は全く笑えない。
ツッコミどころが多いのには慣れたが、そのほとんどが当たり前すぎるっつーかありえなさすぎるのは本当にキツい…。
≪オマケ≫

シャウトモン!バリスタモン!ドルルモン!スターモンズ!ベルゼブモン!スパロウモン! デジ!クロース!!

シャウトモンX5B!!!!!(仮)

そんなわけで非公式かつ誰もが思いつく「出来ちゃった合体」。
もはや主人公というより何かのラスボスのごとき風格が漂っているが、
こいつが何より凄まじいのは、合計で定価11760円だという点だ。
本編に出るかは分からないけど、折角玩具で再現できるのだから出してほしいなあ。
非公式ながら余剰は全くないし(クロスフィギュア版スターソードから目を逸らしつつ)、
X4Bの「X4からあまり変わらず地味」、X5の「X4の悪い所がそのまま」という両者の欠点を打ち消すことができるので中々侮れない。
スパロウモンの黄色いパーツが増えたおかげでベルゼブパーツの浮きっぷりも軽減されるし、
スパロウウィングはどちらの向きでも合体できるので、バリスタ足への負担が気になる人も安心。
左腕のスパロウモンは、画像のように逆手持ちも可能(穴に下から持ち手を差し込んでるだけ)。
これで肘可動が生き返るし、「手にスパロウがしがみついてる」というイメージも緩和できるけど、保持力はあまりよくない。
2011/02/08 追記
フツーにX5Bがオフィシャル化しました。
アニメだけでなくゲームやカードにも登場するあたり、これも予定調和だったんだろうか。
でも挿入歌ないし、特にお膳立てされてたわけでもないから、イマイチ盛り上がらないような…。

