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不定期更新される雑記帳です。 日記メニュー サイトトップ ┃ ┣■2019年06月13日 怪獣王とサヴァイブとX進化とリブートリブート ┣■2019年05月03日 令和と超会議とメタリックドラモン ┣■2019年04月21日 超可動とトラウマ ┣■2019年03月21日 ヒュプノスとデジモンXとスーパー布教タイム ┣■2019年02月21日 イベントと最近のデジモンとアニメとか ┣■2019年01月09日 あけましておめでとうございますし ┣■2018年12月28日 スマホの故障と平成の終わりと夢のヒーローと2018年のデジモン ┣■2018年12月12日 ペンデュラムアートブック公式無断転載 続き ┗■2018年11月24日 ペンデュラムアートブック公式無断転載 |
■2019年06月13日 怪獣王とサヴァイブとX進化とリブートリブート ゴジラ キングオブモンスターズを見てきた。いやあ凄かった。 4大怪獣がスクリーン狭しとアバれアバれアバれまくる映画で、とにかく映像の迫力でブン殴られて心の満足ゲージが満たされていく。 怪獣プロレス特化で他の部分に難があるのはまぁそうなんけど、多少のマイナスは補って余りあるプラスがあって、俺はとても楽しめた。 出てくる怪獣がどいつもこいつも恐るべき脅威として描かれながらも、 どこかコミカルというか抜けたような演出もあって、なんとなく親しみが持てる絶妙なバランスなのが印象的。 特に、見る前からスタースクリームだのゴマすりクソバードだの言われているのを見て気になっていたラドンくんは最高。 自分のゴジラの知識はせいぜいシンや、レンタルで見たスペゴジとデストロイアくらいしかなかったので、 KOM前の予習として、ちょうどアマプラで歴代作品が配信され始めたので、とりあえず初代ゴジラ('54)をチェックしておいた。 そも古い映画自体あまり見る機会がなかったんだけど、フィルムって、こんなにもキレイに残るモンなんだなぁ。 最初に丘でゴジラと対面するシーンのヤベェよヤベェよ感と、全編わたっての「こんなん勝てるワケないだろ!いい加減にしろ!」感がよかった。 見る直前まであんま考えてなかったけど、「ゴジラ」という巨大怪獣は出現するけど、 それを倒してくれるウルトラマン的なヒーローは存在しないワケで、「人間がどうやってゴジラを倒すのか」はかなり気になる所だった。 言ってしまうと超技術兵器でゴジラは倒されるワケだけど、その使用に至る葛藤やドラマが重いからご都合感のない運び方が実に巧い。 なるほど、今なお根強いファンがいるのも当然で、長寿シリーズの1作目だけはあるなと思った。
後はまぁいつもの、デジモンについて。 ・Vジャンプ 先月「重大な何かが起こる」との引きで今回発表されたその全貌は、「デジモンコーナーのタイトル変更」でした。おめでたいですね。 遊戯王カード付けるだけでボロ儲けできる本の記事なんてこんなもんか。 ・GEM ベルゼブベヒーモスやアルフォースの原型が公開されたりした。 買おうかなとマークしているアルフォース、造形はイイカンジだけど、デカいんだよなぁ…。 デカいとボリューム感はそりゃあるけどその分高くなるし、場所もとるし、あんまり嬉しくない。 オメガやアルフォースにしたって、せいぜい高さ25センチくらいでいいんだけどな。 ヘッドラインのイベントレポによると、大型商品の太一&グレイモンがよく売れたのでこっち方面が推されているらしい。 まぁ、支持があったという事実があるのなら買ってない側からは強く言えないけど、人間との対比がないフィギュアまで大きくしなくてもいいんじゃないかな…。 この先ラインナップが充実していくのならますます買い揃えるのが厳しくなっていくだろうし。 ところでこのレポ、GEMとは関係ないが糞みたいな使い捨て進化系譜はやはり公式からなべけんに発注されているのが分かったりと、無駄な収穫が多い。 ・デジモンリンクス 前々から終了ムードが漂ってたけど、いよいよ7月末に終了だそうで。お疲れ様でした。 できればジャザモン系譜を送り出す前に終わってほしかった。自分が死ぬと分かっているのに新しくペットを飼うような行為は…やめようね! リンクス、俺自身は特に惹かれるモノもなかったので早々と辞めちゃってたけど、3年と4ヵ月も続いたのは中々長寿の部類だろうし、 残ったプレイヤーたちはそこそこ楽しそうにしてたから、まぁ、良いゲームだったんじゃないかな。 いつか、ヴォルケニックドラモンとメタリックドラモンを従えるヒナちゃんをどこかで出してね。 ・デジモンリアライズ リンクスに恨みはないけどリアライズには恨みがあるのでむしろこっちが終わってほしかった。 本当にあの内容で好評配信中なのかどうかは俺の想像が及ぶところではないけど、、 日本に加え、英語・中国語・韓国語版とグローバルなリリースが決定。世界よ、これが今のデジモンシナリオだ。 デジモンって海外の支持もありはするけど、別に海外ファンだって日本と感性はそう変わらないと思うから、 国内であんだけカスみたいなシナリオじゃ、どこの国でもKASUのままなんじゃねーかな…。 あ、ちなみに現在はエリスモン究極体の悪堕ちフォームが登場したところで、 Vジャンでもエリスモン究極体のシルエットが公開されたので、こいつらが令和初?の新デジモンになるらしいっすよ。 ・デジモンサヴァイブ 初夏頃に続報も予告されていたところだが、それに先駆けて海外向けのインタビュー動画が公開された。 ゲームとしてはコレといった新情報はなく、ウェンディモンとマリンデビモンの姿が確認されたぐらいか。 2019年発売って割に戦闘画面がいつもの森エリアだけで、ボリュームは大丈夫なのかとか色々心配になるけど、 ちゃんとデジストの新作も動いていると分かるのが頼もしい。やっぱ先月のヤスダ兄貴のツイートもそうなのかな。 今や俺にとってデジモン最後の希望となったコンシューマーゲーム部門。 周りが糞みたいな作品を出し逃げしてデジモンシリーズの品位を下げてきたり、 しょーもない新デジモンを乱発して環境を悪化させてきたりと無駄に苦しいだろうけど、どうか強く生きてほしい。 マジで、このチームが解体されたらデジモンは終わりだろうな…。 いや、続きはするだろうけどね。tri.で満足できるような人たち向けの地獄が。 ・デジモンX ホワイトデーの頃に発送されてから、公式に2ヶ月以上も完全放置されていたが、ようやくモンモンメモが更新された。 「随分と時間がかかったようだけど、何かあったのかい?」とわざとらしくすっとぼけようと思ったのに、 新しい担当名が「ピンチヒッター熊谷」ってお前。なんで無駄に自らヒットマークを出してくるんだ…。 ただの担当交代ならまだ一部から疑惑の目で見られるだけで済んだのに、こんな想定外を名乗られてしまうと、 例のアートブック無断転載の件(過去の日記参照)を受けてビッグドリーマー田岡がいなくなってしまったとしか受け取れないじゃん…。 前も書いたけど、まず求められているのは「こうなってしまったコトへの説明」であって、 こんな勝手に担当だけトバして解決した気になったって、ハイ責任とった~ハイこの問題チャラ~とはならんでしょ。 結局、正式な言及は本当になんもなかったし、当然、無断転載された人にも謝ってないワケだし、あまりにも勝手すぎる。 あとどうせ左遷するなら新デジをクソ設定で台無しにし続ける前川のオッサンもなんとかしてほしい。 まぁ公式がクソなのは今に始まったコトもないしこうなるのも予想通りだったので、この件はインターネットに刻んでおくとして、 ようやくデジXの進化条件が一斉公開されたのはありがたいと言える。…ところで、にじゅっぺのジエスXをまだ紹介してないの忘れてますよね? ただこの進化条件リスト、ちょっと目を通せば分かる通り表記があまりにもガバガバで、とてもそのまま食べられたモンじゃない。 ・「お世話ミス」と「サインミス」の混同 ・そもそも今作における「お世話ミスが何か」の説明がない ・デジモンの画像間違い ・進化条件が切り替わるクエストクリアの数値がメチャクチャ ・クエストの進行状況と適用される進化条件の状況が不透明 ・どうせここまでガバってるなら他の表記もぜんぶ信用できない とヒドい有り様だけど、まぁ、いつものデジモンと言えばいつものデジモンか…。 にじゅっすの頃からずっとだけど、せっかく各デジモンに技が2つずつあるのに片方しか紹介しないのも意味が分からない。 こうして今作の進化条件を見ると、レベル性の導入とか、特定のデジモンでラストエリアをクリアとかは面白いと思うんだけど、 どうにも条件が「バトル」に偏ってて、育成要素が全然絡んでないんだよなあ。 とは言え、この問題は古くペンデュラム時代からの伝統でもあって、 せっかく初代にはあった「満腹回数」や「睡眠妨害」と言った、まさに育成要素が進化条件に絡まなくなったのが今でも残念。 プログレスのメギドラモンが最後の輝きだったなぁ。 一応、公式から放置されてる間もデジXはやってたけど、 進化条件が公開されたのでこれで効率的に未進化デジモンを埋めていける。 現在はガブモンXで、未だに進化してなかったトブキャットモンをようやく拝めそうだ。 Xと言えばここ最近、デジモンウェブが七大魔王とX抗体について不気味なポエムを呟いている。 「七大魔王」についても「X抗体」についても全然分かってないバカ丸出しの怪文書で、 「ああ、この人たちがあのデジモンクロニクルXをつくったんだなあ」というのが痛切に感じとれて何とも心苦しいが、 恐らくはまぁ、X進化した魔王が新登場する、デジモンXの新カラーが出るフラグと受け取るべきだろう。そうでなければ頭の病気だ。 実際、デジモンXには飽きもせず七大魔王が集結するエリアがあるので、伏線はあった。 以前、「Xバリエーション」の参加者が続々と担当Xデジモンのイラストを公開していく中、 それを見たなべけんが「とても参考になるが、これとは差別化させなきゃいけないな」的ツイートもしていたので伏線は…ていうかモロやんけ! 問題は「七大魔王が全然X抗体と関係ないコト」「今更X進化を追加されても嬉しくないコト」だが、今更なので逆に問題がない。かもしれない。 むしろ七大魔王は16ドットが揃いながらも未だ育成機会に恵まれないメンバーも多いので、原種が育てられるのなら嬉しい。 …ん、それはかなり嬉しいな。X進化なんざ知ったこっちゃねぇぜって感じの妄想進化リストをつくろう。
「既存ドットのみ」「登場枠はデジXと同じ」「全カラー共通デジモンアリ」「20thからの再登場アリ」の条件でこんな感じになった。 うーん、やはりギアの登場デジモンは特定のテーマに沿って出してこそだな。 まぁ実際のところ、公式でXの新カラーが出るにしても、 ブラックとホワイトでの共通デジモンはそのまま無駄に引き継いできそうなので、ここまで何かに特化した内容にはならないだろうなあ。 ・デジフェス2019 tri.声優陣に加えて、ゲストとして02でブイモン役の野田さんとワームモン役の高橋さんの参加が発表された。 「新プロジェクトはちゃんと02要素が拾われるんだな」と喜んでる人には悪いけど、tri.で無印組は良い扱いを受けましたか…? あとなんか、今回は円盤発売やら配信やらの予定がないみたいだけど、なんだろう、潮時だと悟ったのかな。 ・フィギュアライズスタンダード
