矛日記(過去ログ)



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■2018年4月14日 エイプリルフールとペンデュラム20thとフロンティア16周年とX抗体15周年

 去年に引き続き、今年のエイプリルフールも特に何もネタは仕込んでいなかった。
けれど当日のサイトのアクセス数が若干多いコトに後から気付いて、期待させてしまっていたんだなぁ。ごめんね。

 ウチがエイプリルフールをやらなくなった理由は、単に「時間に余裕がなくなったから」というだけ。
わざわざ当日に休みをとってもいないので、自分でやる以前によそ様のネタもロクに拾えていない。

 別に「もう二度とやらねぇ!」と決意したワケでもなく、「やらなくてもいいし、やってもいい」スタンスに切り替えた。
こういうの、ヘンに「もう絶対やらない!」と選択肢を固めた方が、逆に心に負担かかるしね。
そんなわけで今年は何もしないターンだったけど、今後また何かをやりたくなればやるかもしれない。

 デジモンでエイプリルフールと言えば、tri.が始まってからは毎年動いてくれるのは嬉しい。
 …まぁ、3年連続で同じネタってのは流石にちょっとどうかと思うけど。

 企業のやるエイプリルフールネタって、大体が「おバカに走る系」と「乗っ取り系」に二分されるけど、
3年連続で同じネタ、同じ「乗っ取り系」ってのはどうも勿体ない。
エイプリルフールは世間的に「普段はできないおフザけが許される日」なワケだから、
本編が無駄に辛気臭い分、こういう時こそ芽心やメイクーモンにネタに走ってもらって笑いをとって親近感を稼いだり、
デジモンを知らない人にも興味を持ってもらえるような万人向けのウケがとれればそれが理想だよなあ、と思う。

 そういうパターンで言えば、自分は円谷のエイプリルフールが思い出深い。
確か最初に見たのはmixi風サイトに変わった時で、その後の「M78ちゃんねる」や「円谷ッター」は、
ウルトラマンシリーズなんて長らく全く見ていなかった自分にもメチャクソ面白かったなぁ。
 その後、某震災が起きてからは自粛的なカタチで以前のようにハデなおふざけはしなくなっちゃったけど、
シリーズそのものがギンガ、エックス、オーブ、ジード~とテレビで新作を展開できるほどには再興できたのは何より。
メインストリームとは別にオタク向け擬人化路線を中々豪勢にやってたりと、デジモンも見習うべき所がある。かもしれない。


 しかし、デジモンでエイプリルフール、つまりなネットネタの観点ならサイスルやハカメモの世界観の方が拾いそうなモンだけど、
ゲームサイドはこういう方面、というか時事ネタのために動くにはどうもフットワークが重いのが惜しまれる。
まぁ、仮に何か動きがあったとしても「先にゲームコミュをなんとかしろよ」と総ツッコミをくらっていたかもしれない。

 ゲームコミュ、運営がハブモンだからハカメモ発売までに動きが鈍いのは仕方ない
(そもそもなんでプロデューサーが運営してんだ、本人の希望だとしても色々ムチャだろ、という疑問はさておき)けど、
ハカメモが出て暫く経った今でもろくに動きがないのはほんと大丈夫なんだろうか。世論のやつとかどうなってるんだ。

 確かゲームコミュが出来上がる前に「色々と面倒なコトになりそうだし、わざわざ公式がこんなの作らなくてもいいと思う」と言った覚えがあるが、
まさかこんな風に「出来たはいいが動きがない」という方向でダメになるとは思わなんだ。 デジモンはいつも予想を超えてくる。



 通販サイトなどからもうバレているが、カプセルマスコットコレクションは、無事にver.3.0が出てくれるようだ。
ラインナップは全5種で、ボタモン、グレイモン、エンジェモン、デビモン、マメモン。
…エンジェモンて。
エアドラモンか何かの誤植を疑ったが、どうもガチにエンジェモンらしい。
公式が急にエンジェモンを推す時は、得てして「和田光司兄貴に捧げる時」なので、発売時期が7月なコトからも大体が察せられる。

 Ver.1のデジモンがもう少しで揃う…というこのタイミングで、Ver.2からの殴り込み。
ここでヘタにVer.2からの介入を許すと「Ver.1を揃える義務」がなし崩しにブレイクされてしまった気もするが、
果たしてエアドラモンとメラモンはラインナップに拾われるのだろうか。
…ていうか、今回は再録枠ないんかい! 続いただけでもオンノジではあるんだけど、モヤモヤする展開がお上手だ。


 面倒なのでわざわざサイトで告知しなかったが、ペンデュラムver.20thの受注が終わっていた。
欲しい人はさっさとポチっていただろうし、人がどれだけ宣伝しても、「忘れてたわ~」と心無い報告ツイートを見るハメになるものだ。

 ここで注目すべきポイントは、デジタルモンスターver.20thは〆切前に一次受注が終わったのに対し、
今回は最後まで普通に注文を受け付けていた、つまり、「にじゅっすの時より注目度が下がっている」のが窺えるコト。

 そりゃまあ、そうでしょうよ。
まず、にじゅっすは「懐かしの商品の復刻」だった。
つまり、一度手にしてしまうと大体の人のノスタルジーは満たされてしまい、「もういいや」となってしまう。

 初代デジモンストーリーやリ:デジタイズ、サイバースルゥース、他にはデジヴァイス15thなんかもそうだろうが、
ファンは「久々の新作」には期待をもって快く迎えてくれるが、そのあとすぐに出る後発商品には高確率でソッポを向いている。
それは「満足したから」という理由の他に、「期待外れだったから」という無視できない問題も含まれていただろう。


 にじゅっすに関しては、実際信じられないくらいに欠陥が多かったので仕方がない。
デジモンを増やしたり、各デジモンの技ドットを増やしたり、一人用モードを充実させたりと理想的なアップデートを施す一方、
進化ルートが固定で何の面白みもない「特殊デジタマ」の他、パラメータサイクル、強さバランスの謎改悪はまったく擁護できない。
ドットミスも1つや2つなら笑って見過ごせたろうが、今分かっているだけでも13体にのぼり、
「Ver.1~5すべてで何らかのデジモンが間違っている」という惨状は、スタッフの姿勢を疑う一因となる。

 500歩ゆずって、ただ無言で改悪しただけならまだしも、
「ユーザーが大人になっているのを考慮して育てやすくした」とインタビューで答えていたのに当時品よりも育成難易度を激化させたり、
「メタルグレイモン系よりもんざえモン系が強い当時のバランスを尊重したい」と答えていたと思ったら、
メタグレ系よりもんざえ系が強いのはVer.1のみで、2以降は普通にスカグレがベーダより強いバランスだったりと、信じられない処理が多すぎた。

 「分かっていないので改悪してしまった」だけなら理解できるが、 
「分かったといいつつ改悪してくる」のは本当に理解できない。
「みなさんが暑そうなので冷たい飲み物を用意しました」と言いつつ熱湯をぶっかけてくるようなスタッフが、ただただ不可解で怖い。

 別に初代デジモンギアの知識がないとしても、
「大人は子供よりゲームにかけられる時間がなくなってるから、育成は簡単にしようね」とまで分かっているのに、
「分かりました!お腹や筋力が減るスピードを1.5倍!ウンチを流さなきゃいけない頻度を12倍にします!」なんて発想に至る奴はなんなんだ。


 「初めて育成ギアに触ったけど、自分には無理だった」って人も何人も見かけて、本当に悔しい思いだった。
違うんだ、本当はもっと気楽に遊べるはずのモンなんだよ…。

 ページの記述を見るに、にじゅっぺはにじゅっすより各所が調整・改善されているようではある。
「今度の出る奴ははいくらか改善してるはずだから買おうよ」と引きとめに行きたい思いもあったが、本当によくなっている保証はない。
「そもそも普通のヤツはこんなコトしねぇよ」という改悪ばかりだったので、信頼がない。
如何せん注文にはお金がかかるので、俺も他人を強く引きとめるコトはできなかった。 悲しい。良くなっていても、悪くなっていても悲しい。


 しかも「前作から間があいていない」というのも、とにかく間が悪かった。
「にじゅっすで満足したから暫く育成ギアはいいよ」という食傷と、
「こんな短期間じゃロクに改善されてないだろ。ていうかまたお前なのか。別の奴に頼みたいわ」という疑念のダブルパンチ。

 用意された本体色が「ペンデュラム1を再現した2種類」というのも意味がわからない。
にじゅっすはまぁ、Ver.1~5+αのデジモンが収録されているので、
「最初期のデザインでありながら大量のデジモンが収録された超強化版!」という、
旧型機でありながら最前線で活躍する、ロボットモノのロマン機体のようなコンセプトを保っていたのでまぁわかる。

 だが、にじゅっぺは「1・3・5」と「2・4・ZERO」に内容が分断されている。
じゃあ、後者の方はペンデュラム2のカラーにするのが妥当じゃないのか…? 1のカラーにする意味は?
「フレームが青いから海要素はあるし、まぁこれでいいでしょ」とでも、本気で考えてそうなのが恐ろしい。


 にじゅっすの直後である以上、「後から新色を出すんでしょ?」という疑念もファンの間には当然残っている。
当時品を触っていた一ファンとしても、「どうせ買うなら新しい色の方がいい」としか思わないので、
俺だって本当は新色だけで満足したいのに、現状その予定は未定なので、不本意ながらもペンデュラム1カラーを各1個注文した。
なるたけ早いうちから触っておきたいし、なんというか、俺まで買わなかったら、新色フラグはあっさり折れる気がした。現状でも怪しい。

 改めて「にじゅっぺは受注が終わらなかった」という現状を見るに、
「にじゅっすでもう満足したファン」「買い控えを起こしたファン」は想像以上に多いのではないだろうか。
せめてなんらかの特典を付けるとかで、「飛びついて買うメリット」を付加すべきなのに、何もしてこないんだもんなぁ。
ていうか、にじゅっすの新色でも色紙付けてたんだから、それと同等のなんかは今回もつけなきゃダメでしょ。
「早期購入者にはイレモンver.20thが付属!」とかやれば、当時品にも使えるしけっこう喜ばれたと思う。


 にじゅっすに究極体などの追加要素が加わったコトで、当時はあった「初代とペンデュラムの差」が埋められてしまったのもマイナス。
ていうかにじゅっす、主役系だからウォーグレイモンとかオメガモンを追加したくなったのは分かるけど、
なんでわざわざスカルマンモンだのピノッキモンだのムゲンドラモンだの、ペンデュラムと被るのが分かってた奴まで追加したんだ。
イージスドラモンなんかもメガドラモンの進化先じゃなくてペンデュラム2に足してほしかったヤツだし、もっと後先を考えてほしい。


 なんといっても、当時にキーチェーン・デジタルモンスターの大流行を支えた
「友達と毎日のようにデジモンに明け暮れる楽しかったあの頃」という環境に値する付加価値を用意できない以上、
ユーザーが「当時より楽しめない」「もういいか、となる」のは必然とも言えた。
ネットを用いて世界中のテイマーと戦えるD-1グランプリが少しでも「あの頃の盛り上がり」に代替するモノであればよかったが、ダメでしょ、あんなのじゃ。


 こんな間髪入れずとも、せめて来年でよかったんじゃねぇかなあ、20th。
大事なのは「多くのファンに売れて、喜んでもらうコト」であって、「アニバーサリー期間である内にムリヤリ商品を出すコト」じゃないと思う。
金儲けを悪く言うつもりは全くない。ただ俺は、上手くやってほしいだけ。

 まぁ、企業のお偉いさんてのは一般人が想像しているより遥かにアレな人もいるので、
現場のスタッフさんも「今じゃないでしょ…」と思いつつも「20周年なんだぞ!出せ!!」と脅されたりしているのかもしれない。


 少し前になんかの模型誌のインタビューで「にじゅっすの後にはにじゅっぺ、その後には新作ギアを出したい」ってあった気がするけど、
そこまで未来はつながってってくれるのかなぁ。にじゅっぺを挟んだコトが間違いにならないといいが。


 にじゅっすと言えば、最近ようやくオメガモンカラーでアポロモンまで進化させるコトができた。
完全体までは簡単に進化させられるが、最後の究極体への条件、「育成ミス2回以下でデジモンを48時間活動させる」というのが恐ろしく厳しい。
こんなの、昔の仕様ならテキトーに寝かせておくだけでOKだったのに、なんでこんな面白くもない条件を満たすために神経を使わねばならないのか。

 「朝起きて、家を出る前に時計をいじってデジモンを寝かせるだけ」と言えばそれまでなのだが、これが意外と忘れる。
帰ってきて、そういえば時計をいじってなかったぞと落胆しながら思い出し、
おなかと筋力のゲージが空っぽになり、クソにまみれて未来を奪われたパートナーを、何度見せられたコトだろう。

 別に、イケる時は一発で問題なくねらった究極体にできたのだが、
アポロモン=新色カラー限定=後発である今回のケースは、どうにも自分のモチベーションが死んでいるのかひたすら失敗続きだった。
ずっとぶっつづけでコロナモンのデジタマを孵化させ続けていたワケでもないが、究極体進化への失敗回数は15回を超えたのは間違いない。

 今回新規となるコロナモン系列のドットはけっこう好みなのでその点コロナモン系譜への好感度はあがったが、もうやりたくない…。
新色はオメガモンカラーしか買わなかったが、幸い先日行った交流会でディアナモンのコピーデータをもらっていたので、
アポロモンをしばし堪能し、最低体重や満腹回数、技ドットを記録してネットに育成データ登録したあと、ついに究極合体デジモンへの融合だ。

 これで俺もグレイスノヴァモンのテイマーとなれた。デジワー2のクリア人口より少ないのではないだろうか。
にじゅっすでも最上級にレアなデジモンを入手できてご満悦だが、正直こいつはドットがダサい上に動きも単調で、その点がおつらい。
合体前のアポロモンとディアナモンはどっちもけっこう好きなドットなんだけどなあ。

 にじゅっすの究極体は実はハイアンドロモンへもまだ進化させられていなかったりするが、なんかもう満足しちゃった。
オメガモンカラーのリセットボタンを押して疑似フリーズにして、にじゅっぺが届くまでは封印しておこう。


 さて今後の展開と言えば、先日プレバン利用者にメールで送られたデジモンアンケートでも、相当探り探りな様子が窺えた。
質問の内容は、「好きなデジモンアニメ」「買ったデジモングッズ」など汎用的なモノの他、
今回は「Vテイマー関連で何か展開をやりたい」というのと、「X抗体の人気デジモンを知りたい」という旨のものが目立った。

 前者はまぁ、Vテイマー自体もそろそろ20周年なので何かしらやっておこうというコトなのだろうか。
現状はとりあえず、「育成ギアとしてのデジヴァイス01」のアイデアがあるらしい。
以前のアンケートで、「デジヴァイス01の再販をしてほしい?」って旨の並行世界から紛れたらしい記述があったが、ついに世界が収束してきたか。

 しかしデジヴァイス01はどうせならアップリンクとかのなりきりごっこがしたいぞ。
でもVテイマーは漫画だし、VOMICみたいな声付き展開もやってこなかったからそういうサウンド関連は付けようがないか。
まぁ、単純に育成ギアであり、通信とかに赤外線を用いて疑似アップリンクごっこができればそれで十分かもしれない。
もし出たら2つ買ってネオやヒデトのように「2つのデジヴァイス…!」をやりたいが、タイチのとはカラーが違うっぽいのがネックか。

 しかし、フツーに新ギア出した方がいいんじゃないか?という思いがある。
そりゃまあデジヴァイス01の商品が出たら買いはすると思うけど、なんだか話に現実味がない。
原作の井沢先生ややぶてん先生がノリ気なのを見ると、実現したら勿論めでたくはあるんだけどな。


 一方で、今年15周年を迎えるらしいX抗体。
 1月にはこんなツイートをしていたのだから、ある程度どういう動きをするかは固まっていたものだとばかり思っていたが、
この期に及んで「X抗体ではどのデジモンが好きか」「どのデジモンにX進化してほしいか」などと今更感あふれる質問が繰り出され、
全然具体的な話は考えてなかったのが露呈してしまった。おおう。

 まぁ「ファンの声を聞く」ってのは確かに大事だけど、
個人的には「俺はこれが良いと思ってるんだ!ついてこい!」と周りを引っ張ってくれる頼もしい公式でいてほしいので、ちょっと複雑。
「聞いてくる」ってコトは、「分かってない」「自信がない」コトの裏返しでもあるんだよなぁ。


 ていうか、「X進化してほしいデジモン」ってなんだよ。
 いっそ、今回の展開で設定がガバガバな「X進化」を再定義してくれればそれだけでもプラスになる気がするが、
別にそんな「X抗体を扱ってやりたいコトがある!」みたいな熱意を持った企画でもなく、
「あ、今年で15周年なんだ。じゃあなんかやろ」程度のカルいノリの企画だろうから、全然期待できない。
確かこないだも日記で書いたけど、しょっぱながスレイプXとクレニアムXとかいう別に嬉しくないチョイスだったしなぁ。
 そもそも、X抗体が15周年だからって、「X抗体だけやる!」っていう考え自体がなんだか短絡的でイヤなんだよな。
ちょうど去年が「フロンティア15周年…だけど、なんもなかった」って年だったので、いっそ組み合わせてやってくれればいいのに。
アニキも「力は合わせるもんだ!」って言ったし、弱い作品なら一まとめにしたらその分パワー=刺さる顧客数も上がっていくんじゃないかな。
カードαの頃のX抗体×ハイブリットを再び! まぁあの頃俺デジモンから離れてたから具体的にどんくらい良かったのかは知らないけど。


 考えてみれば、丁度上手い具合にスサノオモンもイグドラシルも世界レベルに関わる設定を持ってるワケだし、
フロンティアってけっこう続編が作りやすいというか色々見てみたい展開の余地もあるし…
ん?なんかそっから広げてお話つくれそうだぞ、ちょっと書いてみるか。



「…いってしまったな」 
「ああ」

 閉じきった人間界へのロード。子供たちが去っていったその痕跡を、アグニモンはまだ暫く見つめていた。
ルーチェモンサタンモードを倒し、ついに彼らはデジタルワールドの平和を勝ち取った。

 だが、これで全ての終わりではない。
彼ら、十闘士の融合した武神「スサノオモン」の権能によって、一度破壊されたデジタルワールドはある程度の修復を受けた。
そう、「ある程度」だ。 いくら神格級のデジモンとはいえ、世界レベルの規模を対象に、都合の良いリブートは行えない。

