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  デジモンの絵を置いてます。
 ほとんどは  に投稿したものと同じでキャプションもコピペです。

 クリックできる絵を押すと大きいサイズが、タイトルをクリックするとpixivのページが表示されます。



2019/09/22

VSオメガモン


 令和すなわちゼロワン。そう、時代はデジモンアドベンチャーVテイマー01だよねというコトで、
げるもんさん主催のVテイマー合同誌「100%Ⅴ」にて、シナリオ部門「VSオメガモン」担当で参加しました。
9月中なら通販による物理アップリンクも受付中なので、これを手に入れてライバルに差をつけろ!

 以下制作メモ。

 要望が通って「VSオメガモン」を担当するコトになり、さてどのシーンを描こうかしらとまずはVテイマー全体を2周、
VSオメガモン周りとなる4~6巻あたりは念入りに3周ほど読み返して内容を復習し、頭をVテイマー漬けにしました。
Vテイマーは何度読んでも面白いし新たな発見もあるし、今なら電子書籍もあるので苦にならないというか楽しかない。
ブルマー大戦での大輔との会話で「Vテイマー版=タイチ」「アニメ版=太一」で統一されてるのとかスゴいよ。

 なんかVテイマーに関して「最終巻がプレ値ついてて揃えられない」あたりで認識止まってる人ぼちぼち見るけど、電子書籍出てるからな!
掲載時にはカラーだったのにコミックスではモノクロにされちゃった分も全部カラーで掲載されてるし、
各特別編はもちろん、単行本未収録の制作秘話的なのも「なんでこの巻なんだ」ってところに収録されてるから、
気になる人はお好きな電子書籍サービスからお買い求め下さい。 俺は紙でも揃えてるけど、ジャンプ+で買いました。
「Vテイマー版グレイソードは緑色に発光する」とか、調べものにもとても便利だぞ!


 VSオメガモンというエピソード、デジモン作品としては珍しく単なる正当防衛や勧善懲悪ではなくて、
「パートナーを大事に思うデジモン同士の激突」っていう構図なのが好き。何故珍しいんだ。もっとやれ。

 ヒデトはレイちゃんを、オーグとメルーガはヒデトを、
タイチとゼロは世界やそこに住む優しいデジモンたちを、そしてガー坊とイガモンはゼロを…と、
登場する全てのキャラクターに「守りたいもの」があって、激情が渦巻きぶつかりあう張りつめた空気が実にいい。

 やはり読み返してみても、絶対的な強さを誇るあの(皆さんご存知)オメガモンに対して、
力では圧倒的に劣るガー坊とイガモンがゼロを救うため捨て身で立ち向かうシーンが最高なので、描くのはここに決定。

 各キャラへのコメント。

ヒデト

 オーグやメルーガ、タイチたちが言うように、本当は優しい奴なのがヒデトだけど、
VSオメガモン編後半の「自分は正しいんだ」と言い聞かせるような表情が痛ましくて好きなので、それにしました。
初登場してからしばらくの冷ややかな表情も好きだけど、
タイチたちに自分の正義を揺るがされてからのこの「無理して悪役をやってる感」ほんとすき。

 同誌の「ファンアート部門」でもやたらヒデトの描かれてる率が高くてヒデトの人気にリヴァイアモンしたけど、
まぁ俺もデジモンキャラ男部門で1番好きなキャラなので、妥当な結果ですね(バイオモン子安)。


オメガモン

 倒すべき敵、立ちふさがる壁だけど、絵としては最も目立つ主役のポジション。
知っての通りVテイマーはデジモンのデザインにけっこうアレンジが入る作品で、
オメガモンも初登場時は割と公式絵やアニメに近いのに、その後すぐに「やぶてん版オメガモン」へと変わっていきます。
 今回、Vテイマー版っぽくなるように自分が意識したのは