なんか唐突に発表されたプラモデルの新作。 初弾としてウォーグレイモンと、どこかで見覚えのあるオメガモンが…って、リブートの流用じゃねーか!! あのインフェルモンみたいな悪役顔など一部パーツは新規造形になっているが、 このカクカクした体型や、妙に安っぽい成型色、何よりこのデスティニーガンダムのなり損ないみたいな板マントはまさしくリブートオメガモン。 ハイエイジ向け商品としてリブートオメガが出たのは2010年の10月と今から実に10年近く前のコトで、 当時の時点で「設計が前時代のガンプラ」「可動微妙でサイズ的にも割高」とか言われてたのに、まだ生きてるのか…。 バトルターミナルのオメガモンモデル並にしぶといな。いや、アレほどヒドいものじゃないけど。 ただ、スタッフ曰くリブートオメガモンはけっこう売れたそうで、 知っている人は知っているが、割とコンスタントに再販されたり、別カラーが発売されていたりもする。 かくいう俺も持っている(自分で買ったワケじゃなくて、景品としていただいたモノだけど)。 しかし、その割に当時参考出品までされていたデュークモンはお蔵入りになり、コンセプトアートが描かれたデビモンとエンジェモンも音沙汰はない。 よくわからん…。 完全新規であるウォーグレイモンの方は、よく見たら胸がまっ平らすぎる以外は中々ゴツくて良さげ。 …なんだけど、やっぱ人選がどうもな~…。「いつもの」すぎて惹かれない。集めてる人はよくやるよ。 超進化魂みたいな、「こういうデジモン達を出していきます」って具体的なビジョンもなさそうだし、早々と終わりそうな雰囲気が漂ってる。 同じウォーグレイモンでも、どうせならオプション豊富で造形やクオリティが安定してるネクスエッジで欲しかった。 ていうか、フィギュアライズスタンダードって他にはドラゴンボールや仮面ライダーとかが出てるけど、 過去商品から金型の流用はあれど、基本的に「デザインそのままでプラモデル化」ってシリーズなのに、デジモンは何故またこんな謎アレンジを…。 姑息にも商品名はオメガモン(AMPLIFIED)、ウォーグレイモン(AMPLIFIED)となっていて、アレンジを正当化してきやがった。 つーかAMPLIFIEDって何だよ。 OKグーグル! AMPLIFIED:増幅した う、うーん…? いや、それよりも今はX抗体15周年やぞ。アレンジデジモンを立体化する機会があるならまずはX抗体だろ(リブートの頃も言った)。 ただでさえ全然盛り上がってないんだから多方面から援護射撃するのがメディアミックスでしょと言いたいが、 このフィギュアライズスタンダードアンプリファイドには、X抗体デザイナーであるAs'まりあ氏が協力しているとのコト。ほんとどこまでもズレてんな…。 (設計とか監修だけで、デザイナーとしての参加ではない) 同じく協力しているなべけんも、「(リブートは)デザインの方向性が謎だったので今回はちゃんとやっていこうと話した」とか コメントを添えながらも、現実は9割リブートのブツがお出しされてて早速イミが分からないんだけど、大丈夫なんかこれ。 結局、「なぜX抗体でもないアレンジ版から率先してプラモデル化するのか」が分からない。 「プラモデル化するならそれに向いたアレンジを~」的なコメントも寄せてるけど、 いや、だからなんでそれをドラゴンボールのキャラが生身デザインのままラインナップされてるようなシリーズでやるのかが…。 俺がそうじゃないってだけで、みんなはけっこうそういうX抗体でもないメカアレンジ版を欲しがってるのか…? |
■2019年05月03日 令和と超会議とメタリックドラモン 気付けば令和になってた。 もちろんこのサイトは特に何も変わりないんだけど、今後もよろしくお願いします。
先日、ニコニコ超会議に行ってきた。 けーいちが行くというので便乗した形で、もちろんデジモン要素は目当てではない。 元々「超会議がどういうモンなのか」ってのには興味があったので、「ほへー」とか思いながら見てまわった。 今回はバーチャルYouTuber関連のブースにも力が入ってたけど、 「ニコニコで"ユーチューバー"を大々的に扱うのってどうなのよ」という思いがいつまでも拭えない。 いやまぁ、ニコニコでも活動してるVチューバーはけっこういるけども。 とかなんとか言ってたら
あったわ、デジモン。 といっても、色んなアニメの聖地をまとめてるパネルがあったってだけだけど。 しかし、ビックサイトじゃなくて幕張メッセにまで行ったのは久々だったな、前に行ったのいつだろうと思い返してみたら、 そうだ、サイスル発売前に試遊台があるってんでジャンフェスで行ったんだった。 あれは楽しかったなぁ。正直俺はサイスルには期待してなかったんだけど、 いざ試遊してみると映像めっちゃきれいだし、デジモンも思ったよりかなりいるしでだいぶ印象が変わった。 そういえば、あの頃既にエンコードは連載がガバガバだったんだけど、 ちゃんと会場の看板にタイガも入れてもらえてたのを覚えている。…で、連載どうなってんの? 今思えば、あの頃は今に比べてよほどデジモンに希望が満ち溢れていたなぁ。 なんたって、tri.とアプというダブルアタックも受けてなかったし、ギア部門も手抜き商品を乱発していなかったからな。 なんだよ…最近の展開がことごとくクソなだけじゃねぇか…。そしてハカメモの頃にも幕張行ってたわ。 そんなワケで、最近のデジモン。 ・非公式企画『デジモンアニメ ベストエピソード総選挙』結果発表 出てた。 ちなみに俺が入れたのは、記憶が確かならアニメはワーガルルモン、アド最終回、ベルゼブラスト、フロ最終回、バーストモードで、 映画はウォゲ、バースト、舞台tri.だったかな? ・ヒュプノスミーティング2019 ネット上で募集していた小中千昭氏と 中島諭宇樹先生への質問回答が公開された。 小中氏に関しては今までもこういう機会は公式からあったり、ご本人が精力的に発信してくれていたのでそれほど目新しい情報はないものの、 中島先生の回答はこりゃ宝の山やで!と言わんばかりの目新しさで、会場に行った身としても(ここで初めて知った内容も多いので)色々と驚かされる。 特に、「デジアド以外は特にアニメを履修したワケではない」というのには驚かされた。 言われてみれば、確かに漫画クロスウォーズ内でもデジアド以外のアニメ要素は大して拾っていない。 02~セイバ要素は、各コミックスの作者コメントや、特別編でのワンカットずつぐらいしか触れられていない。 なにより、先生自身が何らかの場所で「デジモンについて色々勉強しました!」とアピールしたコトすらない。 ただただ、漫画の内容があまりにもよくできていたり、過去作のネタを少しずつ拾うのが巧みだったために、 「この作者はきっとデジモンについて沢山勉強したんだ」という信頼がファンの間で勝手に積みあがっていったのだ。 いや、勉強自体は勿論してるんだよな。その予習効率と、その知識を使うアタマとウデが素晴らしかったというコトか。 正直なところ、「中島先生、先生のデジモン勉強法を最近のアホスタッフどもにも教えたってくださいよ!」という気持ちもあったのだが、 「賢い人が頑張って上手くやれば問題ないよ」というあまりにも無情な答えが返ってきてしまった感。 いやでも、中島先生だったりハブモンだったりと、 「後からデジモンを知ったけど上手くやってるよ」という人はいるのだから、がんばってない人にもがんばってほしいなあ。 ・超進化魂 生きとったんか! ・デジモンリンクス まーた無駄に新系譜が増えてしまった。 ジャザモン、ジャザードモン、ジャザリッヒモン、メタリックドラモンの4体だ。 地のヴォルケニックドラモン系譜の対となるように、天のメタリックドラモン系譜らしい。 地担当のヴォルケニックドラモンがあえて翼竜型なのは面白いけど、 対になる天担当のメタリックドラモンがコンパチなせいでこっちも翼竜型なの、だいぶ台無し感がある。 こいつらをクビにしてブレイクドラモンとスレイヤードラモンに出番やれば終わりやん。 商売でやってるのだし、別に「新キャラを出すな」というつもりはないが、 クソみたいな新デジモンを出すくらいならまだ実装されていない過去のデジモンを拾った方がよほど喜ばれるだろうに。 本当に「新キャラ」でないといけないのか? 本当に「成長期~究極体」の系譜を揃えてなきゃいけないのか? アニメや漫画で主役級・ボス級となるデジモンならともかく、 マトモにシナリオ要素もないリンクスで「系譜ごとの新デジモン」は本当に必要なのか? ヴォルケニックドラモンの頃も散々言ったが、別にこれが「究極体だけ」とかなら大した問題にはならない。 進化の到達点である究極体はバリエーションが多い方がいい。 今や進化の途中経過でしかない「成熟期」や「完全体」の価値は薄くなってしまっているが、究極体なら役割も多い。 もし単純に「ヴォルケニックドラモン登場!」であれば、「炎、竜、鳥、地属性を持つデジモンへの供給」となり、 フレアリザモンやヴォルクドラモンといった、特に専用ルートを持たないデジモンたちの価値を上げるコトだってできる。 デジモンには豊富なキャラクターが存在し、「進化」でそれを繋げるコトができる。 後からでも、過去のキャラクターに新たな可能性を付与できるのが、デジモンの持つ「自由進化」の強みだ。 これはソシャゲにおいても有用なはずで、 「アグモンはオメガモンになるからいいけど、オタマモンとかはガチャで人気出ないんだよな~。 よし、新しい進化を出して価値を付与したろ!」 ってやり方で需要・供給に貢献できる…と思うんだけどなあ。 さらに、これが「系譜ごと登場」だとだいぶ話が変わってくる。 専用系譜は、基本的に「その系譜のデジモン」に対してしか機能しない。 何故かといえば、アニメがその代表となるが、「公式が今まで散々そうやってきたから」だ。 今でも、「ギルモンがグラウモン以外に進化する」「グレイモンがメガログラウモンになる」ような進化が、 イヤだとまでは言わずとも、「なんか違和感ある」と思ってしまうファンは少なくないだろう。 それでも、その「系譜」が人気キャラになってくれればそれでいい。 例に出したギルモン系譜だって、過去の人気や実績があるからこそ続投が望まれているし、公式も安心して登場させられる。 が、「人気の無い専用系譜」ほど悲惨なものはない。 単純に出す価値が薄いし、なまじ「正統進化ルートです」という本来の姿が提示されてしまっているせいで、 「わざわざ枠を割いて数体を揃える必要性」「揃ってなかった時の手抜き感」ばかりが強調されてしまう。 オマケに、「他のデジモンと進化を交えた時の違和感」は健在で、いよいよメリットがない。 その不幸な正統ルートも「作品がうまくいかず人気になれなかった」パターンならまだ同情もできようが、 アクセル期あたりから急増したギア部門の系譜や、 近年ならばアニバーサリーやらレジェンドアームズやらソシャゲ発のデジモンやらといった 「マトモに扱う気など最初からなかったけど、とりあえず揃えました」という系譜は本当に救いがない。 かれこれ10年以上前から嘆いている気がするが、未だに何かを勘違いした専用系譜は後を絶たない。 なにがここまで公式を「新系譜」を引き付けるのかといえば、 「過去のどのデジモンと組み合わせたらいいのか分からない」「ぜんぶ新しい方がつくるのがラク」といった程度の浅ましい考えだろう。 そりゃつくるのはラクかもしれんけど、結局キャラクターは活かせなかったら意味ないんですよ…? いい加減、「他の部署がなんとか使ってくれるだろ」ってノリで子作りだけして即赤ちゃんポストするのやめません? クソみたいな新デジモンが多いのでなんだか錯覚してしまうが、別に「新デジモンを出す余地」はまだいくらでも残っている。 例えば虫系や鳥系、植物の究極体デジモンなんかも人型以外ならまだまだ人手が足りていない。 「サメデジモンがいない」なんてのもファンの間ではずっと有名な話だ。 「既存進化ルート」の補完もまだまだその余地はある。 デコードで追加されたラストティラノモンやタイタモンは 「ティラノモン、オーガモン族の究極体」という地盤がしっかりしていて、近年の新デジモンの中でも一線を画している。 「オメガシャウトモンやジークグレイモンがいるなら他のデジモンも進化したっていいはず」 という計らいがあったのであろう、アトラーバリスタモンやイェーガードルルモンたちも同様に歓迎ムードが濃厚だ。 そう、ファン目線になって考えてみれば、 「今のデジモンに足りないものは何か」というのはちゃんと見えてくるはずだ。 ハブモンなんかは、デコード以外でもやらマスティモンやらフーディエモンやらと、 「過去の系譜を発展させたり、作中で必要となった新デジモン」しか出さないように舵を取ってるのに、 ちょっと開発を留守にした間にネクストオーダーでどうしようもないオメガモン亜種を乱発されたり、 現在進行形で別の部署からどう使えばいいんだこんなのってデジモンがお出しされてきて、本当に気の毒になる。 タチ悪いのが、ブリッツグレイモンやらクーレスガルルモンやらもそうだけど、 さながら「これから各メディアで活躍するデジモンです!」という雰囲気だけは出しておきながら、 実際は「一部の部署が勝手に作っただけで他の部署は知りませんでした」みたいなキャラがとにかく多い。 特にこれがギア部門発となると、キャラクター的な活躍にまったく期待できない分、 他のゲームやアニメの部門がキャラ付けやらなんやらまでしなきゃならなくなるので、さぞ迷惑なコトだろう。
