デジモンクロスウォーズ デジモンクロスフィギュアシリーズ
03 グレイモン 05 メイルバードラモン (メタルグレイモン) またですか?またですよ!「グレイモンで人気取り大作戦」! |
03 グレイモン:2010年8月21日発売 3150円
05 メイルバードラモン:2010年9月18日発売 3675円
公式サイト
シリアスからお笑いまでこなすジェネラル、青沼キリハの率いるチーム「ブルーフレア」の2体がクロスフィギュアで登場!
グレイモンの発売から1ヵ月ほどが経ち、やっとメイルさんが出てきてくれたので2体まとめてレビュー。 05のメイルバードラモンから、箱に公式サイトの図鑑みたいな説明が入るようになりました。遅ェよ!! グレイモンにはリヴァイアモンのデジメモリ、メイルバードラモンにはマリンエンジェモンのデジメモリと説明書が付属。 |
クロスフィギュアシリーズ03
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通称「新グレイモン」。
公式だとどういう位置づけなのかは知らないが、「グレイモンウィルス種」の亜種のような感じ。 どっかの黄色ヒトデみたいに、デザイン改変で手足をもがれなくてよかったね。 原種とのデザインの違いとして、(恐らくお飾りの)ヘッドギアや、 背中のヒレ(=合体ジョイント)、ヒザにある爪のような突起、そして尻尾先のブレードなどが挙げられる。 |
新グレイモンは、最近の学説の恐竜らしく前傾姿勢をとっているのも特徴。
公式設定では ムダに具体的にティラノザウルス型という設定までついているが、公式はティラノモンイジメが趣味なのだろうか。 玩具の話。 上の写真の状態で、大体高さが12センチ、頭から尻尾までの長さが22センチといったところ。 相変わらずこのシリーズは割高なのが残念で、今回も約3000円という定価にはとても釣り合っていない。 このサイズなら、せいぜい定価は2500円、実売1800円ぐらいが丁度だろう。
シャウトモンといいドルルモンといい、このシリーズは「目で全てを台無しにする」のがコンセプトなのか。 食玩の方が、シールに頼ってるとは言え精悍な顔立ちだし、目だけでなく造形もずっとカッコイイのが困りもの。 クロスフィギュアはクレヨンしんちゃんみたいな白黒2色の目になっている上に、焦点がズレていて安定感がない。 こんなだからアヘグレイモンだとか呼ばれるんだ。 |
後ろから。ネジ穴は本体の右側に集中している。
背中でやたらと浮いている黒いパーツは合体用ジョイント。 これは公式デザインだと体色と同じ色のただの突起になっているが、アニメでは黒いトゲになっている。 「なんで統一してないんだよ」という疑問はいつものことなのでおいといて、玩具はアニメ版準拠ということになる。 尚、クロスフィギュアと食玩は体色にはえらく違いがあるが、どちらかと言えば食玩の方が公式に近い。 クロスフィギュア版はなんというか、大先輩にあたるメタルグレイモン青のような青さだ。 また、玩具だと全身の造形が丸みを帯びているため、光が反射してテカテカしている。 その青いテカテカっぷりが恐竜らしからぬヌルリとした質感を生んでいてなんだか気持ち悪い。 元のデザインがシンプルなカラーリングなので色分けはそこまで省略されてはいないが、 鼻先のツノは目立つ部位なのだから、しっかりヘッドギアと同じシルバーにしてほしかった。 このツノは軟質素材になっているが、同シリーズには灰色の軟質素材が使われているので、やろうと思えばこれを使えたはず。 |
可動はぼちぼち。
・口が開く 動物系フィギュアは口が開けるかどうかでプレイバリューに大きな差が出るのでまずは安心。 しかし、アゴの付け根が妙に後ろの位置にあり、大きく口を開けられるのはいいが、やりすぎると卵を丸呑みするヘビのようになる。 また、少し特殊な構造になっていて、アゴを引くにつれて口の中でノドのパーツが干渉し、口を開ける範囲が狭くなっていく。 ここらは別にギミックやデザインに都合があるワケでもないし、単純に変な設計だ。 ・首が「頭の付け根」と「胴体の付け根」それぞれで少し前後に可動 ・尾が「尻の付け根」と「尾の真ん中途中辺り」の2か所で前後に可動 どちらも2つの可動箇所を持つので表情付けに役立つが、「横」への動きをつけられないのが残念。 