不定期更新される雑記帳です。 日記メニュー サイトトップ

┣■2020年11月14日 フィギュアライズムゲンドラモンとアーツ王竜剣と謎のVB
┣■2020年11月02日 デジモンDL版ゲームセール終了とユニオンインパクト
┣■2020年10月28日 ウィルスバスターズZとデジアドまとめBD
┣■2020年10月21日 サヴァイブ延期の公式発表とゲームセールと新商品追加情報
┣■2020年10月15日 サヴァイブのサヴァイブ確認とフィギュア展開とデジモンカードゲーム
┗■2020年10月06日 ペンデュラムZⅡと続・クロスウォーズ世代設定


■2020年11月14日 フィギュアライズムゲンドラモンとアーツ王竜剣と謎のVB


 最近中国で上映が始まったラスエボがかなり好調らしい。

 あっちでもファンが「我困惑唐突相棒関係解消過去作品矛盾設定」とかなってるのかな、
とか思っていたら、実際02までちゃんと見てたファンにとってはやっぱり中々受け入れ難い部分があるようだ。
ただ、向こうでは無印と02のセット履修が日本よりも定着していないらしく、
そういう人たちや、矛盾を気にしない人にとっては問題ないとかで、まあ日本と変わらねーってコトだな!

 俺も、矛盾設定に関してはもっと上手く処理してほしかった気持ちは今もあるけど、
どちらかというと「勇気友情の絆~ラスト」の展開がひたすらチンプンカンプンだったコトの方が惜しかったな、と思う。
別に矛盾があろうが、「これはこれで!」と思わせてくれる域までいけばそれでいいもんな。


 海外でここまでヒットしているとなると、まぁ間違いなくラスエボの続編もつくられるだろう。
デジモンアドベンチャーが永遠の物語と化していくのはかなりウンザリするが、
アドコロ側がとにかく壊滅的なので、「ラスエボ側でマトモにやってくれるならまぁ良いかな」と思える。
ただ、太一とヤマト以外の6人にも絆形態を配っていくような脳死展開はカンベンなので、
どうせやるならキャストも新たに揃えられた02組にスポットを当てた作品にしてほしいなあ。

 
 ラスエボと言えば、本家デジモンアドベンチャーの功労者の一人でもある関Pが関わった作品だが、
同じく関Pが参加した作品「おジャ魔女どれみ」の関連新作映画「魔女見習いを探して」についてのインタビューが公開され話題になっていた。

>いったん売れたからといって、タイトルだけ引き継いで
>内容はいくらでも替えの利く作品を作り続けているようでは、オリジナルアニメとしては失格だと考えています。

…と述べており、ラスエボの企画に対しても良い印象は持ってなさそうなのが間接的に明かされて草。

 でもこの「魔女見習い~」も「おジャ魔女どれみの関連作品である」のは公開前から周知されてる
…っていうかその情報も含めて広報してるんだから、別にカッコつけられてはなくない?

 さておき、一度は公開が延期され、つい昨日の11月13日に公開されたこの映画に関しては、
見事に感想が賛否渦巻いていて、「自分で見なければわからない」類のそれになっている。
コンセプトからして「正統続編」とは言えない、それこそ原作タイトルを外した方がそりゃ正しいわってくらいの作品だし、
ぶっちゃけ否定意見に関しては「見てない俺にも推測で書けそう」なモノをよく見かけるので、
本当はイイものなのか、本当にアレな作品なのか、自分の目で確かめてみないと分からない空気が暫く続きそうだ。

 どれみシリーズは俺も「デジモンついでに妹が見てる横でたまに見てた」くらいの縁はあるので気にはなるが、
別に熱心に追っていたワケでもないし、野次馬根性で見に行くほどではないな…という気持ち。
もし、「原作ファンならシッカリ楽しめる作品ですよ」といったパターンだった場合、
「原作ファンじゃないのでよくわからなかった」という実りのない結果だけ持って帰るコトになるのは嫌だ。



 それはそうとして、今回は基本的にデジモンのフィギュア関連の話題。

フィギュアライズスタンダードアンプリファイドムゲンドラモン

 やったぜ。

 突然のニュースにかなりびっくらこいたが、ついにフィギュアライズがやってくれましたよ。
けっこう前から「ムゲンドラモンの立体化」についてはアーツやらなんやらのアンケートで僅かな可能性が見えてはいたけど、
こうしてムゲンドラモンにうってつけのブランドで今の時代に商品化してくれるコトがたまらなく嬉しい。
 しかもウォーグレイモン・メタルガルルモンと並べられるので、メタルエンパイアの究極体つながりでもある。

 ムゲンドラモンはバリエーションが豊富なデジモンでもあるので、思い入れやスキルがある人にとっては改造しがいもあるだろう。


これで君もムゲンドラモン博士だ


 ムゲンドラモンはデジモンワールドのラスボスとして登場して以来、
アニメやゲームに高確率で登場して「カッチョイイメカドラゴン」としてファンからの支持も熱いデジモンだったはずだけど、
立体化となると、アドベンチャー当時の「デジモンウォーズ」くらいしかない悲しい存在だったので、感動もひとしおだ。
(ウォーズムゲンドラモンは持ってるので写真を載せたかったけど、部屋から発掘できなかった)

 デジモンカードが勢いに乗っている今、
カードショップに住み込みではたらくデジモンが商品化されるというのも面白い。
 マメ知識 
 PSソフト・デジタルカードバトルのムゲンドラモンは
「ムゲンマウンテンで普通に暮らしてたら主人公側に一方的に諸悪の根源だと決めつけられて勝負に負けて
 ムゲンマウンテンを爆破させられて住むところがなくなったので仕方なく街のカードショップでタネモンの下ではたらくコトになる」
というクッソ不憫な役回りでクッソかわいいのでみんなもやろうね。


 ツイッターでも「ムゲンドラモン」がトレンド入りしたほどだったし、
こんな風に商品化に恵まれないながらもポテンシャルを持ってるデジモンは他にもいるだろうから、
今後もっと色んなデジモンが日の目を浴びていくといいなあ。


フィギュアーツ
 
 先日発表されたオメガモンに引き続き、アルファモン究極戦刃王竜剣のシルエットが公開された。 
アルファモンのアーツは、よりによって発売後になってからサイスルやtri.などメディア露出がぐぐっと増えて、
そこからは再販もリペもなんもない状態が長らく続いていた()ので、待望の再登場と言えそう。

 アルファモンのアーツは前回が「羽なし王竜剣装備」とゼヴォリューション由来のガバ仕様だったわけだけど、
今回アルファ王竜剣のシルエットを持ってきたというコトは、「本体銀色で羽あり王竜剣装備」になるのだろうか。
差別化としては正しいけど、最近活躍したアルファモンってどれも黒い方だからその点ちょっと微妙かも?

 さておき、オメガモン一発で終わらずに追撃展開が告知されたのは良い傾向。
フィギュアライズはいいシリーズだけどデザインに機械的アレンジが入っているのが特長であり欠点なので、
フツーのデジモンの可動フィギュアとしても、アーツデジモンが息を吹き返して、
かつてチラ見せして終わっていたベルゼブラストやパイルドラモンくらいは出せるようになってくれるといいなあ。

 
 フィギュアと言えば、ついに始まった1番くじデジモンアドベンチャー:の上位賞は良さげで気になる。
ウォーグレイモンとオメガモンだから人選に新鮮味はないものの、単純に造形がとても好みだ。
うーん、でもまず近所で扱ってる店がなさげだし、他の賞には興味ないからコスパ的にも気が引けてしまう。


 また、GEMシリーズを展開しているメガハウスが新たに「V.S.シリーズ」を立ち上げ、
その初弾として「オメガモンVSディアボロモン」が発表された。…が、なんか微妙。
 
 オメガモンとディアボロモンの2体を含んだ大型ヴィネットが3万円もしないのはかなりお買い得だが、
構図アレンジのせいでディアボロモンをはり倒して今まさに刺し殺そうとするやべーやつといった雰囲気で、
さらにオメガモンの視線がディアボロと微妙にズレてる上に、顔の造形もノンビリしていてちぐはぐに感じる。

 考えてみればデジモンアニメで「いい勝負」ってあまり思い当たらないし、なんかすぐにタマなくなって終わりそう。

 
PROJECT「VB」


 「いよいよ」とか言いつついきなり来た。なんなんだこれは。バーチャルおばあちゃんか。
動画付けてもデジタマが動くだけで全く得られるモノがないし、デジタマの色と質感がキモいコトしか分からん。

 最近中国でβ版が公開されたソシャゲ「デジモン新世紀」の世界展開なら(スルーできるので)良かったが、
現在公開されている数少ない情報の断片から虎ちゃんが推測してくれた動画によると、
アニメやゲームではなく、バンダイの玩具部門を軸に世界展開するやつというコトで、新作のギア展開が濃厚っぽい。
…こちとらペンデュラムZをまだ触れてもいないんで、今は別にギアを求めてない…求めてなくない?