無用な新キャラなんざ単品ですら迷惑なのに、 新デジがいちいち専用ルートを引っ提げてくるのは、結局他のデジモンの枠を奪うため、「無意味」どころかはっきりと「害悪」だと言える。 そんな雑に生み出されたデジモンたちなんざ、他の人の手に渡っても「素材が悪い」で悲しく終わってしまうのがオチだ。 いやあしかしホント、「系譜ごと参戦」ってのはほんとネックだ。 例えばこれが「ヴォルケニックドラモンとメタリックドラモンだけ登場」だったなら、 「メガドラモンとギガドラモンに新たな進化形態が!」って扱いでまぁキレイに終われてと思うんだよね。 ついでに、その後のゲームで「グラウンドラ→ヴォルケニックドラ」と「ウイングドラ→メタリックドラ」があってもいい。 まぁゲーム発であるこいつらの場合、「最初から既にポリゴンがある」ってのはアドバンテージではあるんだけど、 「枠」は結局奪い合いになるし、別にゲームキャラって水増しすりゃいいってモンでもない。なぁネクオダ。 それにしても、メタリックドラモンって名前は本当に悪い意味で衝撃的だ。メタリックて。
デザイン自体は既存デジモンのパッチワーク感はヒドいものの嫌いじゃないんだけど、名前がヒドすぎる。 お前、本当にこのデザインから一番伝えたいコトが「メタリック」なのか?絶対そうじゃないだろ? 技名が「レーザーカノン」ってのにも悪い意味で赤い衝撃が走った。汎用技にもならないレベル。 ヴォルケニックドラモンの「ヴォルケニック・フレア」でさえキツかったのに、こっちはメタリックドラモンである意味すらない…。 あまりにもセンスが小学生なので、もしや「メタ(高次の~)」リックドラモンって意味なのかなと深読みしたくもなるけど、 別に設定とあってないし、結局メタリックって言葉から連想されるのはキラキラホイルシールみたいなアレなんだから意味がない。 せっかく「最高セキュリティ」なんて設定があるのなら、それにちなんで ガーディアンドラモンとかプロテクトドラモン、ヴァンガードドラモンやらアブソリュートドラモンだの、他にもうちょいマシな単語もあったろうに…。 改名するなら、個人的には「レイドラプターズライズファルコモン」推しですね…。 羽が丁度ラプタースパロウモンのパクリみたいだし。 進化ルート全体で見て、ジャザ、ジャザード、ジャザリッヒ、メタリックドラというのも浮きすぎていて良くない。 たとえばオメガモンとかデュークモンなんかは「進化の最後でそれまでの流れとは関係ない一つの単語で最終形態としての格を表現する」 って手法をとってるんだけど、メタリックドラモンはなんで最後に幼児退行してんだ…? ジャザ~ジャザリッヒの方も、この中途半端なオシャレねらいました感はなんなんだろう。 ラヴォーボモン、ラヴォガリータモンの時もだいぶ困惑させられたけど…本当になんなんだよこれ。 ズワルトとかAlter-Sとかも同じで、近年の気取ったネーミングが軒並みダサいわ伝わらないわ恥ずかしいわなのなんとかしろよ。 どうせ同じ奴が考えてるんだろう。他のスタッフは「◯◯さんのネーミング、正直ダサいしスベってますよ」と言ってやってほしい。 それにしてもジャザードモンは見た目も気持ち悪い。 ジャザとジャザリッヒはそうでもないのに、こいつだけは サーチモンとインペリアルドラモンファイターモードの中間みたいな頭が鳥ボディにくっついてるのがキショすぎる。 さながら人面犬や人面魚のような生理的嫌悪がムクムクとわいてくる。 誇張抜きで俺の中で「最もキモいデジモンNo.1」の座に一瞬で躍り出た。ガブモンは何位なんだ!!11!!1 しかしこの系譜、エピタフのごとく「頭部の中にさらに顔がある」のが共通コンセプトらしいけど、全然活かされてないな…。 それこそ最終形態はデビルガンダムみたいに「顔から体が生えてくる」みたいな方向にいけば面白そうだったのに。 まぁ、出てきてしまった以上、今後なんか別の場所でも活躍できるといいね。 …って所に着地させるのがいつものパターンだったけど、俺、ペンデュラム20thのヴォーボモン系譜の扱いとか滅茶苦茶嫌いなんだよな。 16ドットがクッソ雑なのは置いておくにしても、 ただでさえ元デザインが似たようなデザインのモーフィング進化でつまらないのに「1本道進化するだけ」で終わってて、 全然「他のデジモンと進化ルートが混ざれば~」みたいな面白さを構築できていない。 何より、ただでさえキャラ人気なぞ皆無に等しい系譜なのに、 「ほら、ヴォーボモン系譜だ」と投げ捨てるように実装されて、 こんなので「ギアに出してやった」と言わんばかりの空気を出しているのが本当に腹立たしい。 ていうか、にじゅっぺでヴォーボモン系譜以上に出すべきデジモンなんざいくらでもいたし、 「何故わざわざ専用デジタマの1本道でヴォーボモンを出そうと思ったのか」がまったく理解できなかった。 結局は、スタッフがそこまで考えてないだけの千代ちゃん案件なのだろう。 少なくとも、「ファンにヴォーボモン系譜を好きになってもらおう」なんて優しさは感じられなかった。あればこうはなってない。 お願いだから、これ以上うまなきゃよかったと思われるような不幸なデジモンを増やさないで。15年くらい前から言ってるけど。 ・デジモンサヴァイブ あまりにも続報がなさすぎてサヴァイブできてないのではと不安になるファン続出の最新作。 先日ハブモンの呟きにより、ちゃんと作っているコトと、夏頃には新情報をお届けできるという生存報告がされた。よかったよかった。 それはそうと、来月のVジャンプには何かデジモンの重大発表があるらしい。 しかしハブモンのつぶやき的にサヴァイブの続報である可能性はなくなったし、 やはり何らかの「新しい作品企画そのものの発表」の可能性が高いだろう。 時期的に、そろそろまたアニメをやるんじゃないかという周期でもあるが、 おもちゃショーとかの兼ね合い的に「もしアニメなら玩具の援護射撃がなんもないぞ」という感じになってしまう?らしい。 海外だと近々、初代デジモンギアの再販だか復刻だかがあるらしいので、日本もそれに関連した何かがあるのかもしれない。 あるいはフェスやらイベントやらのしょーもない告知である可能性もあるけど、 やっぱなんだかんだで新作アニメってのが人を呼べて一番嬉しいかなあ。 今度は変身とか合体とかユニバースとか妙な気を起こさないで、普通にやってね。 ついこの前、ヤスダ先生がハブモンと一緒に飲んだ、何かやっていますよと呟いていたので、 ヤスダ先生が関わる新作(以前から情報はあったデジスト新作?)かもしれない。 なんにせよ、感性がマトモであるゲーム部門が健在であるコトが分かって本当によかった。 とりあえずは、サヴァイブが出るまではサヴァイブしようと思う。 |
■2019年04月21日 超可動とトラウマ ÖYSTER先生の漫画、超可動ガール1/6のアニメが絶賛放映中だからみんなも見てくれよな! モンスターファームアドバンスのアンソロジーで初めて知ってから応援してた作家さんの漫画がついにアニメ化というコトで、 こいつはめでたいと早速公式サイトを見に行ったら 監督:元永慶太郎 の文字列を見た瞬間、思わず記憶喪失になってネコを真っ二つにして鳥取に帰ってButter-Flyが4回流れるのではと戦慄したけど、 実際のところ、こっちはちゃんと原作を尊重してくれたアニメ化で本当によかった…。 フィギュアたちがみんな3DCGと知った時はどうなるかと思ったけど作り込みが丁寧だし場合によっては手書きも併用するし、 尺が10分ちょっとのショートアニメというのも、その分密度が上がってるし、気軽に見やすくていいかんじ。 内容は原作を素直にしっかり再現しながらも、ちゃんと「アニメの各次回への引き」を用意した再構成も丁寧で素晴らしい。 強いて言えば、最初にノーナの声を聞いた時は「う、うーん?」となったけど、慣れるとこれはこれでいい。 現在はもう2話まで配信済みで、3話がもうすぐ来て2話の無料期間が終わるからサクッと見てくれよな! あと、ÖYSTER先生のマンガが気になったって人は、超可動ガールもいいけど、「光の大社員」が鉄板だと思うので便乗して勧めておこう。 ちなみに、今アニメになってるのが既に連載終了済みの「超可動ガール1/6」で、 連載終了後しばらく経って、1/6のアニメ化を受けて現在連載中なのが続編の「超可動ガールズ」と、中々ややこしいので気を付けてほしい。 改めて、真っ当なアニメ化で本当によかった…。 別の作者だけど、俺の好きな漫画「突撃!パッパラ隊」では、アニメ化が決まるや本編でもアニメ化記念回とかやってめっちゃ浮かれてたのに、 肝心のアニメがあまりにもあんまりだったせいでか、アニメ放映後は本編でアニメについて一切言及しなかったのがおつらかった思い出。 えーと…OP曲は好きだったよ! 思い返せば、俺だって元々は元永監督については 「マジェスティックプリンスの人じゃん!やったぜ!」とかノンキしてた所に、劇薬であるtri.を全身に浴びせられた身だった。 その後、調べてみれば参加作品によっての評価がまちまちで賛否両論タイプの人だったワケだけど、 本人の持つカラーがそんなになくて、「周りのスタッフありき」な人だったんだろうか。 インタビューやら、トークイベントに行ってきた人の感想やらでも、「制作環境であまり立場が強くない」って印象だったしなあ。 まぁ、面白い作品をつくってくれるのならそれでいいよね。 「イッカクモンの進化バンクのポーズはやりたくてやった」とか「ウーロン茶ネタを毎回仕込んできた」とか 「ファンが面白い妄想をしていますね」とかのクソエピソードは既に俺の脳に刻まれてしまったし、 tri.のコトはまだ暫く引き摺ると思うけど、もう「元永」の二文字を見ただけで怯えるような失礼なコトはやめよう。できるだけ。 今更どうやっても拭えないtri.という過去に関してのせめてもの救いは、 クソアニメだけど、「スタッフが人として間違ったコトまではやらなかった」という所だな…と、 クソ本編からの場外乱闘により今も絶賛炎上中の、けものフレンズ2ちほーを見て思うのでした。 前述のとおり、2話の無料期間がもうすぐ終わるコトに気付いての更新だったので、 最近のデジモンとかについてはまた近日中に書きます。 |
■2019年03月21日 ヒュプノスとデジモンXとスーパー布教タイム DIGIコレお疲れ様でした(激遅) 設定補完をやるといってまだ全然やれてないカオスモンX抗体ですが、 実際の所必殺技時のデザインとかまだやってないのでもう暫くかかります。 ・ヒュプノスミーティング2019 お疲れ様でした(ちょい遅)。 新宿で小中氏からテイマーズのお話が聞けたり、太田さんの曲が聞けたりするという中々オツなイベントでしたね。 小中氏と中島先生によるトーク内容は期待通りに宝の山で、 「デジモン公式サイドの人からひたすら嬉しい話ばかりを聞ける」という、近年では中々考えられない充実した時間でした。 内容については歪んだ形で拡散されてはいけないのであまり言いません。 ネット上で募集した質問については、会場で答えられなかった分も含めてネット上で回答を公開してくれるそうなので、楽しみに待ちましょう。 ただ、コレは言っておいても問題ないというか、言っておいた方がいいだろうなってコトだけを触れておきます。 小中氏にはやはり、本編だったりドラマCDだったりと、「テイマーズの続きはありますか?」という質問が多く寄せられていて、 これは小中氏であったり他の誰かであったりと、誰かの一存で動くのは難しいらしく、 とにかく「公式サイドに需要があるコトをアピールする」のが大事だというコト。 特に、その声をぶつけるのはバンダイや東映アニメーションではなく、ハピネットがねらい目らしいっすよ。 こんなんわざわざ言うコトでもないけど、勿論、意思表示の仕方には気を付けなきゃいけない。 何の根拠もなく「絶対売れるから出せ!」とかのホラを吹いてもただの迷惑なので、然るべき手段で、オトナにいきましょう。 そして中島先生には、「どうやってデジモンについて調べましたか?」という質問がとにかく多かった。 クロスウォーズの連載が決まってから慌ててデジモンについて調べ出したという先生が、 どうやってあそこまでアレコレ幅広いネタを仕込めたのか、気になる人はやはり多かった。ていうか、俺も同じ旨の質問を送った。 ただ結局のところ、周りのサポートも勿論あれど、「先生の努力」という面が大きかったのだろうなと思う。 クロスウォーズが終わり、連載作品が蒼天のソウラとなってからけっこうな時間が経っているにも関わらず、 先生の質問に対する回答はどれもしっかりしている上に、想像より遥かに「デジモンを熟知・理解している」ものばかりで驚かされた。 デジタルモンスターという既存のシリーズ新作を手掛けるにあたって、 先生は「ファン視点」を併せ持ちながら制作にあたり、自分自身が楽しむコトで、作品をより良くしていったのがよく分かった。 個人的にはとにかくこのイベントはトークが楽しみで、 イベントの後半を構成するライブパートには正直さほど着目していなかったものの、いやはや俺が間違っていた。 ライブ、言い換えれば「会場が一つになって盛り上がる時間」があると、イベントとしての満足度がだいぶ違うわ。 太田美知彦氏の手掛けたデジモン楽曲ラッシュは言うまでもなく素晴らしいものだったし、 その前座を務めた、今回のイベントの共催者でもあるユニット「Grani」のライブも心に残るモノだった。 ヒラリって、あんなにライブ映えするんだなあ。みんなでナーナー言うの楽しかった。 時間にして4時間ほどのイベントだったが、素晴らしくパワーをもらえる満ち足りた時間で、 「ああ、まだ俺はデジモンファンをやっていける」という充足感があった。 「こんな素晴らしいイベントを体験できたのが、僅か数十人のファンしかいないのか」っていう後ろめたさと、 「この素晴らしい時間を提供してくれた公式サイドの方々が、今はもうデジモンからは離れている」っていう現実は寂しいけれど、 とりあえず今は、スタッフやゲスト、参加者の皆様に感謝。 ・デジタルモンスターX