尻尾は、2つ上のシャウトモンと映っている写真の状態が、根元・途中のどちらも最大限に上に動かしている状態。 下側への可動はあまり大きくなく、根元はボディラインに沿ったところまでしか下りないし、途中の箇所もさほど下がらない。 ・肩が前後にクリック可動 ・肩が外側に開く 腕は肩以外は完全に動かないが、 肩が360度回転する他、外側にもかなり開くことができるので、ある程度のポージングはとれる。 ・足の付け根が前後にクリック可動 ・足の付け根が外側に2段階クリック可動 (画像右参照 向かって左は1段階、右は2段階開いている) ・膝が前後に45度ほど可動 ・足首も前後45度ほどクリック可動 足は腕よりは動くが、足首が横に動かないので足を開くとハの字立ちになり、接地性が悪く自立が安定しなくなってしまう。 従来の超進化シリーズと同様に足首にはボールジョイントが仕込まれていればよかったが、 今回のグレイモンは合体して色々とパーツを背負うことになるので、耐久面や安全面を優先したのだと思われる。 (実際、超進化シリーズの足首のボールジョイントは破損しやすいのでこちらの方がありがたい) 足を開かなければ自立はそこそこ安定するし、合体玩具だということを考えれば、まぁまぁな可動範囲だろう。 |
一方プロポーション。
横から見ていれば「多少細いけどそれなり」な感じだったが、前から見ると絶望的なのがこいつ最大の欠点だろう。 実際、正面から見た時に限らずこのグレイモンはかなり華奢で貧弱。 ガタイが良い超進化ジオグレイモンと見比べると、新グレイモンのヒョロさは一層際立つ。 肩が気の毒なほどに控えめすぎるのも問題で、合体後のプロポーションにもダイレクトに響いてくる。 ここまで弱弱しいのはコストか何かの仕方ない都合…だと思いたいが、 元々ボリューム不足なグレイモンが、さらにここまで代償を払わなければならなかったのか? 体型以外も、頭部が前面に伸びすぎてて犬面なのもキツい。「角度を選ぶ」というレベルではない。 「実は、アス比が狂ったパソコンか何かで設計していた」とか言われてても信じてしまえる出来だ。 尚、グレイモンは合体用に、肩を根元から引き出すギミックが仕込まれている。 これで肩幅が伸びて力強さがアップ! …するハズもなく、むしろ細い肩の軸が露出して頼りなさが増すだけだった。 並べてみると、食玩版はいたって普通の体型なのがまた、クロスフィギュア版の笑いと涙を誘う。 折角なので持っている新グレイモンを集めた。 左からクロスフィギュア、ソフビ、クロスアクション(食玩)、アクションクロスウォーズ(ガチャ)。 フィギュアコレクション(食玩)とデジモンストラップ(ガチャ)のは未所持なので、コンプリートではない。 こう並べてみても、やはりクロスフィギュアの見劣りがスゴい。合体ギミックがあることを考慮してもこれは…。 クロスアクションとアクションクロスウォーズのアップ。小さいながらよくできている。 しかしアクションクロスウォーズ版は歯茎が剥き出しで少しブサイクなのであまりオススメしない。 ちなみにクロスアクションは300円で、アクションクロスウォーズは200円 ソフビ、クロスアクション、アクションクロスウォーズの背面。 ソフビはアニメ版に一番イメージが近いだけあって、背中の突起もちゃんと黒く塗られている。 尚、クロスアクショングレイモンの可動はクロスフィギュアとあまり変わらず、「膝が動かない代わりに足首が動く」ぐらい。 また、クロスフィギュアでは妙だった口の可動はクロスアクションだとマトモ。 ≪グレイモンまとめ≫ ブルーフレアのデジクロスは「グレイモンを中心とした装着合体」となるのだが、 このグレイモンはいくら素体役とはいえ、単体では遊べなさすぎるのが欠点だ。 それでも見た目が良ければまぁ許せただろうが、 可動は大したことないし、プロポーションもヒドいし顔はアヘってるしと見るべきところがない。 一応、新グレイモン立体物の中では一番可動するし、変に取れるパーツなどはないので扱いやすい。というぐらいか。 完全に「合体ありき」の玩具なので、「グレイモンのフィギュアが欲しい」のであればソフビ辺りを買った方が良いだろう。 |