 それに、デジモン的に言ってもロスエボのズッコケ発表から現在のアドコロに至るまで、
無駄なカウントダウン告知には全然いい印象がないし、しかも解禁まで3週間以上あって不必要に間が長い。
仮にギア展開だとして、ペンデュラムZⅡでウィルスバスターズ=VBが出るぞという今、
改めて「VB」という名称を持ってくる空気の読めなさもあって、これにはあまり期待できそうにないかな…。





■2020年11月02日 デジモンDL版ゲームセール終了とユニオンインパクト

 前回の日記更新のすぐあと、モンモンメモが更新された。
ZⅠの時にも同様に現スタッフのK氏のインタビューがあったが、
実にシッカリとした考えを持ってデジモンの開発に臨んでくれているコトが分かる、ありがたい内容だ。
 
 「水棲系だけでなく植物系デジモンも少ない」とか「属性バランス」などなど、
デジモンが今まで20年以上やってきてロクに考えてなかった事柄をこうもマジメに取り組んでくれるなんて…。
…いやまぁ、ヨソのマトモなIPならそんくらいのバランス考えて展開してるやろってのはそりゃそうなんだけど、
この「荒れ果てた砂漠に芽吹く緑があった」みたいな感じの感動は大切にしたい。

 どういったデジモンが必要かを考えて、依頼するコンセプトもステキだ。
特にエントモンの「森のスカルグレイモン」で感動したので、あなたにポケモンノーベル賞あげたいんだ

 でもまぁ、やっぱ今回のVBのメンツはないな。

 

デジモンDL版ゲームセール

 前回の日記でも触れたやつだが、11月2日をもって終了となる。
せっかくだしデコード買うか~とか言っておきながら危うく忘れるところだったので、
昨日の夜に慌てて3DSを引っ張り出し、67ちゃん%オフのデコードを990円で購入完了。

 パッケージ版とダウンロード版、夢のダブルデコード誕生!
実際のところ、ソフト1個につきセーブデータが3つしか作れないのが窮屈だったから、この増設はアリですね。

 ちなみに画面のテーマ(背景)はダウンロードソフト「激投戦士ナゲルンダー」のもの。
独特な投げアクションやヒーローモノをパロディしたテキストも面白いので、隙あらばオススメしたい。
気になるぜって人はラー油氏の紹介レビューが詳しいので読んでホラホラ。


久々にデコードつけたけど、画面で放置してると伸びをするリナちゃんクッソしかもカワイイ



 しかしスイッチが出た今、3DSももう一昔前のハードなんだよなあ。今年の9月で生産も終了しちゃったし。
デコード以外にも色々ソフトやり込んだり、すれちがい機能とそのゲームとかもけっこうやったし、思い出深いなあ。


デジモンカードゲーム ユニオンインパクト

 今週も(アドコロ視聴を)がんばったので、自分へのご褒美にユニパクト一箱あけます。

 俺は対戦プレイヤーではないのもあって、コレといって狙いのカードはなかったけど、
開封前に改めて今回のカードリストに目を通しておき、
めったにメディア露出がなくグッズも乏しいクラヴィスエンジェや、
イラストがやたらカッコいいボルトやベリアルヴァンデあたりがほしいかなと目星をつけて、いざ開封。
今回もリナちゃんが引けるといいなあ(梱包ミス)


わーいリナちゃんだー!(捏造の紋章)



 さておき開封結果。
パラレルとかは入ってなかったけど、パックを剥き始めるやいなや
すぐにブリッツ、クーレス、Alter-Sとポンポン出てきたりで、これは良い箱だった。気がする(対戦しないのでよく分かってない)。 
しかし目当てのクラヴィスもボルトも出なかったのは悲しい…。最後のパックからベリアルが出てくれて本当によかった。

 正直、前の弾にメジャーどころが集まりすぎたのもあって、今回のラインナップはけっこう地味に思うけど、
だからこそ枠をねじ込めたであろう「レアモンのレアリティがレア」なのは面白くてすき。
クロスウォーズ3期でレンが見せびらかしてきた
レアデジモンコレクションの中にレアモンがいなかった時の俺の心の傷がどんどん癒されていきますよ!

 こういう遊び心を仕込めるのも、「デジモンを好きな人がつくってくれてる」からなんだろうな。
例えば、カードにはデジワーやカードバトルといった過去ゲームのネタを拾ってるようなイラストが少なくない。
sasasi氏のように本人がメチャ熱心なファンなので自分からガンガンネタを盛り込んでいる人もいるし、
森下氏曰く「メタルグレイモンの背景がムゲンマウンテンなのはそういうオーダーだった」とのコトで、
ちゃんとそういうデジモンならではの依頼をできる人が指揮をとってくれている面もあるんだなあ。


 

 閑話休題。急にゲッターロボアークアニメ化のニュースが入ってなんだこれは…たまゲッターなぁ…。
新ゲッターを最後に新作アニメはなかったし、またOVAか何かやらないかなとは思ってたけど、まさかアークをアニメ化とは。
打ち切りのあとまで構想してシッカリやってくれるのか、はたまた原作通りに「出たなゲッタードラゴン」で終わるのか…。

 この漫画、「こっから滅茶苦茶面白くなりそう!」って所で終わっちゃったから「その後」はメチャクチャ気になるんだけど、
かといって原作者である石川賢先生は既に亡くなられてしまっているし、あの独特なセンスはなかなかマネできないだろうし、
別の人にアフターを描かれるとしたら、どうしても期待半分不安半分になるなあ。
 とりあえず、ゲッターザウルスチームの出番はマシマシでお願いします! せめてあと2人のパイロットの名前だけでも知りたい…。

 せっかくだし、なんとしてもアークはどこかしらのコンビニとコラボしてほしい。


 ちなみにアークは「ゲッターロボ」「ゲッターロボG」「ゲッターロボ號」「真ゲッターロボ」に続く
ゲッターロボ・サーガシリーズの最終作にあたるので、全然ゲッター初心者向きの作品ではないんだけど、
それはそうと今回のアニメ化に伴い、これまでのOVAゲッターロボシリーズを期間限定で無料配信が始まった。
OVAは過去作リスペクトこそあれどそれぞれ話が独立しているので、こっちはどれもゲッター入門には丁度いいかもしれない。短めだし。
かくいう俺も実はまだ新ゲッターロボは見てなかったので、この機会にありがたく見させていただきます。




■2020年10月28日 ウィルスバスターズZとデジアドまとめBD

 近所のスーパーにデジアドグミ2もSHODOも入ってこない(今回の日記要素)


ペンデュラムZ

 ペンデュラムZⅡの3つ目にしてトリとなるVi BUSTERSの進化図が公開された。
…ワケだが、ハッキリ言って悲惨すぎる。統一感ないわ、系譜未完成だわ、流用ドットばっかだわで全然面白くない。