 ・頭部造形(ツノの長さとか)
 ・白目(単純にロボット目と言うべきか 劇中でも大事なシーンでは瞳が出てくる)
 ・丸みを帯びたデフォルメ(自分なりに程よいバランスを目指しました)
 ・やたら細いグレイソード(Vテイマーのこれはこれでカッコイイと思う)
 ・右肩のトゲ(劇中でも3~5本でブレるので、あえて5本を採用)
 ・けっこう長い太腿(他の媒体のオメガモンは基本的にかなり短い)

 とか。
 あと、決して悪い意味ではなく、Vテイマーのオメガモンって
「ヒデトがペンデュラムで育てたデジモン=世界的にオンリーワンではない存在」だからか、
どことなく量産機感というか、「絶対に強いけど特別感がない」というか、
なんかそういう「あくまでサブキャラで、ヒロイックになりすぎない」オーラがあるので、そういうのも意識しました。
Vテイマーオメガモンはキャラクター面もひっくるめて大好きだから、うまく再現できてるといいなと思います。


レイちゃん オーグ・メルーガ

 当初描くつもりなかったんだけど、描き進めてると絵面が若干寂しかったのと、
「ヒデトたち側の心情」を描く要素としては外せないかな?と思い、あいてたスペースにねじこみました。
「ヒデトのオメガモンはオーグとメルーガの合体した姿である」ってのも大事な要素だし。

 オーグとメルーガはVテイマー本編でも少ない出番の中で凄くいいカオをしてるので、ほぼ模写みたいな感じです。
やはり元がいいからか、少ない線でイイカンジに描けた気がします。
2人とも硬いメタルな顔だけど、影つけでなんとなく表情をつけられるのがカラー絵のつよみ。

 レイちゃんは提出時に「盛ってますね」って言われたけど、原作でもけっこうあるだろ!


イガモン

 シーン的にはこの絵の主役。
 Vテイマー版どころか公式絵版でもマトモに描いたコトのないデジモンだったけど、
調べてみると色合いもデザインも全然違うので、さてどうしたものかと悩まされた1体。
 ちなみに、VSオメガモン編だと背中に鞘をつけてない(特に破損・紛失が分かる描写はなし)んですが、
まぁあった方が見た目いいよね、頭巾の結び目で固定してるのオシャレだしね、というコトで付けておきました。

 VSオメガモンのイガモンときたら、ガー坊との合体技「ファイヤー円舞剣」でしょ、
というコトで当然そのシーンを選んだワケですが、残念ながら炎が何色なのか分からない。
なんとなくイメージ的には普通に赤い炎だったけど、
ヴァンデモン編ではプチファイヤーが青かったので、そこにならって青くしました。実際どうなんだろう?


ガー坊

 絵柄をVテイマーに寄せないとただのガブモンになるので、極力似せるコトだけ考えました。
劇中では2回しかプチファイヤー使わないけど、2回ともめっちゃ立ち回りがカッコイイんだよなあ。


ゼロ
 
 磔役。翼に痛覚とかどれくらいあるのか分からないけど、けっこうエグいよねアレ。
この後ドットマトリックスでも消し飛ばされるし、やたら狙われるゼロの翼くんかわいそう。

 この絵では囚われのヒロイン状態だけど、この後のシーンでの、
ガー坊とイガモンが自分のために必死で刺さった岩山を削る姿に心を打たれて、
迫るオメガモンを迎え撃つべくオーバーライトで岩をブチ砕き反撃に転じる流れの主人公力(ちから)ハンパない。
ゼロの「キメてほしい時にはしっかりキメる」感じマジ頼もしい。


タイチ

 VSオメガモンはどちらの陣営も全力投球満身創痍な話だけど、
タイチだけは割と一歩引いてるというか、ちょっと余裕ある感じなんだなと読み返してて気付きました。
自分の行動とゼロを信頼しきってるから心に迷いがないし、常に状況を見る冷静さがあるんだろうなあ。
…とは思いつつも、ロゼモン戦でイガモンが力尽きた時みたいな表情がまた見たかったかも。

 どうでもいいけど、タイチってペンデュラムすら持ってない状態でデジタルワールドに来たから、
読者に対してタイチ自身はオメガモンがどれほどヤベェモンスターか分からないまま戦ってたんだろうな。