クロスフィギュアシリーズ05
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アニメにはグレイモンよりいち早く登場した、移動も戦闘もできるニクい奴。公式設定はコチラ。
名前的にバードラモンの亜種なのか、はたまたメイルドラモンの親戚なのか、意表をついてサイバードラモンのお友達なのか。 まぁバードラモンの近縁種だろうが、「バードラ」と名乗っている割に、デザインはあまり類似していない。 尚、玩具のメイルバードラモンは全身がバラバラに分かれるため、ブリスターにはこのように梱包されている。 横から。 何かとプロポーションその他が犠牲になりがちなクロスフィギュアシリーズだが、こいつはやたらとデキがいい。 全身機械だから造形的にも無理はないし、目が元々黄色一色なおかげで妙なご尊顔にされずに済んでいる。 玩具としてのつくりがどうこうというより「デザインの勝利」だが、良いモノには違いない。 バリスタモンもそうだったが、玩具を出すなら最初から玩具向きのデザインでやってくれる方が嬉しい。 強いて言えば、 アゴから伸びる2本の灰色のトゲが、メットの頬あたりから生えている上に青いが、それ以外は完璧と言っていいレベル。 配色が公式デザインやアニメに近いのもポイントが高く、塗り分けもかなり完璧に近い。 後ろから。 背面には合体用のメットと腕パーツ(その名もステキ、「トライデントテール」)を潔くそのまま装着している。 合体後は全身がバラバラになって名前の通りメイル(鎧)となるためだけに作られただけあって、素晴らしく潔いデザインだ。 今までも玩具ありきのデジモンはいたが、ここまで典型的ないわゆる「2号ロボ」デザインの奴はいなかっただろう。 ちなみに、メイルバードラの翼は前から見ると青、後ろから見ると灰色になっていて、合体後はこれがひっくりかえる。 今の所メイルバードラモンは、クロスフィギュアシリーズ中のデジモン単体では最高額(3675円)となっているが、 ボリューム不足を感じがちな同シリーズ内では、唯一ボリュームがあると思えるデジモンだ。 (それでもまだ世間一般の玩具に比べると「割高」ではあるのだが) 大体高さは14センチ、翼の幅は16センチ、頭の先から尻尾の先まではおよそ25センチにもなる。 画像の通り、複数のデジモンが合体したシャウトX3のボディと比較しても引けを取らない。 …これってメイルがでかいのか?それとも単にX3が小さいのか? |
可動範囲や箇所は少なく、翼は完全固定で、他も一部が多少可動する程度。
合体後にグレイモンのパーツになった時の安定感を重視したのだろう。個人的にはそれで良かったと思う。 ・首は2か所で前後に可動 ・首が根元で横に回転 ・口が開閉 少し分かりにくいが、口の中には「プラズマキャノン」の銃身も一応造形されている。 ・足の付け根がボールジョイントで可動 ・膝が、真っすぐ伸ばした状態から90度弱ほどまでは曲げられる 足首や爪に可動がなく、接地性が悪いのが少し残念なところ。 ただそれ以前に、長い首と前に伸びた翼のせいで比重が偏っていて、自立性が悪いのが難点。 基本ポーズではそれなりに安定するが、トライデントテールが地面と干渉するので体を起こすことはできないし、 逆に体を倒そうとすると、途端にバランスが崩れて立てなくなってしまう。 ・トライデントテールの左右の爪がそれぞれが独立で可動する。 左の爪ができるだけ閉じて、右の爪ができるだけ開いた状態。 爪は、メイルバードラ状態は少し開き、メタルグレイモンへ合体後は閉じるのが基本状態のようだ。 また、一番長い真ん中の爪は無可動なので、地面への干渉っぷりは変わらない。 尻尾が根元あたりから前後に稼働してくれればよかったのに。 というわけで、トライデントテールを外しさえすれば、体を起こして立つことはできるようになる。 折角なのでこちらも比較。 左からクロスフィギュア、ソフビ、クロスアクション。 メイルバードラモンはライバルチームの2番手なので、それほど立体物は多くない。 上の3つに加え、あとはフィギュアコレクション(持ってない)の4つで全てとなる。 ソフビとクロスアクション。 クロスアクションはクロスフィギュアの縮小版といった感じでよくできている。 