デジモンコラム
史上初!攻略本限定キャラ図鑑 【ペンデュラム編】



 キャラ数が多いのでページを分割。 1ページ目はこちら

 Vジャンプブックスのペンデュラム攻略本シリーズは、ペンデュラム1~5の5冊が発売された。
(当時Ver.ZEROの本は発売されず、攻略情報は後に出たVジャンプブックスのディープロジェクト攻略本に収録)

 これらには博士っぽいキャラや調査員っぽいキャラが登場し、攻略情報について真面目にふざけながら解説してくれる。
読者には、「各登場デジモンがメガヒットを出すためのペンデュラム方法」についての解説部分が印象的だろう。
 メガヒット回数は攻略情報を調べて知ってしまうと実にあっけないモノだが、
このシリーズのキャラ達はそのメガヒット回数を求めて、面白おかしくまわりくどく解説してくれる。
(ペンデュラムのキモは「カウント回数」なのに、攻略本はやたらと「振るペース」を重要視する)

 イラストは、シリーズを通して吉田創氏が担当。
氏はカードバトルなどの攻略本でもイラストを手がけており、攻略本キャラを語る上では外せない人物だ。

 イラストは中々の量が描かれているが、人間キャラばかりでデジモンは一切描かれていない。
デジモンに関しては木下ともたけ氏のイラストが豊富に掲載されていたので、吉田氏までわざわざ描く必要はなかったのだろう。
それはいいとしても、キャラ描写が全て一枚絵とテキストによる構成で、漫画としては描かれなかったのは少し残念。

 さておき、ペンデュラム自体デジモンが流行っていた頃の商品だし、
キャラクターが本の裏表紙にも載っていたので、このシリーズの攻略本キャラは他より知名度が高い。…と思う。

◆バンダイ公式 [デジタルシリーズ] デジモンペンデュラム ネイチャースピリッツ(集英社)

 発売日:1998年12月8日

 シリーズ第一弾。「デジモン研究所」に所属する4人のキャラクターが登場。
全てのキャラクターイラストは全身図がフルカラーで収録されている。

 キャラとはあまり関係ないが、何故かこの本は登場デジモンの並び順がメチャクチャ。
属性の並び方もウィルス→ワクチン→データだし、トリケラモンよりピッコロモンが前だったりする。

 この本には、Vジャンプで「メカッピキポチ丸」などを連載していた菊池晃弘氏のイラストも掲載されているが、キャラに名前がないので割愛。

【デジモン研究所】

デジモンの生態を研究しているぞ!
デジモンの生態を探るためにつくられた機関。
博士と右の3人の他にも、たくさんの研究員が働いている


 本からそのまま抜粋したのでレイアウトの都合でアレですが、
このページ的には「左の3人」です。

 しかしまぁなんというか、色々とスゴい機関だ。
研究員もやたらコスプレしまくるし、「機関」だけあって金もあるのだろう。

 折角だし、こういうキャラや世界観を使ってコロコロやボンボン辺りで
コミカライズとかそーいうのがあれば良かったのにと思う。
(当時、コロコロやボンボンにもデジモン玩具の紹介ページはあったのです)

ペン=デュラム博士

世界的にも有名な、デジモンを研究する科学者だ。

 デジモン史上初の博士キャラ。
科学者キャラ自体はVer.Sで一足早く登場していたので危なかった。

 上の集合イラストでは隠れていて気付かなかったが、
頭の1本毛にリボンまでつけていてかなりアホっぽい。
 これは恐らく、博士が研究所内で「ナニモン」とあだ名をつけられ、
それを気に病んでなんとか印象を変えたかったのだが、
「大切な毛を切りたくない」との葛藤の末の苦肉の策だったのだろう。
不似合なバイザーも、涙を隠すための仮面だと推測される。

 曲がりなりにも博士なのでデジモンについては詳しいようだが、
本に書かれた研究(=攻略情報)は研究員の3人がメインなので、影が薄い。
(イラストも、集合絵と左の2枚しかない)