忘れた頃にやってくる。にじゅっすやにじゅっぺは各色1個ずつ買ってたけど、今回は片方だけ。 ぶっちゃけ「散々クソ仕様を連発してきた今のギア部門に金を落としたくない」ってのもあったけど、 にじゅっすやにじゅっぺで「同時に多くのデジモンの面倒を見なきゃいけないのが落ち着かない」ってのもあったんだよね。 「一つのギアに集中できる方がいいんじゃないか」ってコトで、メタガルX贔屓なのでホワイトだけ購入。 …ていうかね、共通デジモンがあんな無駄に多くなくて、全デジモンが完全に別だったら両方買ってたよ俺は。 ドル系とかリュウダ系とか無駄にリストラするくらいなら、そいつらも総動員してもっと上手くやってほしかった。 あけてまずびっくりしたのが、
森山氏のノリが当時と変わらない高クオリティなのは嬉しいけど、紙が小さいせいでせっかくの描き込みが見辛いし、 コミックの内容は公式サイトにもあるガバガバストーリーをなぞってるだけで、無駄にレオモンXも端っこで殺されててなんなん!? デジモンXの登場キャラ発表時、「XAIシステムってX抗体ないヤツにはなんも反応しないんだけど、どーすんだよ」と思っていたものだが、 まさかここまでお花畑な新解釈を見せられるとは思わなかったのでちょっと眩暈がした。 申し訳ないがデジモンの運勢(デジモンフォーチュン)は一年ももたずに終了して縁起が悪いのでNG。 さらには、「プレイし始めてすぐにテスト電池が切れる」という現象が自分以外にも何人からも報告され、なんとも雲行きの怪しいスタート。 自分の場合、「にじゅっぺを動かしていた電池を入れ替えたら何故かデジモンXはマトモに起動しない」という現象も確認したので、 恐らくこのデジモンX、動作に必要な電力が高いとか、バッテリー消耗がとにかく激しいとか、そういう何かしらの欠陥は抱えてるのだと思う。 省電力状態からから画面を復帰させる時も、なんかにじゅっすにじゅっぺに比べて露骨に「重い」感じがするし。 にじゅっすのボディにあれこれ機能を追加した結果、スペックに見合わず処理落ちみたいな感じで技術的問題が起きてるんじゃないかしら。 さておき、プレイし始めて1週間ほどになったけど、正直ギアとしては悪くない。 現時点ではまだメッキが剥がれてないだけ…という可能性も大いにあるが、 目新しいデジモンを多く育てられるし、レベル性やクエストモードなどの追加要素がゲーム的に上手くプラスにはたらいてると思う。 ペンデュラムエックスというよりは「マトモになったデジモンアクセル」「強化版デジモンツイン」といった印象で、 これがもーちょい今のギア部門が信用を失う前に出してくれていれば、もっと事態はマシだったろうなあ…。 進化条件やら強さのバランスやらと未判明の不安要素は一旦置いておくとして、現時点での不満は ・画面が暗すぎる(型を流用しているにじゅっすと同じ問題) ・睡眠時間がにじゅっすの頃から相変わらず微妙に短いせいで時間をずらして家を出ても帰ってきたら既に起きていて不安 の2点が目立つかな、って感じ。 今までの積み重ねのせいで「最終的な評価」を下すのには慎重になってしまうけど、お願いだからマトモなままでいてくれ。 そして内容がマトモならそれで文句はないから、再販とか新色とかで次につなげてくれ。 ・カプセルマスコットコレクション クーレスガルルモンセットが発表されたり、通販サイトで8.0が確認されたりと、思ったよりしぶとい。 クーレスセット、なんかブリッツグレイの頃より安くなったな?と思ったらあのクソみたいな抱き合わせ進化ルートがなくなってて草。最初からやれ。 8.0はここにきてまた全4種に減ってるのは気になるけど、Ver.4にまで突入してくれてよかった。 シェルモンが手に入るのは俺も嬉しいし、レオモンもこないだ死亡芸でデジモンウェブで危うく炎上しかけたのも報われるな。 ・GEMオメガモン 「渡辺けんじ氏徹底監修!」なのに公式絵ともアニメとも違うのマジでなんなの…。何のために何を監修してるの…。 ・爆球連発!!スーパービーダマン 例によって、今月末までだけどスキマで無料配信中なので、読もう! ハッタリの効いた漫画力といい、人間味溢れるキャラの魅力といい、とにかくホビー漫画としてレベルが高い傑作だと思う。 ただ、終盤になって急に駆け足なのが本当に惜しいんだけど、それでも良い作品には違いない。 ・獣旋バトル モンスーノ 傲慢かもしれないが、急に無料配信が始まったので宣伝せずにはいられなかった。 脚本がアメリカン、というか実際にアメリカンだからか中々にクレイジーでロック(鍵)なホビーアニメで、ヘンなアニメが好きな人にオススメ。 いやでも真っ当にカッコイイ場面もちゃんとあるし、キャラはしっかり魅力的かつ破壊的なので、ネタアニメと一蹴できない良さがある。 本放送時にはニコニコでも配信していたので、 2つに分けたウィンドウを調整して「無料配信を見ながら右側にコメントを流す」とかのテクを使えばなお楽しめるかと思います。 ちなみに、俺が毎年のようにキャプを使わせてもらってるのもこのアニメ。 つべで無料配信が始まった作品だと、侍戦隊シンケンジャーもオススメしようと思ったんだけど、もう2話が終わっちゃってた…。 ・騎士竜戦隊リュウソウジャー ここ2年、スーパー戦隊は玩具の売り上げがとにかく振るわなかったようで、 起死回生を狙ってウケそうな要素をとにかくブッこんできたのが、つい最近始まったばかりの今年の新戦隊。 俺自身、キュウレンの序盤でリタイアして戦隊からはちょっと離れてたんだけど、 この作品が実際に人気を回復できるかどうか、具体的にどうやって気合を入れてくるかに興味があったので今年は追うコトに。 ぶっちゃけ1話は詰め込みすぎだしセリフもなんか「それっぽい羅列」って感じで微妙に思ったけど、果たしてどうなるだろうなあ。 とりあえず、玩具はブロック的な組み換えがメチャ楽しそうだったので発売日に即買いしてきた。
こんなボリューミーでカッチョイイ恐竜ロボが店頭だと4~5000円で買えちゃうのは本当に強い。 思わずシャウトモンX4(定価6510円)を横に並べたくなったけど、箱から出すのが面倒だったのでやめた。 それはそうと、ケムリクサが来週で最終回を迎えちゃうけど、 メチャクソ面白いのでアマゾンプライムとか入ってる人は今からでも追って見てほしい。今ならまだリアルタイムに間に合う。 |
■2019年02月21日 イベントと最近のデジモンと今見てるアニメとか ホントは先月に岡野先生がデジモンネクストについて喋ってたのを見て、それに便乗して日記を書くつもりだったんだけど、 ネクスト本編を読み返したり、せっかく書くのなら内容について全体的にアレコレ触れてみようなどと考えていたらズルズルと延び、 しかもまだまとまりきってないので、次回以降にまわします。 とりあえず電子書籍はよ。クロウォやアプ、エンコードもだ。 今回はちゃちゃっと最近のトピックについてだけ。 ・ヒュプノスミーティング2019 3月17日に開催されるファン主催のデジモンイベントなんだけど、 なんともゲストがスペシャル豪華で、テイマーズの小中千昭さんや、漫画版クロウォの中島諭宇樹先生のトークが聞けるほか、 太田美知彦さんたちのライブも楽しめちゃうというよくばりな非公式イベント。 個人的には、なんといっても中島先生からデジモンについてアレコレ聞けるというのが最大の見所ポイント。 中島先生、ツイッターとかはやってないけど蒼天のソウラ連載もあってドラクエXは毎日やってるから、 けっこうファン側との交流に対しては積極的なお方なようで、コンタクトをとれる人から話が通せたみたい。やったね。 そんなワケで俺も参加します。デジ窓プレゼンツだけど別に俺はデジ窓の人ではないので、ただの一般参加者です。 日程やら距離やらで参加できね~って人も、質問フォームが設置されてるので聞きたいコトは聞くだけ聞いとけばいいんじゃないかな。 ・DIGIコレ8 2月24日と、気付けばもう目前に迫っていた、お馴染みデジモン同人イベント。 今回も例によって俺自身はサークル参加とかはしてないんだけど、ゲストでお呼ばれしてます。 げるもんさんのところのXバリエーションで1体描かせてもらって、 ヒデヲミさんのところのぼくの考えたオリジナルデジ本Ver.4カソードに16ドットを提供しました。 Xバリエーションは冬コミの既刊で、ヒデヲミさんの本も本当は冬コミで出るはずだったんだけど、 いやあ、16ドットを打つ人がですね、スケジュールミスっちゃいましたね……。 でもまぁ、締め切りが延びた分いい16ドットを打たせてもらえたと思うので、どうぞよろしくお願いします。 げるさんが「メ16a」で、ヒデヲミさんが丁度お隣らしいので、そこらへんです。 また前日くらいになったらサイトトップでも宣伝すると思うけど。 今回はなんか例年よりもゲームを取り扱った本が多そうで、いい流れだぁ。 俺も今年こそはちゃんとスペースとりたい。缶バッジ出したのも、もうどれだけ前やねんって感じだもんな。 ・デジモンアドベンチャーtri.1~6章テレビ放送決定 テロかな? 公式じゃ全然情報がまとまってないので、ヘッドラインの記事を貼っておこう。 テレビ放送と言えば聞こえはいいが、実際はアニマックス限定、つまりは契約者のみの視聴可能なので、感染の被害範囲は狭くて済んだ。 こんなもんテレビで大々的にやられても恥をかくだけなので本当に良かった。本心からそう思えてしまうのでtri.は恐ろしい。 放送は3回に分けて行われるも、普通に等分ではなく、1・23・456というのが妙な感じ。最終日とかtri.分過剰摂取でヤバそう。 これもヘッドラインのけーいちからの受け売りだけど、「良い引きをするのが1章と3章だからでは?」という説には納得できる。 確かに、1章はこれから何が起こるのかを期待させる幕引きになっていたし、 3章も、パートナーを取り戻すべくテンポよくデジタルワールドに殴り込んだところで終わりだから、 「リブートが実行されてしまい、これからどうなってしまうのか」という見せ方はできていた。と思う。 まあ、単純に放送時間やら枠の都合かもしれないし、どうせどう分けても結果は同じだからどうでもいいや。 せっかくだし、視聴可能な人は見てみるといいかもしれない。よくないかもしれない。 ・カプセルマスコットコレクション 気付けば6.0がもう出ていた。 筺体を探すのが面倒なので通販でセット買いだけど一応ぼちぼち揃えてはいて、1・2・3・5・6はコンプしている。 4はなんか気がノらなくて(丁度、プレバンも使わないとデジモンが揃わないと分かったあたりだったか?)、 たまたま見かけた実機を1回まわしてユキダルモンをゲットしただけだったけど、まぁ気が向いたらこれも買っておく…かな? 出るからには応援していきたいその一方で既に買うのが惰性になってるのが否めないし、 世間的にウケてる商品なのかどうなのかもよく分かんないので、イマイチノリきれない所がある。 しかし、超進化魂よりこっちが長生きになるとは…。 ・GEM 色着いた途端オメガモンが急激にダサくなったので、アルフォースに対する期待値がどんどん下がっていきますよ! アーツデュークモンとかも似たような感じだったけど、なんであんな目の焦点が合ってないんだろう。 ・将太の寿司 前回の日記で唐突にオススメした将太の寿司だけど、 なんと再び配信サイト・https://www.sukima.me/book/title/rigths0000003/スキマで3月末まで無料配信が再開したので、途中までの人や気になってた人は見るっきゃないですよ、将太クン! スキマだと将太の寿司以外にも寺沢先生の作品がいくつか無料配信されているので見逃せない。 俺も先日「喰いタン」を読み終え、今は先生の代表作であるミスター味っ子を読み始めた。どれも面白いし、昔からスタイルが確立されていたのがよく分かる。 ・今期アニメ 単純に共通の話題は持っておいた方が何かと楽しいので、 「話題作っぽいアニメは極力1つくらいは追っておく」のを信条にしたのはここ2~3年のコト。 