 だから今はまだ、世界には戦いの傷跡が残り、生き残ったデジモン達の傷も癒えてはいない状況だ。
しかし「はじまりの街」が復元されたコトにより、時間はかかるだろうが、
いずれは生息するデジモンたちもその数や姿を取り戻し、以前どおりの豊かな世界に戻るはずだ。

 世界を護る十闘士たちの次なる使命は、「戦い」ではなく「復興」となる。

 「さあ帰ろう!オレたちの救った世界へ!」



――――どれほどの時間が経ったのだろうか。

 炎の闘士は、全身に激しい痛みを伴いながら、意識を取り戻した。
ついさっきまでの記憶がない。眠っていたのか? ここは何処だろう。
じわじわと瞼を開くと、目の前にはいかにも心配そうな様子で自分を見つめていた風の十闘士、フェアリモンの姿があった。

「ああ、よかった! 気がついたのね…」
「つつ…フェアリモン? ここはドコだ? 他の皆は…?」

 目を開けきっても、周囲は薄暗いままだった。
自身の発する弱弱しい炎があたりを仄かに照らす。どうやら、どこかの洞穴のような場所らしい。

「無理に動かないほうがいい。お前自身が思っている以上にそのカラダはボロボロなんだ」

 フェアリモンの後ろにあった岩石のカタマリが喋りだした。どこかで聞き覚えのある声だった。

「お前は…ゴツモン?」
「インセキモンさ。 あれから、また普通に進化したんだ」

 洞穴の中なので分かり辛いが、若干白っぽく見える岩山が、自分に向かって優しく話しかけてきた。
以前何度か会ったあのゴツモンだ。最後に会ったのは、森のターミナルで共にロイヤルナイツと戦った時だったか。


「…どうだったの?」
「いやダメだな。皆が手分けしてくれたんだが、見つかったのはお前たち2人だけだ」
「オレたち…だけ…?」

 …だんだん思い出してきた。
ルーチェモンを倒し、再びデジタルワールドに戻ろうとしたオレたちは……何者かに襲われたんだ。
突然のコトだった。相手がデジモンだったのかどうかすら分からない。
俺達は謎の攻撃によって分断され、そのままバラバラになってデジタルワールドに戻ってきた……。

「輝二…いや、ヴォルフモンも元気にしてるといいな。
 なんにせよ、まずはお前たち2人だけでも帰ってきてくれてよかったよ」
「…なぁインセキモン、教えてくれ。 今、このデジタルワールドはどうなっているんだ?」 

 洞穴の中で倒れていたのは自分だけではないコトに気付いていた。 
数メートルはある高さの、そこそこ大きい洞穴のあちらこちらに、自分同様に傷ついたデジモンたちが小さく息を殺すように呻いている。

「…そうよ。私たち、ケルビモンも…ルーチェモンだって倒した…倒したはずよね?
 デジタルワールドに平和が戻ったんじゃなかったの…?」
「お前たちのおかげで間違いなく世界は救われてたさ。だがそれももう…15年、いや16年くらい前になるのかな」
「えっ…」

 アグニモンとフェアリモンはひどく驚いて、インセキモンの次の言葉を待った。

「今言った通りさ。確かにお前たちがルーチェモンを倒したあと、オイラたちの世界は平和になったんだ。…暫くはな。
 だが世界を救ってくれた十闘士の帰りを待てども待てども、お前たちはついに帰ってこなかった。
 てっきり、ルーチェモンと刺し違えたのだとばかり思っていたんだが…。
 つい昨日のコトだよ、近所のチビが、知らないデジモンが傷ついて倒れてるのを見つけたって言ってきたのは」

 動揺の表情を浮かべつつも、アグニモンはインセキモンの言葉を少しずつ飲み込んでいく。

「聞いたコトがあるな。 デジタルワールドと、何か別の世界で時間の進み方が違うとか、歪むって話は」
「…ルーチェモンとの戦いで、一時的にリアルワールドと干渉したのが原因かしら?」
「分かんねぇ。 …いや、そのコトは今はいいよ。
 インセキモン、オレの周りで倒れてる皆には何があったんだ?
 ヒドいケガばかりじゃないか…。もしや、また何か敵が現れたっていうのかよ」
「…それは」

 インセキモンが答えようとしたその時、外から大慌てでデジモンが駆け込んできた。

「大変だインセキモン!ここも奴らに見つかった! あいつらが来る! ロイヤルナイツが来るぞ!!」


 洞穴の中に激しく反響する声が、デジモンたちを恐怖で震え上がらせた。

「ああ、ここももう終わりか…」
「嫌だ…俺はまだ死にたくない!」
「殺される…みんな殺されるんだ…」

 強敵、ロイヤルナイツ。アグニモンたちにとっては、彼らと戦ったのもついこの前のコトのように感じられた。

「…行くしかねぇよな」
 アグニモンが、ゆっくりと体を起こす。

「ダメよ!今のあなたが行っても殺されに行くようなモノよ!」 
 フェアリモンが彼の小さな体を抱きとめた。
「でもよ……!!」
「ダメだってば、フレイモン! …ここは、私に任せて」

 …そうか、どおりで体に力が入らないと思ってはいた…。
謎の攻撃によってか、いや、それとも度重なる強敵との戦いや、スサノオモンの体を維持するための負担が大きかったのか。
アグニモンの体は、まるで人間の子供のように貧弱な成長期、フレイモンの姿へと退化していた。

 負傷したデジモンや戦えない幼年期を洞穴に残し、
忍び寄る脅威へ、外へと飛び出していくフェアリモンとインセキモンについていく力は、もはや残されていなかった。



 辺り一面に立ち込めた暗雲。今にも嵐でも起こりそうな不穏な空。
フェアリモンにとって久々のデジタルワールドの光景は、とてもじゃないが美しいと言えるものではなかった。

「あちらからです!」

 偵察に行っていたらしいデジモンが指差す方向からは、おぞましいほどの波動(コード)が感じ取られた。
まるで濁流かのように無数のデジモンが波を形成しこちらへ向かってきている。
銀色の甲冑に身を包んだ巨大なアーマー体、メイルドラモンは現住デジモンを見つけ次第に踏み潰し、 
紫色の小さなボディから腕を生やした機雷デジモン、ギロモンとテッカモンは、爆弾や鋭利な刃物でデジモンだけでなく周囲の自然や建造物まで破壊していく。

「…あいつらの目的は、虐殺なんだ」

 インセキモンの声は震えていた。恐怖とも、義憤ともとれた。
力の誇示や、世界征服ではなく、ただただ、この世界やこの世界に住む命を奪うコト、それが今の敵の目的だという。

 あんな大量のデジモンがここまで来ては、もはやこちらも身を隠していても仕方がない。
自分や、洞穴に潜むデジモン達を救うには、この場であのデジモンたちすべてを退けなければならない。

「…ここはオイラに任せて、フレイモンをつれて逃げた方がいいんじゃないか?」
「私はついこの前世界を救ったばかりの、伝説の十闘士の人理よ。 …なんとかするわよ、インセキモン」

コズモフラッシュ!!

 インセキモンの放つ光が複数のデジモンを捕縛し、そのまま異空間へと消し去っていく。
流石、今もあのコロニーのリーダー格を務めているらしいのにふさわしく、想像以上に頼もしい味方だった。

「Bravissimo! 私も全力でいかないとね…!」

ダブルスピリット・エボリューション!!

 風のヒューマン、風のビースト。2つのスピリットを融合武装し、フェアリモンはジェットシルフィーモンへと姿を変えた。
背中のブースターユニットによる高速移動で敵陣を掻きまわし、
さらに手に持つ巨大な風車から放つ乱気流「ウルトラタービュレンス」で敵を無防備なまま中空へと吹き飛ばしていく。
持ちあがった無数の敵デジモンはインセキモンの光が捕縛・消去するという、即席にしては見事なタッグが誕生した。

 僅か5分にも満たない内に、あれほどいた無数の敵デジモンは姿を消していた。
だが、2人の表情は緊張を保ったままだ。まだ敵の大将が、ロイヤルナイツが出てきていない。


「殲滅部隊が全滅か…久しいねぇ、こういうパターンは」

 来た。
 何気ない言葉遣いの奥から、ただならぬ重苦しい威圧感が感じられる。
風の闘士であるジェットシルフィーモンは、その異様な空気を全身で敏感に感じ取れた。
 
 寒気がする、圧倒され、恐怖で怖気づいてしまったのだろうか。
違う、実際に寒くなっている。周囲からパキパキと、あらゆるモノが凍っていく音が聞こえる。


 まだ遠く、数百メートルは離れている先に、2つの禍々しい影が浮かび上がった。
ゆっくり、ゆっくりと、こちらに歩を進めているのが分かる。
その片方は雷雲を、その片方は吹雪を。周囲一帯に、かなりの規模で呼び起こしている。
稲光による鋭い光が白い雪に反射して、おぼろげにその2つの影の輪郭を照らす。

 ジェットシルフィーモンたちは身動きできず、その2体のデジモンにくぎ付けになっていた。
デジモン個体から発せられる周囲への強引なデータ干渉は重度な処理落ちを発生させ、周囲に存在するデジモンたちのスピードをも低下させる。
強大なデジモンが2体揃うコトで、もはやフリーズに近いほどの負荷がかけられていた。
さながら、蛇に睨まれたカエルのように、ただただ、時が過ぎるのを待つしかなくなっていた。

「…おやぁ、もしかして、噂に名高い風の闘士サマでは?」 

 視界が急激に赤く染まり、ジェットシルフィーモンは戦慄した。
さっきまでは確かに遥か遠くにいたはずの敵が、瞬間に、自分のすぐ目の前にまで接近していたのだ。
返り血を浴びたかのように真っ赤に染め上げられた甲冑に身を包む、多数の手足を持つ異形のデジモン、スレイプモンだった。
…いや、スレイプモンなのか?
 
 今のジェットシルフィーモンは、人間と分離するコトにより完全なデジモンへと戻っている。
であれば、ある程度知性を持った段階にまで成長していればデジタルワールドのそのものから、例えるなら空気から酸素を取り込むように、
現在のデジタルワールドにおける情報、デジモンの知識をロードするコトができる。
つまり、今の彼女は「スレイプモン」という種族に対する知識は持ち合わせている。
…が、目前に現れたそのデジモンは、いささか与えられたデータとは合致しない点が多く、処理速度はますます低下させられていった。



――などという思考は本人にとっては一瞬のコト。
次の瞬間にはインセキモンともども、本能的に急接近した敵にめがけて攻撃を繰り出していた。

ジェットビンター!!
ビッグバンブロウ!!

 ジェットシルフィーモンは機械の腕を射出し、インセキモンは光り輝く拳で殴りかかる。
…が、そこにはもうスレイプモンらしきデジモンの姿はない。
無茶な挙動で技を繰り出した反動で、ジェットシルフィーモンとインセキモンはバランスを崩して倒れ込んだ。

「いきなり握手を求められるとは、ワタシの熱烈なファンかな?
 いやあ良かったよかった、幸いにもこのワタシ、見ての通り腕が4本もあるでしょう? こういう時に便利なんですよねぇハッハッハ!」

 軟派な言動とは裏腹に、目にも止まらない「ワープ」と見まごう移動速度を見せつけられ、2人には恐怖が募っていく。

「やあやあ初めまして!ワタシはスレイプモン。どうぞ覚えていって下さいね美しいお嬢さん。
 そしてたった今、キミのお仲間をブッ殺しているのが――」

 紫色のがしゃ髑髏のようなデジモンの刃が、音もなくインセキモンの全身をバラバラに切り裂いていた。
ついさっきまで一緒に戦っていたインセキモンが、最期に何の言葉も発する間も与えられず、データの屑となって消えていった。

「クレニアムモン君で~す。 …ま、こっちは覚えなくていいよ、なーんてね!」
「―――っ!」
「おっとカノジョォ、そう気を落とさないでよ! 我が相方は、ほんと無愛想でよくないねぇ。 
 なに、はじまりの街は生かしてあるからさ。すぐに転生するから大丈夫だって! いやほんと、何度も殺すのに便利だよねぇ~」

ウルトラタービュレンス!!!!

 逃げるべきだったのかもしれない。
目の前で仲間をあまりにもあっけなく殺されて、ジェットシルフィーモンは感情を処理できなくなっていた。
乱気流をまとった風車の重い一撃は、並の究極体なら外装や外殻の防御力も構わず一撃で消し飛ばすほどの威力があっただろう。

 相手が規格外すぎた。
あれだけ本気で風を呼んでも、目の前の2体のデジモンは何も起きなかったかのように、体勢を維持してこちらを見下ろし続けていた。


「…なーんか期待外れだな。伝説の十闘士なんていうからどんなモンかとちょっとは楽しみにしてたのに。
 まぁせっかくだからトドメはワタシが刺してあげようね。 では相棒、お前は敵のコロニーの方お願いするよ」

 クレニアムモンと呼ばれた方は、何の返事もなくその場から去っていった。 
フレイモンや、傷ついたデジモンたちの隠れた洞穴の方向へと。

「…ほんと愛想がないねぇ。 ま、いいか。じゃーね、メスガキちゃん」

 悪趣味な笑みを浮かべながら、スレイプモンはわざと勿体ぶるように遅く、弓に矢をつがえていく。

ニヴルヘイムアレs…

スクリュゥーッ!セイバァァーッ!!

 強烈な風圧によりスレイプモンの矢が明後日の方向に飛んだかと思えば、
ジェットシルフィーモンの体は、突如現れた謎のデジモンに抱きかかえられた。


「…インセキモン、間に合わなかったか…」

 デュークモンだ。
ジェットシルフィーモンを片腕で支えているそのデジモンは、インセキモンの亡骸らしい石ころを見て悔しそうに呟いた。

「…チッ。またお前か、デュークモン。 どうした、そろそろこちらに下る気にでもなったか?ああ?」

 スレイプモンの様子が変わった。
このデュークモンに対しては、舐めてかかっていられる相手ではないらしいのがジェットシルフィーモンにも分かった。
デュークモンは小さく「失礼」と添えながら、ジェットシルフィーモンを優しく地上へと下ろした。

 自分を助けてくれた、インセキモンの仲間であるらしきこのデュークモン。
昔どこかで会った気がする…? ジェットシルフィーモンは安堵を覚えつつも、記憶を手繰り寄せていた。


「…まさか! 君たちのような下劣な侵略者に屈するビジョンなど、僕にはこの先どの未来にもないさ」
「ンだよ。釣れねぇな。同じロイヤルナイツの仲間だろォ~?」
「僕はただの、街の防具屋だって、何度言えば分かってもらえるのかな」

 ああ!あの時の…。 アキバマーケットでスピリットの情報を集めていた時の、街の防具屋さん。
泉と共に冒険していた頃の記憶が、懐かしく甦った。

「…まぁいい。 やっぱりお前とはどうもウマが合わねぇな?
 しらけちまったし、この辺でお暇させていただくとしましょうか。 じゃあね、女の子ちゃん。今度こそ殺してあげるよ」

 そう捨て台詞を吐いていったかと思えば、一瞬で姿を消していた。


「…すまない。僕が遅いばっかりにインセキモンを助けられなかった。彼を救えなかったのも、これで何回目だろうか…」
「あの、助けてくれてありがとう……いや、違う!私はいいの! フレイモンが!みんなが!!」

 そうだ、スレイプモンは去っていったが、クレニアムモンが残っている。
まだそんなに時間は経っていないはずだが、あんな怪物のようなデジモンに襲われては…!
狼狽えるジェットシルフィーモンに、デュークモンが優しく声をかける。

「大丈夫、こちらにも強力な助っ人がいる。 さあ、僕らも向かおう」



 
 フレイモンは勇敢だった。
ボロボロの体を引き擦りながら、他のデジモンを庇うべく身を挺して、襲いかかってきた謎のデジモンに立ち向かっていた。
たとえどんな状況であっても、救われたこの世界を、デジモンたちを守っていくのが彼との約束だった。

 クレニアムモンは、その弱弱しくも勇ましい姿に若干の感銘を受けたかのようだったが、次の瞬間には無情にその刃を振り下ろしていた。 
何の言葉も発さない、「死」を全身で体現したかのようなその恐ろしいデジモンに、
今、あまりにも無力な自分が命を奪われようとしている。 思わず、目を閉じてしまった。


 刃が降ってこない。全身の痛みはまだあるから、逆にまだ生きているらしい。
恐る恐る目をあけると、薄暗い洞穴の中にぼんやりと白い影が浮かび、紫色の敵の体を押さえつけていた。

 白く尖った鎧。全身から生える攻撃的な金色の爪、背中から伸びる巨大な濃紺の翼。

「デュナスモン…か」

 腕を押さえつけられたまま、クレニアムモンが呟いた。

「…貴様に用はない。我々の計画に、デュナスモンタイプは必要ないのでな」
「お前がなくとも、俺にはある。 吐け…ロードナイトモンの居場所をォ!!」
「…彼は必要。そう、ロードナイトモンタイプは…。 我がイグドラシルの計画…クロニクルには…」

 クレニアムモンの体が、ブシャアと音を立てて煙のように崩れ、消えていった。

「…逃げやがったか」

 デュナスモンとフレイモンの視線があった。

「…フン。 久しぶり、とでも言ってやろうか」
 これも、フレイモンには聞き覚えのある声だった。

「お前…ルーチェモンの部下の、あのデュナスモンなのか…?」
 



 合流したデュークモンは、フレイモンと、退化したフェアリモンに語りかける。

 敵は「X抗体」と呼ばれる謎のプログラムを取り込んだ、未知のデジモンであるコト。
ロイヤルナイツと呼ばれる幹部たちの上に「イグドラシル」という謎の存在があるコト。
そんな謎の勢力によって、彼らの世界が再び理不尽に脅かされているコト…。


「僕たちはずっと待っていたんだ。伝説の十闘士が再び帰ってくるコトを。
 奴らは、僕たちの世界そのものをまるで実験体か何かのように扱う、とんでもない集団だ。
 彼らに抵抗するには、単なる武力だけではどうしようもない。
 君たちの最終形態、スサノオモンの破壊と再生を司る力こそが、僕たちの切り札。…だったんだが」

 スサノオモンは、十闘士が揃って初めて降臨できる姿。
今やその闘士は2人となり、残りの8人はどこにいるのか、無事でいるのかすら分からない。

「…すまねぇ。オレたちが…いや、せめてオレがもっと戦える状態なら…」
「何を言う。一度も世界を救ってくれた君たちを、誰が悪く言えるものか。 なに、切り札はまだ他にもある。
 …Legend-Armsと呼ばれるモノを知っているかい?」

 フレイモンとフェアリモンは首を横に振る。

「天使が持てば世界を救い、悪魔が持てば世界を滅ぼす…という代物らしい。
 本業が防具屋だからね、そういう情報も入ってくるんだ。 正直眉唾物ではあるが…今は、すがれる物にはなんでもすがっておきたいからね」
「そのレジェンドアームズってのを、私たちで探し出せばいいのね?」
「そう。君たち十闘士の仲間や、力を持った生き残りのデジモンを探すためにも、どのみち世界をまわる必要があるからね」
 …伝説の十闘士。僕たちの世界のために、もう一度力を貸してもらえるだろうか」

 2人は快く答えた。
少し距離を置いたところで、居心地を悪そうにしているデュナスモンと目があった。

「今は、お前もオレたちに協力してくれる、ってコトなのか?」
「逆だ。お前たちが俺に力を貸すんだ。 俺は友、ロードナイトモンを助けねばならん」
「…分かった。お前の強さはよく知っている。頼もしいよ、デュナスモン」

 握手を求めようと手を出しだしたが、デュナスモンは腕を組んだままそっぽを向いた。
すぐには心を開いてくれないってコトか?とフレイモンは解釈し、「いいよいいよ」とデュークモンとの会話に戻っていった。

――ロードナイトモンと合流ができ次第、ルーチェモン様の復活計画も再開せねばならない。
 この世界を支配するに相応しいのはルーチェモン様のみ。 そして、今度こそ俺はロードナイトモンと、人間界へと―――



 様々な思惑が交差しつつも、再び、伝説の十闘士の戦いが始まった。

 敵は、ホストコンピューター・イグドラシル。
イグドラシルの放つ「Xプログラム」の散布によるデジモンの大量虐殺。
そして、そのXプログラムに対抗するための抗体、「X抗体」。
X抗体を取り込んだデジモンの遂げるイレギュラーな進化、ゼヴォリューション―――

 イグドラシルの目的とされる、「クロニクル」とは。
十闘士を突如襲った謎の攻撃とは。
そして、世界に眠る伝説の武器「Legend-Arms」とは。

 

 何なんだろうね?


