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デジタルモンスターカードゲーム
トリニティバースト!!
「アイテムを無効化」する効果を受けない


正:「プログラムを無効化」する効果を受けない

▼ソース
【カード】デジタルモンスターカードゲーム アルティメットバトルセット/デジタルハザードデック
▼解説
 これまた有名なネタ。プログラムカードなのにアイテム無効化をガードするという、あからさまな誤植。  当時のVジャンプにて、「このカードは2ターンに渡って発動するから一部のカードによる無効化を防ぐことができる!だから誤植じゃないんだ!」 …と、見てるこっちまで苦しくなるフォローが入ったものの、結局その後公式ルールで誤植と認められ、エラッタに修正ルールが載るのだった。公式のせいでいらん恥をかいたVジャンプが可哀そう。






デジタルモンスターVer.2
バードラモン 進化条件
不規則 トレーニング8~31回
満腹回数3回以下 睡眠妨害9回以上


正:規則的 トレーニング47回以下

▼ソース
【攻略本】デジタルモンスターVer.2 最強データブック(エニックス)/86P
▼解説
 初代デジモンは「Ver.1」と、それ以降の「Ver.2~5」とでは進化条件が違っている。 だのにこの本はVer.1の進化条件をまんまVer.2に当てはめただけの見事な糞本。 しかもダメ攻略本らしく、進化条件について「トレーニングは多め」だの「お世話はマメに」だのと、金をとるに値しない抽象的クソ表現を用いていたおかげで 一応「大体あってる」と言える内容だった(ほとんどのデジモンは、必要トレーニング回数や満腹回数に多少変化があっただけなため)。…が、1から2で大幅に進化条件が変わったバードラモン(とホエーモン)は、 このカス本通りにしていると逆立ちしても進化できないのだった。 尚、この項目の言葉が辛辣なのは、俺が当時の被害者だから






デジタルモンスターVer.5
ガジモン 平均寿命
20時間


正:78時間前後

▼ソース
【攻略本】最強のデジタルモンスターVer.5 究極本(KKベストセラーズ)/10P
▼解説
 デジモンはバージョンが新しいほど進化が早くなる傾向にあるが、いくらなんでも初代シリーズのくせに成長期期間が20時間というのは早すぎだ。 (Ver.5のすぐ後に始まったペンデュラムでは実際そのぐらいの早さで進化するコトになるが、それはまた別の話)  進化前であるパグモンは同じく平均寿命が20時間なので、恐らくコイツとデータを混同したのだろう。
 余談だが、当時の俺はVer.5の実機は持っておらず、この攻略本だけ持っていたので「ガジモンって進化早ェんだなー、スゲェなー」と信じきっていた。






デジモンペンデュラム
ヘラクルカブテリモン他 進化条件
ジョグレス進化


正:規則的な育成による時間進化




▼ソース
【公式サイト】デジモンウェブ デジモンペンデュラム
▼解説
 データ・ウィルス種とは違い、ワクチン種の究極体へは特定の完全体からマジメな育成を行う事でのみ進化できる。 なのでワクチン種完全体にはジョグレスが必要なく、実際ワクチン完全体Aはそもそもジョグレスができない。…のに、その完全体にできもしないジョグレスを指示するという公式サイトにあるまじきドアホゥな誤植。 その誤植範囲はワクチン究極体の載る11ページ中の7ページに渡り、凄まじいことにペンデュラムが発売された当時、つまり10年以上も前からこのガセを公式サイトに掲載し続けている
 ちなみに上からヘラクルカブテリモン、マリンエンジェモン、スカルマンモン、ホウオウモンのページの文章。ホウオウの条件にいたっては、ジョグレス進化にペナルティが影響するというデジモンウェブオリジナルの概念を作り出す始末。 一応、ジョグレスさせるよう書かれた2体の完全体は「ワクチン究極体に進化できる完全体」を指しているので、攻略のヒントになっていると言えないこともない。
 尚、ホーリードラモンのページでは「超まめにお世話しよう!」と一応の正解が書かれているが、 残るウォーグレイモンではペンデュラム5・ZERO共に進化条件の項目そのものが消えたため、結局正解はホーリードラのみ…。






パルモン
なる可能性のある種族
パルモン


正:タネモン

▼ソース
【攻略本】デジモンワールド アドベンチャーブック(アクセラ)/98P
▼解説
 パルモンはパルモンになる可能性がある(哲学)

 少し、デジモンワールドのパルモンを思い出してみてほしい。
 パルモンは、最初は「……ボクは花です」と、自分の事をただの花だと偽り、心を閉ざしていた。 だが、主人公の度重なる言葉に耳を傾ける内に、パルモンの心は少しずつ突き動かされ、激情のままに拳を交え、やがては和解し、肉畑のオーナーとなるまでに成長した。 そこにはもう、「ただの花」などと呼べるモノはなく、パルモンという、一人の立派なデジモンの姿があった―――。
 つまり、これが「パルモンがパルモンになる」という事例の一つなのではないだろうか?