当初は、たまたまニコニコのランキングで気になった「えんどろ~!」と、何かと曰くつきな「けものフレンズ2」だけ追っていたのだけど、 単品で作品やスレもユルく楽しめてアタリだったえんどろ~に比べて、けもフレ2はやはり内容も環境も色々な意味ですっごーい! 知らない人のために簡単に説明すると、けものフレンズ2は 「アニメ1期で爆発的なブームを起こしたのに、2期は監督ほか制作会社が大幅に変更される」という分かりやすくアレな事件が起きてしまった。 そんなゴタゴタが起きて作品内容に影響が出ないワケもなく、案の定色々と凄惨なコトになっている。 デジモンで例えるなら、デジモンアドベンチャーの直後に02ではなくtri.が来るような感じだ。ヤベェなおい。 「1期のスタッフを更迭した割にキャラや内容は1期にあやかろうとする」というなんだか馴染みのある辛さが続くし、 最新話にいたっては「前作の超重要キャラを再登場させるも、性格改悪、出した意味なし、ゲスト扱いで即退場」と凄まじかった。 ただ雑なだけでなく、1期の内容を踏みにじるような描写が不必要に多いのが目につくため、 「あてつけで嫌がらせで作っているのではないか」という噂もささやかれているが、その仮説に納得できてしまうほどのヒドさだ。 別に俺は1期を見てたってだけで、決してけもフレガチ勢ではないし、 スタッフが変わろうと2期が2期で面白ければそれでいいと思ってたものの…、別の意味で(末路に)目が離せない作品になってしまった。 一方、その追いだされた監督とチームは現在ケムリクサというアニメを制作・放送中で、 けものフレンズ2の話題を追っていると嫌でも目につくし、やたら評価が人によってまちまちだったので(対立煽りの意もあったのだろう)、 こーいうのはいっそ自分の目で確かめるのが早いな、という訳でアマゾンプライムで一気に追いついた。 いやあ、めっさ面白いわ。 閉鎖空間的な雰囲気の話って好きだし、登場キャラも魅力があって、展開や世界観にも引き込まれる。
いい作品に出会えてよかった。たつき監督を追い出してくれてありがとう、けものフレンズ2。 このけものフレンズの監督降板問題、当然デジモンとは全くの無関係なんだけど、 「デジモンアドベンチャーにすがるしかない公式」と、「デジアドに見切りをつけて去っていた角銅氏」って構図にダブる所があったんだよなあ。 デジモン新プロジェクト、なんか新作とはなんら関係ない藤田さんの死を利用してファンから支持を集めようとしてるけど、 お願いだからマトモに一つのアニメとして見られる内容だといいなあ。
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■2019年01月09日 あけましておめでとうございますし 「あけおめ」はいいけど「ことよろ」は嫌い。 …ってサイトに書いたのもだいぶ前のコトだったと思うけど、毎年のように律儀にことよろ兄貴が現れる。 それはいいとして、なんであけおめOKことよろNGなのかの理由は言ってなかった気がする。 「明けましておめでとうございます」は決まりきった定番挨拶だから省略されても別にいいけど、 「今年もよろしくお願いします」は他人に対して敬意の要る内容だから、安易に略すのは違うんじゃないかと思った。 そんなワケで、皆様、あけましておめでとうございます。ことよろ。 いつものメンバーと予定が会わずに初詣をキメられなかったり、ここ数日で風邪こじらせてるけど、私は元気です。 いやあ、昨年末に藤田さんが逝去してからの 角銅「自分の中でデジモンは終わった」 ↓ ハブモン「現状は苦しいけど頑張ります」 ↓ 某スタッフの恨み節(ツイ消し済みなので一応伏せ) ↓ 某スタッフの被害告白(ツイ消し済みなので一応伏せ) の濃厚な流れは強敵でしたね…。 皆さん、もうちょっと「公式側の人間が全世界に発信してる発言」であるコトを自覚した方がいいと思う。 デジモンが部門ごとの連携がガバガバなのは誰もがご存知だったけど、 そのしわ寄せがドドッと押し寄せてきてるというか、あと思ったより皆さん部門ごとでの仲が悪そう。 先のアートブックで「デジモンがアニメ頼りばかりの展開になったのは東映のせい」だってのも判明したし、 歯車が狂ったのは、やっぱ今に始まったコトじゃなかったんやなって…。 既にトバしてる感のある今年だけど、実際には新プロジェクトもサヴァイブもまだ本格的にリリースされるコトはなく、 デジモン的にも「忍耐」の1年になるのかな、と思う。 いや、新プロジェクトはそのまま潰れてくれていいんだけど。 リンクス?リアライズ?しらねぇよ。 あ、でもリアライズでが新年の干支に合わせてヴィカラーラモンを実装したのはエラいと思う。 そういえば新プロジェクトについて、日記ではまだまとめてなかった気がする。 ねぇ奥様見ました? あのキャラクターデザイン。 tri.で急にキャラデザを何のゆかりもない人に変えた後にこの原点回帰(しこうていし、と読む)はカッコ悪すぎる。 tri.どころか02の変化すら反映されてないゲンシカイキっぷりで、キャラデザだけで「今回もダメみたいっすね」ってなれるのは凄い。 しかし中鶴兄貴の絵、ますます生気が失われていくな…。リアライズも表情がつけばいくらかマシになるから、デフォルトが悪いんかな。 当然ながら、キャラクターデザインをここまで露骨に初代に寄せてくるというコトは、 その狙いは「初代デジアドのファンに満足していただける内容にするため」のはずなんだけど、 だとしたら、その「初代デジアドのディレクターである角銅兄貴が自ら降板するほど設定に矛盾がある」ってのがどうにも不可解な壁となる。 無論、前々から言っているように角銅兄貴が必ず正しいとは限らないんだけど、 ここまでの流れを見ていれば、「角銅氏より新プロジェクト側にファンが納得できるような理がある」可能性は果てしなく低いと思わざるを得ない。 にしても、ここまで露骨に初代に寄せてくるのは(悪い意味で)予想外だったな。 確か前の日記で書いた気がするけど、「新プロジェクトはtri.肯定派で、角銅兄貴はtri.否定派なので対立したのでは」って予想してたんだけど、 新プロジェクトは見たところ、まったくもってtri.の内容を肯定する気はさらさら見られない。 どうせずっと仲間である芽心やメイクーモンの記憶も抹消されてるのだろうよ。 ていうか、02の時点で「中鶴絵は大人になるにつれてモブすぎて微妙」とファンからも評判だったのに、 そこらへんなんもクリアする気概も見せず、ただ「原作のキャラデザだったから」と再起用してる所に考えの無さが現れすぎている。 ていうか、なんで中鶴絵ですら太一がこんなナヨナヨしたカマホモみたいな顔つきなんだよ! 別に、デジアドの雰囲気を残ししつつ、現代風かつ魅力的なキャラデザがやれる人なんていくらでもいると思うけどなあ。 マジな話、tri.作画変更署名が盛んだった頃にでてきた中鶴風コラ動画のアレの方がマシに思えてしまう。
ていうか、ここで安易にtri.要素をもかなぐり捨ててきたのは、絶対に悪手なんだよなぁ。 そりゃまあ、確かにtri.はあんな内容だしつまるつまらない以前に無印02と話がつながりもしない駄作だけど、 「公式から、ファンに向けて出された続編」である事実は覆らないし、肯定的に楽しんだファンだっている。 カイジも言ってたじゃん。仲間がやらかしたからとすぐに切っていったら、 他の仲間に「こいつはいざとなったら切る人なんだ」と思われて、信頼関係が築けなくなっていくって。 いい続編ってのは、得てして「過去作を見ていてよかった!」ってなれるモノだと思う。 今更になって新プロジェクトに興味を持つ層なんて、どうせその大半はtri.経験者なんだから、 それならなおさら「よかった、tri.を見ていたのは無駄じゃなかったんだね!」って思わせてくれるべきだろう。 大体、受け手であるファンが特定の作品を叩くのは仕方ないにしても、 「公式側までが一緒になって特定の作品を否定する」のは筋違いもいいトコなんだよな。「お前も犯人側じゃねぇか。金返せボケ」としか思わん。 全面的にtri.要素を拾えとは言わないけど、ちゃんと「tri.を経た後なんだな」ってのが伝わる内容だといいなあ…。 現に、舞台版tri.が「デジアド、02、tri.の要素すべてを拾った上で面白い」形で存在してるから、 tri.要素を肯定するコトくらい、別に不可能ではないはずなんだよな。 初代の雰囲気を残しつつちょっと成長した子供たちと新しい敵との戦いがあって、 合間合間に02やtri.で得た経験を小ネタとして挟んでくれればそれで十分納得のいくモンはできると思う。 「初代に匹敵する面白さ」は難しくても、「初代ファンを喜ばせる内容」はそこまで高いハードルでもないでしょ。 ていうか、ファンを喜ばせられる自信のない人達に続編なんかつくってほしくないけど…。 でも関P、前に出たニコ生で開幕「全てのファンを満足させるコトはできない」とか余計な敗北宣言してたんだよなあ。 ところで、そもそもこの新プロジェクトって何のために作ってるんだろう? tri.はまぁ、あんな内容だったけど 「15周年を迎えたコトだし、キャラデザも声優も変えて話題性出しつつもっかいデジアドやったれ」ってのは一応分かった。 新プロジェクトはよく分からない。 さながら、「tri.で気分を悪くされたデジアドファンの方々へのお口直しです」とでも言いたげではあるけど、 ファンの気持ちを本当に理解してるなら「もうデジアドの続編なんて要らない」と分かってなきゃいけないし、 角銅降板、安易な原点回帰キャラデザなど諸々の点から、決してファンやデジアドを大切にしてるワケではないコトしか分からない。 「過去作ファンを釣って金儲け」ってのは勿論そりゃそうなんだけど、 tri.で後先考えずデジモンのメイン購買層に向けて核ミサイルを撃った直後にのこのこ狩りになんか来ても、 もう死体か、警戒したファンしか残ってないでしょ。 続編商法なんざ、普通にイチから企画やるよりよほどボロい商売なんだから、もうちょい手堅くやれよ。 こうもデジアドの続編企画が連続したのは、東映の言う「tri.は成功作だった」という実績に基づくコトなんだろうけど、 結局メインスポンサーであるバンダイからはろくにtri.のグッズはないし、 視聴者の間では評判のよかった劇伴のサントラやら、テーマソング集も出ないし、公式的にtri.の位置づけがどうにもよくわからん。 かくいう新プロジェクトも現状じゃ情報も全然ないからよく分かんないけど、 とりあえず子供達の声優は、tri.の数少ない功績である声優陣を引き継いでほしい。 さて、とりあえず今のデジモンはひたすら「待ち」が多いのだけど、 ざっとまとめてみると ・新プロジェクト ・サヴァイブ、デジモンストーリー新作 ・バトスピ新弾(今の所好調らしいので、これは意外と4作目要素に期待できるのか…?) ・デジモンX発送(モンモンメモはどこ…?) ・GEM新作オメガモン、アルフォースブイドラモン(アルフォースは早く原型も出して安心させてほしい) ・マスコレ(7の強気すぎるラインナップを越えて、8以降は来るのだろうか…?) あたりだろうか。 超進化魂はつい最近ホーリーエンジェモンが出て評判も上々だけど、新作の続報が途絶えてヤベーイ。 ていうか、今までは毎回新作が出る前にコラムがあったんだけど、ホリエモンはついにコラムなしに発売しちゃったんだよな。 そのコラムというのも、9月に出た例のアレで止まったっきりという…。 「宣伝がなくなる」って分かりやすい死亡パターンじゃないですか。やだー。 KAZ高橋、出てきてまたジャケット絵をヨイショしてよ。ホリエモンの、最近のなべけんの悪い手癖が全て同時に顕現したみたいな絵になってるけど。 デューク、シャイングレイ、オウリュウあたりはしゃーないにしても、 ほんとガルダ、リリ、ズドは頑張って出して8体揃えて当初の目標を達成してほしいんだけどなあ。
ちなみに、ウォーグレイモンが一番人気で、あとはエンジェウーモンがよく売れてるらしいっすよ? 俺が買ったのはウォグレ、メタガル、エンジェウーだからその傾向にもガッチェンしてるな。メタガルはマジで素晴らしいのでみんな買え。 ここまで挙げたのはまぁ肯定的な「待ち」だけど、ダメな方も一応まとめておこうか。 ・未だに連載が止まったままで最終3巻も出ないままのデジモンワールドリ:デジタイズエンコード ・サイスル時の人気投票結果(完全版) ・千綿ヒデノリ氏が独断で和田光司追悼ライブ会場に設置した「お気持ち箱」の用途説明、続報 ・新プロジェクトの角銅氏降板に対する公式対応 ・ペンデュラムアートブックの無断転載問題に対する公式対応 地獄かな?