2019/05/18

デジモンXバリエーション


 ◆カオスモンX抗体  究極体 特異型 データ種

「不完全な合体によりバグとみなされ、世界そのものに命を排除される」
 そんな呪われた宿命を負ったカオスモンにとって、X進化による「種族の再定義」は、まさに最後の希望だった。
持ち前の戦闘力で勝ち取ったX抗体を取り込み、今度こそ完全な合体を夢見て再び溶け合う2体のデジモン。
その瞬間を待っていたかのように、突如、3体目のデジモンが融合に混入する想定外の事態へと発展した。
激しい閃光からうまれた新たな生命は、「カオスモンX抗体」として、その存在を確立できたかに思われたが――。

 ただでさえ前例の少ない究極体デジモンの3体融合。
そこにX抗体・X進化という因子が加わった無茶な融合が仇となり、体内で深刻なバグが発生してしまった。
ジョグレスとは、命を構築するほどの膨大なデータが瞬間的に再変換され、嵐のような奔流を伴う現象である。
このカオスモンX抗体は、「ジョグレス完了」の指令プログラムが走るコトのないまま、
体内で「2体のデジモンが半永久的に融合・分離を繰り返し、残った1体分のパワーで体を維持する」状態に陥った。
テクスチャでなんとか姿を保ってはいるが、その体内は常に「進化途中のデジモン」という、
この姿をデジモンと分類していいのかも分からない、以前以上に極めて不安定な存在となってしまった。

 「アクセルブラスター」と名付けられたこの半永久的な分離合体現象は、無限ジョグレスを発展させた効果を持つとされ、
カオスモンX抗体は「常に転生進化状態であり、体力が全回復し続ける」という、文字通り不死身の体を得た。
実質、「無限のエネルギーを得た」と言っても過言ではない暴力的な能力により、
かつてのカオスモンが苦しめられた、世界によるバグ排除プログラムに対しても、
「死の瞬間、自分を再出力する」という強引な手段で、その寿命の短さを克服してしまった。
無限回復に伴って余りある体力はそのまま体内で純粋なエネルギーに強制変換されるが、
アクセルブラスターはあくまでバグによって偶然起きた現象である為、エネルギー生成は自分でも制御できない。
自壊を防ぐため、腰からは余剰エネルギーが尻尾のように長く伸び、辛うじて体が崩壊しないバランスを保っている。
奇跡的に授かった不死身の体ではあるが、その命は結局アクセルブラスターありきとも言え、完全とは言い難い。

 なお、体内でデータの嵐が巻き起こり続けている影響でか、属性がデータ種に変質している。
これにより、精神面では善悪に捉われがたい安定性が補強され、
あえて「自らを排除するウィルスプログラムに対する脆弱性を強化し、死亡・転生速度を早める」メリットも得ている。

 生存競争から解放された存在となり、好戦的ではない性質に落ち着いているが、戦闘力は過剰なほどに高い。
その両腕にはかつて、剣や大砲のような強力な武装が備わっていたが、
現在は体内のデータが安定せず、テクスチャと違い、内部から特定のオブジェクトを構築できない弊害でオミットされている。
しかし、普遍的な死を超越したエネルギーの塊であるカオスモンX抗体は、その身体能力だけで十二分な脅威となる。
融合前の面影が薄れ、凶悪な鈍器と化した両腕で襲い掛かる「覇王流超重拳」は、ただの近接格闘でありながら威力は絶大。
なんてことのない蹴りも無限エネルギー由来の破壊力によって鋭利な一撃となり、
腰から伸びる曲がりくねった嵐の尻尾も、触れるだけで命を抉る死の罠として敵を追い詰める。