デジモンワールド3
カード

▼ソース
【攻略本】バンダイ公式 デジモンワールド3(集英社)/240P
▼解説
 コンボのルールを根本的に間違えているという、Vジャンプブックスじゃ日常茶飯事だが、「バンダイ公式とは一体何なのか」を考えさせられる誤植。
実際のコンボは、同じカードが3枚揃うとその合計値が2倍され、4枚以上集まると合計値の倍に+20のボーナスが付くというモノ。 なので実際は

ゴブリモン3枚 AT:12 PT:6  「2/1」×3×2
ゴブリモン4枚 AT:36 PT:28  「2/1」×4×2+20
ゴブリモン5枚 AT:40 PT:30  「2/1」×5×2+20

 …となる。つまり、この本の言うようなコンボによる上位デジモンの召喚はそもそも実装されてない。  召喚要素はあった方が面白かったろうし、わざわざ攻略本に書いてあるというコトは、何らかの理由でオミットされた名残だと思われる。  それ自体は「残念だったね」で済む話だが、可哀そうなのは当時この攻略本に騙された読者(俺含む)






デジモンワールド リ:デジタイズ
トレーニング適正 攻撃・素早さ↑


正:攻撃・防御↑

▼ソース
【攻略本】デジモンワールド リ:デジタイズ ワールドコンタクトガイド(集英社)
▼解説
 攻略本では「攻撃と素早さが上がる」とされているデジモン全てが、ゲーム中では「攻撃と防御」が上がるようになっている。  間違いなく誤植ではあるが、「攻撃・素早さ↑」に属しているデジモンにはガルルモン系やガオガモン系、ヘラクルカブテリモンやベルゼブモンなどの「素早さが高そうなデジモン」が多いため、 これはゲームの方が設定ミスなのではないだろうか。
 
 ちなみに上の画像は「攻撃・素早さ↑」となっているデジモンなら誰でもよかったので、折角だからリ:デジタイズの大人気デジモンを選んで撮影した。






デジモンワールドネクストオーダー公式ガイドブック


▼ソース
【攻略本】デジモンワールドネクストオーダー公式ガイドブック(集英社)
▼解説
 数あるデジモン攻略本の中でも最悪の部類に入るほど、全編に渡って誤植や粗が多い。
ドットを他のデジモンと間違えたり、リスト中の名前を「ヘラクルガブテリモン」や「バタモン」で統一するぐらいならまだ可愛いもんだが、 「進化」が重要なゲームだというのに、「進化」関連の項目に特にミスが多い。

 まず「進化前後のデジモン」に間違いがある。例えばパイルドラモンの進化先はマグナ、アルフォース、インペリアルドラモンが正しい。 今作では色違いデジモンが多いのが特徴だが、攻略本もその点で惑わされていて、アトラーカブテリモンを赤と青で混同していたりと、あちらこちらでミスが見られる。
そして今作では進化先に「優先度」があり、ゲーム中のリストで「上のデジモンほど進化優先度が高い」という仕様なのだが、 攻略本ではそんなコトはお構いなしに図鑑の並びを基準にしているため、全然育成プランの参考にならない。
(なお、ブラックメガログラウモンがベルゼブモンに進化するという表記もあるが、実際には進化不能。 しかしブラックメガログラウ、ベルゼブが他のデジモンなら最低2つはある進化前後が両者とも1つしかないコトを踏まえると、これはゲーム側のミスだと思われる)

 この攻略本は各デジモンの項目を2か所作るという非常に見辛い構成になっていて、 ポリゴン画像つきの「中盤リスト」での進化前後は図鑑準拠で参考にならないもの、ドットを載せた簡易な「後半リスト」では優先度に沿った並びになっている。 ただし、後半リストも一部順番を間違えているため安心はできない。しかも後半リストは、デジモンが5体ほど欠けている
 細かい進化条件は後半リストにまとめられているが、こちらもチラホラ進化条件を間違えていて信用ならない。 特にヒドいのは「戦闘勝利」の項目で、この条件が必要なほぼ全てのデジモンが攻略本では実際に必要な回数より少なくなっている。 攻略本を過信してしまうと、「条件を満たしたはずなのに進化しない」事態に陥ってしまうコトになり、実際、自分もデジモンに進化の様子がないコトから攻略本のミスに気付いた。

 謎なのが、中盤リストの必殺技の項目だ。まず「必殺技名だけで、威力や性質が書いていない」という攻略本にあるまじき情報量の無さが凄い。 「巌兎烈斗」や「∞キャノン」などに二重に読み仮名を振る処置も謎だが、そもそも実際のゲームと必殺技が異なるデジモンがとても多い。 スサノオモンの必殺技は天羽々斬なのに「八雷神」としていたり、サクヤモンの必殺技なんて金剛界曼荼羅に決まっているのに「金剛錫杖」にしたりと、基準も謎。 さらに色違いデジモンの必殺技には「ホーンバスターB」「ブイブレスアローC」など独自の表記が見られるが、ゲーム中ではいたって普通。  幸い、必殺技も後半の方に正しい技名や細かいデータがリストとしてまとめられているが、尚更中盤リストの表記が意味不明となる。  ついでに言っておくと、中盤リストの「各デジモンが使える技」も、やはり所々間違っている。

 その他にも、のろいゲージが溜まった時は条件によって「スカモンかプラチナスカモンに進化する」のに「スカモンからプラチナスカモンに進化する」などと 仕様を理解していないデマを堂々と載せたり、資材が具体的にどこで採取できるのかは載っていなかったり、 フィールドで拾えるアイテムはどこで拾えるかについて全く触れていないため、フィールドで拾うしか入手条件がないアイテムの入手条件にただ「フィールド」と書くだけの手抜き仕様だったりと、ネタにならないレベルでひどい。

 幸い、ゲーム中で進化条件の確認ができるので最悪の自体は免れたが、 こんなのが「公式監修」かつ「唯一の攻略本」であり、わざわざ金を払ってこんな紙束を買わされたのだと思うと穏やかではない。 そんな事情は知ってか知らずか、攻略本を丸写しして誤った情報を載せまくりな攻略サイトも多いので注意したい。






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