 博士の髪少ない…いや、数少ない出番に注目してみると、
3人に研究を丸投げしたりレポートにダメ出しをしているばかりで、
博士本人には本当にデジモンの知識があるのか疑わしい点が目立つ。
ただ「名前がおあつらえ向きだから」と研究所にスカウトされたお飾りの可能性がある。
 



出児瓦 文次郎(でじがわら もんじろう)

デジモン研究に体当たりで取り組む、熱血男児。

 デジモン史上初の胸に7つの傷を持つキャラ。
名前も見た目も暑苦しいが、こういうコテコテの熱血キャラってデジモンでは貴重だ。

 名前もそうだがファッションもデジモンを強く意識していて、
半裸、傷跡、外国っぽさ(=アメコミ)、ボロ布…と、身も心もデジモンに捧げた研究員の鑑。
熱血男児だけあって言動のテンションは高くてウザめだが、研究態度は割とマジメ。

 リポートを担当したのは
ゲコモン、トノサマゲコモン、ジャガモン、スターモン、トリケラモンの5体。
研究とは別に、個人的にはトータモンを育成していたようだ。

 ペンデュラムアドバイスは
・カエルのうたを大声で歌いながら
・殿様の衣装で扇子を仰ぎながら
・アウトドアスタイルでじゃがいもをすりつぶしながら
・ボクサースタイルでサンドバッグを殴りながら
・本体を持って猛ダッシュしながら
  …で行った。


ジャガモンを括り付けた棒でジャガイモを潰し、同族殺しを謀るド外道

 熱血キャラの御多分に漏れずモノ(リポート用紙)の扱いはガサツだが、
デジモンの名前を写植でなく手書きで行う姿勢は日本企業にはウケそう(適当)。


実験③は一体何をやったのか



マリナ=ジョグレット

ちょっとドジだけど、研究には一生懸命な女の子。

 デジモン史上初のドジッ娘。しかし特筆するほどドジ描写はない。
名前はジョグレスをもじっているが、ジョグレス機能について彼女は特に言及していない。
(尚、1回だけ「マリア」と誤しょ…呼ばれていたが、マリアと言えば聖母を指す言葉。
 こう見えて彼女は研究所の中では一目を置かれる存在なのかもしれない…?)


 機能紹介やデジモン紹介では一番槍を務めるコトが多く、研究熱心な印象。
特に、序盤の「ペンデュラムするってどういうこと?」という問いに対する
 ペンデュラムするということは、「本体を振る」っていう意味なの。
 ペンデュラムはモンスターをやる気にさせてるんだよ。
 簡単に言えば応援してるってことかな。

 という解答にはなんだか納得させられた。なるほどなぁ。
確かに、攻撃4回目の時にABCボタンを同時押しするよりは応援っぽいものな。
(初代デジモンの頃に流行った「勝つためのジンクス」)


この「3-6」が年齢の唯一の手がかり 小3はないとして、中3か高3か判断しかねる

 リポートを担当したのは
オタマモン、テントモン、トータモン、ゴツモン、ピッコロモンの5体。
個人的にもピッコロモンを育成していた。

 ペンデュラムアドバイスは
・カエル型水着を着て泳ぐマネをしながら
・「テントモン=10トモンだから」と謎ダジャレを披露しながら
・文次郎と共に、運動会の応援団のように応援しながら
・自ら考案した、手を上げたり下げたりする「ゴツモン踊り」をしながら
・実験が上手くいかずヤケになって手をバタバタ動かしながら
  …で行った。
 

やたら「10(テン)」を推してくるが、「テントモンの最小メガヒット回数は8なんだよ」と伝え辛い



二階堂 振一郎(にかいどう しんいちろう)

クールで頭が良く、みんなのリーダー的存在だ。

 デジモン史上初のメガネクールガイ。
なんとなくだが、ナイフの上だろうが歩きそうというか、
許せない現在(いま)を全て噛み砕きそうなオーラを強く感じる。
ノートパソコンを携えているので、光子郎やミレイの先輩とも言えるだろう。