 なんか割と妄想が膨らんだ。続きはない。
こんな感じで「色んな要素を一つにまとめる」だけでもスーパーロボット大戦的な面白さがつくれると思うから、公式でやってほしいな~。



それはそうと、もうすぐ日本でも公開の映画「レディ・プレイヤー1」に、太一とアグモンが出るらしい。
あくまで数多のキャラクターの中の一部なので、扱いはまぁそういうアレだと思うけど、気になる人はチェックなんやぜ。






■2018年3月27日 復旧と交換とバーチャルユーチューバー


 やっとリンクスに復活のメドが立ったらしい。おめでとうございます。
ニコニコニュースでも記事になってたけど、これは確かに元関係者の仕業に思えるなぁ。

 ちなみに実は、海外版のデジモンリンクスは既に復活済みらしい。
マイネットのページでも「タイトル未発表の国内タイトルはまだダメです(=海外版はもう直ったよ)」と言っているので、
流石にここまできたら運営がマイネットというのも確定的に明らかだろう。

 それはそうと、前回「藤異秀明先生にリアライズのコミカライズをしてもらうっきゃないな! 」とか書いたが、
なんか本当に藤異先生がエリスモン完全体を描いてたので、おったまゲボリューション。
アニメではオカマ口調だったのに漫画版では筋肉モリモリマッチョマンの変態でマズルがだんだんと短くなってそうなデジモンだ。
さてさて、これは単純にデジモンをチェックしていたから描いたのか、水面下でマジで何かしらの企画が動いているのか…?


 
 それはそうと、気になっていたガチャポンのリミックスライダーをまわしてみたら、不良品を引いた。
入っている足が両方左足な上に、片方は塗装すらない。
これが100円くらいの商品だったり、不良が塗装ミスとかだったら「まぁいっか」で済ましたかもだけど、300円なのでちょっと気になる。

 そんなワケで、折角なのでバンダイにお問い合わせ。
電話…は17時まででその時既に締め切っていたので、公式サイトからメールを送信。
すると翌日の朝には自動の受付メールが届き、さらにその日の内には代替品が届くという超スピードっぷり。ハエーイ!
まぁ、その日は交流会があって家にいなかったんで、受け取ったのは翌日だったんだけど。

 バンダイ、流石大手企業だけあってこういうサポートは実に迅速丁寧なのがいいな。
前に超進化ライズグレイモンの足のボールジョイントが逝ったり、クロスフィギュアダークナイトモンの足が死んだ時もスピーディだったなぁ。
 しかも今回は低価格商品というコトもあってか、こちらから商品を送らなくて済んだのがありがたい。
まぁ、向こうからしてもわざわざ着払いで300円の不良品送られてもその方がコスパ悪いだろうしな。

 あ、リミックスライダー自体はクリアパーツも使われててイイカンジです。
ビルド、キャラは好きだけどコレと言ってDX関連の玩具は買う気にならないからこんぐらいの商品が丁度いいなぁ。
カシラが好きだから04にラインナップされてるグリスがほしい。近所のスーパーくん、ようやく03が入ったところだけど仕入れてくれるだろうか。



 さて、この自然な流れでオススメの平成ライダーを書こうかと思ったけど、
「オススメのバーチャルユーチューバ―を書こう」と思ってから1ヶ月くらい経ってたコトに気付いたので、そっち書きます。

 と言っても、俺も去年の12月くらいからのじゃおじさんの名前をツイッターで度々見かけるようになって、
実際にVチューバーを見始めたのはニコニコの例のアレランキングで目立ち始めてからのミーハー丸出しタイミングで、
さらにはVチューバーの数があふれて生放送メインになりつつある現在はロクに追えてもいないんだけど。


 電脳少女シロ


 定番の四天王から一人。 確か、最初に意識して見るようになった一人がシロ姉貴だった。と思う。
YouTubeだけでなく、ニコニコにも公式が投稿しているので、コメント付きで見たいニコ厨に優しい。
(上に貼ってる動画のニコニコ版はこちら

 大人しそうで清楚な見た目に反して魂が割と物騒…というか、なんと言えばいいんだろう。
「賢いけどバカ」「かわいいけど怖い」みたいな反発要素を持ちまくって、なんとも形容しがたい独特のキャラになっている。
つい最近公式が3分で分かるシロをあげてくれたので、これを見たら早いかもしれない。分からないかもしれない。

 なんだか他のVチューバーよりファン層もディープというか、どっぷりと中毒のように漬かっている人が多いイメージがある。
気付けばTLでのフォロワーも見てる率が高い。「電脳」を名乗っているからテイマーもうすうす惹かれるのかもしれない。
 
 個人的にはミリしらワイン回カップヘッド回Q回スリザリオ回が好きです。



 さはな


 去年の12月と、けっこうな初期からいる個人系Vチューバー。たったの3ヵ月前なのにすごい昔に感じる。
「Vチューバー好きのVチューバー」という視聴者に近いスタンスで、Vチューバーブームにいち早く乗る行動力や、親しみやすいトークが魅力。
最初はただの生首だったのが胴体を獲得してついには3Dの体を得たりと、普通に進化が早いんだよなぁ。
チャンネル登録1000人未満の頃から見てたけど、気付けば登録も2万人を目の前にしていて俺も鼻が高いよ…(後方親友面)

 息をするように他のVチューバーネタや物マネをブッ込んでくる上に興味を持たせるのが上手いので、「他のVチューバーも見なきゃ…」という使命感が芽生えて、
自分にVチューバーを色々見る習慣が根付いたのはさはな兄貴のおかげだと思う。時間かえして。

 好きなのはキズナアイを倒す方法回男性Vチューバーモノマネ回サハナーター面接あたり。
ニコニコの転載だけど、ファンが作ったまとめ動画もよくまとまっててオススメです。



 乾伸一郎(乾ちゃんねる)


 ゲームがメインの個人系Vチューバーエロ忍者。
女性受けが良さそうな外見と男性受けするトークで両性からの人気が高くつんよい奴。
声は後付らしいがそれを感じさせない演技力で、プレイングが上手で解説もしっかりしていて、ネタの挟み方も豊富。
自分はこの人のプレイしたゲーム何もやってないんだけど、動画自体が妙に面白いし、見やすさなども考慮するとイチオシ。
ニコニコでも投稿していたり、見るのに時間がかかる生放送をやっていないので後追いもしやすい。

 動画の数はまだあまりないし、できれば投稿順に全部見てほしいくらいだが、オススメはプレジデント回
 


 バーチャルおばあちゃん(バーチャルおばあちゃんねる)


 ニコニコでも10年以上の活動歴を持つすあだ兄貴が、自分のキャラ「さょちゃん」をVチューバー化するコトになり、
それを宣伝するためにフェイスリグのプリセットをそのまま使ったキャラ、つまりはサブ垢のような存在だったはずなのに、こっちがバズった。

 「おばあちゃんがFPSやモンハンをプレイする」というだけでもロックな内容だが、
すあだ兄貴本人のトーク力やアドリブ力での暴れっぷりがエンターテイナーとして強すぎるので、他のVチューバーからも評価が高い。
やっぱ自主制作アニメをつくれちゃう人は地力が高いんだなぁ。

 言うまでもなく魂は男性で全然おばあちゃんじゃないのだが、それ故に年齢や経歴などの設定がガバガバでコロコロ変わったり、
生放送では視聴者が遠慮なく「死ねクソババア!」などと罵倒しながらお金を送る、通称「罵倒投げ銭」が繰り広げられたりと全てが面白い。
 しかし人を選ぶ内容であるのは否めず、生放送が主体で視聴に時間がかかるのが難点だろうか。

 さょちゃん主体でやっている、視聴者参加型の演出が光る童話ライブや、
機材トラブルからの代替案で始まったのに恐ろしい盛り上がりを見せた三味線ライブなどは必見。



 キランユウ(寺悠迅)


 これまたニコニコで10年の活動歴を持つ、The-U.JINE兄貴のVチューバー。
昔から言葉遊びやオチが秀逸な小噺を投稿している人で、Vチューバーもそういう系。
こういう内容の巧みさというか、メタ視点を含んだ批評的な面も持っているのが実に好み。
逆に言うと、理屈っぽいしどうしても後手にまわるスタンスになるのであんま大衆ウケがしなさそうなのが惜しい。

 男性が女の子アバターを使う時、声は「読み上げソフト」「ボイスチェンジャー」「地声の強行突破」などの手段に分かれるが。
この人の場合は「裏声+若干のデジタルブースト」らしい。
喋り方の上手さもあってか、女の子の声に聞こえるラインに届いているのがすき。 こういうふにゃふにゃ声の人たまにいる。

 最初の動画を見れば分かるが、「そりゃ時間かかるわ」っていう凝ったつくりをしているので投稿スピードは遅め。
仕込みありきのキャラクターなので生放送もしていないが、結果として見やすいのがありがたい。

 オススメは、最初の動画が充実した内容で一番完成度が高いと思う。てっきりこれ一発でもう辞めると思ってたくらいに。
キランユウじゃなくなるけど過去のニコニ小噺シリーズも面白いので見とけよ見とけよ~。

 


 バーチャルネットアイドルちゆ12歳


 デビューして間もなく2万人近くの登録者を獲得した驚異の新人。
…って、あのちゆ12歳本人かよ! とVチューバー界隈どころかネットを震撼させた12歳(芸歴17年)
ノリはそのまんま、ホームページでやっていたような妙な題材を取り上げて淡々と面白おかしく紹介していくスタイル。
あまりにも動画のつくりがゆっくり実況か何かなので「Vチューバーとは」との疑問も浮かぶが、まぁ特に定義はないのでいいのだろう。

 俺も昔なにかの機会で辿り着いて、ちゆ12歳の記事はそこそこ読んでたっけなぁ。
おかげで本編を全く見ていないガオレンジャーに、ちょっとホモくさいという印象がある(風評被害)。 

 これまた人を選びそうなお方ではあるが、動画は見やすいしクッソどうでもいい知識が増えていくのは中々心地がいい。
表情がコロコロ変わるので思いのほかちゆ姉貴もかわいらしく、こんな機械的な乳揺れにも割と視線がいってしまうのが悔しい。
一部のコメントで「乳揺れやめろ」とあったのでその次の回でなくなったらコメントが「もどして」の嵐で結局また戻ったのすき。

 これまた「興味あるなら全部見とけよ~」ってタイプの人だけど、好きな回はときめもオンラインです。



 そんなこんなで、他にも見ている人はけっこういるんだけど、今回の紹介はここまで。気が向けばまたやるかも。

 最近は「黒船来航」とも呼ばれた「にじさんじ」勢の登場や、それを抜きにしても既にVチューバーが1000人に到達する勢いなのもあるし、
その上どこもかしこも生放送が主体になってたりして、一時ほど界隈を見られていないのが残念だけど、まだまだこれから盛り上がるコンテンツなのだろうなあと思う。

 なんせ「Vチューバーがビジネスとして成立するか」もまだ確立されていないから、
界隈全体が「今はみんなで手を取り合ってがんばろう」と前向きかつホノボノした雰囲気なのがいいな。
まぁ、数年後には「分かれた国がそれぞれバーチャルユーチューバ―を用意して代表戦で戦わせる」みたいな事態になってるかもだけど…。


 「出てこねぇかな~デジモン系Vチューバー」とか思ってたら出てきてくれた、名無氏もご紹介。
まぁ別に今後デジモンだけをメインにやっていくワケじゃないそうだけど、ツイッターではデジモンの話題も多いし、応援しています。

 しかしデジモン映画から4つ選ぶとなったら、
高確率でパロット、ウォーゲーム、ディア逆あたりで埋まっちゃうから実質フリー枠が1~2つしかないような…。
冒険者やフロ映画の記憶がアヤフヤなので公平には選べないけど、俺が選ぶなら4つ目はハリケーンかセイバかなぁ。


「モブの女の子がかわいいデジモン映画」って題材なら迷いなく「暴走デジモン特急!!1!!1!」って言えるのに。




 バーチャルでもなんでもないけど、よくつるんでるヘッドラインのけーいちもユーチューバーと化してたのでついでに紹介。
最近のデジモン展開について話すラジオ的内容がメインなんだけど、可哀そうに、このテーマだと否定的な内容ばかりになってしまうんだよなぁ。
 まぁ、俺とデジ的波長が近い人なので、俺のサイトを楽しく見られるような人ならこちらも楽しめるのではないでしょうか。
いずれ環境が整ったら俺もゲストとしてお呼ばれしたりしなかったりするかもなので、その時はどうぞよろしく。




■2018年3月18日 ぼくらのリアライズと未来とウォーゲーム

 おはほこ~(←流行る)。
俺の誕生日から早くも2週間以上が経ちました。
近所の店にデジモンガチャが仕入れられてるのを見つけたり、運転免許を更新したりと平和に過ごしています。

 
 それはつまり、同日にデジモンリンクスの脈が止まってからも2週間以上が経ったワケで。
流石に具体的な説明もなくここまできてしまったら、リプ欄がハデに荒れるのもしゃーなしだな、と思ったり。


 リンクスがここまで終了ムードを臭わせるコトになる未来を知ってか知らずか、リアライズのOPが公開。


 見た感想としては…正直イマイチ。
どんな曲がつくのだろうと期待していたら、オープニングというよりエンディングすぎた。
俺はインスト版がラスボス戦で流れたら燃えるようなテーマソングがほしかったんだよ!
 映像自体は割とオーソドックスなオープニング構成なので、なおさらミスマッチに感じる。
同じようなつくりのネクオダOPと似てるから、曲をアクセンティアに差し替えればしっくりくるかもしれない。


 ゲーム内容はもちろん実際にプレイするまで判断できないとはいえ、今揃っている情報だけを見ると、割と不安な要素もある。

 まず、プレイヤーの分身である「主人公にデザインがない」コト。
俺は前まで、最初に発表された拓巳とミチが男女主人公だと思っていたが、どうやらケイトやマユも含めた4人は「仲間」らしい。
パートナーを持つ4人と、キーキャラのエリスモンをパートナーにするプレイヤー、あとアグモンというのが主役陣営のようだ。

 シナリオ要素があり、そこにプレイヤーも主人公として存在するのなら、アバターであるデザインはあって然るべきだったと思う。
物語への没入感も全然違うし、二次創作の盛り上がりにもかなりの影響を出してしまうはず。
そりゃ、デザインを設定せず縛らなければ、「プレイヤーである自分」をそのまま投影する形にはなるが、
ちゃんとした主人公象を確立して、「自分は今こいつになって一緒に闘ってるんだな」って方が分かりやすくて好みだ。

 仲間のパートナーデジモンのチョイスのつまらなさ…というか、偏り具合もかなり引っかかる。
なんでまた、みんな獣系でワクチンばっかりなんだ…。
単純に見た目もつまらないし、仲間キャラってゲームのチュートリアルも兼ねるんだから色々役割がわかれてた方がいいのに。
主役系にしれっと混ざっていたエレキモンが意味深だったから、
アイギオモンになる可能性を3%ぐらいはあると信じていたけど、レオモンかぁ…。まぁ、ネコには気を付けてね。


 そして、謎の敵「スパイラル」。
謎ぶっているが、結局はテクスチャがバグっただけのポリゴン流用軍団で、特別感が全然ない。
このスパイラルが、どの程度のどのような敵として登場するのかはまだ分からないが、
せっかくの「敵としての登場枠」を、出番に飢えた既存のデジモンでなく、こんな雑コラ軍団に浪費してしまう、その采配が既に不安だ。
 それこそシナリオ要素があるのなら、アニメのアルケニマミーやフロのロイヤルナイツとか、
そういう「魅力のある敵」をゲームでもバンバン出していってほしい所なんだけどなあ。
 現状、スパイラルはデ・リーパーやヴィティウム的な存在である可能性が高いが、
ハッキリ言ってあいつら、物珍しいだけであまり話の面白さには貢献しないので、ほんと、敵でも普通にデジモンをだして…。


 物語のキーを握ると言っておきながら、OP映像で早くも無駄に完全体までバレてしまうエリスモンも雲行きが怪しい。
まず幼年期はいらない。
新規幼年期なんて出しても、シナリオでは「力を失って幼年期にまで退化してしまう」って見せ方ぐらいしかないのに、
なんで公式はここまで飽きもせず新しく幼年期を出したがるのだろう。
デザインも「スライムに進化先の要素をちょっと乗せただけ」みたいな雑なのばかり。 やっぱ幼いキャラに興奮する性癖なんだろうか。

 OPでは敵に立ち向かうエリスモンが成熟期となり、そのまま特に何もせず完全体になるという、
「お前はtri.か」とでも言わんばかりのひっでぇ演出を見せられ、早くも気が重くなってきた。
リリース前から公式にこんな「エリス成熟期にしかできないコトは特にないし、ただの通過地点です」みたいな見せられ方をされたのはキツい。
えぇ…だってあんなん、「成熟期だけどスカルグレイモン倒した!エリスモン系は強いぜ!」とかの方がいいじゃん…。
せめて成熟期でカッコよく翻弄してから進化とかならまだしも、本当に走っていっただけってお前…。

 新デジモンであるエリスモンの進化は無駄に完全体までバラしておきながら、
既存デジモンの正統ルートをなぞっただけの仲間の進化はシルエット演出にしたりと、チグハグすぎて辛い。
今の所「チィリンモンをヤタガラモンだと勘違いした」って人を出しただけにしか思えないけど、
まぁ、シルエット演出が効果を成すぐらいに、デジモンを知らない新規の人が入ってきてくれるといいっすね…。
 

 演出だけでも既にアレだから追い撃ちを描けるのもナンだが、エリスの進化先、デザインもまたつまんねぇ…。
完全体まで進化して、ようやくゾロアがゾロアークになっただけのようなつまらなさ。
カラーリングは変わらないし、頭身が上がって逞しくなっていくだけで、全然分かりやすい「変化」がない。
途中で四足歩行になったりする過程も入ってないから、既存ルートで言うと「ルナモン系」のそれに近いが、
あっちはまだ分かりやすく武装が追加されていくのに、こっちはトゲこそ増えてもずっと徒手空拳スタイルなので面白みに欠ける。
ハリネズミの特性を持つなら、突き攻撃を昇華してランス装備になるとかしてくれてもいいのに。
ていうか見た目もほとんど、マズルが伸びて腕が2本になっただけのオウジャモン。どうせ似るならイエーガードルルモンがよかった。

 「デビチルのフェンリルに似てる」と聞いたので、調べてみたら色も含めてあらホント。
これはもう、ジントリックスでの縁を活かして、藤異秀明先生にリアライズのコミカライズをしてもらうっきゃないな!
きっと銃に装填されて弾丸として死ぬバステモンや、口を根元から裂かれて死ぬシードラモンが見られるぞ!