 無尽蔵のスタミナと圧倒的な身体能力だけでほぼ完成された闘士ではあるが、奥の手として、
右腕「ジャスティスライフ」と左腕「エビルライフ」を、胸部「ネイチャーライフ」と合成し、
最終兵器「アルティメットブラストライフル」を構築する機能を隠し持っている。
アクセルブラスターを砲身に直結し、無限の破壊エネルギーを放つ超必殺技
アペンディクス・インフィニティ」は、自身の身さえ顧みなければ、容易に世界すら滅ぼしてしまうだろう。

≪創作メモ≫
 長ェよ。
そんなワケで、げるさんのXバリエーションに参加して描いた、オリジナルXデジモンです。

 参加にあたり、「X進化とは」にだいぶ悩まされました。
公式が設定・デザイン面共に「これがX進化だ!」という定義を設けてないので、自分なりに考えざるを得ないです。

 カオスモンはその異質さというか、「なんかスゴそう」な思わせぶりオーラは確かにあるので
まぁまぁ好きなデジモンではありましたが、ハッキリ言って「デザインは別にカッコよくない」とも思っていました。
なので、「自分なりにカオスモンをカッコよくアレンジしよう」という方針で進めました。


元デザインからのイメチェン
 カオスモンは見たまんま、オメガモンと同様のコンセプトを持ったデザインのデジモンです。
違いとしては、全体的に球体や曲面が目立ったり、鎧ではなく衣装をまとっていたりと、華奢で柔らかい印象が強いです。
でも、ハッキリ言ってこれがイマイチ男の子的センスにピンと来ない原因だと思ったので、
とりあえず「シルエットをトゲトゲさせる」、「プロポーションをゴツくする」のを意識しました。
 
全体イメージ
 せっかくX進化させるので、もちろん原種であるカオスモンとはある程度の差別化がはかりたいところ。
ついでに言うと、似たようなコンセプトであるオメガモンとも離れておくとなお良いだろうという考えに至りました。
印象を変えるにはシルエットからというコトで、
上記の2体にある「マント」や「帯」のようなヒラヒラしたパーツをなくして、シンプルな方向にまとめました。

 しかし、ただ人型だというのも面白くないので、2体にはない「尻尾」をつけるコトに。
この「人型に巨大な尻尾」というのは、フリーザやクウラ、ミュウツーなどの強キャラにあやかっています。

頭部
 キャラクターの要とも言える頭部。
「バンチョーレオモンとダークドラモンを象ったマスクがくっついている」のがカオスXの特徴ですが、
これは「バクレツキョウリュウジン」「蛾眉雷蔵」「仮面ライダービルドラビットタンクハザードフォーム」などの、
スーパーヒーロータイムの秀逸なデザインからパクらせていただいたアイデアです。
何かある時にガシャコンと閉じたり開いたりすれば夢が広がっていいと思います。

 他はまぁ、テキトーにトゲトゲさせたり、ヴァロドゥルモン由来の羽をチョイ足ししたりしてます。
ツノは露骨なミュウツー以外は大して何かを意識してはなかったんですが、今見るとなんかツノゼミっぽい。
なお、カオスモンは「片目がよく隠れがちなツインアイ」なんですが、
昔、俺自身が勝手にモノアイだと勘違いしていたので、差別化も兼ねて完全なモノアイにしています。

胸部
 「デザインは頭部と胸部の印象が大事」だと大河原先生もおっしゃっている通り、こちらも重要なポイント。
カオスモンXは「ヴァロドゥルモンを交えた3体合体」というのも大きな特徴なので、
まんまヴァロドゥルモンを胸部デザインの意匠に使い、なんだか合体ロボ的なノリにしました。
言わなきゃ分かんないと思うので自分で言いますが、
両肩及び足にヴァロドゥルモンの色を置くコトで、「羽を広げたヴァロドゥルモン」をイメージしています。

 おなかのX字は「いくらなんでもXを意識しすぎやろ」という感じもしますが、
バンチョーレオモンにもダークドラモンにも「胸にX字の傷がある」という共通点が何故かあるので、
それを拾おうとした結果です。
イメージ的には、ここらへんがアクセルブラスターの中枢で、全身にフォトンストリームのごとくエネルギーを送っています。