 このシリーズ、「新規デジモンの素晴らしさ」は最初から最後まで失われるコトはなかったが、
ノルマのように科せられた「四聖獣」「四大竜」「十闘士」など生態系に見合わず浮いた組織デジモンによる枠潰しや、
ガオモン系、アルゴモン系、エオスモン系と言ったアニメに関わる正統系譜のゴリ押しなど、前から気になる点もあった。
それでも、メタルエンパイアZまではなんとかまとまった空気を出せていたものの…。


 遡って、まず「ウィルスバスターズというグループに元々ムリがあった」のを改めて言っておきたい。
ウィルスバスターズ、つまりデジモンペンデュラムZEROは、
当時「デジモンアドベンチャー」が大ヒットしたので、その主役系デジモンをまとめた番外編的な立ち位置だった。

 登場デジモンはアグモン系、ガブモン系、エンジェモン系とプロットモン系と主役系ばかりで、
レオモン、イガモン、アシュラモン、メタルマメモンの4体のみが非主役級デジモンとして参戦している。
隠し枠としてオメガモンも用意されたこのラインナップ自体は実に豪華で、当時のデジアドブーストもあり大変魅力的だった。

 …が、この弾を「ウィルス種を撲滅する集団」としてしまったのは間違いだったと思う。
恐らくは、シンプルに「デジモンアドベンチャーズ」的なテーマにしたくない・できない理由があり、
「正義のデジモンが集まったのだから、悪のデジモンを倒すグループにしよう」という意図があったのは分かる。
分かるが、別にデジモンアドベンチャーの敵はウィルス種に限った話ではない

 確かにエンジェモン系は悪のウィルス種を打破する存在となってはいるが、
オメガモンほか、ウォグレやメタガル、ついでに呼ばれたイガやメタルマメも別にウィルス種に限った恨みはない。
というか、別にウィルス種=悪ではない

 逆に、当初からウィルス種を明確な攻撃対象としていたスナイモンやスカルマンモンにお呼びの声はかからず、
結局は「登場デジモンと掲げられたテーマが一致していない」弾になってしまった。

 そも、デジモンにはワクチン・データ・ウィルスの三つ巴の関係があったのに、
わざわざ「ウィルス種を許さないグループ」がつくられたコト自体が野暮というか、おさまりが悪かったと思う。
(巨悪であるウィルスとそれを打ち倒すワクチンという構図が激化し、データ種が空気となってしまう一因にも)


 そこから時は流れ、「ストーリー上の悪を倒す主役系デジモン」「ロイヤルナイツ」「三大天使」など
ウィルスバスターズとは別で、かつ悪を断罪する正義の組織やデジモンが増え続けた結果、
いつしか「ウィルスバスターズ」の立ち位置は実にフワフワしたモノとなってしまっていた。

 ウィルスバスターズといえば旧デジモンカードのアルティメットバトルセットが「ネオ・ウィルスバスターズ」名義だし、
同様にスターター6もウィルスバスターズに属するデジモンが集合してるけど、
結局トップはナイツや主役系、三大天使とかそういうやつらが兼任しちゃうから、「VBならでは」ってのが弱いんだよなあ。

 その「どうしたらいいんだこれ」感が今になって再び実体化してしまったのが、
ペンデュラムZEROの現代版リメイク、「Vi BUSTERS」というコトなのだと思う。
(ところでVIRUSじゃなくてViなのはやっぱ商標の問題なんですかね)


 …とはいえ、それらを踏まえても今回のチョイスはいくらなんでも雑すぎる。

 まず、なんといってもデュラモンとライジルドモン。
こいつら2体はLegend-Armsの完全体だが、系譜の中からこいつらだけをピックアップする理由が分からない。
当然ながらウィルスバスターズではなく、ギアとしてはまあ割と最近出たばかりだし、
ドットもイマイチで、キャラクターとしての人気も別にないし、今回の進化ルートの補完としても特に機能していない。
率直に、「なんで出したのか」がサッパリ分からない。

 そして進化系譜をごっそりもらっているセイバアグモン系譜とギルモン系譜。
この2系譜が揃うっての、デジモンツインRまんまなんだよな…。
まあツインの発売からはだいぶ経ってるし、こいつらはドットも良くできてるからそこらはいいとしても、
「ウィルスバスターズの新メンバー!」ってところに真っ先に呼ぶ奴らかと言われると首を傾げる。
テイマーズとセイバーズの主役系譜というコトで人気面は確かなデジモンたちではあるが、
別にこの2系譜にシナジーはない…というか被ってる要素多いし、なまじキャラ属性が濃いせいで、どうも悪目立ちする。

 主役系といえば、ついでのように添えられているシャウトモン系譜が涙を誘う。
無駄に新規ドットのシャウトモンの他は、XWミニで育成可能だったX3とX5のみという中途半端の極み。
…なんで究極体枠ないの? ゴッドドラモンにつなげるなら、せめてオメガシャウトの方がまとまるだろう。
せっかくクロウォ組が世代をもらってから初のギア登場なのに、こうも雑な扱いにされるとは思わなかった。


 こんな感じで、「主張は強いが役割と果たさないデジモン」があまりにも多く、とっ散らかっている。
新デジモンのバルキモン、ミミックモン、マンティコアモンはどれも面白いデジモンなのに、
よく分からん人選のレジェンドたちによって晴れ舞台を台無しにされ、なんとも気の毒だ。
 特にマンティコアモンは全デジモンを漁ってみても「これだ!」と思えるような進化先がいないので、
マリンキメラ→レガレクスのように最初からそれっぽい進化先も一緒に出してほしかったなぁ。
「水属性の集まり」であるコトが全然ブレないし、やっぱりディープセイバーズがナンバーワン!

 一応、Vi BUSTERSも他の本体との通信で02主役枠のパタモン系譜がアンロックされるので
そこで辛うじてウィルスバスターズっぽくなりはするが……通信限定なんだよなあ。
 
 いつまで経っても、ギア部門のアニメ主役デジモンを複数買い前提キャラにする悪習が直らない。
例えばアニメのポケモンを見てる人に、ゲームも買ってもらいたいからってピカチュウを2バージョン通信限定のキャラにするか?

 元からギアを追ってる人にとっては今更珍しくも嬉しくもないキャラを隠し要素にされ、
ギア初心者にとっては数少ない知ってるキャラの入手が無駄にハードル上げられてるせいで意欲も削がれて、誰も得しないだろう。

 ていうか今回のペンデュラムZの場合なら、進化表にズケズケと入り込んできて
どうにもジャマな組織デジモンたちの方こそが通信して初めて解放される隠し枠であるべきなんじゃないか。
アニメ主役組は進化ルートが有名なのを活かしてチュートリアルも兼ねられるんだから、標準装備であるべきだ。

 いっそ、それこそかつてのウィルスバスターズのように
「デジアドの主役デジモンばかりを集めました!」くらいに振り切ったバージョンをライト層向けに出してもいいと思うんだけど、
どうも公式は、アニメに圧倒的に劣っている育成ギアの立ち位置をどう認識しているのかがよくわからない。


 あまりにも不満が多く募ってしまったので、
組織系ノルマ枠や新規ドットは残しつつ、「せめてこうしてほしかった」というVi BUSTERSを考えてみた。



 上で述べたようなデジモンをはじきつつ、絶対必要であろうというミタマモンとその系譜を入れた。
実際、なんで今回ミタマモンいないのかがわからん。ヘヴィーレオモンはちゃんと入れてきたのに。
ジェットシルフィーやキュウキは我ながらだいぶフワフワしたチョイスではあるが、
一応「目新しいデジモン」「進化ルートの緩衝材」としては機能すると思う。

(ちなみにツイッター掲載時にはうっかりパタモンを入れちゃっていたので、バクモンに差し替えた。
 本家ナイトメアソルジャーズにいたのであまり使いたくなかったが、バルキモンたちとの相性はほっとけない)



 ところで、今なお明かされない「究極体?」の2枠は、仲間内と考えていると

・恐らく全バージョンで共通
・ていうかメンツ的にスサノオとマーシフルでは?