一方ソフビはどうしてこうなった。丸々と太っているわ翼が小さいわ、これではとても飛べそうにない。 背面。合体機構があるクロスアクションは勿論、ソフビでもメタルグレイモンのメットは造形されている。 悲しいことに、商品として出たどの新メタルグレイモンよりも、このソフビの背中のメットが一番カッコイイ造形だ。 尚、クロスアクションのメイルバードラモンの可動は ・口が開閉 ・首が根元で回転 ・足の根元がボールジョイントで少し可動 ・足首がボールジョイントで少し可動 といった具合。首が全く動かない(しかも右側の造形が肉抜きでスカスカ)なのが惜しいが、他はぼちぼち。 さらに折角なのでソフビ版グレイモンとメイルバードラモンの2ショット。 この2体はクロスフィギュアとソフビの出来が反比例しているのがよく分かる。…全部カッコ良く作ってくれればいいのに。 ≪メイルバードラモンまとめ≫ クロスフィギュアの中では抜きんでて出来がいい。 素体より強化パーツの方が出来がいいなんて玩具史上でもあまり聞いたことがない。 (この場合はどちらかというと「素体の出来が悪すぎる」パターンだが) 可動は少なく単体ではあまり遊べないが、元々可動ありきのキャラクターではないのでそこまでは気にならないだろう。 メイルバードラモンのデザインが好きだという人には是非オススメしたい。 ただ念を押して言っておくと、別にこいつにしたって世間一般的では平々凡々なクオリティ。 むしろ割高な分、少しショボいぐらいかもしれない。 それでもクロスフィギュアの中では断トツによくできているのは違いない。…言ってて悲しくなってきた。 |
03+05
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Cast off! Change mail!!
まずはメイルバードラモンから「首」「胸アーマー」「脛アーマー×2」「トライデントテール」「メット」を取り外す。 残った本体はメタグレの飛行ユニットになり、トライデントテールを外された尻尾の部分はそのままキャノン砲となる。 取り外したパーツをグレイモンに装着変身。 メイルバードラの首はムゲンジョイントでグレイモンの尻尾に接続。 胸アーマーはグレイモンの肩を引き出し、伸びて出てきた部分にパチンと留める。 足アーマーは突起をグレイモンのスネにある穴に差し込み、トライデントテールは腕に「C」字型のジョイントで固定。 (これらのパーツはメイルバードラモンにも同様の方法で装着する) さらにグレイモンの背中にメイルバードラモンの本体をドッキングさせ、 メットを、まずグレイモンの鼻ツノに通してから頭頂部の溝に突起を合わせる。 さらにメイルバードラの脚の角度を調整すれば… |
グレイモン!メイルバードラモン!デジクロス!! メタルグレイモン!!
グレイモンのパワーとメイルバードラモンの装甲を組み合わせた、まったく新しいメタルグレイモンの誕生である。 |
公式図鑑
見た通りグレイモンがメイルバードラモンを全身に装着したデジクロス。 パーツは「メット」「翼」「胸部」「左腕」と、過去のメタルグレイモンと同じ部位に装着されるが、デザインは大きく異なる。 足や尻尾にも追加パーツがあるし、全身に重火器が装備される点や、メットのデザインによって差別化は十分だ。 メットはデジモンでいえばユニモンに近いデザインだが、頭頂部のツノからして「ガイガン」にもよく似たイメージ。 (デジモンでガイガンといえばサイクロモンだが、新メタグレとサイクロモンは特に似ていない) デジモン的には中々珍しいデザインであり、新メタルグレイモンのデザインを象徴するには十分だ。 青いグレイモンと青いメイルバードラモンが合体することで、さらに青々としたデジモンになっているのも、 チーム「ブルーフレア」の名に恥じない青っぷりで好印象だ。 …しかし、ここまで新しくしておきながら、名前がまんま「メタルグレイモン」なのが残念でならない。 メイルグレイモンでもブルーフレアグレイモンでもなんでもいいから、とにかく別名にしておいてほしかった…。 |
さて正直あまり載せたくなかったが、前からの画像も。