両腕
 ここはシンプルに、「元デザインをゴツく」というのを意識しています。
特に肩周りは、元デザインのヒラヒラした感じを、なんとか鎧っぽく再配置しています。

 気付いてくれた方もいて嬉しかったポイントですが、両腕のバンチョーヘッドとダークドラヘッドは
サイスルで起きるテクスチャバグをイメージしています。
カオスモンでよく聞く悪評として、「両腕がそのまんますぎる(生身のバンチョーがね…)」というのがあったし、
このサイスルのバグは当時「これはこれでカッコイイ」と好評だったのを思い出して、取り入れるコトにしました。
デザインと並行して考えてた「合体に失敗した状態」という設定とも非常に相性が良く、
元デザインのダサさを払拭しつつ、「なんかやべーやつ感」まで出せるという、願ったりかなったりなバグ。ありがとうサイスル。

 両腕のデザインは特にトゲトゲと凶悪に形状をいじっていますが、
ここは「描いてる時に楽しくイキれる感じ」を意識してます。伝わる?この「楽しくイキれる」っていうフィーリング。

 なお、両腕の武器設定をなくしたのは、
カオスモンはダークドラもヴァロドゥルもマトモに武器デザインがなくてつまらないからいじりようがなかったのと、
Vテイマーオメガモンの肉弾戦が大好きなので、それを特色として盛り込みたかったからです。


下半身
 ここらへんはぶっちゃけ特に拘りはなく、勢いでまとめました。
強いて言えば、元デザインのサイドスカートを「足アーマーの外側だけ色変えて表現」ってのが
なんだかちゃんとデザインになってます感があって自分でお気に入り。
腰パーツは元々のカオスモンにはない(分からない)部分なので、
ありがちな処理ではありますが、頭部と同じようなデザインを腰として処理しました。
まぁ、頭部が元デザからぼちぼち変わってるし、「こいつはカオスモンなんだぜ!」というアピール補強にはなってるかな?

「足先がブレード」というのは、ただでさえ最近ユノやらジエスやらデュランダやらグレイスノヴァやらで続いてたので
あまりやりたくはなかったんですが、カオスモンの元デザインを無骨にするとなると足先はこれがベターだと思い、従いました。
所々メルトリリス姉貴を参考にしたんですが、改めて見ると思ったよりまんまでこれはいけない。
特に意識はしてなかったけど、ヒザと足先でカオスガンダムみたいなギミックもできそう。

尻尾
 元デザインにまったく存在しない部分なので、ある意味カオスモンX一番の特徴なのかも。
尻尾そのものがビーム状であるというのは、「元々ないものだから」という理由はもちろん、
「Xデジモンの特徴として、ビーム部分はあった方が箔がつきそう」というイメージによるものでした。
ただのビームとして塗ってるとなんだか尻にチンロンモンが咬みついてるみたいだったので、
なんというか水というか宇宙というか、そういう感じのイメージも加えて塗り直しました。

 
設定面

 「3体合体」は最初から決めてました。
カオスやオメガとの差別化としては申し分ないし、手軽に「格上感」を出すのにも良かったと思います。
 寿命関連はカオスモンの設定の肝…というか、こいつの設定それぐらいしかないので、
「わざわざX進化するんだから何か結果が得られるといいね」というコトで全面的に拾ってます。
 バグ関連は元々こいつが特異型なので、明確にやべーヤツだというのを設定にも入れたいし、
その影響で無限のエネルギーが手に入っちゃったコトにすれば、強いヤツだという説明付けにもなっていいかなって。
 データ種になってるのは完全にデータ種贔屓の俺の趣味ですが、なんとか理由もこじつけました。

 ちなみに、設定だけだとハイパームテキ感出してますが、
アクセルブラスターが停止したり暴走したらすぐ死ぬし、強制クロスオープンとかくらったらただのデジモンになるし、
「精神攻撃」に対する対策は特に持ってないし、「ダメージではない戦闘不能状態」とかでは割と弱い感じです。