 …という説が有力な流れになっている。
だいぶあり得そうな感じだが、ぶっちゃけこれだと全然嬉しくないので、
今回の新デジモンにとって「こういうのに進化したかったんだよ!」と思えるような更なる新デジモンであってほしいなあ。


デジモンアドベンチャー 1999-2001 Blu-ray BOX



 急に来た。
内容はアドと02の全話とその映画4作をまとめて4万円という、かなりお買い得なボックス。
詳細はバーチャルテイマーの虎ちゃんがさっそく動画にまとめてくれたので、そちらもチェックだ。
…ところで、前に出てたアドとか02それぞれのBDボックスの在庫がまだ市場にあるようですが。

 まあアドコロ放送中というコトで久々にデジモンに出戻ってきた人もいるだろうし、
そういう人にも向けて改めてお求めやすい価格でアドと02をまとめて売ってくれるのはいいと思う。

 しかし、円盤までデジアドループに入ってるのウケるな。
アドと02は放送15周年記念というコトでBDBOXを出してきてたから、
2006年スタートのセイバBOXを出すにはこのターンでよかったろうになあ。
まあテイマ以降の発売は15周年から少しズレこんでるから、「15周年記念とは」ってなってるけど。

「セイバってフロまでと間隔あいててファン層微妙に違うから、
 アド~フロで売り上げ落ちてるからって、そのままセイバまで商売的にダメ判定くだすのはどうなの」ってのもある。
飽くまで自分からの視点ではあるけど、
セイバって歴代でも3番目くらいには評判いいっつーか固定ファン層が根付いてる印象もあるから、
円盤くらいはフツーに出していい作品だと思うんだけどなあ。

 セイバの場合、今の公式が大好きな売り文句の「中鶴」「なべけん」要素が全然使えない作品だから、
そういう面からも売り出しにくいのかな。 世間的に使える「ガッキーが声優として主演」を武器になんとかしてほしい。


 …まぁ、俺自身はデジモンに限らずDVDやBDは全然買わない人なので、
「セイバは良い作品だし、欲しがってる人もいるんだから出してあげたらいいのに」
といった感じの、ほぼほぼ部外者的なポジションなので、あまり強くは言えたものじゃない。




■2020年10月21日 サヴァイブ延期の公式発表とゲームセールと新商品追加情報


 15日。サヴァイブ延期の公式発表がきた。 
一番重要な「来年に延期する」というコトは既に分かっていたのでさほど留意する点はないが、
去年の時点で制作態勢の見直しを行っていたのは、「これで良くなった」のか「それほどまでにマズい」のかが気になるところだ。

 まあ、こっちとしてはほんと待つしかないし、ヘンに急いでデキの悪いモンを出されるよりは、
時間をかけてちゃんとしたものをつくって欲しいというのは言うまでもないのでそれは良いんだけど、
来年の春に発売…ではなく、ようやっと「新情報が出る」ってのが、ほんと大丈夫かいな。


 

 最新ゲームに関しては渋滞を起こしてしまっている一方、
世界展開していたサイスルハカメモのセールスはめでたく好調なようで、
それにあわせて過去作のダウンロード版限定のセールが始まった。

 まあ、このサイトを見てる人なら大体が「もう持っとるわい!」って感じだろうから取り上げる意味は薄いけど、
せっかくだし、俺はダウンロード版のデコードでも買っておこうかな。
パッケージ版はだいぶやりこんだけど、セーブデータが3つしかないからあまり身動きとれなくなってたし。
この67(リナ)%オフとかいう頭四ノ宮みたいなヤケクソ割引もポイントが高い。

 そういえば、サヴァイブはまだすぐには出ないのが確定したし、
ハカメモに続いてスイッチにネクオダのインターナショナル版も移植してくれたら即買いなんだけど、望み薄かなぁ。
PS4持ってないからネクオダINEは未だやったコトなくて、だから動くボルトバウタモンを拝めてないんだよな。



 ついでに最近出た情報についてあれこれ。


ペンデュラムZ

 レポートの更新により、ウィンドガーディアンズに続き、メタルエンパイアの進化表も公開された。
エオスモンの浮きっぷりがどうも気になる(せめてNSpのモルフォとまとめておけばいいのに…)が、
普通の生物ではない乗り物を模した特異なスタイルのデジモンが多く、ドット的な満足度はとても高そうだ。ロコモン系がいるのも嬉しい。

 旧ペンデュラムでも、2と5のメンツが好きなんだよな。
2は「水系」という強い個性のデジモンだけでしっかりまとめられ、さらにみんなが個性的な姿をしているのが面白いし、
5も機械系というコトで、ドットがゴツかったり、アクションにギミックが仕込まれたデジモンが多いのが魅力的だった。
…まぁ、俺が当時リアルタイムで買って持ってたペンデュラムは4だけなんですけどね!
(なんであえて4だけを選んだのかは覚えていないが、たぶんブイドラモンが好きだったんだと思う)

 メタルエンパイアは成熟期にシークレットデジモンがいるのも気になるところ。
1のシークレットはニーズヘッグモンで、3のシークレット完全体はアドコロデビモンの強化形態である可能性が高いので、
恐らくはこの成熟期もアドコロに関連した隠し枠なのだろうが、機械系の成熟期でそういうの、というのが中々予想できない。



SHODO デジモン3

 前回の日記更新時点ではまだ2弾までの情報しかなかったが、3弾のページも公開された。
…まだ1弾も発売されてないのに3弾まで詳細情報が出てくるの、安心できるからありがたくはあるけどよくわからん。

 1弾は正直なんか食玩というコトを踏まえてもあんまピンとこない造形なと思ってたけど、
2弾と3弾のメンバーは格段に「おっ」と思わせてくれるオーラをまとっているように思う。

 立体化の機会に恵まれないズドモンはかなり雰囲気がバッチリだし、 
オメガモンにいたってはぶっちゃけアーツよりもよほどプロポーションがイカしてるのでは…。
流石にマントとかの表現は食玩なりではあるけど、「オメガモンのカッコイイ立体物」としては上位に来そうだ。

 一方でリリモンだけなんか…間接の処理が前時代的と言うか…
小柄かつ細身で手足が肌剥き出しだから厳しい面もあったんだろうけど、なんだかQ-joyを連想させてくる。
コストの関係で、他のデジモンと並べた時に異様にデカく見えるのも笑いを誘う。いやマジでデケぇな!?
できるならフラウカノン用の交換手首とかでコストを稼いで、サイズもその分縮めてほしかった。

 
 予想外にデキがよさそうなので是非とも抑えておきたくなったけど、。
前回も触れたとおりの1個で約1000円(※)という食玩としてはかなり高額な点と、
現在では強いとはいえない「デジモンシリーズ」というブランドの上に、「3弾」という積み重ねを思うと、
マトモに仕入れてくれるお店に巡りあえる可能性はだいぶ厳しいような気がする。
 プレバンが3種類セットとか用意してくれてるワケだし、素直にそっちで確保しておいた方がいいのかな。

※前回の日記で比較に出した仮面ライダーのSHODOを
 「300円×2」としていましたが、正しくは「400円×2」でした。お詫びして訂正いたします。



デジモンカードゲーム

 ブースター4弾がグレイモン系デジモン大集合というコトで、
その流れでフロンティア組もようやくピックアップされたようで、おめでとうございます。
いやあ、バトスピコラボに見放されていたお通夜ムードともこれでオサラバできるな。
つーかまぁ、ブースター2で既に5作目であるシャイングレイモンとかが登場済みで、
ブースター3に至ってはラグナロードやらブリッツクーレスやらとフロよりマイナーな連中が大集合していたのだから、
ここにきてフロがスルーされてたらいよいよ看過できないイジメになってたので、別にそんなコトはなくてよかった。