色々パーツが着いたのはいいが、グレイモンの貧弱ボーヤ体型はキープされたまま。 むしろメタルグレイモンに強化合体したことで胴体、特に肩のショボさは際立つコトになってしまった。 片腕を肩からまるごと強化していたメタルグレイモンやライズグレイモンに対し、 新メタルグレイモンはヒジから先しか強化されないためプロポーションが崩れがちだ。 メットは玩具的にグレイモンのアヘ顔を隠すことができて一石二鳥。…といけば良かったが、残念ながらメットも微妙な造形。 中のグレイモンに形を合わせなくてはならなかったからか、メットもグレイモン同様に縦長かったり、赤い目のラインがヤケに短かったりする。 さらに、ほっぺ辺りの一番大きいキバが、メイルバードラの背中に接続する都合上で板状になっているのが違和感の原因だろうか。 しかもこのメット、接続がユルい。 「鼻先の角に穴を通してからヘッドギアにツメをひっかける」という接続方法だが、全く固定されない。 すぐにズレたりすることはないが、本体を手に持って軽く振るとポロリーンとメットが外れて飛んでいく。 経たせて飾る分には問題ないから「固定する必要がある場所」ではないが、なんでこうユルユルな設計にしたのかはよく分からない。 このメット以外の合体はしっかりしているだけに、余計に気になる。 横から。 先行画像からして縦長のイメージがあった新メタルグレイモンだが、実際は尻尾のおかげで前後幅が凄い。 ちなみにこの状態だと高さは18センチほど、頭頂部から尻尾にかけてはおよそ30センチにもなる。 (でかくなったのは事実だが、実際に見てみるとメイルバードラと大差ないのは内緒) トライデントテール、もとい「トライデントアーム」は玩具ならどちらの腕にも装着可能。 メイルバードラモンを2個買って、君もパーフェクトメタルグレイモンの完成させよう! ちなみに、メタグレ状態でも足と胸のアーマーはメイルバードラの元の位置に着けたままにできる。 メイル首とトライデントテールはメタグレ状態だと別のパーツと干渉するので無理。 後ろから。 翼はメイルバードラの状態から変わらないので横幅はそのまま。 ただ、合体後は翼が外側でなく内側に傾く向きになるため、多少こじんまりとしているように見える。 ちなみにメイルバードラ本体は前後逆に装着も可能だが、あまり面白くはなかったので画像はナシ。 |
背中のメイル足(これも銃)は、一応非戦闘時の収納状態を再現できる。
が、この部分は公式デザインが二次元の嘘をつきまくっている部分だし、 爪が動かないせいで本体と干渉しまくり、キレイには収まらない。 |
尻尾のメイル頭と、メイル足の裏キャノンを前面に持ってくることで、必殺技「ギガデストロイヤー」が再現可能!
技名こそ旧メタグレと同じだが、今回のギガデストロイヤーは胸からではなく、 口、背中キャノン、メイル頭、メイル足×2、翼前面3×2の発射口、翼端青パーツ噴射口×2の、合計13か所から光線を放つ技だ。 どうせなら胸の発射口(=メイルバードラモンのナイトホーク)も使ってあげてよ! 合体後の可動は基本的に合体前のグレイモン、メイルバードラモンの時と変わらない。 ただ、グレイモンの首根元はバックパックと干渉するため動かすことができなくなる。 尻尾はグレイ尻尾とメイル首を合わせた4か所で動き、接続部分ではメイル首が横にロールできる。 しかしこの接続部分は「前後」には可動できないため、尻尾全体が滑らかに曲線のように曲げることができないのは残念。 |
合体後もグレイモンのアゴ側の首可動は生きているが、上側を向かせると中々ギリギリなクリアランス。
メイル尻尾キャノンには溝が掘られていて、メタグレ頭を動かした時は頭頂部のツノが上手く収まるようになっている。 その点は芸が細かくて感心できるのに、頭横の2本のツノは普通にメイル足と干渉してしまう。 こちらのツノは軟質素材なのでグニャリと曲がることで首可動を確保しているが、軟質素材とはいえ設計が雑すぎる。 |
合体モノではお約束(?)の合体後メットオフもできる。 |
X4と比較するとメタルグレイモンの方が若干小さい。2体合体と4体合体だからね、仕方ないね。
それに値段で考えるとX4の6510円に対してメタグレは6825円だし…ってこっちの方が高いじゃねーか!! (ちなみに、メタグレは前後と横にもボリュームがあるので体積で考えるとX4よりは大きい。たぶん) |