 必殺技はせっかくなので元種族とは違う技を用意してやりたいのが人情ですが、
急に完全オリジナル持ってくるのもちょっと違うかな、というかちょっと自信ないなというコトで、
元の技を発展・アレンジさせたものにしています。

覇王流超重拳」 

 覇王両断剣のアレンジ。ガンクゥとジエスの関係かな?
 覇王超重拳ではなく覇王「流」超重拳なのは、「流超重」を「竜・鳥・獣」にかけてあるからです。鳥殴ってないけど。

アペンディクス・インフィニティ

 実はダークプロミネンスのアレンジ。
個人的にプロミネンスと言えばアークビートルの頭部、メダロッターにはお馴染みのつよつよ貫通光学なので、
その発展型であるアークビートルダッシュの頭部「アペンディクス」をいただきました。
インフィニティは普通に、無限のエネルギーを打つ技なのでそこから。
ちなみにアペンディクスの意味は「特典」です。なんじゃそりゃ。
まぁ他にも「突起」という意味もあり、アークダッシュもカオスXもそっちの意味で使ってます。
これを放つアルティメットブラストライフルも、そんな感じのデザインです。 実はまだ考えてません。

ジャスティスライフ
エビルライフ
ネイチャーライフ
アルティメットブラストライフル
アクセルブラスター

 まんまだから別に名前の由来解説しなくてもいいですよね…?


 上の絵だけじゃ分からない部分やら各部ギミックやらの紹介絵はまたの機会に。いつだろう。


2019/04/19

「四ノ宮リナのグルメ珍道中」

 ミズキさん主催の電脳探偵合同誌「MEMORIES」に寄稿した絵。
言いたいコトは大体コメントカットの文章どおりです。

Q.なんで店員シキなんだよ
A.だってサイスルハカメモ本は出てもネクオダ本は出そうになくてかわいそうだし…
 あのクエストの店員、デジモンに対して何の驚きも見せなかったから元々デジモンを知ってる可能性高いし…。
 リナちゃんとも面識があって自身もそれなりのテイマーであるシキ坊だとしたら筋が通ってるし…(電脳名探偵)


2019/03/06

オメでたい色紙

 DIGIコレアフターイベントの景品用に色紙描きませんかと誘われたので描いたモノ。
「あまり個人に向けたモノはNG」とだけ言われたので、万人向けを意識した結果オメガモンに頼るコトになり(安易)、
まぁアニメ、漫画、ゲームからキャラ引っ張ってくればどれか刺さってなお万人向けになるだろう…という目論見。
オメガモンテイマー集合絵はまだ見たコトがなかったと思うので、先陣を切れてよかった。

ツイッターで公開したら外人から「タクトとシキが入ってないやん!」って案の定なクソリプが来たけど、
俺の中であの2人は「オメガモンテイマー」の分類じゃないんだよなあ。


デジモンアドベンチャーtri.はこんな感じで終わってほしかった。


2ページ目 3ページ目

 けっこう前に描いたもの。そういえばサイトに置いてなかった。
落書きだけど、一応中身はがんばって考えたのでまぁ絵置き場で良いかという適当分類。
「6章の終盤からでももっといい終わり方はできるんじゃないか」という考えの元に描いた。
やっぱり、メイクーモンには死んでほしくなかった。
メイクーモンも、残された芽心も可哀そうだし、選ばれし子供達にも余計な荷物を背負ってほしくなんかなかった。
本当に、どうしてこうなっちゃったんだろう。


2018/09/22

アミちゃん

 定期的に描きたい気分になる。
アミちゃんは黒と黄色の色の置き方が効果的で、シンプルなのに見栄えが物凄く良いのでヤスダ先生は天才。
なんも考えてなさそうな表情が好きなので、俺の描くアミちゃんも大体なんも考えてなさそうな顔をしている。

 ゲーム中でも割とよく見えてるので、他のキャラより見えてる絵を描くコトに抵抗がない。
あと、あまり語られないアミちゃんの魅力として左こめかみと、若干広めの肩幅を推していきたい。