 グレイモン系をテーマとするのなら、ちゃんと6作目のブルーフレアも拾ってもらえるといいな。
あとビクトリーグレイモンついでにテイマーカードでツルギとかも拾ってくれませんかね…。
結局タイガとリナちゃん以降、あまりアニメ以外のテイマー採用には積極的ではないようで残念。




■2020年10月15日 サヴァイブのサヴァイブ確認とフィギュア展開とデジモンカードゲーム

 早いもので、10月も中頃の15日だ。
クロスウォーズ組に世代設定がついた今月2日から、もう二週間近くが経過したコトになる。
…おかしい、まだ「デスジェネラルに完全体がいる」という誤植が直っていない。

 クロウォ組の世代については、結局は大体の人が同じところに違和感をもち、同じような代替案を望んでいると感じた。
よく懸念されていた「クロスウォーズデジモンに世代をつける難しさ」というのは、
「本来なら1世代に1体ずつである進化系譜が、豊富なデジクロスのせいで同じ世代に何体も並んでしまう」点にあったと思う。
でもそれは「後付でムリヤリ世代をつける場合、そこは仕方がないだろう」と多数の人が了承できた部分でもある。

 ならば結局の論点は、「それぞれのデジモンにとって、どの世代がふわさしいか」という点だけだった。
そして、その漠然とした世代イメージも大体の人の見解が一致しているのを見るに、
「マトモにクロスウォーズへの理解があるスタッフに任せてくれれば無難に終わるコトができた」
と言わざるを得ず、そこで余計な大ポカをやらかしただけに終わってしまった話だと言える。つれぇわ。

 「クロウォ組に世代がつけば扱いがよくなる!」とか言ってた人は、
アドコロ19話のスパーダモンやトループモンのあのモブとしか言いようのない扱いを「世代がついたからこそ」だと認識するのだろうか。


デジモンサヴァイブ

 つい先日、ハブモンから一応の生存報告があった。
 
 その内容たるや,、制作状況がかなり厳しいコトを物語っているし(開発会社も変わりそう)
「デジストの合間に場を繋ぐ実験作だったはずなのに、どんだけ時間かかってんねん」という思いもだいぶあるが、
とりあえずは「コロナのせい」というコトにしておいて、ひとまず「制作中止ではなかった」事実を喜びたい。

 …ただその発表が「個人へのリプライ」という形なのは感心しない。
ファンを待たせてしまっているコトに負い目を感じた故のリアクションなのは分かるが、
「デジモンゲーム最新作の開発状況」なんて、それこそ多くの人が気にかけている事柄なのだから
こんな風に「つっついてきた特定の個人にだけ反応し、情報を提供する」のは得策ではない。

 「近々公式発表がある」のなら尚更、そのコトだけを伝えて、内容についての言及は控えるべきだった。
先駆けて個人的に言及するにしても、せめてリプライではなく、全体に向けた普通のツイートにしておけばいいのに。

※当初の予定では、ここから
 「どうもデジモン公式サイドはツイッターの使い方がヘタクソなのが目立つ。例えば~」
 と地獄のようなチェインから

 ・近年のデジモンウェブ公式のVチューバー媚びやおじさん構文などの醜悪なツイート内容
 ・デジモンアドベンチャー:公式のレオモン死亡ネタなどに関するモラルの欠けたツイート内容

 などについて触れていく予定でしたが、時間の無駄と判断したため中止になりました。




フィギュア関連

 2月あたりで日記がだいぶ止まっていた弊害で、古い話題が平気で混ざります。 


G.E.M.シリーズ


箱DEKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!

 俺の初GEMとなったアルフォースブイドラモンが届いた。
 まず届いた時の段ボールの箱のデカさでビビり、
「まあ中身はこれより一回り小さいワケだ」とか思ってたらミッチリほぼ同じ大きさの箱が入っててビビった。

 そしてパッケージに燦然と煌めく「デジモンセイバーズ」の文字。
事前にセイバーズ名義の商品化であるコトは知っていたとはいえ、マジでセイバーズ名義の商品化なんだなあ。

 ちなみに、届いてから今まで未開封のまま。
「アルフォースの商品化なんて二度とないかもしれないから」と買ったはいいが、
こんだけデカいと飾れる場所はないし、高額商品だからヘタに汚したり壊したりするのが怖くて、中々出せない。

 でもまぁ、いずれこのアルフォースに丁度あうような
タイチやリナちゃんのアクリルスタンドくらいは作りたいと前々から言ってるし、その内あけないとね。

 そしてアルフォースを買ったのはほんと特例だったので、時期の近いメタグレやインペとかはスルー。


フィギュアライズスタンダードアンプリファイド

 メタガルは買ったけどこれまた未開封のままで、ブラウォは予約できなかったのでそのままスルーしている。

 そんな中、次に控えるインペリアルドラモンの詳細が来た
ドラゴンモードがなんかSDガンダムの無理矢理でっちあげた動物形態みたいな見た目なのは気になるけど、
まぁ期待通りに変形ギミックがあるだけ良かったんじゃないかと思う。こっちは購入予定。


 紹介動画の中に挿入された変形ムービーもいい感じ。
…なんかドラゴンの色んな都合の悪い部分を誤魔化されている気もするが!


 しかし、いつものパターンだとすれば、あとはリペでパラディンが出て、
最後にデュークモン、よくてアルファモンあたりが出て終わりそうな空気をどうしても経験上感じてしまう。
 
 できるなら、いい加減に4作目の壁を越えて、カイゼルグレイモンやマグナガルルモンが出てほしいところ。
ていうかアニメ主役にとらわれず、ムゲンドラモンとかダークドラモンみたいな「いかにも向いてるヤツ」も出してほしい。
いつまで続いてくれるシリーズなのかは分からないが、色々と出るといいなあ。


SHODO

 作品によって名称は若干変わるコトもあるが、仮面ライダーなどが代表的な食玩アクションフィギュアのシリーズで、
デジモンアドベンチャー:に合わせてデジアドの主役デジモンがラインナップ。
このサイトがチンタラしている内に、既に第1弾第2弾の情報が出ている。一応発売はまだ。

 「今回はちゃんと主役8体が揃う」と明言されており、間接的に超進化魂の死亡通告でもあったのはショックだが、
最初から「全3弾、各三体ずつで、8体+オメガモン」と展望が固まっているのは頼もしい。
…うーん、超進化魂に引き続き、俺がほしいズドモンやリリモンはどうも毎度後回しにされるな。
如何せん超進化魂も「めっちゃ揃える勢いだったのに終わった」ので、こっちの3弾も発売日が告知されるまでは安心できないぞ。

 食玩なので手軽に買え、アクションフィギュアなので幅広く遊べそうなのは魅力的だが、 
「1個あたり約1000円」という、食玩としてはかなりの高さがどうにも気になってしまう。
ライダーの場合は300円×2※訂正 400円×2
ポケモンなどの場合は500円ほどで1体のキャラクターが完成するのと比較すると、やはり割高だ。
まあデジモンの場合、デザインの都合でパーツや装飾品が多くなりがちだろうから、コストの都合で仕方ないんだろうな。

 これだけ高いとなると店が仕入れを嫌がりそうなモンで、店頭でお目にかかれるかも怪しくなってくる。
さらに言えば、デジアドの主役内でも人気デジモンが偏っている都合上、特定キャラの難民になる可能性も高い。
第1弾なんかあまりにもウォーグレイモンに人気が偏りすぎなように思うが、果たしてどんな畑が形成されるのか。

 俺としては全部揃えるかはだいぶ微妙だけど、もし見つけた時には積極的につまんでいきたい。



デジモンカードゲーム

 これまたいつの話題やねんといった感じだが、アニメに合わせて新たなカードゲーム展開が始まっている。
ちなみに昔のは「デジタルモンスターカードゲーム」で、今回は「デジモンカードゲーム」。ややこしい。