いつもの同キャラ比較。
左からクロスフィギュア、ハッピーセット、アクションクロスウォーズ(ガチャ)、クロスアクション(食玩)。 メタルグレイモンの公式フィギュアはこの4つで全部。 ハッピーセットとアクションクロスウォーズのアップ。 ハッピーセット版はクロスフィギュアとはまた違ったベクトルで弱そうな体型が特徴。 これ見よがしなミサイルパーツは勿論発射可能だが、メタグレの撃つビームは赤じゃなくて青なんだよなぁ。 また、背中のボタンを押すと連動して左腕を振るギミックもあるが、ほとんど死んでいる。 その他、手足や尻尾が少し稼働する。 アクションクロスウォーズはディフォルメされているデザインだが、バランスは一番よくまとまってる気がする。 こちらも手足が少し動く。 背面。 ちなみにハッピーセット版にはシールが付属するが、本体がヌルツルでなんかすぐ剥がれそうなので貼っていない。 |
こちらは食玩のクロスアクション版。グレイモンとメイルバードラモン2つを集めることでデジクロスさせられる。
ギミックはクロスフィギュアに引けをとらず、むしろプロポーションはこちらの方がいいぐらい。 クロスアクションはメイルバードラモンの膝が動かないので、収納形態を再現できないのは少し残念なところ。 肉抜き穴が多少目立つが、後ろから見ても良い感じ。 収納形態はできないが、ギガデストロイヤー発射形態は再現できる。2つ合わせてたった600円弱なのにかなり遊べる良作だ。 こんなに良い出来なのに、食玩だと追加合体要員が発売されなかったのが本当に惜しい。 |
ついでに、残念なことにソフビでメタルグレイモンは発売されなかったので、適当に乗せただけの写真でお茶を濁す。
ダークナイトモンしか出なかったトワイライトと比べると、2体でも出た分ブルーフレアの方がマシだろうか? でもソフビは比較的造形が安定してるから、メタルグレイモンも出してほしかったなぁ。 ≪メタルグレイモンまとめ≫ 残念クオリティのグレイモンに引っ張られている感が強いが、そこそこ良くまとまっている。 造形は「もっと頑張れよ」としか言えないが、デザインの完成度や必殺技ギミック再現が可能なのは大きく、 合体ギミックも(メット以外は)しっかりしていて遊びやすいのはグッド。 ……これで、2体合わせて定価が4500円ぐらいだったらもっと良かったんだけどなあ。
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まとめ ≪グレイモン≫ オススメ度:D○ ・分離するパーツなどがないので、ストレスなく遊べる × ・値段がの割に小さく、塗装も少なくショボい ・色が妙に明るい ・犬面だったりと造形が微妙で、特に前から見るとヒドい ・単体ではあまり遊べない ≪メイルバードラモン≫ オススメ度:A ○ ・プロポーションが良く、イメージ通りに仕上がっている ・サイズが比較的大きく、パーツ分割も可能なため単体でもプレイバリューが高い × ・自立性が悪い ・足アーマーなど、ちょっと破損しやすそうで怖いパーツがある ・ボリュームはあるが、それでも定価3600円(実売2800円前後)というのはネック ≪メタルグレイモン≫ オススメ度:B ○ ・(メット以外は)しっかりと合体できる ・中々存在感がある ・必殺技ギミックを再現できる × ・ボディの貧弱さ(特に肩)が目立つ ・メットの造形がイマイチ ・グレイとメイルバードラが合体した割に、サイズが小さく見えてしまう ・ゆるゆるメットやツノ干渉の件など、細かい気になる点がある ・合計で定価6825円(実売は5000円程度)もする 総評 グレイモンの酷さは擁護できないが、メイルと揃えて合体させる中々気に入った玩具。買うなら是非とも「メタルグレイモン」をセットで買ってほしい。ていうかセットで売れよ! ハッキリ言って食玩の方がずっと出来がよくてコストパフォーマンスも優れているが、 クロスフィギュア版X4の悪夢に比べれば、こちらはクロスフィギュアでもそう悪くない。 例えば俺は食玩のシールの多さや破損の怖さが苦手なので、クロスフィギュアの方が気軽に遊べて好きだ。 (値段が気軽に買える域ではない点からは目を逸らす) ここからは玩具と関係ない余談。 