2018/09/09

デジモンライブラリーVer.罪

 こいつついにげるもんさんの本でも1体しか描いてないな。
今回は七大魔王をテーマに、魔王たちとその進化ルートとして選ばれたデジモンたちの本です。
オグドモンが入ってる時点で+666点なボリューム感が約束されたも同然なこの本は
9月限定で通販も行ってるので、気になった人は上のタイトル先のリンクからゲットなんやぜ。

オグドモン
 以前、同人誌にオグドモンを登場させたのがきっかけで担当させてもらいました。
オグドモンなんて公式でもロクに出番がないから、今ならちょっと二次創作するだけでトップオグディストになれちまうんだ!

 公式絵をはじめ煽り視点の絵ばかりなんだけど、CGモデルが存在する以上、全身デザインはなんとか分かったので、
差別化の意を込めて俯瞰視点、かつ脚にブッ刺さってる剣が分かりやすい構図にしました。
あと、16ドットの「2本足」っぽいシルエットにも近づけてます。
 パッと見だとかなりヘンテコなデザインだけど、
輪切りパインの穴にトランセルを貫通させて、その下から足が7本生えてるだけなので、思ったよりはシンプルな構造だった。

 資料性が高くなるような絵を目指したけど、
「剣が突き刺さった場所に亀裂が入り光が漏れる」のは俺の勝手なアレンジなのでお気を付けください。

 おまけのメイキング


2018/02/06

デジモンライブラリーVer.和

 

 こいついつもげるもんさんの本で2体だけ描いてんな。でも今回は頭を10個も描いたから実質10体相当ですよ!

オロチモン
 尻尾の先を刃にして斬りかかる必殺技「アメノムラクモ」の絵にしようと思ったものの、資料がほぼありませんでした。
とりあえずオロチモンが出演したテイマーズ31話を見たら、
「アメノムラクモ!」言いながらレオモンをブン殴るシーンが1秒ほどありはしたけれど、画面に映ったのは尻尾のごく一部。
結局全体図はよく分からなかったので、適当に「叢雲剣」っぽいシルエットを探してでっちあげました。
 あと、ダミー頭の模様も割とメディアごとにまちまちで難儀しました。アーボックかな?

ザンバモン
 そこそこ出番が多いデジモンだから資料は多くてラク…かと思いきや各メディアで解釈違いを起こしまくりな厄介者。
結局はいつもの「いいトコどりしよう」の精神で、公式絵、アニメ、ネクスト、ソシャゲ絵からのキメラになりました。
龍斬丸に彫られた銘はデジコレやクルセイダーによると「鱗舞龍斬丸」らしいので倣ったけど、正直どうも疑わしい。
外注絵師さんがソースをどこから持ってきたのか分からない。ウロコってお前。
「公式絵だけでは資料性に限界があり、介錯違いが生まれてしまう」というのをよく表した1体だったので、
その内コラムか何かで例としてとりあげたい1体。


デジモンプリンセス

 さくろさんの本で描いたヤツ。
王女様役となるオリジナルデジモンと、そのお相手王子様となる既存デジモンで構成された本で、王子様役の1体として描きました。
この絵だけじゃ何がどうなって王子様なのかよく分かんないだろうから、実際に本を買うといいですよ!


2018/01/09

ラーナモンファンブック

 ラーナモンをこよなく愛しすぎるアリトさん企画のラーナモンファンブックにお呼ばれして描きました。
「フロンティア15周年記念ライブ!」とかそんな感じでいこうかと思ったものの、他の人がやってそうなのでやめ。
なので(?)、ラーナモンの由来でもあるカエルデジモン集合絵になりました。「動物のお医者さん」で見たヤツだこれ!
制作途中の「誰かフロッグモンを他にも描いてネタ被ってませんか?」「被ってないです」のやり取りが面白かったです(幼年期並の感想)。