 もはや4月ごろの話。近所のスーパーがデジカをシッカリ入荷していたので、とりあえずスターターを青だけ買ってきた。
(絵柄でめっちゃ笑ったので、メタガルのスリーブも買ってきた)

 とはいえ、スターターを一つだけ買って、家に一人でいるだけではどうしようもない。
なので、ようやく以前から配信されていたティーチングアプリをダウンロードし、初めてデジカで遊んでみる。
このティーチングアプリがやたらとデキがよく、効果処理の演出がクソダルい以外は本当に優秀だ。

 結局スターターはレッドもイエローも買い揃え、
木下ともたけ氏(旧デジカのオプションカードに使われてる絵とかの人)
めっっちゃ久々にデジモンに帰ってきてイラストを担当したと聞いて、そのカード目当てに最強ジャンプを買ったりもした。


 このカードゲーム、現行ファンなら知っての通り、驚くほどに人気が出ている
ぶっちゃけ「デジモンアドベンチャー:」そのものとは全然リンクしてはいないが、
「デジモンというネームブランド」「500円で買える格安スターター」「コロナによるインドアゲームの注目」
などなど、色んな要因があったのだろうが、とにかく当初は売り切れ続出が起きるほどの勢いがあった。

 さすがに現在では多少落ち着いてきてはいるだろうが、それでもけっこうな安定感を感じる。
まわりのデジモンファンも多数がデジカに熱中しているし、
久々にデジモンに出戻ってきた人、カードゲームが好きなので初めてデジモンに触れる人など、色んな層が盛り上がっているようだ。

 コーディ氏とヒデヨシ氏を中心としたデジカの公式チャンネルもプレイヤーから支持されているし、
アプモンの頃には皆無だったカードショップでの大会もガンガン開かれていて、本当に勢いがあるのを感じる。

  
 …そんなこんなで、現在のデジモン展開の柱となっていると言っても過言ではなさそうなデジカだが、
かくいう俺自身は結局、このタイダルウェーブには全然ノれていなかったりする。

 これは何か文句があるワケではなく、単純に俺側の問題。
「カードゲーム」という文化自体は魅力的に思うし、どうせやるならガチでやりたい気持ちはあるのに、
カードの把握、戦略やデッキの構築、カードの確保、そして実際に他人とバトルなど、色々と億劫に感じてしまう。


 まさかのリナちゃん参戦時にはテンションがおかしくなったりもしたけど、
結局はリナちゃんを当てるコトで、いよいよそこで心が満たされてしまった感もある。
コレクショングッズとしてこれからも買って応援はするけど、バトルとかはしないだろうなぁ。


なおリナちゃんは3箱買った中から2枚出てきたので満足。
描き下ろしでもない流用絵のカード化でメチャクチャ喜んでしまったが、
「推しが改めてグッズ化される」コトでの感動は、理屈じゃないんだと思う。






■2020年10月06日 ペンデュラムZⅡと続・クロスウォーズ世代設定

 ペンデュラムZⅡの予約が始まった。締め切りは11月23日。

 新デジモンの顔ぶれでデジモンファンを良い意味で驚かせたのも記憶に新しいペンデュラムZだが、
後半戦になっても新デジモンは「そうきたか~!」と思えるコンセプトのキャラが多く、とても嬉しく思う。

 ぶっちゃけ、ウィルスバスターズなんてロイヤルナイツ祭りになるとばかり思ってたから、
思ったよりも真面目に神聖系デジモンの充実に注力してくれるようでこれは…ありがたい。
この機会に、「神獣型」のデジモンが増えるといいな。
設定上、神獣型しか軍団に入れられないグラビモンさん所のメンバーが、まだファンロンモンとミタマモンだけだから…。


 今回のメンツだと、鳥と見せかけて植物という設定がユニークなポームモンや、
禍々しくも枯れ木や虫の集合体という要素が珍しく、究極体でないのがあまりにも惜しいエントモン、
世紀末のチンピラ的アプローチで、機械系でありながらオーガモン完全体の役を担えるリベリモンがお気に入り。
 

 そんなこんなで新デジモン自体はどれも粒ぞろいなのは素直に喜ばしいものの、気になる点もいくらかある。

 まず単純に、ZⅡの予約が始まったのに「まだZが届いていない」点。
デジモンギアとしての良し悪しが分かってない内から、ホイホイと新商品を購入するのには抵抗がある。
どのみち俺は買うつもりというかもうポチった後だが、「迂闊に他人に勧められない」のはネックだ。
最近のギアはだいぶマトモになってきてはいるとはいえ、
別にスタッフだってヒドいギアをつくりたくてつくるワケではないので、現物を触るまでは安心できない。
デジタルモンスター20thのような、痛ましい欠陥品が出てきてしまった心の傷もまだ癒えてはいない。

 さらに、「ZⅠと合わせると短期間で6つも育成ギアがくる」…という、単純に面倒すぎる事実。
本家ペンデュラムは数か月の間隔をあけてひとつずつ一般発売してくれていたコトを思うと、つらい販売形態だ。
あからさまな古参向け商品であり、通信限定の進化ルートなんかも仕組んでくるあたり、
公式的にも「全部買え」と暗に言っているようなシリーズなんだから、もうちょっとこう、手心をください。


 登場する新デジモンに関しては、「妙に究極体が少ない」のも少しひっかかるところ。
今回の新デジモンが「今まで足りていなかった部分を補完している」点で評価を得ているのは分かっているし、
その結果、新キャラが溢れかえった究極体ではなく、成熟期や完全体に集中しているのも当然ではある。

 でも俺は、「せっかくの面白い新デジモンたちが、見知った奴らに落ち着いてしまう」のは勿体ないと思う。
ZⅠならレガレクスモンがいるおかげか、そんなに気になってなかったんだけどな。
まあ現状まだ「究極体?」の枠が未知数だし、そこらへんに期待だろうか。


 なお、公式サイトも同時に更新されていて、進化図の一部が公開されている。
地味にNSpにニーズヘッグモンが追加されており、シッカリと現在放映中のアニメと連動をとっているのがわかる。
…が、肝心のアニメがヒドすぎてイメージダウンにしかなってないし、ZⅠは予約終了済みだから販促になってないんだよなぁ。
ちゃんとオロチモンの進化先として収録されているみたいだけど、 
よりによってアニメで一番良かったアイズモンは不在で、虚無回だったオロチとニーズヘッグだけはいるってのがまたスゲェよ。


 
 

 はい今回のメインテーマ。
この度追加されてしまったクロウォデジモンの世代と属性について、自分の勉強も兼ねてまとめておきます。

(公式図鑑でも「クロスウォーズ」のカテゴリが残されてるのでそこが一覧として機能してるけど、
 もともと世代がついてたシェイドモンやクオーツモン、世代付きで図鑑に掲載されていたスパーダモンなんかはハブられてしまう)


 見やすいようにチームごとに分けてあるけど、話の展開とか実際の所属を踏まえるとおかしい所もあるのはゆるして。
※赤字は個人的に「これおかしいでしょ」と思った部分


クロスハート

 ・シャウトモン:成長期 データ種
  ・シャウトモン(キングVer.):成熟期 データ種
 ・スターモンズ:成長期 データ種
  ・ピックモン:幼年期Ⅱ  ・チビックモン:幼年期Ⅰ
 ・バリスタモン:成熟期 ワクチン種
 ・ドルルモン:成熟期 ウィルス種
  ・キュートモン:成長期 ワクチン種
  ・ドンドコモン:成長期 ワクチン種
 ・ベルゼブモン:究極体 ウィルス種
 ・スパロウモン成長期 データ種

 ・オメガシャウトモン:完全体 データ種
 ・シューティングスターモン:成熟期 データ種
 ・アトラーバリスタモン:完全体 ワクチン種
 ・イェーガードルルモン:完全体 ウィルス種
 ・ラプタースパロウモン成熟期 データ種
 