 そんなこんなで、何より「リンクスとどう違うのか」が未だハッキリしないので個人的にあんま期待できないリアライズだけど、
事前登録はもう始まってるみたいなので、一応やっておきますか。
別に俺は、現物が面白ければいつだって手のひらスパイラルレイヴンクロウをやる準備はできてるんだ。
ただ、その必要がないまま終わるパターンが多いだけで。



 期待できない繋がりと言えばやっぱりこの人。
デジモンアドベンチャーtri.第6章のPV2が、リアライズのOPと同日に公開された。



 …コレだけで6章の内容ほとんど分かるのでは?
世界侵攻を始めたオルディネモンをなんとかしようと頑張って、メイクーモンが善と悪に分かれてて、
太一がなんか帰ってきて、メイクー善を取り込んでウィングオメガモンゼロカスタムになって、オルディネモン倒して世界救って、おわりっ!
 アホくさ。


 しかしまぁ、やるとは思ってたけど、マジでオメガモン強化フォームが来たか…。 
いや、「オメガモンが強化されるコト」自体は別にいいと思う。
デジモンの成長がキャラクターの成長であると描いてきたシリーズだし、新たな成長として、新しい進化が出てくるのはいい。
現状、ゴマモンがヴァイクモンになったりテントモンがヘラクルカブテリモンになったりしても全然面白くない
(正統ルートは遥か昔から存在済みかつデジアドPSPで実装済みな上にtri.がtri.なせいも大きいが)ので、新形態はアリ。

 「パラディン出せよ」とか「X抗体でいいじゃん」って意見も見かけたけど、実際に出たとして嬉しいかそれ?
tri.はこんだけ02要素をないがしろにしてきたのにここで急にパラディンを出されても唐突過ぎて盛り上がるワケがない。
X抗体みたいなXプログラムありきのイレギュラーをただの強化フォームとして扱われるのも嫌だし、作画スタッフも死ぬ。

 「Alter-Sを使えよ」って意見はまだ分からなくもないけど、
こうしてtri.がAlter-Sを使ってこなかった以上、Alter-Sはtri.用のキャラではなかったワケで、tri.にはSがどうなろうとその責任はない。
「Alter-Bのついでに出しとこ」みたいなカルいノリで重要キャラを正式採用してしまった、ゲームスタッフが責任をとるべきだ。
まぁそれはそれとして、マーシフルモードのツノのデザインなんかがAlter-Sまんまなのはかなり引っかかるんだけど…。


 確かにデジモンは常に、「他のメディアが生み出した枷」に引っ張られながら動いている。
もちろん俺だってAlter-S、いやそれ以前にブリッツグレイやクーレスガルルのちゃんとした活躍は見たい。
見たいけど、別の部署で無駄につくられたキャラを、また別の部署に「これ使えよ!」と押し付けるのは理不尽だと思う。
どんなメディアであれ、キャラクターはまず、生み出した部署が責任を取るべきだ。なすりつけが横行してはいけない。
だからtri.はtri.で、メイクーモン系列とこいつをなんとかしてね♡

 今までのオメガモン亜種がいかに無駄な存在だったかはコラムでも散々書いたが、
今回は「あの大人気、デジモンアドベンチャーの、太一とヤマトのオメガモン本人の強化形態!」という、
今までにはない圧倒的なアドバンテージを持った、初の「必然性を持ったオメガモン亜種でもある」と言える。
ただ、「tri.」ってのがね…。 この先、ゲームやフィギュア展開で拾われていくかもになるところだ。


 それはそれとして、tri.が「オメガモンが強化されて納得できる内容」じゃあないんだよなぁ…。
まず今作は、8人の選ばれし子供たちのパートナー全員が究極体になる話だった。
それってつまり、太一とヤマト、言い換えれば「オメガモンに頼らなくてもよくなる話」であって、
だからこそヤマトも「み、みんなが究極体になれれば、太一もラクになるんだからねっ(///)」とか言ってたのに、結局オメガモンかい。
しかもデザインもほぼそのまんまオメガモンで、グレイ要素とガルル要素以外はない。 なに?他の6体はまだお荷物か何かなの?

 しかもtri.のオメガモンって「一度も勝ってない」のがなぁ。アルファとの決着はお預けで、ラグエルにボコられただけ。
「強くてカッコいいオメガモン」をtri.で出せていない内からこんな強化形態出されても盛り上がるかと言われると…。
完全体が活躍してない内から究極体に進化するのはtri.の得意とする展開だが、オメガモンまでその毒牙にかかったか。

 ていうか、PVで出すなよ
純粋に6章を楽しみにしてた人にとってもヒドすぎるでしょこれ。
「事前に情報があるかないか」ってかなり大きな差だぞ。
前情報なしだったらこの新フォームが世界を浄化するだけのフォームでもまぁ許せたかもだけど、
こんな所からバラしてくるなら、それこそウォーゲームのオメガモンくらいには活躍してくんないと駄フォーム判定は免れない。
 
 ここまで無粋なネタバレをしなきゃいけないほど、集客に苦労しているんだろうか…。 まぁ、この内容じゃな。


 つーかこの際、みんな混ぜちゃえばいいじゃん。
そもそもオメガモンって、「あの場で戦っていたのがウォーグレイモンとメタルガルルモンだったから2体で合体した」ってだけで、
今度は「選ばれし子供たちのパートナー全員が再び人々の思いを受けて合体した」ぐらいやればいいじゃん。
別にこの2体だけがベストマッチ!でもなく、状況と素材さえそろえばカオスモンのごとく他のデジモンも混ぜられるんじゃないか。
それにオメガモンのデザイン自体、デジモン由来のパーツが両腕だけな構成だから、
逆に言えば「まだパーツをくっつける余地がある素体」と言える状態でもあったと思うんだよな。

 確かにデジアドではパートナーを究極体にまで進化させられたのは太一とヤマトだけだったけど、
別にあれは太一とヤマトだけが飛びぬけて成長したワケでも、パートナーと絆を育んでいたワケでもない。みんなががんばってた。
ただたまたま、商売の都合で主役補正の強い2人が優遇されたってだけで、選ばれし子供たちは8人とも平等で然るべき。
その垣根をなくす、せっかくの機会だったのになぁ。


 改めて、この度公開されたオメガモンの新たな姿、オメガモンマーシフルモード…。



 ダッサwww選ばれし子供たち抜けるわwww
tri.最後の良心とも言えた「キービジュアルは毎度雰囲気があってカッコいい」って所すら、最後の最後に打ち砕いてくるとは。

 今までもオメガモンの亜種は散々出てきたが、名前こそどれもクソダサくとも、
デザインは「オメガモンと同等」あるいは「オメガモンよりはカッコイイ」レベルだったのに、ここにきて名前もデザインもひっでぇのが来た。
tri.のキャラデザが気持ち悪くて作画もヘボいせいでマーシフルのデザインの良し悪しはまだしっかり判断できないが、
「オメガモンに羽は似合わない」のは今更疑いようもないので、この先公式絵なんかが出てきてもそんなに印象は変わらないだろう。

 あとオメガモンのプロポーションって「メリハリ」が大事で、
デジアド版のあのバランスは設定画で見ると正直ヘンに感じるけど、
両腕や足が極端なくらい大きくて主張が激しい方が外連味に溢れてアクション映えもしてイカスと思うんだけど、
tri.のオメガモンってどこまで行っても「痩せこけてるだけ」なのがなぁ。

 …ていうか、羽つけるにしても、蝶じゃないんすね…。あんだけButter-Flyを酷使しておいて。
そりゃまぁ和田さんはエンジェモン推しだったし、この羽も恐らくはメイクーモン由来だろうから天使要素でこうなってるんだろうけど、
せめて羽は8枚ぐらいつけてマントと遜色ないシルエットを演出できるようにはしてほしかったなぁ。
 あとこの、ショボい刀とヤクルトみたいなちゃっちいキャノンは何…? 両津マユゲにしか見えない目の上ラインも気になる。

 つーか、胸の紋章が間違ってる(勇気が友情側に浸食してる)の、先行カットだけじゃなくて設定画からなのか…。
まぁtri.版オメガモンは5章からちょくちょく勇気100%だったから、最後の最後で勇気が75%になって譲歩を覚えてオトナになったねぇ~タイチ~。

バカ!!!11!!


 「マーシフルモード」という名前もまた味わい深い。
「オメガモン」自体が完成された語感なので何を足してもダサくなるのは実証済みだが、今回は断トツでヒドい。

 妙に響きがガーリッシュかつ聞き慣れない言葉だが、「merciful=慈悲深い」という意味らしい。 …慈悲?
世界を滅ぼしかけたメイクーモンをも赦して融合するからだろうが…え?子供達がメイクーモンを助ける動機って、「慈悲」なの?
まぁまぁ、ここまでこう進んできたのだから子供達がメイクーモンを受け入れるのはまぁいいよ。まぁいいけど…「慈悲」…かぁ……。

 いやさ、わざわざ最終章で「ぼくらの未来」なんて急に法則ブチこわしサブタイにしたんだから、
「メイクーモンも一緒にいてこそのぼくらの未来だ!」ってノリで「オメガモン超究極体(フューチャーモード)!」
とかだったら俺もVテイマー要素拾ったか~サンキュー!と感心してたし、
あるいは「tri.」をひっかけたネーミングにするとか色々あっただろうに、ここにきて「慈悲」、ねぇ…。
 シャウトモンX7が最終的に「シャウトモンX7スペリオルモード」になったのと同じガッカリ感だ。
あれ、「実際に合体できるデザインだからこういうパーツ構成になったのに、
半端にパワーアップして合体が不可能になりただブサイクなパーツオバケになる」ってのもイヤだったけど、何より名前がイヤだった。
強化フォームにタイトルや劇中のワードを拾われるのが好きだから、「シャウトモンXH(クロスハート)」とか、
あるいは誰かが言ってた、7の次である「8」を横に倒して「シャウトモンX∞(クロスインフィニティ)」ならどれほど良かったか…。

 しかしまぁ、慈悲深いとグレイソードが剣から刀になったりガルルキャノンの砲身が半分になったりする意味もよく分からん。
いっそ両腕のグレイヘッドとガルルヘッドも外して武装解除した方が「グレイガルルの優遇」をなくせて、「慈悲深さ」も出せたかもしれない。
なんにせよ、tri.6章を見終わった後の俺も、マーシフルモードでいられるといいな。


 
 ここまで来たら後はもうtri.6章を実際に見るのみ…と言いたいところだが、まだ言っておきたいコトがある。

 上に貼ったPVを見ても分かるが、選ばれし子供達はtri.で再び、世界を救うために戦っている。
「俺達は、俺達のやり方で世界を救って見せる!」とヤマトも叫んでいる。

 だが、tri.の1章を思い出してみてほしい。
八神太一、17歳、高校生。
あれは、「かつては世界を救った存在である太一も、現実に直面し、新たな問題に向かって新たな道を進んでいく」という導入だったはずだ。

 「少年が世界を救う話」はもうやった。02の時点でもうその役目は頼れる後輩に託している。
そんな英雄が成長して、分かりやすいヒーローの戦いではなく、一人の人間としての苦悩を描く。
つまりは「世界レベルではなく、個人レベルの話をやる」のが、ターゲット層も大人向けにシフトした、tri.の方向性のはずではなかったのだろうか?

 そりゃまぁ、世界を救うってのは偉業だ。世界を救えば、世界は救われる。 
しかし、tri.に求められていたのは、いや、tri.が描こうとしていたのは「世界を救う話」だったのか?
西島先生との会話で、太一が将来の夢である外交官を目指すきっかけになるエピソードではなかったのか。
それに関わる形で現れたメイクーモンや芽心を救うために、わざわざ世界を巻き込んで、空虚なスケール感を見せたドラマにする必要はあったのか。
現状のtri.の内容だけでは、太一たちが目指すべき夢は猟友会とかそこらへんになってしまう。


 世界は一応みんなのものなので、「個人のドラマ」とは真逆の題材になってしまう。
増してや、等身大の人間を描きたいのであれば、なおさら「一般人が世界を救う」なんて突飛な話は選んではいけない。
アストラやエリは身の周りのために戦ったのに、ハルだけ唐突に世界を救うため極まったせいで全然感情移入できなかった、あれと同じ過ちを、tri.は繰り返している。

 別に選ばれし子供たちはあの8人しか存在しないワケでもない。
それこそ、「最低でも02組がいるべきだ」という認識を持った視聴者に向けた作品のはずだ。
だのに、何故「太一たちがまた戦わなくてはいけないのか」という描写が悲しいくらいに足りていない。
1章冒頭から「02組になんかありました」というアヤフヤなカットは入れていたが、その説明が未だにないので、ただ不信感を募らせただけ。


 何故、こんなにもテーマがすり替わってしまったのか?、
実際のところ、1章の頃から別に綿密なストーリーでもなかったので、「テキトーにやってたのでブレた」ってだけのコトなのだろう。
何かそれっぽくオトナな雰囲気を出したくてアレコレやったけど、
描写力もないし、着地点も見つからないので分かりやすいラスボスとしてオルディネモンを出して、これでチャラにさせにきた、というのがよく分かる。

 そうでもなければ、わざわざ「世界レベルの災害」にする必要がない。
よくできたエピソードであれば、別に「話のスケール」は大きくある必要はない。
手に汗握る展開や心温まるドラマがあれば、川に流されたネコを助けるだけのご町内レベルの話でも面白いストーリーは出来る。

 だが、内容がなかった。
6章もかけて子供たちやデジモンに成長を全く描けなかったので、
せめて「世界を救う」というトロフィーだけはくれてやって、一応の決着、「この話の意味」をもたせようというのだろう。

 どうせ戦いモンにするのなら、最初からそうしておけばよかったのに。
そも、デジアドの選ばれし子供達のメンタルは既に完成済みで、02の時点で既に大人顔負けの風格を持っていた。
02では「せっかく人間としては成長したのに戦力としては後輩に花を持たせていた」ので、
そんな先輩たちが究極体進化を引っ提げて悪いデジモンを倒すべく大暴れ!みたいな話でも、十分イイモノができたと思うが。

「悪いデジモンが現れたぁ?そんなの大輔たちに任せときゃいいだろーが」
「大輔くんたちは今、みんなで旅行に行っているんです。僕たちでなんとかしないと…」

みたいな、ウォーゲームの戦力範囲を8人に広げたような背景にでもしておけば、
「02勢に出番を与えなくてはいけない問題」も簡単にスルーできたろうに。
 大輔や賢ちゃんが旅行を楽しんでいるカットでも挟んでおけば、
「まぁ、今回はデジアド8人の話だもんね」と視聴者もそれ以上追及するコトもないだろう。
それこそ、最後の最後になってインペリアルドラモンが助けに来る熱い展開なんかもできる。2章のアレほんとなんだったの。


 やりようはいくらでもあったろうになぁ。
物語にとって大事な根底となる要素すらこんなにも雑にブレてしまうだけでも、そのヒドさを改めて実感してしまった。
そりゃまぁ、tri.がtri.になるワケだよ。


 tri.って、何だったんだろう。
「デジモン」はともかく「デジモンアドベンチャー」は根強いファンも多い重要タイトルだったはずだし、
当時のスタッフも今なお活躍中の人は多いのに、まさか公式からこんな雑に扱われるとは思わなかった。
仲間内では、「監督やタイフーングラフィックスにアニメを作らせる企画」としてデジアドが犠牲になった説が持ち上がっているが、
ここまで原作の扱いがゾンザイで、新人研修の実験作じみたアニメである事実を思うと、あながち的外れな意見とも言い難い。


 こんな作品がどのツラ下げて終焉を迎えるのか、終わったあとにファンの反応はどうなるか、
何より、その時の自分はどういったこころを抱いているのかが気になって、tri.6章、本当に楽しみです。
話はいくら尻切れ未消化でもいいし伏線回収には期待してないけど、お願いだから6章でちゃんと終わってね♡