2017/10/03

デジモンカラーズ

 げるもんさん企画の20周年記念合同誌に参加して描きました。
62人もの方々が参加する大規模な本だったので少なく見積もっても59人くらいはリナちゃんを描くだろうと見込んでいた所、
実際には自分を含めて3人だったので、ちょっと惜しかったですね。
それはそうと参加者人数もさながら勿論中身も物凄いので、みんなも激ヤバ即ゲットですよ。


2017/05/13

シキ坊

 ネクオダの話題と言えば実にその3割くらいがシキ坊の尻についてだったのに、
全然そういうファンアートが増えないので自分で描きました。ていうかまぁ、ネクオダ自体ファンアート少ないんだけど。


2017/04/12

デジモンライブラリーVer.D

 例によって、げるもんさんの本にゲストとして進化ルートっぽい流れの3体を描きました。
げるさんがいなければ、俺がマジメにデジモンを描く機会ほぼなくなってそう。

≪描いた感想≫
エアドラモン
 初代デジモンをリスペクトして、「口からスピニングニードルを撃ってる絵」にしました。
本来の設定では羽から撃つ技なので、マネしてはいけない。まぁ公式も、針だったり真空波だったり竜巻だったりで安定してないけど。

メガドラモン
 「メガドラモンがメガデスサイズを使ってる絵」を見たコトがなかったので、自分で描くコトにしました。
ちなみにメガデスサイズとは、「デジタルカードバトル」「カードアリーナ」のみでメガドラモンが使う技で、
絵の通り、メガハンドから怪しいオーラをまとった鎌が出現し、そのまま斬りかかるという技。
「いや、お前アルティメットスライサーあるんだからそれでいいでしょ…」となるし、
ゲーム中でも×攻撃で先制効果を持つアルティメットスライサー(威力300)に対して、
△攻撃のメガデスサイズは威力が290で本当に存在意義が薄いという、かなりアレな技。みんなもゲームで拝もうね!
 ネット上でポリゴンバトルのムービーを見つけられなかったので自分で久々にゲームを起動して
スマホで撮ったりして頑張ったけど、鎌のデザインはよく分からなかったので、正直テキトーです。

ダークドラモン
 本当はビーム羽をもっとこうドバーッ!ってしたかったけど、今回の企画は全身を納めた絵にする必要があり、
ビーム羽の比率が高まると本体が公式図鑑並のクソ解像度になりかねないので、やめました。
なので逆に、本体のデザインがよく分かるような、待機状態をイメージした落ち着いた絵にしました。

 資料を集めていて気になったのが、ダークドラモンの特徴的な右腕「ギガスティックランス」の解釈。
ダークドラモンは初期から公式絵を2枚持つ他より恵まれたデジモンでありながら、
2枚を併せても「右腕が具体的にどういう構造で、どうくっついてるのか」が分かりませんでした。
例えば、DS時代のデジストや超デジカ大戦のデジメモリカードでは「右腕そのものがGランス(拳なし)」という解釈で、
一方セイバーズに登場したバイオダークドラモンや、その設定画を元にしたアニメ版ダークドラモンは
「両腕の基本デザインは同じで、右腕にガントレットのようにGランスが装着されている(拳あり)」というもの。
リ:デジタイズ以降のポリゴンもこれをベースにしているので俺もとりあえずそれに倣ったけれど、
公式絵の「右腕の生身部分に肥大化が見られる」のを思うと、両腕の基本が同じってコトはないんじゃないかなぁ。
 なお、拳あり版は「両腕の基本デザイン=ランスを除けばサイズも同じ」だと途中で気付いたので、
うっかり大きく描きすぎてた右腕の帳尻を合わせるため、機械部分のパーツ間から肉体部分を伸ばす荒業で凌ぎました。

 折角なので報告しておくと、公式絵やアニメで確認できる「カカト付近の、両側に伸びる小さい爪」が、
近年使われているポリゴンだとただの模様扱いで無くなっていたりして、
如何せんデザインが複雑な分、案の定すり合わせがあまり上手くいってないんだなあと思いました。
…まぁ、おかげで「じゃあ、自分が描くのもテキトーでいいか」と考えられる部分はあるんだけど。


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