ちなみに公式での合体方法は、まんまX5+ベルゼブモン。
羽の向きはX5そのままだし、スパロウのケツにメットをつける処置もなし。
どうせなら今度こそ羽の向きは上側をオフィシャルにしてくれりゃよかったのに。
この状態だとスパロウウィングがベルゼブ羽の可動を思いっきり制限しちゃうのが残念。
≪まとめ≫
≪スパロウモン≫ オススメ度:E
○
・「スパロウモンのフィギュアである」という、本当に最低限で悲しくなるぐらいの点
×
・立体物として、全く褒めるところがない
・単体でのプレイバリューが皆無
・この出来でこの値段は高すぎ 500円レベル
≪ジェットスパロウ≫ オススメ度:E
○
・(一応)シャウトモンと合体できる
×
・マトモに接続されない
・視覚的な手抜きが目立つ
・自立性が悪い
≪シャウトモンX5≫ オススメ度:D
○
・合体の接続自体は相変わらずしっかりしている
・(公式はメットのことを無視しているが)余剰パーツもなく合体できる
×
・ウィングパーツが小さく向きも悪く見栄えしない
・左腕追加パーツのせいで肘可動が死に、肩可動にまで影響が出る
・新規頭部がダサい
・全体が重くなり、バリスタモンの胴体接合部やドルルモンの足が耐えられなくなってきている
・X4の欠点が全く解消されていない
・X4Bと同じく合計定価は9135円だが、ベルゼブに比べてスパロウが同額なのに圧倒的にヒドい分、こちらの方がよほど割高
≪シャウトモンX5B≫ オススメ度:C
○
・イマイチX4と差別化を図れなかったX4B、X5の欠点を補い、正に強化形態と呼べる姿となった
・(メット装着は公式ではないが)余剰パーツなし
×
・公式通りの合体だとスパロウウィングがX5の時より地味で、さらにベルゼブ羽と干渉する
・定価11760円
■総評
X5Bが思いのほかカッコよかったので最後に救われたが、本当に悲しくなる出来の玩具だった。
思わず途中でレビューの文末全てに隠し文字で「お金返して」というテキストでも仕込もうか考えたほどだった。
スパロウモンは劇中での「滅ぼしてもいい?」というセリフが印象的なキャラだったけど、
まさかこいつ自身の玩具がここまで壊滅的だったとは思わなかった。
X5が残念なのは(X4と大して変わらないから欠点が解消されないとか)分かってたんだけどなあ。
このスパロウモンがヒドいのは、「トワイライトの一デジモン」でなく、
わざわざ「主役チームの合体要員」として発売されていながらこの体たらくなことだ。
ブルーフレアはそこそこ安定しているし、トワイライト(というかダークナイトモン)はかなりの出来だったが、
相変わらずクロスハートはゴミみたいなのばっかりなのは主役チームとしてどうなんだ。
「主人公のデキがヒドい」ってのは本当に残酷なことだ。
作品で一番目立つ連中なんだから玩具のヒドさにも当然目が行ってしまうのは勿論だけど、
本来のターゲット層であろう「小さい子」ってのは、まだ自分の趣向が定まってないから「主人公」を優先して買ってもらってしまう。
つまりクロスウォーズはヒドいデキの玩具ほど売れているのは間違いない。くそっ、なんて時代だ。
折角ベルゼブモンが頑張ってくれたのに、スパロウモンのおかげでクロスハートはまたも玩具的地位を一気に落とした。
これはダークナイトモンと比較させてデキの違いを強調させようとする罠に違いない。おのれトワイライト!
もしかすると、スパロウモンもトワイライトのままならこんな糞玩具にならずに済んだのかもしれない。
折角クロスウォーズ本編に登場直前に発売というナイスなタイミングだったのに
登場前からこんな糞玩具を出されても、X5にマイナスイメージがついただけだ。
既にX4やX4Bまで揃えている人ならまだしも、X5目当てにこの玩具を揃えることは全くオススメしない。
今ならX5はバンダイプレミアムでセット販売もされているが、
ただでさえクソ高い上に内容もクソな玩具を定価でまとめただけという超上級者向けアイテムだからほっておこう。
(X5セットってことは、クロスハートで一番出来がいいベルゼブが入ってないってのもまた酷い)
もし本編でX5がメチャクチャカッコイイキャラだったとしても、この玩具のダメさ加減をフォローするには至らないだろう。
増してや、「人のレビューを見てから考えよう」なんて思っていた人は、悪いことは言わねぇ、出るかは知らんが食玩版を待て。
2011/01/15 追記
「スパロウモンの羽はもう一段階伸びるぞ」と指摘をいただき、修正しました。
今に始まったことではないけど、こんだけボロクソ言ってるレビューで間違いをやらかすとは情けない話です。
説明書も読まず、長いこと間違った情報を載せていてすいませんでした。
改めてその点を踏まえての再レビュー。
「合体のために羽を伸ばす」という作業工程が一つ増えたのは中々大きく、これは間違いを指摘された俺にとっても嬉しい要素。
伸ばして現れる羽部分が細いので、ウィングの見た目にメリハリがついてぐっと良くなるのも高ポイント。
…ただ、正しく羽を伸ばしても、14cmだったのが15.5cmになるだけの変化なんで、思ったよりは変化なし。
それに羽の向きがダメなのは当然そのままなので、やっぱり腕に隠れてしまうのがネック。
(それに加え、ウィングを逆さまに装着すると肩のバリスタ頭との干渉が余計にヒドくなることに)
ウィングが伸びて玩具的魅力がアップするのは間違いないけど、その他余りある欠点をカバーするには至らず…。
追記ついでに、ジャンフェスの展示用クロスフィギュアについて。
2010年に行われた「ジャンプフェスタ」にて、バンダイのブースで我らがクロスフィギュアも展示されていたようです。
(俺は大阪住まいなのでそうホイホイと東京には行けず、今回のコレも自分では行っていません)
会場ではシャウトモンX5、メタルグレイモン、ダークナイトモンに加え、発売を控えていたデッカードラモンが並んでいた様子。
しかしこの展示されているクロスフィギュア、どうも俺らが持っているモノと違う(モロに転載なので、ヤバければすぐに消し飛ばします)。
特にX5の変貌っぷりが只事ではない。
まず目を引くのが「ピックモンが赤くい上に5個」なのと、「とても大きく見栄えの良いスパロウウィング」。
さらには「肩が横に開く」「膝が正しい方向に曲がる」など、根本的に製品版とは違う豪華仕様。さらにはパーツ塗装色も良さげ。
イベント展示のため、製品版に多少手が加えられるのは珍しくもないことだそうだけど、これもはや「別製品」。
「こんな玩具を展示してどーすんだ!改修しなきゃ!」とマトモな開発スタッフによって手が加えられたのか、
そこらの事実はどうでもいいけど、これ以前に詐欺まがいの糞玩具を掴まされている身としては、納得できない点が多すぎる。
ていうかイベント用のコレでやっと値段に見合った普通の玩具レベルじゃないか。
そんなこんなで、ファンの神経を逆撫ですることにおいて頂点に立っているクロスフィギュア。
既に残すアイテムも3~4個になったと思われるこのシリーズは、果たして最終的にどうなることやら…。
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