なんだこのサムネ

 それはそうと、超進化魂ディアボロモン発売記念にぼくらのウォーゲーム!が4月16日まで無料配信中。
自分は円盤も持ってるし何度も見たからいいけど、「話題性もあり多数のデジモンファンを手っ取り早く喜ばせる方法」としてはかなりの妙案だなぁ。
周りに「デジモンに興味あるぜ」って人がいたらまずこれをススメておくのが、約20年前からのテッパンですよ!(複雑な心境)




■2018年3月07日 銭湯とリンクスとガチャ到着編

 覚えやすいのでそろそろ知れ渡り率も上がってそうだけど、3月の3日が誕生日でした。
お祝いの言葉をくれた方々、絵まで描いてくださった方々、直接アクションは起こさず念波で祝ってくれたシャイな方々、ありがとうございました。
自分用にプレゼントを買ったり、ちょうど予定がガッチェンしたのでヘッドラインのけーいちと銭湯に行ったりと、今年の誕生日を満喫しました。
 けーいちと銭湯に行くのももう6回目ぐらいらしいが、毎回行ってるのはここ「みうら湯」。
ちょうど去年の今頃に改装が終わった銭湯?温泉?で、横浜から弘明寺に乗り換えて、少し歩いた所にある。
世間的な銭湯レベルを知らないのでここがどれぐらいのグレードなのかは分からないけども、
入浴料は休日でも1000円を切っているし、何種類かの風呂に加えて露天風呂があるので満足度は高い。
設備はキレイだし、休憩スペースだの食事処、時間潰し用のマンガなどと細かく気が利いていてイイカンジ。

 一人暮らし、ていうかユニットバスだとどうも入浴が「シャワーで体を洗うだけの作業」に成り果てがちなので、
こういうデカい銭湯に行って全身を癒すのがたまの楽しみになっている。家の近くにあればもっと頻繁に通うのになぁ。


 
 俺がノホホンと過ごしている一方、デジモンリンクスはマズい状況にあった。
 3日から現在に至るまで、ずっと緊急メンテ状態かつ復活のメドは立っていないという、中々ヤベーイ事態だ。

 この件について、既にデジモンヘッドラインでも触れられているが、
現在、リンクスを運営している(とされる)会社「マイネット」のサーバーが不正アクセスを受け、大規模なサービス停止が行われているようだ。

 会社側の落ち度ではないのでキチンと説明すればよさそうなモノだが、
何か事情があるらしく、「リンクスの運営は現在マイネットである」という点は言及されていない…というか、むしろ隠されている。
(なお、マイネットはかつてのリンクスの運営である「クルーズ」を吸収しており、さらには未発表の運営タイトルがあるという。
 そしてこのタイミングの一致した大規模なサーバー障害となれば、ほぼ間違いなくビンゴと言える状況になっている)


 そんなこんなで今回の大規模な公式発表がないので仕方ないと言えば仕方ないのだが、
それを踏まえると尚更、この公式アカウントに対するリプライ欄の醜悪さがどうも気になってしまう。
運営が何かやらかしたワケじゃないのに、「無能」「クソ運営」と蔑む人たちを見て、君はどう思う?


 もとよりリンクスに限らず、ソーシャルゲームのプレイヤーは民度が低い。正確に言えば、一部の民度の低さが目立つ。
そうなってしまう理由は何か。既に専門家か何かが分析してそうなものだが、自分でも少し考えてみた。

 まず、「スマートフォンがあれば基本無料でプレイできる」という敷居の低さ。
低年齢層ユーザーの参入や、何気なく入ってきた完全に新規のユーザーによって古参と衝突を起こすコトも少なくない。
さらに、「基本無料ではあるが、満足するほど楽しむには課金か運が必要になる」というギャンブル性。
ハッキリ言ってしまえば、ソシャゲは無料である代わりに「不完全で不備の多いゲームを遊ばされる」形であるとも言える。
そして「公式やファンとの居場所がネットと密接になるため、ファンコミュニティを形成しやすい」という性質。
本来ならばそれは素晴らしいコトだが、一部の集団だけで妙なルールができあがったり、
「自分たちは力を得た」と錯覚したグループによって、不要な悶着を起こすきっかけになったりもする。
つまりは「文句が出やすいし、文句を言いやすい環境が作られるし、それに影響されて文句を言う層が増えていく」といった感じか。

 「公式が動きを見せる機会が多い」というのも、コンシューマーゲームなどとの大きな違いだろう。
例えば「A」というイベントで一部のファンから不満が出たあと、
公式が予定通りならすぐ次に実施する「B」の告知をすると「Aのアレはどうなったんだクソ運営が」との文句がつく。
コンシューマーゲームでも「前作のアレはどうなったんだクソが」という文句はつくが、ソシャゲの場合はそのサイクルが圧倒的に早い。

 そんな光景が、「一般ユーザーが目にする告知ツイートのリプライ欄」で繰り広げられるのがよくない。
文句を言っている層がそのコミュニティで集まって不満を募らせるコトに罪はないが、
公式のリプライ欄で暴れられると、何の気なしにただ情報を得ようと思った他のユーザーの目にもとまってしまう。
見たくない人には不快要素になるし、「あ、俺もこんな文句言っちゃっていいんだ」と感化される層を増やす土壌になる。

 俺自身も去年から、大人気ゲーム「FGO」を始めたのでその最上級のヒドさを目の当たりにする機会に恵まれた。
公式を貶し、代表格をそしる光景もずいぶんと見慣れてしまったが、「これはひどい」という感想は変わらない。


 決して、「文句を言うな」と言ってるワケじゃない。
リンクスは俺自身とっくの昔に一瞬でやめているが、
「現在進行形でデジモンを追っかけてる奴ならやっておくべき」という候補に挙がらない時点で、相当ヒドいゲームだと思っている。
その後もちょくちょくと情報は聞きかじったり、プレイヤーの感想を目にしたりはしているが、
実際にプレイしているプレイヤーならば、なおさら色々な不満点が見えてきているコトだろう。
それこそ、公式に対して暴言を吐きたくなるほどの不満を今なお募らせていっているのかもしれない。

 だが、それを公式アカウントへリプライで言うのは違うだろう。
「このコンビニの弁当マズいぞ!」と、レジの学生バイトに怒鳴り散らすようなものだ。
あんたはストレスを発散できて満足かもしれないが、レジではその事態を解決する術がないし、見てる他の客もドン引きだ。


 不満が出るというコトは、それは言い換えれば「望まぬコトをされた」、つまりは被害者の位置にあたる。
被害者なら被害者らしく振る舞ってればそこに理があるのに、
だからって反撃として「直接殴りに行く」なんて安直な加害者ムーブをとるのは悪手だ。


 もし、実際公式に対してひどいリプを送っていた人がこれを読んでいたなら、どうか少しでも認識を改めてほしい。
不満は個人のブログやツイート、あるいは匿名掲示板とかで愚痴る分には問題ないだろうし、
本当に聞いてほしい真摯な意見であれば、お問い合わせフォームだのメールだのから運営に直接声を送ってほしい。

 当人は「ただ不満を伝えたかった」だけの動機でも、それを見た第三者からの印象は決してほめられたものじゃない。
「こんなコト言っちゃう人なんだ」と他人をじわじわと幻滅させていくだけで、なんにもいいコトはない。
お手軽なリプライ欄で罵り言葉と交えられた意見に、「これには耳を傾けるべき正当性がある」と判断する人はそういない。

「確かに他の人は酷い暴言を使っているが、自分はそこらへん気を付けてるぞ」という人も、
公式に対してリプライを送っているその時点で、他の口汚いのと一緒くたの認識にされるのであまり意味はないと思う。
ねぇ昇ちゃん、
公式アカウントにお返事するのってそんなに悪いコトなの?
別に公式へのリプライそのものが悪かったり、何かルールがあって禁止されてるワケじゃないわ。
ただ、ツイッターもできてからが長いからね、
ユーザーの経験則で、「公式アカウントに対してリプを送るヤツは変なのが多い」って認識があるのよ。
といいますと?
まず「公式アカウント」とはどういう性質のモノかを考えてみて?
あれって中身は個人じゃなくて、企業が広報のためにやってるモノでしょ?
そりゃ、中には公式を名乗りつつも実質上の個人アカウントだったり、
企業アカでも他のユーザーと熱心に会話したりするのもあるけど、基本は「情報を出すためのアカウント」なのよ。
確かに人の手によって動かされているモノではあるけど、それは実質的にただの看板みたいなものじゃない?。
つまり、「話しかければ返事が返ってくるワケではない」。
それなのに、そんな看板に対して一方的に話書けまくっている人がいたら、どう思う?
ヤベーイ!
返事がこないのを分かってないのに話しかけてるなら無知、
返事がこないのを分かってるのに話しかけてるなら変な人で、どう転んでも警戒対象になるワケ。
しかも、その「話しかけている様子」は、公式アカウントを見た他の人の目にもとまるわ。
公式アカウントってのは性質上、フォロワー、つまりは見に来る人も多いでしょ?
つまりそんな公式アカウントに対して話しかけている人というのは他の人からはどう映る?
人でいっぱいの大通りの中、大声で看板に話しかけているようなモン、かなぁ。
ハタから見たら相当アブない人ってコトになっちゃうのよ。
当人にそんなつもりはなくとも、そんな風に見られる可能性があるコトは留意しておいた方がいいわね。
リプライ内容が絶賛であっても罵倒であっても「公式アカウントにわざわざ話しかけちゃう人」
というのは、そういうフィルターを通して見られてしまうコトになるわ。
はぇ~。 そういうの気にする人からは
「どうせ返事がない相手に話しかける頭パァ」とか、
「人目につく所で注目を集めようとするイキリオタク」とかの目で見られたのか~こわいな~。
…でもそれって、昇ちゃんたちがヘンに色眼鏡で見すぎてるのもあるんじゃないの?
レッテル張りなのは確かだけど、しょうがないじゃない。実際ヘンな人が多いんだから。
別にこっちだって公式にリプを送った時点で差別してるワケじゃないわ。
ただ「フ~ン、そういう人なんだ」ってマークしておくだけ。
うーん、仕方ないのかもしれないけど窮屈な話にも感じちゃうなあ。
でもリプライにはせずに、独り言として呟いちゃう方が気がラクだなってのは分かったよ。
よほど真剣に伝えたいコトでもない限り、それでいいのよ。
独り言なら「何を言っても自由」という盾があるから、そうそう突っかかられるコトもないでしょう。

でもツイッター上の発言はリプライであってもそうでなくても、
「不特定多数が見ている」「誰が見ているのか分からない」のを常に忘れないように気を付けたいわね。

 
 今回なんで俺がわざわざこの話題をとりあげたかと言えば、
実際、最近公式アカウントに対するリプライ欄のヒドさが増しているのもあるが、
なによりそんなクソリプ勢の中に、俺の見知った顔も混じっているのがとても残念だからだ。
たとえ俺自身には良くしてくれる人達でも、あんな汚い姿を見せられてはそれを見る俺は良い気がしない。
今からでも遅くないので、どうか「自分の行動は何を意味しているか」「周りにどういう目で見られるか」を見つめ直してほしい。

 幸か不幸か、リンクスがアレなゲームなのは知れ渡っているので、
今ならまだ「ごめんなさい、つい頭に血が上ってしまっていました」とかそういうテキトーな謝罪で水に流せると思う。



 さて、先述の通りリンクスに限らずソーシャルゲームは高確率でプレイヤーからの罵詈雑言が飛び交う界隈。
その代償として、「新規ユーザーの入りやすさ」や「コンシューマーに対するコストパフォーマンスの良さ」がある。

 …が、果たしてこのデジモンの現状、ソーシャルゲームによって芳しい結果を得られているのだろうか? 
「リンクスからデジモンに入ったよ!」という人が多くいたのであれば、デジモンの経営は右肩上がりのはず。
しかしリンクスが出て以来、ネクオダ、アプモン、ハカメモなどのデジモンゲームの売り上げはずっと不調続きだ。
もちろんそれはリンクスだけの責任ではないだろうが、
お互いロクに連携もとらず、「ただ同時に存在しているだけ」という勿体ない展開を続けてきた結果の賜物でもある。


 以前俺は「リンクスはゲーム素材のほとんどが流用ポリゴンだからわざわざやる価値を感じない」と言ったが、
逆にリンクスから入った人にとっては、「ネクオダやハカメモは同じポリゴンだからわざわざ買う価値を感じない」とも言えそうだ。

 「素材が流用できるから、ポリゴンを増やすだけでお互いに充実度を高められていいかもね」などとノンキに考えていたが、
その実、そんな嬉しい相乗効果はまったくなく、ただユーザーを断絶する、壁をつくっていただけだったのかもしれない。

 リンクスによるデジモン活性化が見込めないとしても、リンクス単体ではどうだろう。儲かっているのだろうか。
なんだかんだで現在も続いている以上、ある程度の売り上げを見せている…とは思いたい。
しかし「終わっていない」のは確かでも、「儲かっている」という雰囲気はどうも感じられない。
ちょくちょくと新規ポリゴンが追加されはするが、そこ止まり。見た感じ、大掛かりなイベントやリニューアルもない。
儲かっていればナビゲートキャラが追加したり、グッズ展開が始めたりと分かりやすいコトをしそうなものだが、そういう気配はない。
運営会社もとって変わられた事実がある以上、「一つの会社を支えるほどのパワーがあった」とは考えづらい。


 つまり現状、リンクスの存在は「デジモンの地位を向上させる何か」にはなり得ず、「居候が増えた」程度の効果な気がする。
それだけならまだしも、シナリオなどの独自要素があるワケではないし、
同時にリリースされた他の作品を宣伝する気概もないので、「存続するコト」にメリットがない。
ゲームとして「デジモン入門向け窓口」としても機能してくれないのなら、基本無料ゲームに一番期待される効果を得られていない。
一番実感できるのが「大して流行ってもいないのにいっちょまえのソシャゲ並にユーザー民度の悪さが目立つコト」だけではなんとも虚しい。
ああ、リリース当初の異様なほどの盛り上がりはどこへいってしまったのか。


 正直な話、こんな状況が続くのならリンクスにはさっさと終わって欲しい。
デジモンで調べ事をしたらいちいちリンクスの攻略記事が出るだけでもうっとうしいのに、
ユーザーにまで悪影響を及ぼし続けられて良い顔をできるはずがない。
続くなら続くで、「続けるコトによってデジモンにどんなプラスがあるのか」を明確にする展望がほしい。

 公式に文句を言っている人達を止めるには、根本を断つ、つまりゲームそのものが終わるしかない。
ここで「そんなに文句があるならやめろ!」などと外野が言うのはお門違いというもの。
いくら文句を言っていても、ゲームを続けている人達は続けている以上、続ける何かしらの理由があるのだ。
叩いてはいても他の部分は好きだったり、ゲームを通じてトモダチができたり、乗りかかった船なので最期まで見届けたかったりするだろう。
口は悪くもゲーム人口を支えている功労者でもあるとも言えるので、そこを悪く言うつもりはない。

 だがそれはそれとして、これ以上公式に対するクソリプを蔓延させられるのはゴメンだ。
ゲームがクソだから文句を言うのか、反論してこない公式相手に人前でイキるのが楽しいから文句を言うのかはもはや俺には分からないが、
同じデジモンファンとして、ファンのあまりにもあんまりな姿はこれ以上あまり見たくない。
 フツーにリンクスを楽しんでいるプレイヤーの人には悪いが、こちらとしてはそんな心境だ。


 そうこうしている内に、新作ソシャゲ「リアライズ」が来てしまう。
現状、ゲームの雰囲気はほぼリンクスで、プレイヤー層もこのまま被るだろうから、
リンクスの貯めたヘイトをそのまま引き受ける形になり、「カルマ値がつよくてニューゲーム」という気の毒なスタートを切っている。

 しかし一応、リアライズにはシナリオやキャラクターなどの独自要素があるという。
ならばリンクスよりは存続させる付加価値を分かりやすく実感できるし、のびしろを感じる。
単純な話、ゲームが面白ければファンからの不満も少なくなり、「不満を言うコト」の市民権も弱まり、事態はよくなるのだ。
まぁぶっちゃけリアライズが面白くなるかと言われればかなり怪しい気もするが、内容が未知である内は期待したい。

 それはいいが、「公式が急にファンアートをリツイートする」などの謎ムーブを起こすなど、不信ポイントが既に高いのが不安だ。
別にファンとの交流をしていたワケでもない公式アカウントが唐突に、
直接もらったわけでもないファンアートを拾い始めたあの挙動はかなり悪い意味でドキドキさせられた。
しかもあれ以来たった2件ですぐやめたってコトは、思いのほかアレコレ言われたからやめたのだろうか…?
「思慮が浅いのはファン側だけじゃなくて公式もでした」ってオチがデジモンらしくていいですね。よくない。


 
 それはそうと、前に言ってたガチャ「カプセルマスコットコレクション2」のセットが届いた。

 ラインナップはコロモン、アグモン、ティラノモン、シードラモン、メタルグレイモンで、アグは続投。
前回のアグ、ベタ、ヌメ、もんざえに比べると随分と男の子ウケするラインナップになった。ていうか、前回が薄味すぎる。

 デキはまぁ…玩具界隈だと「最新技術!」を感じると同時に「高騰したコスト事情!」も感じられてしまいそれほど感動はないが、
今の時代に、こんな風にアニメ主役でないデジモンのガチャが出てくれるのは手放しに嬉しい。まぁ、未だに近所には入荷されませんが。

 このシリーズのコンセプトは「公式絵を再現」というコトで、
なるほど公式絵と見比べてみるとその再現度の高さや「立体にするとここらへんは微妙だな!」という点も見えてくる。
(ところでアグモンの指の数が4本ではなく3本にされたのは、結局コレ関連ってコトでいいのだろうか…?)