 リーダー的存在だけあって、集めたデータやリポートは一番しっかりしている。
特に確証はないが、他の2人より1~2まわりは年上でもおかしくない。


しかしリポートでデジモンの名前を間違える
 
 リポートを担当したのは
クワガーモン、オオクワモン、カブテリモン、アトラーカブテリモン、モノクロモンの5体。
研究以外で個人的にデジモンを育成していたかは不明。

 ペンデュラムアドバイスは
・バーテンダーの恰好でカクテルのようにシェイクしながら
・「クワガタが羽ばたくように」と微妙にイメージし辛い例えを出しながら
・ジャケットを着て、フェンシングの剣に本体を結んで突きながら
・王様スタイルでなんかノホホンとしながら
・寝起きのだらけた格好で歯ブラシに本体を添えながら
  …で行った。
 

カッコいい!……のかな?


◆バンダイ公式 [デジタルシリーズ] デジモンペンデュラム2 ディープセイバーズ(集英社)

 発売日:1999年1月12日

 シリーズ第二弾には、「デジモン塾」の4人のキャラが登場。
残念なことにイラストの数はガクッと減った上、キャライラストのほぼ全てが上半身までしか描かれていない。
絵面的にも地味なイラストばかりで、研究所の芸人っぷりに比べると、やたら大人しくなってしまった。

 2以降、デジモンの並び順は属性や進化表にならった正しいモノに直された。
また、キャラクターの担当デジモンも「属性ごと」で分けられるようになり、キャラの名前もそれに合わせられている。

【デジモン塾】

デジモンテイマーになりたい少年少女たちがかよう私塾
出寺門先生が経営する、デジモンの知識を学ぶための塾。
一流のデジモンテイマーをめざす、たくさんの子供たちがここで勉強している。


 前弾の「研究所」から一気にスケールが落ちたが、このぐらいで丁度いいのかもしれない。
デジモンについて学ぶための塾…うーん、またもや少年漫画的だ。
子供に悪影響な施設としてバッシングされ、PTAとの抗争は避けられないだろう。

 生徒達の年齢設定は明らかにされていないが、
見た目やデジモン的に考えると、大体小学生4~6年辺りと見て間違いないはずだ。

出寺門 総一郎(でじもん そういちろう)

デジモン塾の塾長。デジモンのことならなんでもお任せ。

 デジモン史上初の塾長キャラ。
ド直球な名字と、キューピー人形のような髪型がトレードマーク。
(それにしてもこの名前、「デジモン」で変換や検索をしたりする時に
 やたら「寺門ジモン」氏の名前が出てくるあのイライラを思い出させてくれる)


 何故彼はデジモンに詳しく、それをわざわざ塾で生徒に教えているのか?
それは先生が、バンダイかウィズの回し者である説が濃厚だ。

 尚、デジモン研究所の「ペン=デュラム博士」が
口ばっかりの無能ハゲだった件にクレームでもついたのか、
今回は「塾長がペンデュラム法を教え、生徒が実践する」形式になった。
おかげで塾長がちゃんと指導を行っているのは分かったが、
今度は生徒の個性を殺してしまっているような印象を受けた。
各生徒による感想文的な部分が全然なく、
担当したデジモンについても特にコメントをしてくれないのだ。
生徒たちはガチでペンデュラムアクションについてしか触れておらず
「デジモン塾」というより「ペンデュラム塾」になってしまっている。
 これも、ペン=デュラム博士と何か関係しているのだろうか…?


先生のグラフは見やすいが、数値が全く参考にならない

 ちなみに、この本では先生のみ全身図イラストがある。一番需要ねーだろ!
 