人気投票放置と言えば俺もデジモン部のアレをお待たせしたままで人のコト言えないので、なんとか今月中には頑張ります。 僅かに明るいニュースが来ても即座にそれを消し飛ばす勢いで 悪いニュースが飛び交うようになってしまったデジモンだけど、頑張ってみんなでサヴァイブしような! ぶっちゃけ追い続けた所でオイシイ想いはできないのがデジモンだから。しばらく別の作品に逃げるのもだいぶ得策か。帰ってこれなくなりそうだけど。 明るいニュースと言えば、デジモンヘッドラインが復活したそうで、お帰りなさいませ。 前に俺も「ラジオを始めたのは自分をデジモンファンとして繋ぎとめるための一環」って言ったけど、 ヘッドライン運営もけーいちにとって同様にデジモンファンであるために必要なコトだって言ってたから、無理せず頑張ってほしい。 今後も情報サイトとしての方針に変わりはないけど、個人の意見感想を重視するとのコト。 今のデジモン、いや、昔からデジモンに足りないのは「人間味」だから、画面越しに相手の感情が窺えるのはいいコトだと思う。 まったく関係ないけど、ここまでの何度かの日記で書こう書こうとして毎度忘れてたので、「将太の寿司」の宣伝します。 無料漫画サイト「スキマ」で配信されたのをキッカケに、去年の秋頃から妙に流行した昔の寿司漫画なんだけど、 自分も読んでみたらメチャクソ面白かったので、良い作品は積極的に宣伝していくのが我々ジュラル星人のやり方だ。
「スキマ」での配信は、作品人気を受けての期間延長を経た分ももう終わっちゃったんだけど、 ありがたいコトに今年の1月末までは別のサイトでも配信されているので、興味のある人はそちらからどうぞ。アプリ要るみたいだけど。
「登場人物がヤバい」「治安が悪すぎる」「この世界に警察はないのか」「笹寿司」「パァン!」と評判だったので読んでみたら、 その期待とは裏腹に真っ当に感動的な人情ドラマがメインで驚いたけど、面白くてスルスルと読めてしまった。 ヤバい登場人物は少し遅れてぞろぞろと出てくるので安心。安心? 無印が27巻、全国編が17巻、2が4巻と、全部あわせるとかなり長い漫画ではあるものの、 「寿司」をテーマにしてブレずにあの手この手で展開されるので、凄い漫画だと思ったし、何より寿司を食べたくなる。 ただ、流石に途中からは話にパターンが出てきてしまう所もあって気になる人もいるみたいだけど、 登場人物がみんな活きが良いし、主人公・将太と因縁の敵である笹寿司との決着が気になって、俺はラストまでグイグイと読み進められた。 リアルでかなり時間が経っての続編である2は、「4巻」という尺からも窺える通り残念ながら打ち切りらしいんだけど、 後追いでタダで読ませてもらってる身からは、あんま作品の待遇についてアレコレは言えないな…。 主人公やテーマを変えてのこっちの路線も面白かったから、もっと読んでみたかった。にしてもあのまとめ方は凄ぇ技量だわ。 しかし、無料配信でこんなにバズっても作家さんにあまりロイヤリティは出ないのかななどと余計な心配をしてしまったが、 ブームを受けて実際の笹寿司に風評被害→先生が実際に笹寿司に来店→笹寿司および先生の新作を宣伝 などとうまい具合にニュース記事もできあがっていたので、たくましいなあ。 |
■2018年12月28日 スマホの故障と平成の終わりと夢のヒーローと2018年のデジモン まいったまいった、急にスマホがダメになるんだもんな。 2週間ほど前からバッテリーの調子が悪いなとは思ってたけど、凄まじいスピードでダメになっていった。
スマホは本体の寿命が4~5年、バッテリーはそれよりも早く2年ほどでガタがくるらしい。 確かに、過充電(充電しながら寝るから)とか、充電しながらゲームとか続いてたしなあ。 そういえば、ちょうど2年くらい前にもスマホがダメになって、永遠に端末ロゴを表示するだけの板になってたっけ。 ていうか俺がガラケーからスマホに変えたのも4年前だし、無駄にキレイに2年ごとにダメになってんのな。 さておき、ケータイの息がある内に出来る限りのデータ引き継ぎを試みる。 連絡先だの写真フォルダだのLINEアカウントだの、ソシャゲの引き継ぎコードを慌てて保存する。 症状が本格化する前、「とりあえずスマホ内のデータを掃除して改善をはかろう」という段階で、 しれっとどさくさに紛れてデジモンリアライズのアンインストールをキメた。 フレンドの皆、俺のクランに入ってくれた皆、同じ時代を生きたプレイヤーの皆、ありがとう、さようなら。 え?お前らまだデジモンリアライズとかいう褒める所がないクソゲーやっんの?時間の無駄だぞ(スパイラルレイヴンクロウ) 結局、俺のシナリオは14章、千尋さんがパートナーのロップモンを得るところ止まりだった。 現在はもうその先のグラップレオ編、スティフィル編ともう少し進んでるはずだけど、驚くほどシナリオの評判が届いてこないのよな。 まぁ、ここまでやってつまらなかったシナリオが急に面白くなるワケもないんだけど、 そこまで分かってるなら「じゃあもうやる必要ないよね」って選択肢も当然浮かんでくるので、やめた。 「全然面白くないけど、みんながやってるから自分も…」とズルズル引き摺ってしまっていた君も、素直になっていいんだよ。 正直な所、乗りかかった船だしあのクソシナリオがどう決着をつけるのかには興味はあったんだけどね。 今の時代なら誰かのプレイ動画を見て補完もできるだろうけど、「そこまでして見たくはない」というモチベーションの低さ。 さて、用事を済ませてからケータイショップに駆けこむと「交換対応なら明日の夜にもう届きますよ」と言われ、 それなら代替機を借りて1週間ほど修理完了を待つよりシンプルでいいな、と手続きを進めてもらう。 が、途中で「やっぱ明後日ですわ」と言われたりもしたが…まぁ、2日ぐらい別に大丈夫でしょとOKした。 いざスマホがなくなっても、連絡やネットは家にいる間ならパソコンでできるし、LINEも使えるようにしてある。 出先での暇つぶしも、棚から本を引っ張り出してこれば済むので、思ったほど支障はなかった。 ただ自分の場合一番困ったのは「目覚ましがなくなるコト」だった。 そこに関してはケータイに頼りっきりで、家には目覚まし時計どころか腕時計すらなかったからだ。 たった2日間の空白ために目覚ましを買うのもなあ?と悩みつつ、 探してみるとあるもんだね、ブラウザ上で使える目覚ましアラーム。 そのページを開いたままパソコンをつけっぱなしにしておけば、ちゃんと指定した時間に鳴ってくれるありがたいページだ。 思ったより音が迫真でビビったけど、無事に起きられた。 冷静に考えて「パソコンを目覚ましにしなきゃいけない状況」って不便だしあんまないと思うけど、 今回の自分みたいに、頼りにしてたケータイが使用不能になった上に時計がないので別の手段を探してた、なんて人は意外と多いのだろうか。 2日後には予定通りに交換機が届き、無事にデータも引き継ぎできた。 費用も3000円くらいで済んで良かった。当日中にすぐ直してくれる店を調べてみたら、1万越えはザラだし。 ただやっぱり、ショップの人には機種変を視野に入れるのをオススメされた。 俺のスマホはisaiのLGL24をずっと使っている。 確か「なんか安いらしいから」という理由だけで選んだ気がするし、後から評判もあんま良くないコトを知ったんだけど、 本体=画面が大きくて見やすいのと、本体のメタリックブルーっぷりが気に入ってるので、あんま機種変更にはノリ気ではない。 単純に、新しい機種をまた「選択しなきゃならない」のも面倒なのがね…。 かといって、ずっと古い機種のままでもいられないし、定期的に不具合が再発するようなら困る。 ただ、スマホが壊れて急かされた中で乗り換え先を選ぶのは嫌だから、ちゃんとスマホが元気な内に選びたい。 さて、そんなスマホ修理を依頼したのはちょうど12月の24日。 つまりはクリスマスだったワケだが、今年はちゃんと予定があったぜ。男4人で仮面ライダーの映画だ! そんなワケで見てきましたよ、平成ジェネレーションズFOREVER。 なんか周りでも評判がメチャクソ良かったので急いだけど、それでも公式からの出演ネタバレの完全回避はできなかったよ…。 ていうか、無駄に敗北感を味わわされたからあれなら事前に「出るよ!」って言ってほしかったような…? とは言え、誰が出る出ないは置いておいても、実に見ごたえのある映画で良かった。 平成ライダーはまだ全部は見てない(クウガ、響鬼と、ゴースト後半がまだ)けど、 今まで平成ライダーを見てて良かった~ってなれる映画だったし、これから先も追いかけていきたいと思える作品だった。 ビルド勢が好きだから、4人とみーたんの集合がまた見られるのもよかったな。ジオウ本編との整合性は知らない。
フータロスくん良いキャラだったからまたなんか出番ほしいな。ジオウ本編に拾われたりするのかしら。 時をほぼ同じくして、珍しく俺がこの日記でデジモン以外にピックアップした作品「SSSS.GRIDMAN」も最終回を迎えた。 …が、正直なところ、俺はこっちにはガックリ来た。かなりの期待外れ。 11話まではとても楽しみに見ていたし、テレビで本放送を見た後、ニコニコで一話遅れの配信を繰り返し見るのがここ最近の習慣だったのに、 最終話がアレコレ納得できなさすぎて、楽しんで見ていた11話もまだニコニコでは見る気になっていない。 実際の所、GRIDMANの最終話は賛否両論であるように思う。 別に俺も全てがイヤだったワケじゃなく、「やってくれたぜ!」と思った部分もかなりあるのだけど、 俺がやってほしかった、やってくれると思っていた要素をことごとく外されてしまったのがショックだった。 まず、真・裕太が最後まで覚醒しなかったコト。 記憶喪失の主人公である裕太は11話で、「裕太本人ではなく、グリッドマンの人格の一部が入り込んだキャラクター」であると明かされた。 それはまぁいい。裕太=グリッドマンだというのは6話のアノシラス2代目との会話で伏線があったし。 ただ、俺は最後の最後で本来の裕太が覚醒して、グリッドマンと本当のアクセスフラッシュをしてくれると期待していた。 理想としては、 「真・裕太の意識も常にあり、グリッドマンを通してここまでの経緯は全て見ていた。 グリッドマンが信頼できる存在であるのは分かっていたので、最後に改めて力を貸す」という流れであってほしかった。 が、結局本当の裕太は寝たきりで終わってしまった。 せめて、最後の最後で意識を取り戻して 裕太「…内海?それに宝田…さんも? えっ、どういう取り合わせなの!?」 内海「俺達は、グリッドマン同盟だよ」 みたいなシーンでもあればなぁ。 結局「グリッドマンによる仮人格だった」というラストなせいで、これまでの描写も素直に肯定できなくなってしまったように思う。 ていうか、「人間とヒーローが協力する」のがミソの作品なのに、「独り相撲でした」で終わるのはヒドくない…? 裕太もそうだし、その友人である内海の扱いも残念だった。 個人的には、この作品で一番好きなキャラは内海だった。 付き合いの良い友人であり、時にはしくじってヘンに聖人すぎるコトもない程よいバランスで、 「ウルトラマンシリーズのファン」という設定もあって、「普通の一般人」として親しみやすいキャラだったと思う。 1話の「もう一度友達になる」ってくだりでも凄いイイヤツなのが分かるし、 なんといっても9話の「ここには俺の友達がいない」と、友情で神のハニトラを打ち砕くのは本当にカッコよかった。 直接的な戦力にはならないものの、裕太を支える大きな存在であったのは間違いない。 ただ、本人も「自分は役に立たない」と悩む描写が何度もあったのにも関わらず、本当に最後まで 「精神面以外で、第三者にも分かりやすくに役立つコトがなかった」のが、個人的には一番残念だった。 ていうか、最後は六花も含めて、本当に全員でアクセスフラッシュしてほしかったんだよなぁ…。 誰もが皆ヒーローになれるよって言ってたじゃん。 ヒーローになれやしないんだって主人公は誰かやるでしょって知らぬ間に諦めたりしないでよって言ったばかりじゃん。 グリッドマン同盟が一つになった姿、ユニオングリッドマン…でもなんでも名前はいいけど、とにかく一緒に戦ってほしかった。 最終話で新世紀中学生だけアクセプターもらってたけど、いやそこは同盟全員に配ってくれよ。 ていうか、既にフルパワーグリッドマンの後なんだから「新世紀中学生も交えた合体=最終形態」って構図に価値はなくない…? それこそ、ママさんやなみこはっす、 あの世界の登場人物全員でグリッターグリッドマン(仮)にでもなって、神様であるアカネと戦って、送り出す流れでもよかったかもしれない。 戦力面でもそうだし、最終的にアカネとの別れを告げる役が六花に独占されたのもいただけなかった。 9話で、グリッドマン同盟の3人がアカネにとって「裕太=恋人」「六花=同性の親友」「内海=異性の趣味が合う友人」と、 それぞれ別のアプローチで「アカネが求めていた存在」として描写されたのは本当に上手いと思ったし、 あの話があれば「グリッドマン同盟の3人でアカネの心を救う」って流れにできたはずなのに、百合豚大勝利みたいなオチで本当に残念。 ぶっちゃけ、六花とアカネの関係性にあんま魅力を感じなかったんだよなあ。 六花が嫌いなワケじゃなくて、六花となみこはっすのリアルな友人感や、ママさんとの親子感、 本編に加えてボイスドラマで感慨深く描かれた内海との和解とかは魅力的に思ったけど、アカネとの描写は全然ピンとこなかった。 グリッドマンが分裂した意識=新世紀中学生と再合体して本当の姿=電光超人グリッドマンになる流れも、 自分でもビックリするくらいエモさが感じ取れなくて、ただただ雑としか思えなかった。 急にオリジナル版「夢のヒーロー」が流れてくるのも、 「ハイ、ここが盛り上がり所です!」っていう指示と、全然ノレない自分との温度差を加速させるだけ。 「電光超人の姿になる」「夢のヒーローが流れる」のは、自分も期待していた要素ではあったけど…。 というか、ここまでグリッドマン同盟として頑張ってきた姿や超合体超人を捨てて、 「こっちが本来の姿です=今までのはまがい物です」ってのもなぁ…。 せっかく特撮版になっても、動きは「アニメ」のままだから逆に違和感だし、 ああいう動くだけの戦闘よりは、せめてサンダーグリッドマンくらいは出して分かりやすく原作ネタを拾ってほしかった。 てかフルパワーグリッドマンで戦いを終えて、最後に別れを告げる時に電光超人に戻るくらいでよかったんじゃない? なんか知らんがグリッドマンが覚醒してUNIONが流れるタイミングも「え?今!?」って感じだし、 ただでさえ普通の現実世界じゃなくて死生観がアヤフヤなのに「無限の命が~」とかいう曖昧な設定をバラしてくるだけのアレクシスにもガッカリしたし、 最後の最後で作画・演出じゃなくてセリフが悪い意味で大張作品みたいになるのも終始置いてけぼりをくらった感じだった。 アレクシス、過去の回で内海が「どうせそのアレクシスってのとも戦うコトになるんでしょ」なんて言ってたから、 「現実世界のアカネくんを見かねてコンピューターワールドをプレゼントした、一応の味方側だった」とか、 「実はアレクシスもグリッドマンの一部だった」とか、何かしら捻りは入れてくると思ったんだけど、普通につまらない敵だった…。 カーンデジファー様くらい普段から抜けてる所があればまだしも、やたら大物感出してたキャラの末路がアレはなぁ。 そんなこんなで、「アカネはがんばって現実に戻っていった」てのと、 「内海はグリッドマンにとっても大事な友達だった」「アンチくんはイカしてた」以外は不満ばかりが残るラストで、自分でもびっくりした。 11話を見終えた後の段階で「話がまとまるかな?」という不安はあったけど、ここまで「自分の期待が裏切られる」とは思ってなかった。 間違いなく楽しませてもらったし、キャラクターは今でも好きだから2期や外伝がくればぜひとも見たいけれど、 うーん…自分の中での評価が難しい。少なくとも、この最終話じゃ手放しには褒められないと思う。 とりあえず、電光超人の方がまだ23話くらいまでしか見れてないので、こっちもラストまで見届けたいところ。 電光超人側の最終回を迎えてみれば、SSSSの方にもまた違った感じ方があるかもしれない。 さて、最後に軽く今年のデジモンを振り返っておこう。