 せっかくなので手持ちの似たようなフィギュアと並べる。
ティラノはザ・デジモン版、シードラはワンダーカプセル。
メタグレはアクションクロスウォーズ。別人じゃねーか!というツッコミ待ちです。


 今回のラインナップでは、体の青みやうねり具合がイイカンジのシードラモンと、
流石アタリ枠だけあって若干小柄ながらも情報量がギッシリなメタルグレイモンがお気に入り。
みんなも見かけたらまわしてみよう。あれば。

 しかし、こんなVer.1を中途半端に食い潰すようなラインナップで出してきて、果たして次の弾は出せるんだろうか?
俺が注文した時は何件かあったフルコンプセットも影も形もなくなっているあたり、想像以上に出荷数が少なそうだ。
今のラインナップだけじゃ誰もメタルグレイモンに進化できないのも気になるし、
初代Ver.1だけと言わずこのままプログレス3くらいまでなんとか頑張って続けていってほしい。




■2018年3月02日 ガチャと嫌いなデジモン完結編

 例のガチャ、カプセルマスコットコレクションver.2.0がもう出回っているらしいのだが、近所にはない。
自宅の周辺、徒歩2~30分圏内のガチャ筺体が置いてある場所をここ数日チェックしてみたが、ない。 
ガチャポンは発売日、というか店に置かれる日がマチマチだし、そもそも入荷するかどうかがかなり不明瞭なのがネックだ。

 ヨドバシカメラみたいな大型量販店にでも行けばあるのだろうが、ガチャポン自体は低価格なのに、わざわざ電車賃をかけてまで探しにいくのも癪だ。
しかも、あるとは限らない。
以前、デジヴァイスやタグのガチャが出た時、欲しかったので横浜や川崎のヨドバシに行くも全くの空振りで、
「お前らがダメなら神奈川のヨドバシって何なんだよ!」とガッカリさせられた過去もあるので、そもそもヨドバシに信頼がない。
(デジヴァイスやタグのガチャは、その後「上大岡のヨドバシにあるよ」と情報を得たのでそちらでゲットした。
 店に着くと、先客のお兄さんが回していたところ詰まってしまったようで店員を呼んだった思い出があるが、あのお兄さんは元気だろうか。
 そして、tri.に耐えられているだろうか)


 こちらとしては金を払う気概はできているのに肝心のモノがなくてはどうしようもない。
かといって時間を割いてまで探すのも面倒になったので、今時らしく文明の利器、「通販」を使ってコンプセットを購入。
適当にamazonで検索をかけてみると、2000~2500円くらいで出品されている。
1回300円で全5種だから、理想値の1500円よりは多少値が張るものの、「確実性」を買えるなら安い安い。
 
 まぁ、せっかくガチャポンなのだから本当は自分でお金を入れてガチャっとポンしたかったけども、
冷静に考えてみればどうせコンプするのが前提なら、ヘンにバクチ勝負に挑むコトもないのかもしれない。

 実際、今回はラインナップを見てもすぐ察しがつくようにアソート比はえげつないようで、
コロモンやアグモンはゴロゴロ出るのに、メタルグレイモンは中々出ないらしい。
せめて前弾にいなかったボタモンやマメモンでコスト調整をしてくれればいいのに、
よりによって同じ奴を被せてくるってのは、制作サイドがいやらしいのか、あるいはこうでもしないとダメなくらい採算がとれていないのか…。
さておき、こういう時にこそアグモン黒とかユキアグモン、モドキベタモンみたいな色違いデジモンの使いどころなんじゃないかなぁ。

 まだ注文しただけなので、実物の感想とかはまた今度。



 さて、このページの2月6日分でも書いた、嫌いなデジモンアンケート
発表予定がなくなりつつもそのまま続けていた募集も、先月一杯で〆切となりました。

 応募総数は186件。中々の数が集まったのではないでしょうか。
ちなみに、発表が取りやめになってからも30人くらいの人が参加してくれました。ありがたいなぁ。
まぁ、何度も言うように発表の予定はなくなりましたが、集まったデータはまとめておきます。いつか、何かに使えるかもしれないし?


 そんなワケで前に言ってた通り、俺が嫌いなデジモン3体を挙げます。


アグモンX抗体

 そも「生存競争の激化」を描いたデジモンクロニクルにおいて、「成長期=低世代デジモンのX進化」は、必要性を疑問に思った。
デジモンはもとより「進化」という画期的な強化手段を持つので、
もしアグモンがXプログラムの中で生き延びたければ、グレイモンX抗体や、シードラモンX抗体になればいい話。
「何故わざわざ、成長期という弱さをもったまま強くならなければならないのか」を、クロニクルは全然描くコトができなかった。

 「弱いまま強くならなければならない」という前提からして破綻しているので、
「ベタモンはトサカを増やす」「プロットモンはリングがでかくなる」など、成長期のX化デザインは苦し紛れなモノばかりだった、
そんな中でもアグモンは、「グレイモンへの進化の資質が高まり体に縞模様が浮かぶ」という、
「じゃあもうグレイモンになれよ」というツッコミ待ちなのか疑わしい答えを出してきた。
元々アグモンとグレイモンのデザイン的共通点は「二足歩行の爬虫類である」というだけで十分だったのに、
露骨な縞模様を足されたコトでデザインの変化のつまらなさだけが加速した。
しかもグレイモンへの進化に固執するコトで、他の成熟期へ進化する可能性を軽視され、ゲーム的にもつまらない。

 デジモンの代表的存在であるアグモンをもって、「X進化のつまらなさ」を体現してるのが嫌い。

 
プリンスマメモン

 マメモン系には「小柄だが強い」「カワイイけど強い」「こんなナリして完全体」という、良い意味でのギャップがあった。
しかしデジタルワールドに「究極体」の上位概念が出てくるコトで、マメモン族は窮地に立たされる。
何しろ、「このデザインで強力な最終形態」という点が最大の特長だったのに、その根底が壊されてしまうのだ。

 実際の所、マメモン究極体はどうすればよかったのかは難しかっただろうが、
少なくともプリンスマメモンは「正解」とは程遠いものだったと思う。

 まず、大きさが中途半端にデカい。小さくない。マメじゃない。
そしてかわいくない。いや、愛嬌はあるかもしれないが、ネタっぽさ、アホっぽさがあまりにも強烈すぎる。
ほっぺのぐるぐるとか、完全にバカ殿のノリだ。とか思っていたら後から本当にバカ殿が出てくるので、変な方向には思い切りがいい。

 デザインもビッグマメモンと全然差別化できていない。
そも、ビッグマメモンが究極体なら全て丸く収まっていた気がする。
改めて思っても、なんで必殺技の度に完全体を投げつける奴が、無数の完全体で体を構築しているウワサもあるという奴が、完全体なのだろう。

 そしてビッグマメモンには「マメモンなのに大きい」という、ギャップを逆手に取ったギャップがあった。
元はドット絵コンテストのデジモンだが、「マメモンのドットをまんま2倍にしただけ」というシンプルながらもインパクトのある発想が本当に素晴らしい。

 何故プリンスマメモンはプリンスなのだろう。何故、プリンスのマメモンを出そうと思ったのだろう。
マメモン族は基本的に戦闘狂だったのだから、王様なんぞではなく、もっとバーサーカー的な進化の方がほしかった。
「あれだけアクティブだったキャラがこんなズボラに!」というのは確かにギャップはあるが、嬉しさがない。

 そして、マメモン族のトレードマークでもあった「爆弾」を使わない。
何故かその攻撃方法は肉弾戦であったり、花びらをまき散らしたりと、全然マメモンっぽさがない。
いっそ、「あまりにも怠惰なので、すぐに超強力爆弾を投げつけてコトを治めようとする」ぐらいの方が俺は好みだった。

 こんなヤツが、たまたま一番手だったばっかりに「マメモン族の究極体」としての地位を確立し、
マメモン系の進化先といえばこいつばかりになり、風評被害でデラモンの進化先がこいつ一択になったりするのだからたまらない。
かつては「デジモンにマメモン系あり」と言わしめたほどの勢力をここまで堕落させたのは、間違いなくこいつのせいだろうから嫌い。

 書いていて思ったが、やっぱバンチョーマメモンがデザインや設定においても理想だった気がする。


バンチョーゴーレモン

 地味すぎる。
突然「そういえば5体いるんだったね」と言わんばかりに続々回収されたバンチョーデジモンを締めくくったのがこいつだが、
なんでまた、ゴーレモンだったのだろうか。ゴーレモンでなければいけなかったのか。
バンチョーレオモン、バンチョーマメモン、バンチョーリリモン、バンチョースティングモンと来て、ゴーレモンってお前。
 Vジャンプで募集していたハガキの、どのバンチョーデジモンよりも地味。
例えタイタモンとポジションが被ろうとも、バンチョーオーガモンを出しておいた方がよかったと思う。レオ系も究極体複数いるし。

 デザインもなんだかよく分からない。
他のバンチョーシリーズは一目で「◯◯モンのバンチョー版だな」というのが分かるのに、こいつはゴーレモンだと分からない。
というか、バンチョーであるコトすら分からない。ブラストモン(兄)とでも言った具合。
必殺技も「天波返し」「世堀クロードリル」と、ますますゴーレモンとのルーツが分からなくなっていく。
いや、別にゴーレモンとの共通点があればあるほど偉いってワケでもないのだけど、
直系デジモンである以上、「何故ゴーレモンと違うのか」「ゴーレモン要素がどう変化したのか」は触れる必要があると思う。
 
 そんな分からない尽くしな割に「ムゲンマウンテンの奥底で修業をしている」と急にツッコんだ設定をもってくるが、
そのくせ、デジモンワールドのムゲンマウンテンの代名詞とも言える、ワイヤーフレーム版ゴーレモンの要素を何も拾っていない。
デザイナーと設定担当とで摺合せをしていないのだろうが、こういう「媚びた所で媚びれていない」のは神経を逆撫でされる。
カオスドラモンやデーモン超究極体のように、体の一部がワイヤーフレーム化していたら大分印象も違ったのになぁ。

 そんなこんなで、突出してクソ要素を持ってるワケじゃないけど、
「バンチョーという組織含めて、後先を考えない雑さが露骨に現れたデジモンだなあ」というのが嫌い。



 …と、そんな感じの3体で参加する予定でした。
ただ、この3体が「俺が最も憎んでいるデジモン」かと言われると別にそうでもなく、
「嫌いなデジモンを3体挙げて」と聞かれたら浮かんだデジモンです。

 本当にどうしようもないのは「何故うんだ」系のデジモンの方だと思うし、
そのテーマだったら俺はサゴモンとかバッカスモン泥酔モードとかケルベロモンジンロウモードとか、そういうのを挙げます。

 でも今回、「嫌いなデジモン」という括りに対する捉え方は特に指定しなかったので、
その点でも色んな人の色んな考え方が見られて、とても興味深かったです。
俺の挙げた例を見て、「わかる」って人もいれば、「え?そういうコトなの?」と思う人もいるでしょう。
やっぱ色んな人の「嫌い」に触れるのは、貴重な意見が見られて面白いですよ。 まぁ、発表はなくなったんですけど。


 今回の件で、「意外とみんなアンケートに答えてくれる」というのも収穫の一つだったので、
いずれはまた、今度は間違ってもストップがかからないような企画をやれたらやりたいなと思います。




■2018年2月25日 We Love DiGiMONMUSIC

 世間の流れに疎いもので、いつのまにか平昌オリンピックが始まっていた。
元々そういうスポーツ観戦の類に興味は薄いものの、ツイッターをやっていると世間的なニュースは知るコトができる。
特に、男子フィギュアスケートの羽生結弦が大人気で、ついには金メダルを手にしたという。おめでとうございます。

 ここまでなら単なる時事ネタだが、そんな羽生選手がインタビューにて、
試合前に聞いて支えにした曲の一つとして「風 ~re-fly ver.~」を挙げ、
自身がデジモン好きであるコトも語ったため、ここ最近でもかなり話題性の高い、それもデジモン界隈にとどまらないデジモンニュースとなった。
 
 「風」と言えば、歌だけでなく歌詞も和田光司さんが担当した曲だ。
デジモン関係者の方々も、亡くなった和田さんの曲が誰かの支えとなり、再び注目されたコトに喜んでいたし、
以前からデジモンや和田光司のファンである俺も鼻が高いよ…(後方彼氏面)

 
 しかもただの「風」ではなく、「re-fly版」というのがまたツウな感じだ。
元より通常版の「風」も、挿入歌としてはせいぜいテイマーズの23話
(ヴィカラーラモンを倒した回。めっちゃ中ボスを倒した感がある流れ方をするので、第一部エンディングテーマ感がある)
で流れるくらいの曲で、あまり知名度が高いとは言えない。
俺も当時シングルベストパレードを買っていなければ、覚えていたか怪しい一曲だろう。

 re-fly版は何か作品に使われたワケではなく、和田さんのアルバム、re-flyに収録されただけなので、
本当にデジモン、あるいは和田さんを追っていたファンなのが実感できてとても高得点。



 風は俺もかなり好きな曲なので、
せっかくなのでこの機会に買ってみた。今の時代はiTunesとかで、データだけなら曲単位で買えるのが便利でありがたい。

 
 羽生選手の注目度は高く、この件は色んなニュースサイト、ニュース番組でも取り上げられ「風」にも言及されたが、
「テイマーズの挿入歌」扱いだったり、通常版の方の風を流されたりと、厳密には違う扱いでモヤモヤするコトもあった。
確かに原曲は同じでも、アレンジや構成、何より歌のテイクが別でかなり違った雰囲気に仕上がっているので、混同されるのは嬉しくない。
まぁ、大衆に向けた媒体では紹介しやすさとか知識の無さで、こういうズレが生じてしまうのも仕方ないのかもしれない。
 その点ちゃんとしたデジモンの音楽担当なら…
 



 うん。



 …は?

 上のツイートで紹介されたCDに入っているのは、どれも通常版の風だ。
つまり、このデジモンミュージックという公式アカウントらしからぬ公式アカウント、
羽生選手の聞いていた曲が多くの人注目されているタイミングで、羽生選手が聞いていたものとは違う曲を宣伝しているのだ。

 確かに原曲こそ同じだが、今大衆に求められているものは「羽生選手と同じもの」だろう。
仮に羽生選手が青いシャツを愛用していたら皆が欲しくなるのは青いシャツであって、そこで「赤いシャツならウチにもあるよ」と言われても困る。
「よく似たものなんてほしくない」ってAiM姉貴も歌ってただろ!

 悲しいかなこのウソ宣伝は功を奏し、通常版の「風」も各所で人気がうなぎ上りになっている。
「re-fly版いいな、通常版も聞いてみよう」と思ってくれた人達の福次効果であればいいが、そんなコトもないだろう。

 何にせよ、「デジモン」の「音楽」を取り扱う公式がこんな体たらくなのは残念極まりない。
…が、このアカウントがこんな調子なのは、今に始まったコトではないのは割と周知の話だ。
自分がデジモンの何かについて深刻さを測る時、
「問題視しているのが自分の周りだけか」「自分の周り以外からも不満の声が挙がっているか」を基準にしたりするが、
このミュージックは中々にハザードレベルが高い。
 しかし、「そもそもこのデジモンミュージックって何?」という段階の人も少なくないだろうから、折角なので説明しよう。


 まず、「デジモンミュージック」などという企業、音楽会社はない。
このアカウントの正体は、アニメのデジモンアドベンチャーからセイバーズまで関わっていた音楽出版会社「ティーワイエンタテインメント」、
さらには過去のツイート内容などから、同社に所属するプロデューサー「松井伸太郎」氏そのものであるというのが有力説。

 デジモン以外では「テニスの王子様」にも関わっていた氏は、
名前でググると真っ先に問題点まとめや対署名運動ページがヒットするという強キャラっぷり。
音楽プロデューサーなんてそう嫌われる職業でもなさそうだが、旧2ちゃんねるでもアンチスレが立っていたほどの猛者だ。

 テニプリの方でもかなり反感を買っていたようだが、そちらはよく知らないのでここでは置いておく。
それに、中の人が誰なのかは重要なコトでもなく、「デジモンミュージック」というアカウントそのものに問題がある。
じわじわと長い時間をかけてヘイトを溜めてきたアカウントなので、問題点を一口に説明するのは難しいが、一応さらりと触れておこう。


 なんといっても、「デジモンミュージック」を名乗っている割に、「デジモンの楽曲すべてを扱えるわけではない」のが最大の難点だろう。
前述したとおり、このアカウントはティーワイエンタテインメント。
音楽会社が異なるクロスウォーズやアプモン、アクセンティアはもちろん、さらには「re-fly」関連の楽曲は扱えない。
そう、re-fly関連はそもそも名実ともに、デジモンミュージックではないのだ。

 デジモンアニメシリーズ総まとめのCDが出ないのも会社が違う大人の都合。
re-fly版風が話題になっている時に通常版を宣伝してきたのも、「自分の出せるモノを出した」という身勝手なだけの理由だ。
 せめて、「厳密にはアレンジが異なるのですが」などの注釈があればまだしも、
さも「羽生選手が聞いていた曲はここで聞ける」かのように誘導しているのがなんともいやらしい。
(このアカウントのコトだから、本当に「re-fly ver.」の文字が見えていなかった可能性すらあるのがなんとも…)

 ちなみに音楽会社が違えど、交渉によっては曲をまとめてCD化するのは可能な話。
本当にまとめる気があるのならまとめられたはずだが、「和田光司さんの死去」というショッキングな事態を経ても、この会社は動かなかった。
和田さんの三回忌に向けて「何かしてあげられないのかな…」などと呟いていたが、いくらでもあるやろが!
そうこうしてる内に、デジアド~クロウォの楽曲大集合はハカメモの特典が先に成し遂げてしまい、かなりカッコ悪い。

 元々、アド~セイバのまとめCDが出るのでそれの宣伝を兼ねるように始まったアカウントだったが、
その後も(大人の事情があるとはいえ)クロスウォーズをハブったCDを何度も出し、
「デジモンの曲を全てまとめた!」と言わんばかりの言動を繰り返していたので、以前からあまり良く思われてはいなかった。


 出してくるCDも、たまにあるtri.の新曲を除けば、ただひたすら過去曲のまとめやアレンジだったり、
Butter-Flyをひたすら集めたりと、カルピスをひたすら薄めていくような展開が目立つのもよくない。
 以前俺がデジフェスに参加した時、和田さんの曲をAimさんや宮崎歩さんがカバーしたのを聞いて感動したんだけど、
なんでCD企画としてそういうのは全くやってくれないんだろう。収録するのが面倒なんだろうか。


 CD展開と言えば、「和田光司の死を利用して稼いでいる」という印象が強いムーブが多いのもよくないと思う。 
確かにアーティストや著名人の死はショッキングで注目を集めやすく、それが商売に利用されるのはどこでもよくあるが、慎重さが求められる。
 このアカウント、「和田光司とは関わりが深く、今でも死んだのは悲しい」というツイートは普段から多いが、どうも薄っぺらい。
実際ビジネスパートナーで親交はあったはずなのでそこを今更疑いはしないが、無駄にポエムすぎるのがよくないのだろうか。
 何より、一ファンとしては一番の指標になる「和田光司のためにどれだけ精力的に動いているか」という点が、
手抜きの水増しCDや良く分からないグッズでは「なんだよこいつ、本当に悲しいのかよ」と怪しくなってしまう。
いくらキレイな言葉を並べても、それが行動に移せてないんじゃとても心に響か…ナイんだなあ。