和久地 院介(わくち いんすけ)


デジモンのすべてを知りたいと思っている元気な少年。

 デジモン史上初の鼻絆創膏キャラ。
名前はインパクトがあるが、性格は少し調子に乗りやすいぐらいで普通。
ペンデュラム2のキャラだからか、なんとなく釣りをしてそうな服装だ。
 
 ペンデュラムアドバイスはワクチン種である
ゴマモン、イッカクモン、ルカモン、ズドモン、ホエーモンの他、
ついでに1.5のテイルモンも担当した。

 ペンデュラムコメントは
・リズムをきざむ感じじゃな→「速すぎず遅すぎず、振りやすいペースだぜ!」
・やや速いペースがいいぞい→「このくらいの速さなら、まだまだいけるぜ!」
・ふつうに振るといいんじゃ→「やっぱりふつうの速さが一番振りやすいな!」
・かなりゆっくり振るんじゃ→「もの思いにふけながら振ってみたぜ」
・やや遅いリズムじゃな→「少しゆっくりペース こんな感じかなぁ」
・速すぎず遅すぎずじゃな→「このくらいの速さがバッチリだぜ!」

 先生も院介も、どう振ればいいのか読者にもう少し分かりやすく話してほしい。


何故



出江 多恵子(でえ たえこ)


デジモン育成に一生懸命な女の子。ちょっとドジ

 デジモン史上初の黒髪少女キャラ。
マリナと設定がコピペレベルで被っているが、ドジというよりは少しトロい系のようだ。

 ペンデュラムアドバイスはデータ種の
ガニモン、シードラモン、シーラモン、メガシードラモン、アノマロカリモンの他、
1.5のエンジェウーモンを担当。丁度女の子に女性型デジモンが当たった。

 ペンデュラムコメントは
・全力を出して振るんじゃ!→「息を止めて、ひたすら振ってみたよー!」
・やや速めに振るといいぞい→「お願いする感じで振るといいのかなぁ…?」
・限界速度を目指すのじゃ!→「息もできないくらい必死に振ってみたよー!」
・とにかくゆっくりじゃ!→「ゆっくりゆっくり…そっと振ろう…ムニャ」
・ややゆっくりペースじゃ→「このくらいがちょうどいい速さかもね!」
・フルパワーで振るのじゃ→「このくらい速く振らないとダメなの~!」



この子、やたら息を止めるのと語彙力が足りてないのが少し心配



ウィル=スタント


何事も勢いで乗り切る、アメリカ人の陽気な男の子。

 デジモン史上初のウザ外人キャラ。
いかにも「HAHAHA!ミーは○○デース」とでも言いそうだが、実際言うのでウザい。
ウィルス担当だから「ウィル=スタント」という名前も妙に覚えやすくてウザい。
性格は見た目通りに陽気でお調子者。ウザい。
星が描かれた青いシャツや灰色のズボンと、服装は後のタギルを彷彿とさせる。
(タギルが若干ウザキャラだったのは、服装からスタントの因子を吸収してしまったため…?)

 ペンデュラムアドバイスはウィルス種の
シャコモン、ゲソモン、オクタモン、マリンデビモン、ダゴモンの他、
1.5のホーリードラモンを担当。
折角アメリカ人なのに、オクタモン達に対してデビルフィッシュ的なコメントはない。

 ペンデュラムコメントは
・ゆっくり振るのがコツじゃ→「かなりゆっくり振るのがいいみたいデ~ス」
・やや速めに振ってはどうじゃ→「少し力を入れて速めに振るのがグッドデ~ス」
・ちょっを遅めをねらうんじゃ→「どっちのスピードでもОKみたいデ~ス!」
・少し激しく振ってみるんじゃ→「激しいダンスを踊れるリズムデスネ~!」
・超高速で振るんじゃ→「このくらいのスピードでいいんデスカ~!」
・速めのリズムで振るんじゃ→「腕のいい運動になる速さで振るのデスネ~」

 並べてみるとより一層ウザい。


そいつ(ダゴモン)って、たった4回でメガヒット出たような…
 





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