  ・シャウトモン+スターソード:成長期 データ種
  ・シャウトモン+ドルルキャノン:成長期 データ種
  ・シャウトモン+ジェットスパロウ:成長期 データ種
  ・ドンシャウトモン:成熟期 データ種
  ・シャニタモン:成熟期 データ種

 ・シャウトモンX2:成熟期 データ種
 ・シャウトモンX3:成熟期 データ種
 ・シャウトモンX4成熟期 データ種
 ・シャウトモンX4B完全体 データ種
 ・シャウトモンX5:完全体 データ種
 ・シャウトモンDX:究極体 データ種
 ・シャウトモンX7:究極体 データ種


ブルーフレア

 ・グレイモン:成熟期 ウィルス種
 ・メイルバードラモン:成熟期 データ種
  ・ガオスモン:成長期 ウィルス種
  ・ボムモン:幼年期Ⅰ
 ・サイバードラモン:完全体 ワクチン種
 ・デッカードラモン成熟期 ウィルス種 

 ・メタルグレイモン:完全体 ウィルス種
  ・メタルグレイモン+サイバーランチャー:完全体 ウィルス種
 ・デッカーグレイモン:完全体 ウィルス種
 ・ジークグレイモン:究極体 ウィルス種


トワイライト

 ・スカルナイトモン:成熟期 ウィルス種 
 ・デッドリーアックスモン:成熟期 ウィルス種
 ・モニタモン:成長期 データ種
  ・モニモン:幼年期Ⅱ
 ・ダメモン:成熟期 ウィルス種
  ・チューチューモン:成長期 ウィルス種
 ・ツワーモン:成熟期 ウィルス種
 ・メルヴァモン:究極体 ウィルス種

  ・スカルナイトモンビッグアックスモード:成熟期 ウィルス種
  ・スカルナイトモン騎馬モード:成熟期 ウィルス種
 ・ダークナイトモン:完全体 ウィルス種
  ・ムソーナイトモン:完全体 ウィルス種
 ・ハイビジョンモニタモン:成熟期 データ種
 ・ジェットメルヴァモン:究極体 ウィルス種


バグラ軍

 ・バグラモン:究極体 ウィルス種
 ・ダークネスバグラモン:究極体 ウィルス種
 ・タクティモン:究極体 データ種
 ・ブラストモン:究極体 ワクチン種
 ・バアルモン:完全体 属性フリー

 ・マッドレオモン:成熟期 ウィルス種
  ・マッドレオモンアームドモード:成熟期 ウィルス種
 ・トループモン:成熟期 データ種
 ・チクリモン成長期 ウィルス種

バグラ軍/デスジェネラル

 ・ドルビックモン:究極体 ウィルス種
 ・ネオヴァンデモン:究極体
 ・ザミエールモン完全体 データ種
 ・スプラッシュモン完全体 ウィルス種
  ・スプラッシュモンダークネスモード完全体 ウィルス種
 ・オレーグモン:究極体 ワクチン種
 ・グラビモン完全体 ウィルス種


ハンター編 その他

 ・ガムドラモン:成長期 ワクチン種
 ・アレスタードラモン成熟期 ワクチン種
  ・アレスタードラモンスペリオルモード完全体 ワクチン種

 ・イグニートモン:成長期 ウィルス種

 ・エカキモン:成長期 データ種
 ・ガネモン:成熟期 ワクチン種
  ・ゼニモン:成長期 ワクチン種  ・コゼニモン:幼年期Ⅱ
 ・サウンドバードモン:成長期 ウィルス種
 ・ジョーカーモン:完全体 ウィルス種
 ・バコモン:成長期 データ種
 ・ピロモン:成長期 ワクチン種
 ・フットモン:完全体 ワクチン種
 ・ヤキイモン:成熟期 ワクチン種


オマケ 以前から何故か世代設定がついていたクロスウォーズデジモン

 ・スパーダモン:成長期 属性フリー
 ・シェイドモン:成熟期 ウィルス種
 ・ルミナモン:完全体 ワクチン種
 ・クオーツモン:究極体 属性不明


 以上。なお、設定や世代が公開されたのは「既に図鑑に載っていたデジモンのみ」なので、
別にクロスウォーズデジモンすべての世代・属性設定が出そろったワケではない

 公式絵がちゃんとあるデジモンに限っても、シャウトモンX4Sやグレイナイツモン、
シャウトモンEX6やクロスアップアレスタードラモンスペリオルモードなど、ぼちぼちと抜けがある。

 また、公式絵と呼べるモノはないがアニメで活躍しクロスローダーでユニット化しているシャウトモンX4K、
デスジェネラルの合体した姿であるグランドジェネラモンなど、
クロスウォーズをシッカリ追っていたファンにとっては印象深いデジモンも、なんらかのアナウンスがあるべきだろう。
超クロスウォーズのアルマモンとかだってそうだ。何かと話題のハイムゲンドラモンだってそうかもしれない。
わざわざこうして今更になって手を入れ始めた以上、公式にはやり遂げる責任がある。期待してないけど。


 …さて、前回の日記でも言ったが、別に「世代がつく」という所はゴールでもなんでもない。
大事なのは「出番がもらえるコト」であり、世代や属性がついたからといってその場でキャラの地位が向上するワケではない。

 元々なかった設定を今更になってムリヤリつけるという今回の更新は、勝機が見えない戦いではあった。
それでも今回の設定付けで公式の株を上げるには「大衆のイメージと全然ブレがない」くらいの高得点が求められていただろう。
しかし、こうして今回ついた設定を眺めると「妥当な部分」と「脳みそ腐ってんのかという部分」ばかり、
つまり「ゼロかマイナス」しか感じられないので、印象的にはマイナスよりなのが、半ば読めてはいたが辛い所。
「こういう風に処理したか!面白いじゃん!」って思えるやつ、本当に皆無なんだよな…。

 幸い三元士は無難に済んだので、登場キャラの比率的に「漫画版は被害が少なかった」と言える。


 せっかくなので、個人的にココはマジでダメだろという部分をピックアップ。


シャウトモンX4 成熟期
 
 恐らくは「X3を成熟期にしたから、剣を持っただけのX4も成熟期が妥当」という意図なのだろう。
この程度な意識の輩にクロスウォーズの設定をいじってほしくなかった

 シャウトモンX4は、主人公であるチーム・クロスハート初期のエースデジモンだ。
スターソードを持っただけなのに超パワーアップ!これがデジクロスの力だ!!」という所を、
カタログスペックの面としてもアピールすべきところだろう。
むしろ「X3とX4だけは絶対に世代を同じにしてはいけない」くらいに気を付けるべきだった部分だと俺は思う。

 ブルーフレアのメタルグレイモンやトワイライトのダークナイトモンも完全体相当なのだから、
クロスハートのX4も完全体相当にしておけば横の並びもちょうどいいのに、わざわざ成熟期にして得られるメリットはなんなんだ。


シャウトモンX4B 完全体
 
 成熟期のシャウトモンX4に究極体のベルゼブモンが加わるコトで弱体化するという冗談みたいな設定。
「流石に究極体相当のデジクロスが多くなりすぎるな」と思ったのだろうが、
デジモン公式くん!つくった当初にバランスなんて考えてなかったモノに対して
後付けで無理やり数を振り分けてバランスを調整できたつもりになるのはやめよう!