 個人的には、既存のアルバムに「和田光司が死んだ」という旨を載せたシールを貼って再販した時が一番のドン引きポイントだった、
まさか、リアルで革命機ヴァルヴレイヴの「安らかにボタン」並に生命リテラシーが低いモンを見るコトになるとは。


 

 普段からどうにも言動が危なっかしい公式アカウントだが、
今回の件で一番周囲を「えぇ…」と困惑させていたのはなんといってもコレだろう。
声優でも役者でもなく、ただデジモンが好きと公言しただけのスケート選手である羽生選手が、何故デジモンアニメに出ねばならないのか。
いや、それが本人希望ならまだ良いとして、こんなの企業側が言うコトじゃないだろ…。感謝の意にしても、媚びだとしても気持ち悪い。
てかあんた、音楽会社なんだからキャスティング権限持ってないでしょ…。こんな突拍子もない妄言聞かされちゃ、周りも反応に困るんじゃないか。


 「企業」というテイならばもっとちゃんとしたツイートを心がけるべきだし、しっかり公式マークの取得もしてほしい。
そもそもデジモン楽曲すべてをまとめられないのなら「デジモンミュージック」を名乗るべきでもない。
公式アカウントという肩書きで個人、それも実際の関係者がくだをまいているのが現状で、そりゃあ疎まれもする。
こちらは「re-fly」の権利を持っているランティスの宣伝ツイート。
そうそう、こういうのでいいんだよこういうので。



 そんなこんなで過去のツイートにもアレな内容が盛りだくさんのデジモンミュージックだが、
「炎上」の類は一度もなく、不快に思った周りの方がただただミュート・ブロックしていくという珍しい公式アカウントになっている。

 後学のためにも、何故炎上しないのか考えてみたが、
「公式アカウントだというのが分かり辛いため標的にならない」「デジモンファンじゃないと何が悪いのかが分かり辛い」
「気持ち悪いので触りたがる人が少ない」あたりだろうか。
一応、「マナーに反した行為はしていない」のも大事なところか(今回の「風」の詐欺誘導はかなり危ないラインな気もする)

 炎上狙いのバッシングに限らず、最近はデジモン公式アカウントに対して主に外人からのクソリプ率が高まっているが、
ミュージックは依然として虫よけスプレーが効いたかのように、リプライそのものが全然なくスッキリしているのが不思議だ。
 もしウザったいリプライにお困りの公式アカウントの中の人は、
ミュージックを見習って普段のツイートのポエム率を上げたり、「周りの全てがButter-Flyに見える」などの名言を残すといいかもしれません。


 それはそうと、ミュージックは「そろそろ後継者を探したい」とも言っていたので、
中の人が早く交代して名前通りに「デジモンミュージック」として機能くれることを期待しています。




■2018年2月13日 いろいろ雑記


 活動を休止していた藍井エイルさんが復活するらしい。
人気のあった人だし、デジモン的にもネクストオーダーのアクセンティアの人なのでこれは嬉しいニュース。

 ネクオダは色々とアレ…というか惜しいゲームだったけど、デジワー3以来、久々にゲーム用の歌がついたのは良かった。
サイスルやハカメモも、あれだけCGムービーとか劇中アニメとか入れる気合があったなら、何か歌もつけてほしかった。
歌がある効果は侮れないもので、象徴として作品を華やかにしてくれるし、
俺の経験上、デジモンファンとカラオケに行けば大体ミラクルメイカーとアクセンティアは入る。アニメ曲ばかりじゃ飽きるしな。

 藍井さんと言えば、ネクオダ発売前のニコニコ特番が印象的だ。
元々ゲーマーだったので弟と一緒に初代デジモンワールドをプレイしていたという。
「おもちゃの街まで行ったコトがある」とか「バスターダイブをよく使ってた」など、
ちゃんとプレイヤーだったのがよく分かる内容がメチャ面白かったので、今でもたまに勝手に「バスターダイブ藍井」と呼んでいる。
 ネクオダにもバスターダイブ実装されたのはよかったね。
モーション雑だし格闘最強技だったのが中堅にされたりと色々謎だったけど。 ネクオダ、そういうとこだぞ。

 デコードとネクオダの良かったところを上手くまとめてくれればまだデジワーシステムには可能性があると思っているが、
やっぱ色々と制作も調整も大変そうだし、何より「ユーザーがそれほどデジワーシステムを求めていないのでは?」という疑念はある。
でも個人的には、やっぱあのデジワーシステムがデジモン的には一番ベストマッチだと思うんだよなぁ。

 サイスルやハカメモはストーリーとビジュアルが良いから俺も絶賛の勢いで褒めてるけど、
「ゲーム」としては別に面白くないというか、あまりにもシナリオとRPG部分が混ざり合ってないのはずっと気になっていた。
そもそもデジスト系列の「自由な進化退化」自体も好きじゃないのだが、まぁ、長くなりそうなのでいつかまた。



 最近、香港のメーカーから、オメガモンX抗体に限りなく近い何かのようなアクションフィギュアが発売された。
まぁ手っ取り早く言ってしまうとパチモンであり、公式の許可をとっていない違法玩具だ。
ただ、既存製品の金型をそのまま使っているとか、それを拡大縮小した海賊版というワケではなく、
「許可はとっていないが、ちゃんとイチから造形し、量産・販売している」という製品。

 デジモンでこのテの商品が出るのは恐らく今回が初めてだと思うが、
以前からトランスフォーマーなどで、こういう非正規玩具が出ているコトは知っていた。
違法だの非正規だのと言われると粗悪な詐欺商品のイメージがつくかもしれないが、
商品としてはシッカリしているモノが多い…というか、この海賊界隈でもダメメーカーは淘汰されていくので、必然的に強いところが残るようだ。

 今回出たのは「METAL BUILDシリーズっぽいアレンジが施されたオメガモンX抗体に限りなく近い誰か」だが、
「ネクスエッジスタイルっぽい造形のジエスモン、スサノオモン、デュークモンCM」など、早くも新作の情報も流れてきている。
タチが悪いコトに造形バランスが素晴らしく良さそうで、ファンも心を揺さぶられてしまうコトだろう。

 非正規メーカーは「公式」ではないが故に商品化のフットワークが軽かったり、一般流通に乗せなくていい分制約が少なかったり、
なまじ公式より「ファンがほしがっているモノ」をダイレクトにお届けしてしまう強みを持っている。

 本来ならば、「こんなモノを買うのはいけないコトだ!みんなはやめようね!」と注意喚起をすべきなのかもしれない。
でもどうだろう。
確かに、法的に見ればこれは思いっきりクロなので、まったく褒められた商売ではない。

 しかしこれは、「欲しがるファンはいたのに、公式が出してくれなかった隙間産業」だ。
別に購買層だって、「公式のはいらない!非正規だから買う!」なんて動機で買ったわけではないだろう。
ただただ、「自分の欲しがっているモノを出してくれたのが、公式ではなかった」というだけで。

 俺は「違法の非正規玩具」も、「買ってしまった人」も責める気になれない。
さらには、「そういう介入を許してしまった公式」すらも、責める気にはなれない。
そりゃまぁ、公式から出してほしかったとは思うが…。
今までデジモンを追ってきていれば、ここでいきなり「ジエスモンのフィギュアを出せ」なんてのは無茶ぶりでしかないと分かる。
でもその「公式の動けなさ」を実感したのが悲しいし、「差しのべられた救いの手が公式ではなかったコト」もなんだか悲しい。
自分同様に、なんだかヤリキレナイ思いをしている人もいるかもしれない。
まぁ、買った人が満足してるなら、いいんじゃないかな(適当)


 X抗体と言えば、「X抗体15周年企画」とは、どこまで本気でやるんだろう。
ここで公式も「オメガモンX抗体のフィギュア? そんならこっちにだって備えがあるぜ!くたばれパチモン野郎!」
…とかそんな感じで何かしらブチかましてきてくれれば相当カッコイイが…うーん。
当時のデジモンクロニクル同様、イラストやテキストでなんか軽くショートストーリーをやって終わりな気がする。

 公式が今こうしてX抗体15周年を持ってきたのも、別に「X抗体でやりたいコトがある!」意欲に燃えているわけでもなく、
「何やったらいいのかネタが尽きたから、丁度アニバーサリーだったコレに目を付けた」とかそんな程度だろう。

 そも初弾のチョイスが「スレイプモンX抗体」「クレニアムモンX抗体」なんてのが、
「何をやればいいのか分からないので、とりあえずナイツをX進化させてみた」ってのが見え見えでイヤになる。
同じナイツにしても、せめて当時デュナスモンに出し抜かれたロードナイトモンX抗体とかなら必然性も感じられたのに。
ていうか、今更になってまで元々強い究極体にメガシンカを追加されるコト自体がなぁ。
どうせならグレイスノヴァモンみたいにナイツ合体デジモンとかが増える方がよかったかも?
ていうかグレイスノヴァモン、あいつにじゅっすに出てヒョロいドット晒しただけで息してないけど大丈夫か。あいつ自体が宇宙だから大丈夫か。


 ところで俺、Xデジモンに関しては「設定面はどうでもよく、結局の所ウケるかどうかはデザインが全て」という認識だけど、
…今回の新顔2体、大丈夫? ただ線が増えて煩雑になっただけで、「既存種とは違うカッコ良さがある!」とは思えなかった。
ていうか、スレイプとクレニアムの元デザインがあずまりさんと相性悪すぎたのでは?
シャープにメカメカしくすればいい類じゃなくて、装飾を増やすにしてもメディーバルデュークモンみたいな路線がよかったなぁ。

 そういう得手不得手があるからこそ、当時もXデザイナーは数人がいたんだろうに、
デコード以降はデザイナーが違うベルゼブモンXすらぜーんぶ一人に任せてるのがよく分からない。
こういう点も含めて、「本気でXデジモンを再燃させたいんだな」という気概が感じられないのが正直なところ。
スレイプとクレニアム、クロニクル展開当時のノリだったらNAOYAさんが担当だったオーラがほとばしってるし。


 新展開と言えば、ソシャゲの新作デジモンリアライズも控えている。
ここまでタイトルの時点でなんだか脳がうまく認識せずに顔をしかめてしまうのは、「デジモン生活」以来だ。

 タイトルからすればデジモンの現実化に重きをおいた、それこそ「ポケモンGO」のデジモン版と言える内容になりそうなモノだが、
現時点では公式サイトもPVも情報量がなさすぎるし、スクショからは「リンクスの流用感」ばかりが強く感じられてよくわからない。
情報は少ないが既に「新しく幼年期をつくる」という個人的にもうほんとやめてほしい実績を早くも解除してきたので、手強い相手になりそうだ。

 リンクス同様にサイスルポリゴンを流用しまくりなゲームなのは確定なのでその点で既にプレイ意欲は低い。
コンシューマーゲームをプレイすればフツーに使えるデジモンを、なんでわざわざスマホで改めて面倒な手順を踏んで入手する必要があるのか。
基本無料なのでハードやソフトがないプレイヤーには優しいだろうが、ゲーム購入組としてはやはり魅力が薄い。
現時点でも「リンクスでしか使えないデジモン」はいるが、「どうせその内輸入されるでしょ」か「別にどうでも…」という感想しかない。
そんななので俺は、リンクスはすぐに飽きてやめてしまった。

 バトル中のグラフィックは別に流用ポリゴンで構わないから、
せめて立ち絵とかカットインとかは色々と差別化してくれればまた印象は違うと思うんだがなぁ。
公式絵だけでなく、コレクターズやクルセイダーの頃のイラストも勿体ないし、なんとか再利用してくれないものだろうか。


 でも、思い返してみると、サイスル、ネクオダ、ハカメモとここ最近出たコンシューマーデジモンゲームも、
とても「登場するデジモンすべてをフルに活かせている」とは言い難い内容だった。
大体のプレイヤーに、一度も使わなかったデジモン、見かけた記憶がないデジモンも多数いるはずだ。

 リアライズにはシナリオ要素があるという。
ここで「今まで参戦はしていたが目立ってなかったデジモン」を魅力的に描いてくれるコトに期待したい。
やはりいつまでも「人気デジモンを追加していく」だけでは限界がある。
新作を通して「登場しているデジモンを人気にしていく」という流れもないと、薄味なキャラが増えるだけになってしまうと思う。

 というか、今のデジモンゲームは根本的に「どのデジモンにも登場するだけで価値がある」機構を用意するのが急務だと感じている。 
いつまで経っても能力の高い上位デジモンばかりが最終メンバーになり、
完全体以下、つまりはデジモンの過半数が対戦用のキャラクタープールとしては死蔵状態なのはハッキリ言ってダメすぎる。
ここを改善さえすれば、たとえキャラやデザインが被った新デジモンであろうと
「お前みたいなチョット違う奴がウチに欲しかったんだよ!」とプレイヤーの歓迎ムードも出てくると思うんだけど…ま、すぐにはできないよなぁ。


 しかし、新しくテイマーもつくってくれるのはいいけど、なんだか色々とズレてる感。
男主人公?の名前が「拓巳(タクミ)」で近年出たばかりのサイスルと被ってる時点で過去作リサーチ力が皆無なのが辛い。
キャラデザとしてデジアド~フロンティアを手掛けていた中鶴さんを起用というのも、あまり得策とも思えない。

 そりゃまぁ、何のユカリもない人よりは過去の人気作関係者の方が安心感はあるが、
今まで「デジモンアニメのキャラデザは中鶴って人なんだぜ!」ってアピールは全然してきてないので、多くのライト層には伝わらないだろう。
時間が経つコトで中鶴さんの絵柄も当時とは変わっているし、今作は意図的にキャラの年齢をあげているので、尚更コンセプトにブレを感じる。
ていうか、アニメ層を意識するならそれこそ過去のアニメキャラをそのまま出せやとずっと思っているのだが、なんでやらないんだろ。権利料払うの嫌なの?
俺なんて、リナちゃんが実装されたらマッハで事前登録して即課金も辞さないのに。
リナちゃんよりパワーを持ったアニメキャラが多数登場すれば、それだけでもハクがつくだろうになぁ。超デジカ大戦の話はやめろ。

 セイバーズ以降はアニメもゲームもキャラデザを違う人に発注するコトはアタリマエになったのに、ここでまた懐古されるのも個人的にあまり嬉しくない。
中鶴さんを呼んだり名前をタ縛りにしたりと無駄に古参に媚びた割には、「主人公がゴーグルをかけてない」という片手落ち感も気になる。
結局これも現Xのあずまりさん同様、デザイナーの使い方が「ほんとに大丈夫なのか?」と不信感を覚える要因になってしまう。
 

 そして、ゲームのメインとなる素材を同じくする「リンクスはこの先どうなるの?」というのも気がかりではある。
意外と続いているというコトはリンクスもそこそこ儲かっているのだと思うが、
それにしてもここで似たようなコンセプトのリアライズをぶつけてくる意味が分からない。
まぁ、デジモンって同シリーズでも別事業部で似たような商品を似た時期にぶつけて殺し合ったりするけど。リブートとアーツのオメガモンとか。

 リンクスが死ぬか、リアライズが死ぬかは分からないが、恐らく両者が無事でいるコトはなさそうだ。
せめてリンクスが死んだ時は、ヒナちゃんはどこかで拾ってあげてほしい。なんかこう、やってないけど可哀そうだから…。




 tri.6章のPVもきていた。ダメそう。
これ見よがしでホーリードラモン進化を見せつけてきているが、オファニモンとしての挽回がないのなら、オファニモンFDMってほんと何だったの…。
先立って発売されていたデジヴァイスコンプリートセレクションアニメーションでは音声が
「テイルモンワープ進化・ホーリードラモン!」だったので、ちゃんと玩具合わせの展開になったと言えるが、見せ方というか積み重ねというか…。
「オファニモンがラグエルモンと激闘を繰り広げるも堕天」って流れが5章にあれば、最後ホーリードラモンになるのも燃えたかもしれない。

 ていうか、ホーリードラモンは別にオファニモンでもいいんだよ。
プレシオモンだよ!俺が出してほしかったというか、デジモンアドベンチャーのゴマモンになってほしかったのは!