展開がないならまだしも、「展開があるのにダメ」というのは余計につらい。 さらには、スタッフに対する不信感が一段と強まったというのも、今後を思うとかなりの痛手になるだろう。 案の定、デジモンウェブはあれから何事もなかったかのように更新を再開してしまった。 結局こうなるならずっと平常運転してりゃよかったのに、何のためにわざわざ一時停止してダメージ描写を入れてきたのやら。 今回の件の震源地である疑いが強いビッグドリーマー田岡によるモンモンメモにはまだ動きがないのが注目ポイントだが、 デジモン公式的には内部で勝手に田岡を更迭して、それでチャラにでもするつもりなのだろうか。 今回の場合、「無断転載で一儲けしてやろうと思った」みたいな悪意があったワケじゃなくて、 「ただただ、知識や配慮が足らなかった」という意識の低さが問題だったワケだから、クビにすりゃ済む話でもないと思うけど。 何より、今回の問題は無断転載そのものより「状況を説明しない」「謝罪しない」という不誠実な態度の方がタチが悪いので、 なにはともあれ、公式側が「誠意を見せる」のが大事だって、今でも思うけどなあ。 無断転載を許せる許せないはおいといても、今回の件で多くのファンがモヤモヤを抱えて、これをそのまま引き摺って行くのは絶対によくない。 既に妙な間はあいてしまったけど、今より早いタイミングはないんだから、すぐにでも対応した方が後の為なんじゃないのかなあ。 今年はせっかく、オリンピックで大注目を浴びた羽生選手がテイマーズの「風(のre-fly版)」をピックアップしたり、 ドライブの進兄さん、今をときめく人気俳優となった竹内涼馬さんがテレビ番組で「細田作品ならデジモンが好き」と挙げてくれたりと、 思いがけずデジモンが注目を浴びる機会、かつてのデジモンが今なお愛されるコトをアピールする機会にも恵まれたのに、 肝心の現行展開がスカスカのグダグダのガバガバだから、そういうのもどうにも活かされなかったのが勿体ない。 一応、デジモンサヴァイブや同時進行であるデジモンストーリーの新作が控えていたり、 オメガモンだけでなくアルフォースブイドラモンがついにフィギュア化が決定するなど、期待できる部分もあるのだけれど、 「良い所があれば悪い所は全く気にならない」なんて単純に、みんなが割り切ってやっていくコトはできないと思う。 「すべて上手くやれ」なんて無茶ぶりを言いたいんじゃなくて、せめてもうちょっとこう、 せっかくやるのなら、デジモンというコンテンツを、今自分が手掛けているその仕事を大事にしてやってほしいなと思う。 さておき、例によって俺はデジモンを離れる気がない…というか、既に「今更離れる方が危険」な段階だから、 今後もこのサイトともどもデジもファンとしてやっていくので、よろしくお願いします。 最近になって急にラジオを始めたのとか、ああいうのも「自分がデジモンファンとして活動していくためのモチベ作りの一環」だかんね。 俺は幸いなコトに、リアルで会えるデジモン友達に恵まれてるけど、実際はそうそうリアルでデジモンの話なんてするコトはないと思う。 その傾向は最近になるほど顕著になっていって、最近のデジモンの話題を「耳で聞く」なんて機会も減っていってるはず。 だから、ラジオをやれば色んな人が「デジモンを音で認識する」機会を増やせるから、そういうのも良いんじゃないかなってのも理由の一つ。 まぁ、既にラジオの投稿頻度はアレだし、サイトの各コンテンツもゆったりモードに入っちゃってるけど、長い目で見てやってください。 そういえば、この「日記」を復活させたのは今年の1月だったから、大体1年くらいが経つらしい。 昔のように拍手返信とかはできてないけど、まぁ、なんだかんだで復活させてよかったコンテンツにはなったかな? ここから先、どうなるか分からないけど、まだデジモンファンでいてくれる人たち、 あるいは、たまにでもこのサイトを覗いてくれる人たちは、今後ともよろしくお願いします。 みんなでがんばってサヴァイブしような! …と、ここまで書いたあたりで藤田淑子さんの訃報が入ってきてあああああああああああああああああああああああああああ!!!! クロウォでの客演やデジアドPSPでも辛そうだったし、デジアドBDのドラマCDには参加できないほどだったけど、ついにか…。 和田さんや水谷さん、他にもデジモン関係の人たちの訃報は聞いてきたけれど、今回もまた心にずっしりくるな…。 ていうか、藤田さんも癌だったのか…本当に恐ろしい病気だ。 心が落ち着かないままに、「勇気を翼にして」を聞く。
もうデジモンに対する涙なんてとっくに枯れ果てたと思ってたけど、勇気を翼にしてヘビロテ、思ったより効くな…。 藤田さんが亡くなったコトは勿論悲しいし、 そんな藤田さんが主演をつとめた名作、デジモンアドベンチャーの続編が、いや、デジモンがこんなにも落ちぶれているのもとても悔しい。 お願いだから、せめて新プロジェクトは真っ当に作られるコトを祈るばかりだ。
とか言ってたら角銅兄貴が藤田姉貴の逝去を受けて「自分にとってもうデジモンは終わり」とか言い出しちゃうし、 みんながその話題をツイートしだしたのに自分のTLでは見かけないなと思ったら俺ブロックされてた(心当たりはありすぎる)し、あーもう滅茶苦茶だよ。 対象が俺一人だけだったら流石に傷ついたけど、他にも何人かお仲間がいて、格付けチェックでハズレ部屋選んだっぽいけど仲間が来た時のような安心感。 まぁなんつーか、来年もよろしく! |
■2018年12月12日 ペンデュラムアートブック公式無断転載 続き 11月23日に無断転載問題が発覚してから、早くも3週間ほどが経過した。 23日は金曜日だったが、公式ツイッターは休みである土日を挟んで以来、ずっと沈黙を保っている。 いや、厳密には一度動いて、図鑑を更新している。
ただ、無断転載に対する発表は一切なし。 沈黙を保っていたはずなのに何故この図鑑更新だけお漏らししてしまったかの方が不自然だが、 「普段のツイートと、図鑑更新を告知するクライアントは別で、図鑑の方はいつも通り自動更新してしまった」というのが定説だ。 なお、この図鑑更新により「ライノモンX抗体は成熟期」などと意味不明な新設定を披露。 先日出たばかりであるアートブック(202ページ)の アーマー体が「X抗体で姿形が変化していても、アーマー体・フリーという分類のままであるようだ」という記述と早くも矛盾する。 まぁ、マグナモンX抗体が究極体設定なんで、アートブックも間違ってるんだけど。 さて、事態を知っているファンならば公式ツイッター突然の沈黙にも理由が察せてしまうが、 すべてのデジモンファンが「公式が個人ブログから画像をパクったのがバレて都合が悪いので黙り続けている」なんて知っているワケではない。 公式ツイッターはここ最近は呟き頻度も高くなっていたし、 ギア関連の攻略・新情報や、記念日や季節に合わせたデジモン紹介など、アレコレやってきていたところだ。 それを楽しみにしていた人だって当然いただろうに、何の説明もなくパタリと呟きをやめてしまうのはあまりにも不誠実だ。 俺だってペンデュラム20thの攻略情報は待ってるんだから早く出してくれよ。あの毎度誤植まみれで全然信用ならないやつ。 ていうか、なんでここで黙っちゃうかな…。 無断転載した後でも何食わぬ顔で公式ツイッターが動いてればある意味潔かったけど、 ファンの間から問題が発覚したと同時に黙り始めた、ってのは最高にカッコ悪いんだよなあ…。 事態の説明・謝罪もできず、いつものツイートを楽しみにしているファンをも裏切って、 しかもこのあからさまなタイミングでの沈黙はダメージカウンター以外の何物でもない。 「謝りたくないから、ほとぼりがさめるまで待ってます」といういい加減さ、無責任さだけが丸出し。 これ考え得る限り、一番ダメなルートだぞ。選んではいけない未来。 この際、どんなに雑で形式的なモノであっても 「商品に不適切な画像を使用してしまいました。お詫びいたします」みたいな公表が一つでもあれば、ここまで引き摺られていないだろう。 とりあえず謝っておけば、「謝ってるんだし許してやれよ」とかの擁護派が現れるから、風当りはだいぶマシになっただろうに。 そも、画像を無断転載されたという実質上の被害者に当たるのは、 シャウトモンX4Kのガレージキットの制作者であり、写真を掲載していたブログの管理人でもあった、ろっくうらさん一人だ。 ろっくうらさんは困惑こそすれど別に憤っているワケではないし、公式から彼一人に何らかの謝罪があれば、 「あとは外野がとやかく言うコトではないよ」と、とりあえずの沈静化には至れたはずだ。 が、公式はここで「ダンマリ」という道を選んでしまった。 無論、企業が個人に謝罪するというのはただ「ゴメンナサイ」を言えば済むだけの話ではなく、 謝礼であったり、手続きが必要だったり、それこそ該当商品の利益を一部還元だの、商品を販売停止にするだの、面倒な対応も必要になるのだろう。 だが、元はと言えば悪いのは不適切な画像を使用し、それを商品に掲載してしまった公式側の100%なのだから、 そりゃそれなりのコストやリスクだのは払わざるを得ないに決まっている。 万引き犯が捕まったら損害賠償が科せられるのと同じ、当たり前の話だ。 しかし、公式はその対応すら怠った。 こうなると、問題はろっくうらさん一人が許すか許さないかの話ではなくなってくる。 ただでさえ、デジモン公式は商品展開であったりその内容であったりと、ファンから不必要に不満を集める事態が続いていた。 そんなところに、こんな「スタッフが法律的にもやらかした」なんて燃料が来てしまえば、嫌悪や不信感もいよいよ強まってしまう。 いや、この際「やらかしてしまった」のはいい。 いやよくはないが、人間である以上、必ずミスというのは起こり得る。そこは仕方のないところだ。 だが、それを「謝れない」のは大問題だ。 「失敗」はただのミスであっても、「隠蔽」にあるのは悪意だけだ。 実際のところ、「悪いコトをしても謝れない」なんて人間に、自分の好きな作品をつくってほしいか? 俺は嫌だ。 それに今回のようなケースを軽く流してしまえば、この先もっと状況は悪くなっていくに決まってる。 しかし公式はなにも対応を見せない。 「対応をどうするか考えて迂闊に動けないのではないか」と譲歩できたのも、せいぜい1週間が限度だ。3週間って。 もう、ここまで時間が経ってしまっては、既に誠意もクソもない。 今更謝ってこられた所で、それは「悪いと思ったから謝る」のではなく、「謝れと言われたから謝る」という、何の罪悪感もない作業に過ぎない。 ハッキリ言って、デジモン公式はファンを舐め腐っているのだろう。 tri.とかいう災害映像を肯定したのも、デジモンミュージックが未だに松井Pの個人垢なのも、散々クソみたいなデジモン商品がつくられてきたのも、 結局は全部がお咎めもなく、炎上するコトもなくのうのうとやり過ごせている。 「今回も別にヘーキでしょ」くらいにしか考えていないのが透けて見える。 まぁ以前から分かってはいたコトだが、改めて実感するとけっこう辛いなコレ。 いつかなんて待ってたら、あっという間に大人になっちまうよな! …というワケで、未だに公式ツイッターがダンマリを決め込んでいるので、バンダイに直接問い合わせた。 「アートブックに個人のブログ画像が無断転載されているが、バンダイはこの問題を把握しているのか」 「デジモンウェブの公式ツイッターが止まっているのは何故か。 タイミング的に無断転載の発覚と同時だが、これを問題としているのならそちらに対する公表があるべきだし、 この事態を知らなかった、あるいは問題としていないのなら今までどおりにツイートしているはずだ。どういう状況なのか」 の2点を聞いた。 原則通り、翌日には返答が帰ってきた。 早い。 うん、なるほど、そりゃまぁ、内容がテンプレ回答なら早いわ。 「いただいたご意見ご指摘は関係部署に共有いたしました」じゃねぇんだよ。 デジモンウェブが今どういう腐った状況なのか聞いたんだよこっちは。それを共有しろよ。 実の所、期待はしていなかった。 というのも、既に数日前に自分のフォロワーも問い合わせ済みで、バッチリとテンプレ回答をもらっていたからだ。 つまり、その俺より早い問い合わせに対しても公式発表がないワケだけど、果たして何を共有しているのだろう。 いやぁ、でもこれキツいよなぁ。 じゃあなにか?デジモンはこれからずっと 「バカやらかして商品に無断転載やらかした挙句にゴメンナサイもできずダンマリでごまかし続けるクソダサコンテンツ」として生きていくの? 既に失敗をチャラにできるタイミングは逃しちゃって、傷痕が体に残っちゃう段階だけど、これでよかったの? こんなんやっておいて「これからもデジモンをよろしくお願いします」とかホザくの?