 むしろ、クロウォベルゼブモンが究極体より完全体の方が妥当に見えるのはあるが、
そうはいっても同名のベルゼブモンは究極体だし、バアルモンとの兼ね合いもあるしで色々と面倒な所。

 ところで、シャウトモンのデジクロスが「データ種でずっと統一」なのもだいぶヤケクソ感あってつまらない。
少なくともオメガシャウトモンはワクチンの方が良かったし、まだ分からないがX3GMやX3SDはウィルスであってほしい。


デッカードラモン 成熟期
 
 完全体・サイバードラモンの後に加入した愛の戦士をわざわざ成熟期扱い。
アニメを見てれば、デッカードラモンはかなりの実力を持った老兵キャラたりうるのが分かるはず。完全体が妥当だろう。

 ところで、明確に定義づけられているワケではないが、デジモンの世代はざっくり言えば

成長期:こども
成熟期:一般人
完全体:強キャラ
究極体:かなり強キャラ

 くらいの認識で大体のイメージを統一できる範疇にあると思う。
さらに言えば、基本的にデジモンは世代が低いコトにメリットはないので、
「こいつは強いキャラだ」という設定や実績があるのなら、弱いよりは強い世代にしておいた方が無難な傾向にある。
今回の世代付けは「なんでこいつをわざわざ弱キャラ扱いするの…?」という処理が多いので、尚更そう感じる。


スパロウモン 成長期
 
 旧デジモンカードでもレベルⅢ相当にされてはいたが、実につまらない。

 確かにスパロウモンの見た目は可愛い系ではあるが、それだけだ。
むしろスパロウモンは、「強豪デジモンを滅ぼす底知れなさ」「ネネ一番のパートナー」
「ベルゼブモンやアスタモンと同じくガンスミス製の銃を持つ」「シャウトモンX5への強化要員」
…などなど、けっこう「強キャラ扱いしても問題ない素質」を十分に持っているキャラだ。
少なくとも成熟期が妥当だし、いっそ完全体であっても面白かったかもしれない。

 今回世代がつけられるコトになったクロスウォーズデジモンにおいて、
マメモンやピノッキモンのような「見た目に反して強い」という面白いエッセンスを加えられる枠は、きっとこのスパロウモンだっただろう。
その枠は雑に成長期として扱われ、連動してその進化体、ラプタースパロウモンまで成熟期扱いになってしまったのが、とても惜しい。


アレスタードラモン 成熟期  アレスタードラモンスペリオルモード 完全体
 
 どう考えても一段階低い。
劇中描写やデザインを加味しても、アレスターは完全体相当だし、その強化体であるスペリオルは究極体枠の方が自然。
この調子だと、バグラモンやレジェンドの力を授かったクロスアップスペリオルすらただの究極体扱いにされそうだ。


ザミエールモン スプラッシュモン グラビモン 完全体
 
 間違いなく今回の頭わいてんのか大賞
マジで図鑑を見た時に脳が理解を拒んだ。誤植を願った。本当に誰も得しないだろこんな後付ゴミ設定

 なぜ? なぜわざわざクロスウォーズ2期に「中ボスラッシュ」という華を添え、
将軍としての設定やデザインラインにも統一感が込められた魅力的な軍団に、コトもあろうか世代格差を後付でつくった?
 
 それでも、マグナモンやルーチェモンみたいに「グループ内で一人だけ違う」のなら個性にもできたかもしれない。
…が、今回は「3/7が完全体」とかいうどうしようもないバランスなので、どうしようもない。

 1億歩譲って、ザミエールモンとスプラッシュモンはいいとしよう。グラビモンってお前
デスジェネラル最後の将にして、シャウトモンX7初合体回の敵だぞ…!?
「デスジェネラルの中から誰か3人を完全体にしないと家族を射殺する」という状況になっても流石にグラビモンは選ばねぇだろ

 デスジェネラルには「ダークネスモード」という強化形態が用意されているが、
スプラッシュモンはダークネスモードの公式絵も一緒になって完全体呼ばわりされているため、
「ダークネスモードになれば究極体で統一できるよ」という希望も打ち砕かれている。

 何がキツいって、「完全体として設定された」んじゃなくて
どう見ても究極体だったのにバカによって完全体に改悪された」印象…というか事実が永遠に消えないコトだ。 

 しっかしすげぇよ。
だいたいみんな、「どうせX4とかアレスターとかの世代ガバるんだろ?」くらいの予想しかしてなかったのに、
デスジェネラルを完全体と究極体にわける」なんて誰も得しない池沼ムーブをキメてくるとは。
流石デジモン公式はファンの想像を超える。

 で、何? 今後完全体のグラビモンやザミエールモンがゲームやカードに出たとして、
公式は「世代がついてよかったね^^」ってツラしてくんの? マジで死ねよ。

 もし俺がデジモン作品に関るとしたら、わざわざ「完全体と究極体が半分くらいに分かれた組織」なんて、扱い辛くて出したくない。
明らかに世代がなかった頃より状況が悪化している。なんのために設定を改変してるんだよ

 奇しくも、「リリスモンの部下にルーチェモン」「アポロモンの部下にマルスモン」など、
組織設定が崩壊したクソ配役を平気でお出ししてきたクロスウォーズの組織が、別の手によって崩壊させられる事態となってしまった。
いや、求められてるのは「グチャグチャだった設定を整備するコト」であって、
別に「グチャグチャだった設定を改めて壊しにかかるコト」ではないんだが…。 こんなんでも給料は発生するんだよな、とか考えてしまう。


 俺はデスジェネラルは箱推しと言えるグループで、近い将来色んな作品にガンガン出てきてほしいと思っていたのに、
まさかこんな予想だにしないところから予想だにしないやり方で未来が壊されるとは思わなかった。
けっこう本気で怒っている。デジモンクロスフィギュアが打ち切られた時くらいに怒っている。
…いや、怒っていると言うよりは、「呆れている」という方が正しいかもしれない。
やっぱこいつらにはムリなんだな…という諦観が、心の底からあふれ出してくる。ただただ悲しい。


 やはり全体的に、「世代がついた!これで扱いやすくなったぞ!」なんて部分をまるで感じられない。
元々「クロスウォーズ組を出したいぞ!」という気概のあるスタッフなら、むしろ足枷に思うレベルだろう。
クロスウォーズデジモン一番の晴れ舞台である「クロスウォーズ」の劇中描写とまるで合致しないのだから当然だ。


 まぁ、ペンデュラムZⅡには早速シャウトモンが出るし、
デジモンアドベンチャー:とかいう毒電波にもトループモンとかが出てくるようで、
とりあえずこの先クロウォデジモンに少しは出番がもらえるのは確定だから、扱いがマトモになっていくといいね…。


もう もどれない もう かえれない

 ただ、ここで妙な設定をつけられてしまったデジモンは、永遠にこの糞設定と付き合っていくしかないのだ。
公式は今ならまだ間に合うので「誤植でした」とか言いながらデスジェネラルを究極体で統一し直してね



 余談。
 クロスウォーズは世代に関して、当時どうすればよかったかを少し考えてみたが、
「世代はちゃんと最初から設定しておき、それとは別にクロスレベルとかそんな感じな別の指標をつくる」
…といった形なら、もっと色々とすんなりといけたのではないかと思う。

 例えば「シャウトモンは成長期だがクロスレベルは跳びぬけて高く、未知数」
「シャウトモンX3よりはシャウトモンX4の方がクロスレベルが圧倒的に高い」。
「デジクロスをしていないデジモンは地力に優れるが、クロスレベルの爆発力に欠ける」などなど、
実際にお出しされたクロスウォーズの本編の内容をいじらないまま、設定も整備しておくコトができたんじゃないかって思う。

 なんなら、世代に関しては
「用意こそされてはいるが劇中では極力触れず、クロスレベルありきの世界観が構築される」なんて描き方もできる。

 視聴者から出ていた強さバランスに対する文句の大半は「なんの理由もないのにこのザマなコト」だったのだから、
「レベルの差があるからだ」という理由が伴えば、文句が全くなくなるコトはないにしろ、ある程度は納得させられただろう。

 それに、こういう「レベルの設定をしなければならない」というワンクッションがあれば、
既存のデジモンに対する無理解な配役、
つまりは「無暗に究極体をザコキャラにするのはやめよう」といった自制にもはたらいてくれたはず。

 …まぁ、クロスウォーズはだいぶ短い準備期間の中急いでつくられたアニメというコトだったので、 
スタッフからしても「そんな準備する時間があればやってたわい!」ってハナシかもしれない。




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