新メタグレのデザインはやはり案の定、ファンの間で賛否を呼んでいる。 俺はこの新メタルグレイモンのデザインは大好きで、実はもう旧メタグレより好きなぐらいだ。 デザインもそうだし、「生身のグレイモンとメカのデジモンが合体して生身機械半々のメタグレになる」という構図がイカス。 「ついに青メタグレが黄メタグレを差し置いてメインとして登場してくれた」ってのも、青メタグレ支持派としては嬉しい限り。 …ただ、「なんでわざわざメタグレと名前被せたの?」とは俺に限らず大半の人が思う所だろう。 メイルバードラと合体してるからメイルグレイモンだとか、シャウトにならってグレイモンX2にするとか、 まあなんでもいいが、わざわざメタルグレイモンと名前を被らせる意味が分からない。 単にそっくりさんでも、ジオグレイやライズグレイのように名前は変えていた前例はあるのに。 折角メタグレとは似て非なるデザインに仕上がったのだから、こいつには別のふさわしい名前をつけてやってほしかった。 ここら辺の、ファンサービスなんだか単にアホなんだか分からん旧作意識はどうにかしてほしい。 「過去のあのキャラと同じ名前!」なんてやられても、トランスフォーマーじゃあるまいし、デジモンでやってウケるはずがない。 実際、ファンの間で賛否両論になってるのは過去のデジモンを強く意識した奴ばかりってのは皮肉なもんだ。 さて、チラホラ情報が出てきているので知ってる人も多いだろうが、メタルグレイモンもまだ追加合体を残している。 追加合体の箇所は「グレイモンの足裏ジョイント」と「まだ強化されてない方の腕」あたりが怪しい。 この先、メタルグレイモンは怪獣体型を維持しつつ化け物になっていくのか、 はたまたオリジナルのようにウォーグレイへの進化を踏襲して竜人体型になっていくのかは楽しみなところ。 最後に。 クロスウォーズ本編もやっとエンジンがかかってきた感じで、段々と盛り上がりを見せてきているが、 イマイチどうもアニメがクロスフィギュアの販促に繋がっていないように感じる。 というのも、劇中でデジクロスしても「どういう風にデジモンが変形合体するのか」がハッキリと描写されないからだ。 「シャウトモンがバリスタモンの内部へ収納されてドルルモンが下半身に変形してX3!」とか、 「グレイモンがバラバラになったメイルバードラモンを装着してメタルグレイモン!」といった、 「玩具で再現したくなるような合体シークエンス」が、今のところ本編で全くないのが不満。 折角「合体できるようにデザインされている」のに、あれでは悪い意味で従来のデジモン進化と同じだ。 デジタルとはいえデジモンはそれぞれが生物的に描写されているから難しい面はあるんだろうが、 思わず玩具を手に取りたくなるような合体がいずれ本編でなされることを、合体玩具好きとして期待したい。 個人的に、クロスフィギュアにはもっと売れてほしいし、 購入している一ファンとしても、クロスフィギュアの魅力をアップさせてくれるような演出が本編にも欲しい。 |
2011/09/30
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「ドルルモン」のレビューに先に追記していたが、ジョーシンの投げ売りで2体目のメイルバードラモンを確保してきた。
何だっていい!今こそパーフェクトメタルグレイモンを作るチャンスだ! |
というわけで、
グレイモン!メイルバードラモン!メイルバードラモン!デジ…クロス! フルメタルグレイモン(仮)!!! |
…うーん、正直思ってたよりあまり変わり映えしてくれない。
トライデントアームを両手に装備した以外は脛・胸アーマーをメイルバードラモンにもセットしたぐらいなので仕方ないか。 背中のメイルバードラモンの体に首を追加できれば良かったのだけど、残念ながら干渉して取り付けられない。 新トライデントアームはドラモンキラーに近いデザインなので、両手に装備することでウォーグレイモンっぽさはアップした。 ならばこれを「新ウォーグレイモン」と思うことにする……のはいくらなんでもムリがあるな。 |
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