結局、今後どういう対応をとっていくのか知らんけど、適当に田岡や前川を左遷したところでそれも意味ないでしょ。 殺人犯を死刑にしたって、失われた人の命が返ってくるワケじゃないし。 一体どうするんだろう。 俺はただ、好きな作品がせっかく今も続いているのだから、いつまでも好きになれるように輝いてほしいだけなのに。 なんで大企業のいい大人に対して、 「無断転載は良くない」「悪いコトをしたら謝ろう」なんて問い合わせなきゃいけなかったんだろう。 とりあえずまぁ、バンダイおよびデジモン部門はこんな調子なので、 この件について問い合わせるなら、同じくアートブックで黒塗り無断転載されてる「ねんどろいど キャプテン・アメリカ」の関連企業、 つまりはグッスマやら、マーベルやらディズニーやらを頼った方がよさそう。 ていうか、なんでわざわざキャップのシルエット残したんだろう。本当にバカなのかな。 自分の大好きな作品がバカの手に委ねられてるの、嫌だなあ。 |
■2018年11月24日 ペンデュラムアートブック公式無断転載 デジモンミュージックが人気選手に便乗して違う曲を宣伝したり、 角銅氏が新プロジェクトから降板したり、tri.メモリアルブックでメイクーモンがポケモン扱いされたのも記憶に新しいが、公式がまたやりました! いやいや、今年豊作すぎるだろ。こっちの心はこんなにも枯れ果ててるのに。 つい先日から、プレミアムバンダイの受注商品である 「デジタルモンスターART BOOK Ver.PENDULUM」が購入者の元へと届き始めている。 「デジモンペンデュラムver.20th」関連のデジモンに加え、X抗体やアーマー体を無理やりブチ込んだ画集なのだが、 今回問題となったのは、巻末の方に収録されている、関係者インタビューの中だ。 唐突に挿絵感覚で「ペンデュラム20th」の企画書が掲載されているのだが、 その中でこっそり、個人製作のガレージキットの画像が無断で使用されてしまっているのだ。
画像直リン 画像右に小さく載っているシャウトモンX4Kが今回の被害者。 このガレージキットは、「バスガム」のディーラー、ろっくうらさんによる…って、お友達なんですけど! 最初にフォロワーがこの無断使用に気付いた直後は 「いや、公式はちゃんと使用許諾を得ているのでは?」という希望の可能性がなきにしもあらずだったが、 事態を知ったろっくうらさん本人は見事に困惑していらっしゃったので…はい、そういうコトです。 フォロワーが公式にデジモンのイラストレーターとして関わるようになったり、 フォロワーが公式にライターとしてデジモンに関わるようになったりするコトは今までにもあったが、 まさかフォロワーが公式に無断転載されるなんてね。アメイティブな体験だ。 X4Kのガレキを紹介しているブログはこちら。 「シャウトモンX4K」で画像検索すると真っ先に出てくる。 よく見ると、写真では見切れていたマントが描き加えられていたり、尻尾がもがれたりとよく分からない手が加えられているが、 全体のシルエットが一致しすぎているので、アートブックはその表紙のごとく、真っ黒のダークノワールブラックシュバルツだ。 改めて言っておくと、こういうガレージキットなどは、 個人製作であっても、イベントなどで販売するにあたって版権元から正式に一時的な販売許可をもらっている。 黒よりのグレーと言われる同人グッズや海賊版のソレとは違い、ちゃんとしたモノだと言える。 「いやいや、企画書とはいえ、なぜわざわざ個人製作のガレキを?」という当然の疑問が浮かんでくるが、 どうせ「デジモンのフィギュアだからバンダイ製品だと思った」とかそんなレベルなんだよなぁ…。 「公式と見紛うほど素晴らしいデキだった」なんて言ってくれる相手じゃないよ。
ちなみに、右下のオルディネモンの隣のシルエットはねんどろいど キャプテン・アメリカが黒塗りにされたもの。 アートブック掲載にあたり、これは権利的によろしくないからと黒く染めたのだろうが、すいません、上のX4Kもよろしくないんですよ。 キャプテンアメリカに関しては、同書のインタビューで ――新しいLegend-Armsである、「ルドモン」も誕生しました。 田岡:やはり、「キャプテン・アメリカ」を意識されましたか? 渡辺:あまり考えてはいませんでしたが(笑)。 というくだりが載っているので分かりやすい。この企画書を誰がつくったのかまで見当がついてしまう。 ルドモン系譜は盾をモチーフにしたキャラクターというコトで、 企画書にはその分かりやすい説明として、盾キャラの代表格であるキャプテン・アメリカを拝借したのだろう。 こんな風に「◯◯みたいなキャラでお願いします」「△△を参考にしてください」など、 既存の作品やキャラクターを元にして新たな作品やキャラクターをつくるというコトは、企業であっても別に珍しいコトではない。 露骨なパクリは弾圧されるコトになるが、上手くリスペクトやアレンジを利かせて新しいモノを作るのは、 「完全なオリジナルはつくれない」と謳われる現在において、当たり前のやり方だとも言える。 ただそれは、当然ながらわざわざ表だって言うコトではない。 今回の失態は、影でなら問題なかった企画書を、コトもあろうに、商品として一般人にも見せてしまった所にある。 「バレなきゃOK」なんて言葉もあるが、自分からバラしていくのか…(困惑)。 画像右上に刻まれた「CONFIDENTIAL(機密)」という文字がまた、やりきれなさを醸し出している。 「商品はもう発売したし、ファンサービスで企画書のせたろ」くらいのノリだったのだろうが、 なるほど、ここまで迂闊で残念なスタッフがつくっているから、商品もあのザマなのだなと納得できる。 とはいえ流石に、モノつくりを生業にしている人間たちが、 自分たちの仕事に密接に関わる権利問題にすらここまでリテラシーがなかったなんて、正直信じたくない。 ともあれ、いずれこういう露骨にアウトなやらかしが出ると予想していた人も少なくはないだろう。 近年特に顕著になりつつあるデジモンの迷走は、 「意図して古参に受けいれられないようにモノをつくっている」のではなく、 ただ「ファンの心を掴むモノがつくれないだけ」、つまりは「アホ」の一言なのは悲しいほどに実感できていた。 ろっくうらさんは唐突に自作品を「公式に無断使用」されたのは気味が悪い…というか意味が分からないだろうが、 「金型をパクって盗作」なんて事態にはいってないので、ギリ「実害はなかった」と言えるのはせめてもの救いだろうか。 無論、到底黙って許されるコトではないので、最悪でも公式からの正式な謝罪はあって然るべきだが、 そっち方面は俺があまり追及するコトでもないだろうし、ヘンに荒立てるコトでもないだろうから、流れに任せよう。 本人もX4Kのコトはもういいと言ってたし、 明日にもイベント出展があるそうなので、せめて宣伝のお手伝いをしておこう。 さて、今回の件でデジモンファンに重くのしかかる一番の問題は、 「やっぱり今の公式はバカだった」という明確なソースが出てきてしまったコトになると思う。 いや、バカというか…本当に、「何を考えているのかわからない」んだよな…。 わざわざ個人のガレキを使ってしまったのはこの企画書を作った人が 「ガサツで公式と非公式に区別もつかず、ファンがデジモンで質の高い創作をするなんて意識も全くなかったから」で済むにしても、 それ以前にそもそも、「なぜシャウトモンX4Kの画像を使う必要があったのか」が分からない。 知っての通り、ペンデュラム20thにシャウトモンX4Kはいない。 クロスウォーズのデジモン自体はハンパに登場したが、バグラ軍の悪玉ばかりだ。 しかも、雄々しく立つ無断使用X4Kに添えられた言葉は「進化!」。 いや…こいつらめっちゃ「デジクロス」なんですけど…。 X4Kに結びつく要素が何も見当たらない。 あまりにも不可解なので、ツイッターでも意見を募ってみた。
うん、俺もそう思うんだけど…それでもやっぱ「何故シャウトモンX4Kに辿り着くのか」が本当に分からない。 確かにシャウトモンX4Kは、クロスウォーズ序盤で登場回が盛り上がったコトもあり人気のあるデジクロス体だろうが、 玩具で想定されてないわマトモな公式絵もないわで、かなり立ち位置が微妙なデジモンでもあるはずだ。 少なくとも、唐突に「こいつだ!」とピックアップされるようなデジモンではないよ。 「公式が無断転載」のインパクトがデカすぎて霞んでしまうが、この企画書だけでもツッコミ所はやたらとある。 ・本体カラーがクリア ←実際はP1カラー。画像内でもデザインは仮だと言っているが、前作も無難なカラーで始めたくせに、仮置きで限定カラーを選ぶか…?) ・何故か液晶内にティラノモン ←まったくもってペンデュラムの代表格ではない上に、結局今作にいない ・ペンデュラム⇒3Dセンサへ変更! ←できてない ・流用挿絵がセイバアグモン ←今作未登場 ・D1(WEB)で強くなる! ←前作にあった要素なのに、実際は完全オミット。謎の怠慢アピール。 ・反転流用クルセイダーアグモン ←上のセイバアグモンと並び、熱いアグモン推し ・デジタルモンスター20th連動 ←CONNECTと添えられた2つのギアの向きが適当で、端子がコネクトできていない。一番信じられない雑さ。 なんというか…「そりゃ、こんな人たちが作ってればこうなるよね」ってのが痛切に実感されて、本当に悲しくなってきた。 よくもまぁ、こうも「理想通りにできませんでした」っていう敗北宣言にも近い企画書を平気な顔で載せられるもんだ。 これでファンが「面白い!」と思ってくれるとでも思われてるのだろうか。だとしたら人をナメすぎだ。 せめて「苦労したんだな」ってのが窺える部分を見せろよ。金型の再設計だの登場デジモンの選別だの、探せばあるだろうに。 あまりにも製品での未実装要素が多すぎるデジモンワールドXの公式サイトを思い出した人もいるだろう。 インタビューでは、過去のギアに負けないものを~だの最新技術を取り入れていきたい~だのと景気の良いコトばかり言っているが、 実際にお出しされた商品は「ただ過去の産物をムリヤリ詰め込んだだけ」で、ぜんぜん前に進めてないじゃないか。 せっかく技術の進歩でギアに使える容量が増えたり、プレバン商法で客に高い金を払わせる環境だってできてるのに、 未だにデジモンギアは完成度においては「ペンデュラムエックス」「デジヴァイスバースト」あたりが頂点のままだ。 こうも露骨にやる気がないと、ギア展開は「金になるからやってるだけ」というのが透けて見えてしまう。 いや、商売なんだからそれはいいですよ? ユーザーが楽しめるモンさえ作ってくれたらスタッフに愛なんて求めてないし。 でも、その意識の低さが商品に露骨に反映されてるから、俺や、他にもずっと怒ってる人がいる。 ゲームのグラフィックやプログラムが凄まじい進歩を遂げる現在において、 16×16という超低解像度のドットをテキトーに打って、20年前のシステムを使いまわしただけで客がついてくるんだから、いい商売だろうよ。 昔からデジモンとその育成ギアが大好きだった身としては、 まさか自分の好きだったものがこんなにも都合よく金稼ぎの道具に使われるようになるなんて、悪夢でしかないけど。 この人ら、いや、今デジモンを使ってクソみたいなモノを生み出し続けている輩はみんな、 「何故そうなっていたのか」「何故それが求められるのか」「本当に喜ばれるのは何か」とかを「考える力」が本当にないんだなって思う。 個人的には最低限、「ああ、このスタッフはこういうコトがしたかったんだ」っていう想いが伝われば納得できる所もあるんだけど、 あまりにも作品から思想や熱意、趣味や楽しさが伝わってこない虚無の作品が増えすぎている。 そんな得体のしれないモノをつくったスタッフに限って、 口を開けば「デジモン大好き!」「デジモンファンの皆様!」「デジモン愛!」などと同じ言葉で語りかけてくる。怖すぎる。 ユーザーをバカにして、嘘の宣伝で雑な心をもってクソみたいなモノばかり作ってると、マジでシリーズ終わるぞ。 「もうさっさと終わった方がいい」という答えに至るファンを、これ以上増やさないでほしい。 |
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