 細かいところはまぁ、6章を実際に見終えてからまたコラムで書きます。
一体どういう落とし前をつけるのかがメチャ気になるから見に行くのは楽しみだけど、いったいどんなテンションで最後の総評を書くコトになるだろう。



 あ、ハカメモにアポカリモン実装おめでとうございます(これ書いてる途中で発表されたので適当)




■2018年2月06日 嫌いなデジモン

 最近バーチャルYoutuberの動画を見るので忙しくてすっかり更新が遅れてしまいました。
お金のかかった企業系は勿論、個人発信のモノでも扱うテーマや地力の高さで面白い人が続々出てきて良いジャンルだなぁ。

 俺も時間が有り余っていればデジモン布教のためにやりたかったくらいだけど、
俺はどうあがいても「デジモンを知っているごく一部への人向け」のモノしか作れなさそうだし、誰か他の人頼んだぜ。


 
 さて、先日巷をお騒がせしてしまった、「僕の私の嫌いなデジモンアンケート」について。

 元々以前から俺は「みんなの嫌いなデジモン」というテーマには興味があり、
先日のDIGIコレ6。そのアフター飲み会でこの話が少し出てきたので、「よっしゃ、この勢いでやったるか!」と突発的に始めました。

 ありがたいコトに俺が思っていたより食いつきが良く、2日ほど経って150人ほどの票を集めたところで、
公式サイドの人から「発表はやめない?」との声がかかったので、大人しく従い発表は中止とあいなりました。
アンケートに参加してくれた方々、結果発表を楽しみにしていた方や、コトの顛末を心配していた方々には改めてお詫びします。

 もちろん俺は発表する気で動いていたので、「待った」がかかったのは残念でしたが、
流石に公式サイドの人から直接的にたしなめられてしまったとなれば、従うのが人間のルールです。
もしここで俺が「知るか!俺は発表するんだ!」と動いていれば、もっと険悪でヤベーイ状況になっていたコトでしょう。


 今回の件に関して。
 当事者である俺自身は「炎上案件に発展する前に止められたボヤ騒ぎ」、
「公式からファンの活動が直接制止されたワケではなく、飽くまで提案に従っただけ」という認識です。

 そも、声をかけてきたのはデジモン公式全体の意向ではなく、スタッフ様一人の(悪く言ってしまえば)独断でしょう。
その真意も「今回の件が原因で、面白くない事態に発展する選んではいけない未来を避けるため」であろうコトは明白でした。
俺に対するリプライも、「俺というファンを以前から知っているから、話せば分かってくれる」と見越しての判断であったかもしれません。
今俺がこうしてノンキに日記を書けているのも、こうして何かが起きる前に止めてもらったからでもあります。
その件に関してはむしろ感謝しているし、俺個人としても、これからのデジモン制作を応援していく姿勢には変わりありません。
(…できれば、表沙汰にならないようDMかメールにしていただきたかったけど)


 実際のところ、発表を中止する決定を下したのは俺こと矛にあります。
責めるなら俺、厄介なテーマを取扱い始めた俺にしてほしいと思っています。


 そんなワケで、「嫌いなデジモン」の発表は中止となりました。
 
 ただ、正直なところ俺に「悪いコトをした」という罪の意識はありません。
こんなテーマの時点で荒れるコト、不快に思う人が出てくるってのは分かりきっていた話ですし、
別に誰かを不快にさせたくて始めたものでもありません。

 「嫌いな何かがある」というコト自体は、悪いコトではないはずです。
一人一人に「好き」があれば「好きじゃない」もあり、その「好きじゃない」の延長線にあるのが「嫌い」でしょう。
色んな理由で、色んな対象で誰にでも芽生え得る感覚であり、
コレを否定するコトは、それこそが暴力的で押し付けがましい悪意だと思います。
嫌いなものがあれば偉い、なければ偉いって話じゃなくて、「いてもいいし、いなくてもいい」のを分かってほしい。

 じゃあ何が悪いのかと言えば、「好きな人にまで、そのマイナスをわざわざぶつけるコト」ですね。
例えば「犬が苦手な奴は全員クズ」という理不尽なレッテル貼りと、
逆に、犬好きが集まっている所に「犬なんてクソ」とわざわざ言いに行くコト、その両方は悪いとされても仕方ありません、


 話を戻すと、俺は別にこのアンケートで「ヘイトを集めて、何かにぶつけたかった」ワケではありません。
ただ、
「今でもデジモンファンを続けているような人が、
 わざわざ”嫌い”に挙げるようなデジモンにはどんな奴がいて、どんな理由なのか」が気になっただけです。

 人間、自分一人の心や価値観には限界があります。
だから、「他の人がどう思っているか」というのは、何事にしても興味の尽きないポイントです。
他人の考えに触れて見識を広める、他人の意見を自分と照らし合わせて考えを確立させるコトは、非常に有意義なものだと考えています。


 今回の件に関して、「個人的には別にいいけど、公式がヘンな勘違いしたらイヤだからやめてほしい」という方もいました。
 無論、こちらとしては今回の集計結果は「嫌われているデジモンランキング決定版」…なんて形で、
なんらかのパワーを持ったデータにする気もなければ、公式に見せつけるつもりもありませんでした。

 元より俺が主催で、基本的には俺の元に集ってくれた人たちが対象になっているのだから、
その結果は「俺とある程度価値観を近しくしたバイアスがかかったもの」になるのも分かっていたので、公平性が薄いんですよね。
 実際、アンケート上位に来たのは大体どれも俺が過去コラムで「なんとかせぇよ」と触れていたデジモン達でした。
まぁ、それが完全に俺バイアスの結果なのか、本当にどげんかせんといかんデジモン達であったのかは分かりません。
(なお、俺が好きなデジモンや特に悪く思っていないデジモンにもちゃんと票は入っていたので安心してください)

 まぁ、公式の迷走まで面倒見切れるかよ!ていうか今までも十分大概だろ!と言いたいところですが、心配になるのは分かります。
デジモンヘッドラインのデジモン総選挙とか、公式が参考にしててもおかしくないですもんね。
(なら早くシャウトモンX7出して…)


 そういえば今回の中止を受けて、
「ポケモンは公式総選挙でドベのモンスターを発表したのにデジモンときたら」と言っている人もいましたが、あれは話がだいぶ違います。
(たぶん分かっててネタにしたんだと思いますがせっかくなので触れておきます。おにいさんゆるして)

 あっちは「人気投票をした結果、その最下位のポケモンまで判明してしまった」という流れであって、
別にバオッ◯ーが「ファンからもっとも嫌われたポケモン」というソースにはなり得ません。
なるなら「バ◯ッキーはファンからもっとも興味を持たれなかったポケモン」であって、細かいかもしれませんが大事な違いです。
…ていうかポケモンのあれ、上位種に配信権利がかかってたり、
投票システムの問題で「ア」から始まる奴に票が入りやすかったりしたから、面白い企画だったけど、純粋に人気のソースになるかと言われれば…ねぇ?



 ところで、公式側から打診はかかったんですが、ファンの間では大して荒れてなかったんですよね。
「投票したから結果が楽しみ」って人とか、「自分に嫌いなデジモンはいないけど、他の人がどんなのを挙げるか気になる」
って人がほとんどで、正直予想以上に平和にコトが運んでいてビックリしました。
こんなデリケートな話題なのに、みんなが上手い具合に語ってくれていたりして、ちょっと感動しました。


 もちろん、よく思っていなかった人はいたし、わざわざ口にしなかっただけで不快や不安に思った人もいたでしょう。
そんな人たちでも、俺に直接殴りかかってくるような人はいなかったので、その理性的な対応に感謝します。
 俺は基本的に自分のやってるコトは間違ってないと思いながら動いているので、
「意見が違えるコト」はもちろん残念ではあるのですが、こういう時にそっと距離を置いてくれる人はありがたいです。さようなら。


 
 さて、ここまで「自分は間違ってない」と言っておきながら何故公開は取りやめたのか。日和ったのか?
そのトリガーとなったのはやはり「公式からのお達し」ではあったのですが、
一番の理由は「もし炎上してしまったら、自分には責任がとれないな」というのをそこで改めて実感したからです。

 「嫌いな度合」「嫌いな理由」に特に条件をつけなかったのが功を奏して、
アンケート結果は実に多種多様で面白いデータを集めさせていただくコトができました。
 でもその中には、あまりにも赤裸々なモノも含まれていて、
当初の予定だった「全ての理由をそのまま掲載する」という形は取りやめざるを得ない状況になりつつありました。
でもみんなが素直な気持ちで投票してくれたのは嬉しいし、俺がイイカンジに編集すればなんとかなるだろう、と考えていました。

 ただ、ちょうどそう思案し始めていた所に天(システム)界から声がかかるコトで、
「悩み始めた頃にこう転がったというコトは、やめたほうがいいってコトなんだろうな」と判断しました。

 重ね重ね言いますが、公式側からの声には従うのがファンとして最低限のマナーです。
それに、第三者から見た「公式から止められた」という事実そのものに、色んなパワーがあります。
(先述したとおり、俺は「公式に止められた」という意識はないのですが、他の人もそう汲んでくれるとは限りません)


 「ファンの活動が公式側から止められる」というのは、犯罪レベルでもなければそうそうあるコトではありません。
そんな経緯を抱えた上で強行突破に至ってしまうと、心無い第三者からオモチャにされてしまう可能性は十分にありました。
「公式の言うコトも聞けない身勝手なファン」「ファンを束縛する公式」などと言われてしまっては、誰も笑顔になれません。

 「ンな大袈裟な」と思う人もいるでしょうが、
「自分の全然興味のないジャンルの話題が、ちょっとしたコトで炎上騒ぎになって耳に入る」なんてコトは体験したコトがあるでしょう。
今の世の中はネタに飢えています。
実際、「公式がファンの活動を阻害した」なんて話は面白おかしく取り上げやすそうなので、用心に越したコトはありません。
 せっかくのアンケートやデジモンが、そんなしょうもない方向から話題になるのは俺も避けたい事態でした。

 それに、公式が介入してなくても俺が勝手に炎上していた可能性も十二分に考えられます。
発表が中止となり、期待してくれていた方々には拍子抜けさせてしまいましたが、最悪の事態は防げたので、
とりあえずはこれで良かったんだと思っています。結局、俺の所にデータは集まったので俺はホクホクしています。


 そうそう、ページやツイッターでも言ってますが、発表はやめたものの、アンケートはまだ募集してるんですよね。
単純に「俺が読みたいから」ってだけですが、結果的に「公式から動きを止められてはいない証左」にもなってると言えます。
約束通り「公での発表」は中止になったんですが、今後何らかの形で活かせればいいなと考えています。



 ちなみに、発表ページはこんな感じにする予定でした。


デジモンコラム
僕の私の嫌いなデジモンキャラアンケート【発表編】




 この度は第1回「僕の私の嫌いなデジモンキャラアンケート」に多数の票を頂き、ありがとうございました。
様々な作品の様々なキャラクターに票が入り、
20年以上の歴史を持つデジタルモンスターシリーズの世界の広さを実感する結果となりました。
それでは早速、トップ3から見ていきましょう。


☆第1位  投票数:65535票
倉田明宏 (くらたあきひろ) 登場作品:デジモンセイバーズ
- よせられた声 - (※一部抜粋)
・大体こいつが悪い
・七 つ の 大 罪 を 犯 し た 男
・ベルフェモンを汚すな
・ナナミを送り出したことだけは評価する
・俺の親父に似ててつらい。ギズモンを大量生産したところとかそっくり。
・こいつと名前が同じせいで学校で番長にいつも殴られてるほんと最悪なんですけど
・聖の書いた自伝にも出てこなさそう
・もとの優しい丈に戻って

- コメント -
 デジモンセイバーズにおける3クール終盤までの悪役として登場した彼。
デジタルワールドに対して「人間=悪」の意識を植え付けた諸悪の根源的存在であり、
視聴者から見事にヘイトを集めていたのが窺え、納得の第1位と言えるでしょう。
及川やネオたちとは違い、最後までただの悪役で在り続けたコトからヴィランとしての人気も侮れません。
主人公・マサルとの最終決戦はカタルシスに溢れ、セイバーズのシナリオを引っ張った名悪役と言えます。
なお、よせられたコメントの多数はデジ文字で書かれていたためその紹介は割愛させていただきます。

☆第2位  投票数:42386票
四ノ宮リナ (しのみやりな) 登場作品:デジモンワールドリ:デジタイズデコード 他
- よせられた声 - (※一部抜粋)
・いくらなんでも出過ぎ。こんなのより最強テイマーのアキホちゃんを出すべき
・アキホとかいう無味無臭のキャラが出てくるよりはいいけど、流石に飽きた
・公式が「ウザカワイイ」とか言い出してからおかしくなった
・以前から見ていたある個人サイトが、急にこのキャラばかり取り上げるようになって苦手意識がついてしまいました。。。
・蹴られた所がまた痛む
・こいつのパートナーのせいでサイスルに出られなくなったの今でもほんと腹立つ。人生返して
・エンコード3巻はよ

- コメント -
 デジモンワールドリ:デジタイズデコードで戦列なデビューを果たし、女主人公も務めたキャラ。
パートナーにはブイモン→アルフォースブイドラモンという人気デジモンを構え、
サイバースルゥースやネクストオーダーなどにも出演している、色んな意味で露出の多いキャラです。
出番の多さや個性の強さからファンも多い彼女ですが、目立つ分だけ否定的な声も目立つ様子。
ヤスダ先生がサイスルにリナちゃん再登場と知った時「げっ」って反応だった話ほんとすき。

☆第3位  投票数:9999票
ヒョット博士 (ヒョットはかせ) 登場作品:デジモンワールド2
- よせられた声 - (※一部抜粋)
・クッソどうでもいいデジモン3体を捕まえてこいとか言って来る屑。死ね
・マップの妙に奥まったところにいるせいで見つけるまで無駄に時間かかった。死ね
・名前がもうウザい。死ね
・デジワー2をダンジョンRPGにしようと提案したのこいつってマジ?死ね

- コメント -
 死ね。



 ≪総評≫

 ご覧の通り、様々なキャラが様々な理由で嫌われているというデータが出ました。
しかし、「嫌われる」というコトはそれだけ注目されているコトの裏返しでもあります。
事実、このアンケートで上位に挙がるようなキャラクターは純粋な人気ランキングでも見かける名前ばかりです。
今は嫌っている人達も、ふとしたきっかけで魅力に気づいてファンになる日もあるかもしれませんね。

 問題は、ここでも名前の挙がらないような空気キャラクターの方にあると考えます。
彼らは嫌われていない以前に、「目立っていない」のです。
キャラクターとして生み出された以上、まずは「知ってもらう」コトが大事なのに、それすら為せていないものが大勢います。
せめてこれからの作品では、「空気」とだけネタにされるような無駄キャラが増えないコトを祈りたいですね。



 
 …こんな感じです。
まとめる際に気を付けようとしていたポイントは、

・必ず理由を併記する(ただ名前の羅列だと罵詈雑言と変わらない。理由が添えられるコトで、他人へ訴えかける読み物になる)
・俺がまとめコメントをつける(そのキャラの紹介や、フォローを兼ね、攻撃的な雰囲気を緩和)
・「嫌われてる奴は嫌われる熱量があるからマシ。本当に問題なのは空気」とまとめ(アンチがいるのは人気の証アピール)

 あたりですかね。
 また、「嫌いな作品」ではなく「嫌いなキャラクター」でしかないのもポイントだったと思います。
「嫌いな作品」だといくら理由を添えられても、「否定する部分」がデカすぎるので、それだけ攻撃的なイメージが強くなります。
これが「嫌いなデジモン」ぐらいだと、
例えば特定の作品でヘイトを稼いだだけのキャラなら、「今後の活躍に期待します」とそれだけ温情のある意見も増えてきます。


 そんなこんなで、「なるたけ多くの人が楽しめるコラムにまとめあげる」という気概はあったんですが、止められてしまっては仕方ない。
「止められたのは妥当だと理解しているが、未練も断ちきれない」という状況なので、ずるずる引き摺っているのは申し訳ないです。

 妥協案として、「好きなデジモンも併記する」とか、
「好きなデジモンの嫌いなところ」とかを挙げればどうだろう?と言ってくれてる人達もいたんですが、
今回あくまで俺が知りたかったのは「みんなの嫌いなデジモン」そのものだったんですよね。
同様に、「タイトルが直球すぎたのが良くなかった」という考えもあるんですが、ここは偽ってはいけない所だと思うので、やむなしです。


 ちなみに、俺も嫌いなデジモンを3体挙げて参加するつもりだったので、募集が終わった頃にまたここかどこかに書こうと思います。


 投票ついでに激励の言葉もいただいちゃったりしたりなんかしたので、
コラムネタが一つなくなった分、別の更新もぼちぼち進めていきたいところです。みんな、応援よろしくな!



掲示板で教えてもらった「せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ」
監督がタルスタのリーストサスルスのカーズリーでお馴染み松本慶祐さん、
キャラデザがハカメモの劇中アニメを担当している植草航さんで実質ハカメモのアニメ化なので、みんなも見よう!


 



■2018年1月24日 復活

 どうもツイッターだけでは「書き溜めておきたいコトを書くのには不向きだな」と思うコトが増えてきた。
自由に、気軽に書きこめるのがウリなのは間違いではないだろうが、
それは「やろうと思えばできる」程度の話で、実際にはタイムラインの流れであったり、文字数の制限であったりと感じる枷は少なくない。

 なにより読む側にとっても「後から見返す」コトの難易度が上がってしまうし、
タイミングを逃して、触れずに流してしまった、触れたのに伝わってない話題も増えてしまったように思う。

 となるとやはり、自分のペースで好きに書けて、尚且つ見返すのが簡単な場所というのがほしい。

 せっかくだから、この期にブログでもレンタルしてみようかとも思った。
ずっとホームページをやってきたので「ブログ」をまともに扱う機会はなかったけど、あの形式はあの形式で魅力的だ。
「訪問者は、ただひたすら新しい記事をチェックし、それを読めばいい」という、流れが定まった分かりやすさが良い。
自分で書くコトこそなくとも、こまめにチェックしているブログは今もいくつかある。

 でもまぁ、「どのブログをレンタルすればいいか」を決めるのが面倒そうだったのでやめた。
いざ借りるとなると、生来の中途半端な凝り性が発揮されて、結果牛歩になってしまう可能性が高い。それはよくない。

 ああそうか、日記を復活させればいいんだなと気付いたのが、つい一昨日くらいの話。
サイトのデータ自体は手元に残しているので、そこからテンプレを流用して、このページが出来上がった。
最後に日記を書いていたのは2013年らしいので、あれからもう5年ほどが経ってしまったらしい。ひょえー。


 最近はサイトの更新頻度が目に見えて落ちていて、
わざわざ来てくれた人を手ぶらで帰してしまってばかりだったのも気にはなっていた。
ツイッターばかりではなく、こちらを更新するコトで「サイトを見る意味」を少しでも維持していきたいなぁ。

 てなワケで、これからもここでぼちぼちと書いていこうと思います。
また飽きたり何かあったらすぐに消し飛ばすかもしんないけど。

 それと面倒なので、この日記は更新しても「トップページの更新履歴には書かない」方向でいきます。
サイトの更新って、「ファイルを開く→内容いじる→アップロードソフトでデータ転送」って流れでやるんだけど、
いちいち「ここを更新しました」ってためだけにトップのindexファイルを開くの、地味に手間なんだよね。

 一応、今回のここは「気軽に高頻度で更新していく」コトを目標にしていくので、
それが上手くいった時に更新履歴が「記 記 記……」で埋まるのもなんかイヤだし。



 さて、去年末ぐらいからパソコンがかーなーり不調で、年を越す頃にはめでたくブッ壊れたんだけど、
お友達に助けてもらってHDD交換オペで生き長らえて、おかげさまで今もこうしてネット廃人生活ができています。

 前までネットブラウザはIEをメインに使っていた
(特に拘りがあったわけではなく、最初に入ってるソフトだったからってのと、左にブックマークを常時表示できるのが好きだった)ところ、
今回いろいろあった流れでクロームに切り替えるようになりました。
前までは自分の環境、つまり「左にブックマークを表示した状態を基本」にしてサイトデザインを調整していたので、
今の時代にしては割と横幅が狭いであろうデザインだったんだけど、環境変化に合わせて、徐々に全体的にワイドに調整していってます。

 いざクロームで自分のサイトを見ると、テーブルタグの表示とかが想像図から乱れまくりでうへぇってなったけど、
なんとかゆっくりじわじわ直していくので、気長に待ってて下さい。


 とりあえず今回はこの辺で、次の更新では最近のデジモン展開とかについて、自分が思ったコトを少しまとめたいと思います。




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